オデッセイに新グレードが登場!復活による変化と歴代の特徴を徹底解説
ホンダは、1994年に新しいミニバンのカタチとしてオデッセイを発表しました。セダンスタイルでワンボックスカーの良さを合わせ持った新しいコンセプトのミニバンです。5代目まで続いた後、2022年9月に生産終了しています。
2020年のビッグマイナーチェンジにより、どのように変化したのでしょうか。5代目オデッセイのマイナーチェンジ歴やグレード展開を振り返るとともに、今後の復活情報も紹介します。オデッセイの魅力をチェックしましょう。
※目次※
・5代目で生産終了したオデッセイは、2023年冬に改良モデルの発売により復活する予定
・5代目オデッセイは2017年と2020年にマイナーチェンジが施され、グレード展開が変化している
・年式によりデザインや性能などが異なるオデッセイをネクステージで比較してみよう
復活するホンダのミニバン「オデッセイ」
ホンダを代表するミニバン オデッセイは、1994年10月の登場以来多くのファンにより支持されてきました。しかし、2022年末に生産終了しています。
そのため新車が手に入らなくなっていましたが、うれしいことに2023年冬に復活するとの情報が発表されました。今後の発表に期待するとともに、オデッセイの魅力を振り返ってみましょう。
アメリカ向けに開発されたオデッセイ
オデッセイが開発されたきっかけは、1990年になされたアメリカン・ホンダ・モーター社長からの依頼といわれています。レジェンドのV6エンジンを搭載したミニバンをアメリカ向けに開発するプロジェクトです。
当時アメリカでは、車の高級化志向が浸透しつつあり、使い勝手が良く広い室内のミニバン人気が高まっている時期でした。
数年にわたり開発が続けられた結果、1994年に乗用車ベースの新しいコンセプトを打ち出したミニバンがオデッセイです。日本国内のミニバンブームを巻き起こした車として高く評価されています。
2023年に改良モデルとして復活を発表
オデッセイ5代目は、2020年にビッグマイナーチェンジを施し、販売台数を順調に伸ばしていました。しかし、惜しまれつつも2021年末をもって生産終了しています。
ホンダは2023年4月のニュースリリースで、オデッセイ改良モデルを2023年冬に発売すると発表されており、長く愛され続けてきたオデッセイはさらに高級感・重厚感あふれる雰囲気の車へと復活する予定です。
2023年7月現在はホンダの公式サイトでデザイン・性能・装備などを見られるようになっており、2023年秋に先行予約が開始されるためチェックしてみましょう。
オデッセイのグレード展開とマイナーモデルチェンジ歴
2023年冬に復活するオデッセイのグレード構成は、執筆時の2023年7月時点ではまだ発表されていません。分かっているのは、随所にブラックが効いて洗練されたBLACK EDITIONが設定されることです。
生産終了モデル5代目のグレード展開からどう進化するのか、期待が高まります。5代目のグレード展開をおさらいしておきましょう。
5代目発売時のグレード展開
オデッセイの5代目は、2013年11月に発売開始しました。パワートレイン・プラットフォーム共に刷新し、全体的に進化を遂げたモデルです。
グレードはB/G/G・EX/アブソルート/アブソルート・EXの5つがラインアップしており、全グレードでFFと4WDを選択可能となっています。ベースグレードBのみ8人乗りで、他のグレードは7人および8人乗りです。
最上級グレードアブソルート・EXには先進装備が搭載されており、上質かつエレガントな雰囲気です。2014年6月には、新たにスタイリッシュなエアロフォルムが魅力のG・エアロパッケージが追加されました。
初回のマイナーモデルチェンジ
5代目登場後、特別限定仕様車を発表したり一部仕様変更したりしてきましたが、2017年11月に5代目初回のマイナーチェンジが施されました。グレード構成はベースモデルをG・エアロ ホンダセンシングとし、アブソルート・ホンダセンシング/アブソルート・EX ホンダセンシングの3種類です。
全グレードに、ホンダセンシングの全8機能を標準装備しています。新しくなったバンパーやグリルを採用した力強いフロントデザインは、全グレード統一です。インテリアには、快適なドライブを演出する充実した装備を搭載しています。2列目プレミアムクレードルシートは、タイプ別設定が可能です。
2度目のマイナーモデルチェンジ
2020年11月には、ビッグマイナーチェンジを施しています。フロントグリル・ヘッドライトなどエクステリアデザインを大幅に刷新しました。さらに重厚感を増しています。
インテリアの快適装備もさらなる充実を図り、ラグジュアリー感ある佇まいです。ジェスチャーコントロール・パワースライドドアやハンズフリーアクセスパワーテールゲートなどの便利な機能を搭載しています。
グレード構成は、アブソルート/アブソルート・EXに加え、アブソルート サイドリフトアップシートおよびアブソルート助手席リフトアップシートの4種類です。リフトアップシートグレードは、リモコン操作によりシートを車外の低い位置まで下降できるため、年配の方や体の不自由な方の乗降を楽にサポートできます。
ビッグマイナーチェンジしたオデッセイのグレードや特徴の変化とは?
オデッセイの5代目に関して、2017年のマイナーチェンジを境に前期・後期と呼んでいる場合もあります、しかし、2020年のビッグマイナーチェンジ後を後期と呼んでいるケースが多い傾向です。
これら5代目後期のオデッセイと2023年冬に復活する改良モデルでは、どのように進化するのでしょうか。現時点で発表されている主な特徴を紹介します。
新フロントグリルの採用
2020年のモデルチェンジでは、フロントグリルデザインが大幅に刷新されました。薄型ヘッドライト・細いバーのようなフォグランプ・4本線のグリルなど、押し出し感が感じられる大型グリルデザインです。風格があるスタイリングと相まって、より力強さを感じる精悍な顔つきとなりました。
復活する改良モデルのコンセプトは精錬です。先代モデルよりややシンプルに感じられるものの、先代から受け継いだ風格や重厚感はそのままに、高級感あふれるミニバンとなっています。
システム系統の進化
2023年改良モデルでは、システム系統の進化が特徴です。ホンダ独自の先進安全運転支援システムのホンダセンシングには、新たな機能が追加しました。近距離衝突軽減ブレーキ・オートハイビーム・急アクセル抑制機能です。
車載通信モジュールのホンダコネクト対応ナビ装着車の場合、安心で快適なカーライフを満喫できるコネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」の利用が可能となっています。使い勝手に合わせて利用期間を選べるサブスクリプションサービスです。
ブラックエディションの登場
先行公開されている情報によると、2023年改良モデルには、グレード展開としてe:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITIONが設定される予定です。
フロントグリル・ドアミラー・アルミホイールなど、随所にブラックが施されたエクステリアデザインを採用します。本革シートのインテリアは、2列目両側アームレスト付き4ウェイパワーシート・シートヒーター・折り畳み式2列目シートセンターテーブルなどの快適装備が魅力です。
エレクトリックギアセレクターやワイヤレス充電器などの利便性高い装備により、先進的で高級感あふれる空間となっています。
オデッセイをすぐに欲しいなら中古車も検討しよう
2023年改良モデルの発売は、冬の予定です。新しいモデル発表のタイミングは、先代モデルをお得に購入できるチャンスと考えられます。
すぐに車が必要な場合やお得にオデッセイを購入したい方は、中古車購入がおすすめです。ガソリン車とハイブリッド車の中古車相場をチェックしてみましょう。
オデッセイの中古車相場
ガソリン車のネクステージにおける中古車相場は、現在下記表の価格を推移しています。2020年式以降の2WDは、まだ価格が高く300万円以上が相場です。2013年式や2014年式など、10年落ちのモデルは100万円前後で購入できます。
オデッセイ2WDの中古車相場 |
24万9,000円~427万9,000円 |
オデッセイ4WDの中古車相場 |
29万9,000円~274万7,000円 |
(2023年7月時点の情報です)
(参考:『オデッセイ(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
オデッセイハイブリッドの中古車相場
オデッセイのe:HEVモデル(ハイブリッド)は駆動方式は2WDのみの設定で、4WDはありません。マイナーチェンジした2017年式や2018年式は、300万円前後で購入できます。お買い得なハイブリッド車を探している方におすすめです。
オデッセイハイブリッド2WDの中古車相場 |
149万8,000円~480万9,000円 |
オデッセイハイブリッド4WDの中古車相場 |
ー |
(2023年7月時点の情報です)
(参考:『オデッセイハイブリッド(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージなら中古車のオデッセイが見つかる
車高が低いミニバンとして注目され続けているホンダ オデッセイは、現在生産終了しています。2023年冬の復活モデル登場を機に、オデッセイが気になる方も多いのではないでしょうか。
リーズナブルに購入したい場合は、中古車市場の動向をチェックしてみましょう。中古車販売で実績のあるネクステージをぜひご利用ください。
全国の中古車からWeb検索できる
ネクステージは全国に200以上店舗展開しており、総在庫台数3万台を取り扱っています。Webページでは、全国の在庫から条件を絞った車両検索が可能なため、欲しい車が探しやすくなっています。
気になる車が見つかった際は、無料で在庫確認や見積もりを依頼できます。最寄りのネクステージ店舗にお取り寄せして検討が可能です。実車を自分の目で確かめられるのは安心につながります。
長期保証への対応もある
全てのお客様に満足していただけるよう、ネクステージでご購入いただいた車両には無料保証を付帯しています。国産車・輸入車問わず、カーライフを楽しむ上での心配を軽減できるでしょう。
さらに充実した保証内容のメンテナンスパックも有料で付けることが可能です。長期利用を予定されている方向けの10年保証や低年式車向けの保証など、さまざまなご要望に合わせた保証もあります。
まとめ
ホンダ オデッセイといえば、ミニバンながらも低い車高を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。セダンのような快適な乗り心地と広い室内空間が両立した、他とはひと味異なるミニバンです。
生産終了した5代目は、モデルチェンジごとにグレード展開が異なっています。復活する改良モデル発表のタイミングで、お買い得にオデッセイを購入したいと思っている人は、ぜひネクステージをご利用ください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。