5代目レクサスRXの価格と魅力がまる分かり!中古車価格も要チェック
大型高級クロスオーバーSUVのレクサスRXは、レクサスの中でも人気の車種です。2022年にモデルチェンジをし、5代目となったレクサスRXの価格が気になる方もいらっしゃるでしょう。価格だけでなく、レクサスRXの特徴もチェックしておきたいポイントです。
そこでこの記事では、レクサスRXの価格を紹介するとともに、エクステリアやインテリアなど各項目に分けて特徴を深掘りします。5代目のレクサスRXには価格に見合った価値があるのか、購入を検討する際の参考になるでしょう。
※目次※
・5代目レクサスRXの新車価格は、664万円~900万円で先代よりも高くなっている
・5代目レクサスRXは、エクステリアから走行性能まで総合的に洗練されていて、ラグジュアリーSUVとしての魅力が増している
・新車価格が高いと感じたら、先代RXも狙える中古車がおすすめ!
レクサスRXは価格も見た目もラグジュアリーなSUV
5代目となるレクサスRXは、2022年6月に発表され、日本ではその年の11月に発売されました。ラグジュアリーSUVというジャンルを開拓したRXは、5代目でさらなる進化をとげています。まずは、レクサスRXの概要と気になる新車価格を確認していきましょう。
2022年6月に5代目が登場
2022年に5代目となったRXは、その魅力をさらに深めています。エクステリアからはラグジュアリーな雰囲気だけでなくスポーティさを感じられる点も特徴のひとつです。プラットフォームから一新された5代目には、ハイパフォーマンスのグレードが設定され、環境に配慮したプラグインハイブリッドも選択できるようになっています。
ただし、先代のRXに設定されていた6人・7人乗りのロングバージョンはなく、乗車定員は5人乗りのみです。
5代目レクサスRXの新車価格
ここでは、現行RXのグレードと新車価格を紹介します。
グレード |
新車価格(税込価格) |
RX500h “F SPORT Performance” |
900万円 |
RX450h+ “version L” |
871万円 |
RX350 “version L” |
664万円~705万円 |
RX350 “F SPORT” |
706万円 |
(2023年6月時点の情報です)
RX500hがターボエンジンと高出力のモーターを搭載したハイパフォーマンスモデルです。RX450h+がプラグインハイブリッドモデルで、ベースモデルのRX350“version L”は唯一2WDが選べるグレードとなっています。
先代のRXが513万円~796万円程度だったことを考えると、5代目はより高額なため購入を検討する方も多いようです。
なお、納車は現在も遅れている状況で、3か月~5か月ほどの時間がかかる車種が多いようです。RXの注文してからの向上出荷のめどに関して公式サイトでは、「詳しくは販売店にお問い合わせください」と明記されており、出荷のめどが立たないことがうかがえます。
5代目レクサスRXの価格以外の特徴【エクステリア編】
5代目RXは新車価格もアップしましたが、より魅力的なSUVに仕上がっているといえます。エクステリアは流麗なデザインとなり、横幅は先代よりもワイドになりました。ここでは、エクステリアに注目して、5代目レクサスRXの特徴的なポイントを解説します。
ボディサイズとデザイン
5代目RXのボディサイズは、先代よりも横幅がアップしています。具体的な差は以下の表で確認してください。ちなみに、4代目に設定されていたロングボディのグレード(RX450hL)については省いています。
|
5代目 |
4代目 |
全長 【mm】 |
4,890 |
4,890 |
全幅【mm】 |
1,920 |
1,895 |
全高【mm】 |
1,700~1,705 |
1,710 |
ホイールベース【mm】 |
2,850 |
2,790 |
車両重量【kg】 |
1,870~2,160 |
1,890~2,140 |
(2023年6月時点の情報です)
表を見ると、全幅が25mm拡大していることが分かります。全長は変わらず全高もほとんど同じです。ホイールベースについては、60mmもアップしているため、走行安定性が高くなっていることが想像できます。
デザインについては「スピンドルボディ」と称し、新たなレクサスの顔として発表されており、グリルからボディにかけて一体感を演出しています。
ボディカラーのバリエーション
5代目レクサスのボディカラーのバリエーションは、以下の通りです。
・ソニッククォーツ
・ソニックチタニウム
・ソニッククロム
・ソニックイリジウム
・グラファイトブラックガラスフレーク
・レッドマイカクリスタルシャイン
・ソニックカッパー(メーカーオプション:16万5,000円)
・テレーンカーキマイカメタリック
・ディープブルーマイカ
・ホワイトノーヴァガラスフレーク
・ヒートブルーコントラストレイヤリング(メーカーオプション:16万5,000円)
全部で11色用意されており、ラグジュアリーなものから個性的なものまで幅広い選択肢があります。ただし、グレードによって選べないボディカラーがある点やメーカーオプション設定となっている点に注意が必要です。
例えば「ヒートブルーコントラストレイヤリング」はRX500h“F SPORT Performance”とRX350“F SPORT”専用のメーカーオプションとなっています。
5代目レクサスRXの価格以外の特徴【インテリア編】
ここでは、5代目レクサスRXのインテリアについて解説します。室内寸法が先代よりも広くなっているのか、またシートやラゲージルームの特徴や使い勝手が分かるでしょう。シートにおいては、グレードごとに材質や機能が異なっているため、購入の際に把握しておきたいポイントです。
室内寸法とデザイン
レクサスRXの5代目と4代目の寸法を以下に示します。
(4代目のロングボディのグレードは省いています)
|
5代目 |
4代目 |
室内長 【mm】 |
1,915 |
2,095 |
室内幅【mm】 |
1,615 |
1,590 |
室内高【mm】 |
1,205 |
1,200 |
(2023年6月時点の情報です)
上記はトヨタが自社で測定したカタログ値です。室内長が小さくなっていますが、幅は広くなっています。室内高はほぼ変わりません。
インテリアで目につくのは、現在はやりの大型センターディスプレイです。また、視認性の高いカラーヘッドアップディスプレイが全グレードに標準装備されているため、運転時に重要な情報がすぐに確認できます。
ドアパネルからインパネにかけてつながるようなデザインをしており、ボタン類はきれいに配置され比較的シンプルでスタイリッシュな印象を受けます。
シートの特徴
シートはグレードにより素材が異なります。RX450h+とRX350“version L”のシートにはセミアニリンレザーが使用されており、RX500hとRX350 “ F SPORT”に使われているのはウルトラスエードの専用本革です。
シートの機能にも違いがあり、RX450h+とRX350“version L”にはより細かくポジション調整できる10Way調整式パワーシート(ランバーサポート4way)が採用されています。シートヒーターについては、RX350 “ F SPORT”以外のグレードで前後シートに標準装備され、RX350 “ F SPORT”は前席のみで、後席はメーカーオプションです。
ラゲージルームの容量や使い勝手
ラゲージルームは612Lの容量が確保されており、9.5インチのゴルフバックが4つ積載可能です。RAV4のラゲージ容量が580Lなので、それよりも若干余裕のある荷室です。
使い勝手に大きな特徴はありませんが、ワンタッチ式のトノカバーと、暗い環境で役立つLEDランプが3つ標準装備されています。またバックドアの開閉は、バンパー下部のセンサーに足をかざすことで操作できるため便利です。
5代目レクサスRXの価格以外の特徴【走行性能編】
5代目となるレクサスRXには、3つのパワーユニットがあります。パワーや燃費を重視する方もいらっしゃるでしょう。
ここでは走行性能に注目して、エンジンスペックやプラットフォームなどの特徴、先進的な4WD システムに紹介します。ご自身のカーライフにマッチする選択ができるよう、確認していきましょう。
パワーユニットの種類と出力・燃費性能
現行RXの中でもっともパワフルなグレードがRX500h“F SPORT Performance”です。ターボ付きの2.4Lターボエンジンと、フロントモーターそして水冷で高出力のリヤモーターを搭載しているため、トルクフルで伸びやかな加速が味わえます。
プラグインハイブリッドのRX450h+には、ノンターボの2.5L 4気筒エンジンを搭載しており、RX500hと違いフロントモーターのほうが高出力です。
ベースモデルのRX350にはモーターが搭載されていませんが、低回転域から力強いトルクを発揮する2.4Lターボエンジンにより、十分な加速力を発揮するでしょう。各パワーユニットの具体的なスペックについては以下で確認してください。
|
RX500h“F SPORT Performance” |
RX450h+ |
RX350 |
エンジン排気量 【L】 |
2.393 |
2.487 |
2.393 |
エンジン最高出力 【kW(PS)/rpm.】 |
202(275)/6,000 |
136(185)/6,000 |
205(279)/6,000 |
エンジン最大トルク 【N・m(kgf・m)/rpm】 |
460(46.9)/2,000~3,000 |
228(23.2)/3,600~3,700 |
430(43.8)/1,700~3,600 |
フロントモーター最高出力 【kW(PS)/rpm.】 |
64(87) |
134(182) |
― |
フロントモーター最大トルク 【N・m(kgf・m)/rpm】 |
292(29.8) |
270(27.5) |
― |
リヤモーター最高出力 【kW(PS)/rpm.】 |
76(103) |
40(54) |
― |
リヤモーター最大トルク 【N・m(kgf・m)/rpm】 |
169(17.2) |
121 (12.3) |
― |
(2023年6月時点の情報です)
プラットフォームやサスペンションの特徴
プラットフォームとは車の基本性能にも関わる骨格部分を指します。5代目RXでは、ハリアーなどで使用されているGA-Kプラットフォームを改良し、軽量化しつつ重心を下げた点が特徴です。特にリヤ部分を大きく変更し、サスペンション形状がダブルウィッシュボーン式からより路面追従性に優れたマルチリンク式に変わっています。
プラットフォームの改善とサスペンションの変更により、先代よりも運動性能が強化されコーナリング性や乗り心地が良くなっているのです。
4WDシステムの特徴
5代目RXでは、RX350“version L”以外のグレードですべて4輪駆動が採用されています。特に高性能な4WDシステムを搭載するのが、RX500h“F SPORT Performance”です。DIRECT4と名付けられたこのシステムでは、加速だけでなく減速時や旋回時、各輪の接地荷重に応じて駆動力と制動力を綿密に制御します。
これにより、加速時や制動時の姿勢変化が最小限となるため、快適性が向上しています。また、細かな制御により気持ちよくコーナリングできるので、走る楽しさにつながっている点もこのシステムの特徴です。
5代目レクサスRXの価格以外の特徴【装備編】
レクサス車は、車がただの移動手段ではなく高級感や快適性など、所有する喜びにつながる要素が魅力です。他にも、充実した安全装備が購入の決め手になる場合もあるでしょう。ここでは、レクサスRXの安全装備や機能、そして快適なドライビングにつながる要素を紹介します。
安全装備
5代目RXは安全装備がより充実しています。いわゆる衝突被害軽減ブレーキシステムに使用されているのは、ミリ波レーダーと単眼カメラ方式です。また、路肩にいる歩行者や自転車などを回避するための緊急時操舵支援や、交差点での衝突回避支援などが搭載されています。
さらに、リスクの先読みなど、危険な状況にならないようサポートしてくれるプロアクティブドライビングアシストも注目の安全装備です。ドライバーの脇見や居眠り時に警告する機能を標準装備するなど、より安心してドライブできる装備が整っています。
快適装備
5代目RXには、空調やシートヒーターなどを自動的に制御するレクサスクライメイトコンシェルジュが搭載されています。この機能により、運転席・助手席と後部座席で快適に過ごせるでしょう。
またメーカーオプションの「輻射ヒーター」を装備すれば、遠赤外線により運転席と助手席の足元がすぐに暖かくなります。寒さが苦手な方におすすめの快適装備です。
レクサスRXの中古車をネクステージで探そう
レクサスRXは新車での購入となると費用が高額です。また、納車時期もはっきりと分からないこともあり、中古車の購入を検討している方もいらっしゃるでしょう。
中古車販売店を全国に持つネクステージは、SUVも豊富に取りそろえています。Webサイトにアクセスし車種や年式などを絞ることで、狙っている車種が見付かるでしょう。ここでは、ネクステージで中古車を購入するメリットを紹介します。
お買い得な中古車を探してみよう
ネクステージは中古車在庫が約3万台あり、さまざまな車種を取り扱っています。取り寄せに対応しているため、全国にある在庫を購入候補に入れられる点が特徴のひとつです。レクサスRXの在庫も豊富にあるため、お気に入りの一台が探し出せるでしょう。
レクサスRXのネクステージにおける中古車相場は、89万9,000円~659万9,000円です。新車よりもお得に手に入れられます。(2023年6月時点の情報です)
(参考:『RX(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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手厚い保証でカーライフをスタート
ネクステージの販売車両には無料保証が付帯しており、国産車の場合、納車日から3か月以内、または走行距離3,000km以内が保証対象です。また、有料のサービスサポートへ加入することで、より安心してカーライフをスタートできます。
サービスサポートなら保証期間内において、エンジンのコンディション維持で重要なオイル交換が無料(回数に指定あり)です。無料点検も付帯していますので、ぜひ加入を検討してみてください。
まとめ
5代目となるレクサスRXは、ラグジュアリー志向でラージサイズのSUVです。価格は先代よりもアップしていますが、先進的な装備が魅力でニーズに応じてパワーユニットを選択できます。
新車に手が届かない場合は、ぜひ中古車を検討してみてください。ネクステージではレクサスRXをはじめ、豊富な種類の車種を取り扱っています。きっと希望に沿う車両が見つかるでしょう。
■この記事の執筆者
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。