日産のブランドロゴとは?最新デザインの特徴やデザイン変更の歴史
日産は2020年に新しいブランドロゴを発表しました。20年ぶりの刷新となり、デザインはデジタルとの親和性が高まるとしてシンプルな2Dとなりました。新しいロゴと同じ時期に登場したのがクロスオーバーEVの「アリア」で、多くの先進技術を搭載したアリアは日産の新しい基軸となるモデルです。
ここでは、これまでの日産のロゴや、同社の高級ブランドとなるインフィニティのロゴについても紹介していきます。日産のロゴがどのような変遷となっていたか分かる内容なので、ぜひご覧ください。
※目次※
・日産のロゴは2020年に新しくなり、2Dかつシンプルなものになった
・新しいロゴは2021年に予約販売がスタートした「アリア」から採用されている
・立体的な旧ロゴが付いた車ならネクステージで探してみよう
日産のブランドロゴは2020年に変わった!
日産のロゴは2020年の7月15日にリニューアルされました。新しいロゴのデザインは2017年夏から検討が始まり、急ピッチでデザイン案を作り上げたそうです。
新しい日産のブランドロゴは、親しみやすさやデジタルの親和性の良さも採用基準となっています。
日産の新しいロゴに込められた意味
まずは日産の新しいロゴに込められた意味からです。日産の新しいロゴは、太陽を意味する円の中に「NISSAN」の文字が配置されています。
ロゴ自体は新しくなりましたが、古くからの日産の信念を継承しています。日産は「至誠天日を貫く」という信念を掲げており、強い信念を持つことで道は開けるという理念を創業当時から大切にしていることが理由です。
2020年にリニューアルされる前のロゴは2001年に刷新されており、20年もの長き時間ののちに改変がほどこされました。これからは多くの車種に日産の新しいブランドロゴが採用されていきます。
日産はなぜロゴを変更したのか
古くからの日産の理念が起因となった新しいブランドロゴですが、この変更はデジタル媒体へのより良い適応を目的としています。新しいロゴにはイルミネーションがほどこされていますが、これはデジタル媒体によってロゴが映る機会が昔より増えたことが理由です。
SNSやデジタル広告など、デジタル媒体の発展によって昔よりも更にインパクトのあるロゴが打ち出せるようになりました。一方で紙媒体など、イルミネーションを反映できない状況ももちろんあります。
新しいロゴはデジタルフレンドリーかつ、イルミネーションが使えないシーンでも見る人の目にインパクトを残すことを念頭においてデザインされました。
日産のブランドロゴの歴史
日産の新しいデザインのロゴについてはこれまでにまとめた通りですが、過去の歴史も1度振り返ってみましょう。
日産のロゴはこれまで4回の変更があり、そのときのブランドのイメージに沿って平面であったり、立体的であったり、趣向を凝らしています。日産の歴代ロゴマークやロゴ変更の周期、また他社のロゴ変更の周期と比較してみました。
日産の歴代ロゴマーク
日産のロゴマークは代々変更されて現在まで来ています。同時に使用されるロゴマークは常にひとつで、複数のロゴマークが使われることはありません。新しくなったロゴは5つ目となり今までのものよりも更に現代的かつ先進さを感じさせるデザインです。
最初のロゴは1959年に使われ始めました。シルバー文字でNISSAN、背景は赤という今とは大きく違うデザインです。その後1983年、1990年、2001年にそれぞれロゴが変更されています。
1983年からのロゴにはある程度の統一感も見られます。共通して黒字、背景には白が使われており90年からはおなじみのサークルがデザインされています
ロゴの変更周期の目安
続いてロゴが変更される周期に着目してみましょう。2020年に最新のものに変更された日産のロゴですが最初にロゴがつくられたのは1959年のことです。
1959年からは24年後の1983年、そこから7年後の1990年、更に11年後の2001年、最後に19年後の2020年にそれぞれ変更されています。こうして見てみると周期と言えるほどの規則性はなく、それぞれロゴ刷新の必要性に応じて変更されたことがうかがえます。
日産の新しいブランドロゴはアリアから採用された
日産自動車は新しいブランドロゴを2020年の7月15日に発表しました。新型のブランドロゴは新しい時代においてもイノベーションを提供し続ける、日産の決意を表明しています。新しいロゴは「薄く、軽く、しなやか」をキーワードとし、上品で親しみやすく、デジタルとの親和性を意識しています。
この新しいロゴが現行車種には採用されていますが、最初に取り入れたのは2021年に発売された新型クロスオーバーEVの「アリア」でした。
2020年に発表された注目のクロスオーバーEV
日産の新しいクロスオーバーEV「日産 アリア」は、ニッサンインテリジェントモビリティの象徴となる車で、2021年6月に国内で予約販売が開始されました。
走行面での特徴はEVならではの「力強い加速」「滑らかな走り」「静粛性」になります。加えて、4WDの「4ORCE」は前輪と後輪にモーターを装備し、意のままのコーナリングや荒天時の安定性を実現しています。
バッテリー容量はB6モデルが66kWhでB9モデルが91kWhとなっていて、B6は航続距離最大で450km、B9は最大で610kmです。
使い勝手の良いサイズ感
アリアのボディサイズは全長4,595mm×全幅1,850mm×全高1,655mmとなっていて、使い勝手の良いミドルクラスのSUVに分類されます。同社のSUVとなるエクストレイルが全長4,660mm×全幅1,840mm×全高1,720mmなので、似たサイズなのが分かるでしょう。
グレードは2WDのB6リミテッドとB9リミテッド、4WDのB6 e-4ORCEリミテッド、B9 e-4ORCEリミテッドの4モデルです。モーター出力は2WDのB6が160kWで、B9が178kW、4WDのB6が250kWで、B9が290kWとなっています。最もハイパワーとなる4WDのB9は0-100km/hの加速が5.1秒とスポーツカー並の性能を持っています。
インフィニティのロゴデザインは?
インフィニティは、1989年にアメリカ市場に導入された日産の高級車ブランドで、トヨタのレクサス、ホンダのアキュラと並ぶプレミアムな存在として知られています。
日本では展開されていませんが、北米や中南米、欧州、アジア、オセアニア、中東、アフリカの一部の地域で販売しています。国内でブランドの展開はないものの、近年ではQ50(スカイライン)やQ70(フーガ)が一時的に販売されインフィニティのバッジが与えられました。
インフィニティとは
北米で1989年にスタートした日産のプレミアムブランドとなるインフィニティは、その後、台湾や中東に展開し、ロシア、中国、オーストラリアでも導入されました。ヨーロッパでも2000年代から事業展開を行なっていましたが、プレミアムブランドの競争が厳しいこともあり、2020年に撤退しています。
国内では上記のように、プレミアムセダンでエンブレムが採用されていたことがありましたが、2019年を最後に日産ロゴに統一されました。
インフィニティのロゴが持つ意味
インフィニティのブランドロゴは、1989年の発足当初から変わらず楕円の中に三角が入ったマークです。
意味合いとしては、無限の彼方へと向かう開けた道と富士山を表わすと言われています。
そしてインフィニティの英字表記は英語の「INFINITY」ではなく、イタリア語の「INFINITI」となっています。ただし、どちらも無限を意味しています。
まとめ
2020年から日産のロゴは、デジタルとの親和性を意識してシンプルなデザインとなりました。2次元のブランドロゴは「薄く、軽く、しなやか」がキーワードで、コネクティビティや電気自動車といった日産の先進性も表現しています。
この新しいロゴは新型のクロスオーバーEV「アリア」から採用されましたが、それまでの立体的なバッジが好きな人もいるでしょう。旧ロゴのバッジが付いた車は中古でしか購入することができないので、検討している場合はネクステージのWebサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。豊富な在庫の中からお気に入りの一台が見つかるはずです。
▼ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターやPRにも積極的に携わる。
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