日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

ネクステージのサイトを検索お気に入りを見る

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産 シルビアは2002年に生産が終了しており、2022年現在、新車購入はできません。しかし、いまだに根強いファンも多くいて、当時の新車の販売価格以上の中古車も出回っているほどです。

 

また、そろそろ日産 シルビアの新型は出ないのか、 と気になっている方もいるかもしれません。

 

今回は、日産 シルビアが2024年に復活するかもしれないという話題や、日産 シルビアの歴代モデルの特徴、また2ドアクーペの他モデルについても紹介します。

 

※目次※

1. 長い歴史を歩んだ日産シルビア

2. 日産シルビアの初代デザインが復活する?

3. ユーザーを魅了した歴代の日産シルビア

4. 日産シルビアのような2ドアクーペは他にもある

5. まとめ

 

■POINT

・欧州日産がBEVのシルビアを公開しており、2024年に復活の機運が高まっている

・日産の歴史的なモデルとしてファンに人気を得てきたシルビアの特徴

・現在手に入れやすい2ドアクーペは「日産 フェアレディZ」「スバル BRZ」「トヨタ スープラ」「レクサス LC」などがある

 

良質車、毎日続々入荷中!新着車両をいち早くチェック! >

 

長い歴史を歩んだ日産シルビア

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産 シルビアは1965年に初代が登場してから7代目まで発売され、どのモデルも高い人気を誇りました。しかし、排気ガスの規制や時代の流れとともに残念ながら2002年で生産が終了になりました。

 

そこでここでは、日産 シルビアの簡単な歴史と生産終了した理由、また、世界的にも注目された初代シルビアの魅力を解説します。

 

1965年に発売されたシルビア

日産 シルビアの歴史は長く、1965年に初代シルビアが発売されると1975年には北米市場を意識したスタイルを持つ2代目シルビア(S10)が誕生しました。さらに1979年には3代目シルビア(S110)を発売してヒットしました。

 

その後、4代目を経て1988年には歴代モデル最大の売上台数となった5代目シルビア(S13)に続き、順調に7代目まで販売され続けてきたシルビアですが、2002年には生産を終了しました。

 

生産終了の理由は平成12年度に行われた排ガス規制と、クーペボディの販売不振にあるようです。駆動方式がFRであり、デザイン性が高いことなどから現在もドリフト競技のベース車としても活躍し、世界的にも高い人気を誇っています。

 

初代シルビアは発売当時大きな注目を集めていた

初代シルビアは、1964年開催の東京モーターショーで発表され、ギリシャ神話に出てくる美しい女神であるシルビアを由来とした車名の通り、「宝石のカット」と絶賛された流麗なボディが注目を集めていました。

 

シャシーとエンジンはフェアレディ1600をベースにし、つなぎ目の少ないボディや、アルミ削り出しのラジエターグリル、レザーを贅沢に使ったインテリアなど職人によるセミハンドメイドで仕上げられました。

 

良質車、毎日続々入荷中!新着車両をいち早くチェック! >

 

日産シルビアの初代デザインが復活する?

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産 シルビアは2002年に生産終了となりましたが、実は初代の流麗なデザインをオマージュして復活する噂があります。しかも、パワートレインはBEV(Battery Electric Vehicle)で2024年ごろに発売されるのではと言われています。

 

ただし、「第46回東京モーターショー2019」や「Japan Mobility Show2023」では、新型シルビアについての展示はありませんでした。ここでは8代目シルビアの情報や日産のBEVのラインアップについて解説します。

 

初代シルビアをオマージュしたBEVのコンセプトカー

新型シルビアのヒントとなるのが、2021年に欧州日産が公開したフルエレクトリックであるBEVシルビアでしょう。

 

日産デザインヨーロッパのマシュー・ウイ―バー氏によると、未来のEVスポーツカーをデザインするにあたり、1965年に発売した初代シルビアを参考にしたと語っています。

 

それだけに、初代シルビアのデザインは当時としても際立っていたということが分かります。

 

現行BEVは3車種

2023年11月現在において、日産では「アリア」「リーフ」「サクラ」の3車種のBEVを販売しています。

 

また日産では電動車(e-POWER)というのもあり、「ノートオーラ」「ノート」「エクストレイル」「キックス」「セレナ」の5車種を販売しています。

 

BEVは、リチウムイオンバッテリーに蓄えられた電力でモーターを回して走行する車のことです。それに対して日産独自に開発したe-POWERは、発電用のエンジンを搭載しモーターを回して走行するため、走りはBEVと同じです。

 

良質車、毎日続々入荷中!新着車両をいち早くチェック! >

 

ユーザーを魅了した歴代の日産シルビア

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産 シルビアは海外での人気もあり、中古車価格は年々増加傾向にあります。大ヒットした5代目シルビア(S13型)は、当時たくさん走っていたものの、中古車市場でも少なくなってきました。

 

そこでここからは、1965年に発売された初代CSP311型から最後に生産されたS15まで、日産 シルビアの歴代モデルの特徴を解説します。

 

初代CSP311型の日産シルビア

初代シルビア(CSP311型)は、1965年から1968年まで生産されたモデルで、その後に続く7代目まで販売を続けた日産 シルビアの初代にあたります。1965年には第三京浜に「パトカー」として配備されたことで話題にもなりました。

 

2代目フェアレディと共通のシャシーを使い、全長3,985mm×全幅1,510mm×全高1,275mmのボディサイズを持つ2ドア二人乗りのクーペでした。

 

フルシンクロ式4MTにディスクブレーキなど最新技術が積み込まれ、当時では珍しいシートベルトも採用されています。当然ですが最新技術が搭載された車両の価格は高く、当時のセドリックよりも高額な120万円という車両価格でした。

 

セミハンドメイドと高額ゆえに生産台数はおおよそ550台と少なく、現在では非常に希少性の高い車になっています。

 

2代目S10型の日産シルビア

2代目シルビア(S10型)は、1975年から1979年まで生産されたモデルで、コンセプトとして北米向けの「セクレタリーカー(秘書の乗る車)」を掲げていました。

 

ベースには3代目サニー(B210型)が使われていて、全長4,135mm×全幅1,600mm×全高1,300mmのボディには北米テイストが加えられています。エンジンはL18型で、直列4気筒 SOHCのインジェクション仕様は最高出力115psを生み出し、トランスミッションに5速MTが採用されました。

 

販売価格はCSP311型と比べて若干安くなっていたものの、国内ではあまり人気を得ることはできず、北米の女性や中高年層の人気を獲得しました。

 

3代目S110型の日産シルビア

3代目シルビア(S110型)は、1979年から1983年まで生産されたモデルです。2代目S10型同様に、ベースにサニー(4代目)を使用し、初めはノッチバッククーペのみの販売でしたが、後に4ドアファストバック(ハッチバック)モデルも追加されました。

 

S110型は当時では特徴的な「センターピラー(Bピラー)」を持たないデザインであるハードトップで登場し、注目を集めることに成功します。

 

また「イルミネーションシステム」「専用設計のオーディオ」「国産初のドライブコンピューター」を採用するなど、最先端の技術を意欲的に取り入れました。その成果によりS110型は、月間販売台数4,000台以上の成功を収めます。

 

S110型のボディサイズは全長4,400mm×全幅1,680mm×全高1,310mmで、1981年のマイナーチェンジでは、FJ20E型とZ18ETのエンジンが追加されました。

 

4代目S12型の日産シルビア

4代目シルビア(S12型)は、1983年から1990年まで生産されたモデルです。ボディはクーペとハッチバックの2タイプあり、当時、流行していた、リトラクタブル・ヘッドライト(開閉式ライト)と、このモデルからリアサスペンションにセミトレーリングアーム式が採用されました。

 

クーペタイプのボディサイズは全長4,460mm×全幅1,670mm×全高1,330mmです。エンジンは3種類あり、その中でもターボを搭載したFJ20ETは、直列4気筒DOHC16バルブ仕様で最高出力190psを実現し、走行性能にも力を入れていました。

 

当時の日本ではあまり受け入れられないデザインであり、販売台数はそれほど振るわなかったものの、北米ではそれなりに人気がありました。

 

5代目S13型の日産シルビア

5代目シルビア(S13型)は、1988年から1993年まで生産されたモデルです。当時の日産の若い技術者や新入社員が主導となり開発された車で、グッドデザイン賞や1988年~1989年日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど高い評価を受けました。

 

S13型からは3ドアハッチバックが廃止され、ヘッドライトもリトラクタブル・ヘッドライトから固定ライトに変更されています。フロントストラット、リアマルチリンク式サスペンションに加え、4輪操舵システム「HICAS-Ⅱ」を初採用し、デートカーとしての用途だけでなく走りも楽しめる車でした。

 

ボディサイズは全長4,470mm×全幅1,690mm×全高1,290mmで、コンバーチブルモデルや共通のプラットフォームを持つ180SXも人気を誇りました。

 

エンジンはSOHCからDOHCにシフトし、初期型は全車1,800ccでNAとターボが用意されました。1991年のマイナーチェンジにより全車2,000ccとなり、SR20DET型ターボエンジンは205psを発生させパワーが強化されました。

 

6代目S14型の日産シルビア

6代目シルビア(S14型)は、1993年から1998年まで生産されたモデルで、好評だった5代目のS13型と同じく「J`s」「Q`s」「K`s」のグレードが用意されました。

 

S14型は衝突安全性や操縦安定性、居住性などの理由から、歴代で唯一3ナンバー車になったのが特徴で、ボディサイズ(K’s)は全長4,500mm×全幅1,730mm×全高1,295mmです。そのため、2ドアでありながらも後部座席は広く、快適な空間を実現しています。

 

エンジン型式はSR20DET、直列4気筒DOHC16バルブのターボ仕様で最高出力は220psとさらにパワーアップしたモデルです。海外向けでは240SXとしても親しまれ、後期には(K’s)アナログメーターがセンターコンソールに標準装備されました。

 

7代目S15型の日産シルビア

7代目シルビア(S15型)は、1999年から2002年まで生産されたモデルであり、現時点においてシルビアのラストモデルでもあります。

 

全長4,445mm×全幅1,695mm×全高1,285mmと、S14型でサイズアップしたボディはS15型で5ナンバーサイズへと戻りました。前モデルよりも足回りやボディ剛性、エンジンがアップグレードされ走行性能も向上しています。2000年にはコンバーチブルのヴァリエッタも登場しています。

 

エンジンはNAとターボがあり、中でもSR20DET、直列4気筒DOHC16バルブターボの最高出力は250psを誇り、トランスミッションには4速ATの他、日産 シルビア初の6速MTが用意されました。

 

良質車、毎日続々入荷中!新着車両をいち早くチェック! >

日産シルビアのような2ドアクーペは他にもある

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産 シルビアはすでに生産が終了しているため、新車で国産2ドアクーペに乗るのであれば、他の車の選択肢も考える必要があります。

 

そこで「日産 フェアレディZ」「スバル BRZ」「トヨタ スープラ」「レクサス LC」の4車種をピックアップしてそれぞれの簡単な特徴を解説します。どれもFRの2ドアクーペなのは共通していますが、乗車定員や価格などには大きな違いがあります。

 

日産の名車「日産 フェアレディZ」

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

日産 フェアレディZは、1969年に初代が登場してから、6代目まで続いている歴史の長い車で、GT-Rと並ぶ日産のスポーツモデルです。

 

ロングノーズ&ショートデッキのスタイルを継承し、クーペのようなデザインに見えますが、リアにバックドアを備えるファストバックの車で、現行モデルは2シーターのみの設定になりました。

 

エンジンは3LのV型6気筒で最高出力は405psを誇ります。新車の販売価格は5,398,800円からです。(2023年11月時点の情報です)

 

ボクサーエンジン搭載の「スバル BRZ」

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

スバル BRZは初代が2012年に登場し、現在は2代目となっている4人乗りのスポーツモデルです。スバルが設計開発と生産、トヨタが商品規格とデザインを担当した協業によって誕生した車であり、兄弟車としてトヨタ86もあります。

 

水平対向4気筒エンジンは2代目で排気量を2.4Lまで拡大し、最高出力を235psまでパワーアップしています。また、衝突を回避するアイサイトを全車に標準装備しました。新車の販売価格は3,300,000円からです。(2023年11月時点の情報です)

 

復刻した「トヨタ スープラ」

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

トヨタ スープラは、初代が1986年に登場してから2002年で一旦生産が終了し、2019年に5代目が登場しました。

 

今でも絶大な人気を誇る4代目よりも全長が140mm短い2シーターモデルとなり、歴代で初めて2L 4気筒エンジンもラインアップに加わえました。3L 6気筒ターボは387psの最高出力を誇りますが、エンジンはともにBMW製です。新車の販売価格は4,995,000円からです。(2023年11月時点の情報です)

 

高級ブランドの「レクサス LC」

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

レクサス LCは、レクサスブランドのフラッグシップモデルとして、2017年に登場しました。コンセプトカー「LF-LC」のデザインをモチーフとした乗車定員4名のラグジュアリークーペです。

 

パワートレインは最高出力477psを発生させる5L V型8気筒エンジン搭載の「LC500」と、世界初のマルチステージハイブリッドシステムを採用した、3.5L V型6気筒エンジン搭載の「LC500h」の2つがあります。新車の販売価格は14,000,000円からです。(2023年11月時点の情報です)

 

良質車、毎日続々入荷中!新着車両をいち早くチェック! >

 

PR人気のクーペをチェック

※価格は支払総額

 

まとめ

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

1965年に発売された日産 シルビアは2002年に販売を開始した最後のS15型まで、7代にわたって愛され続けてきました。

 

日産 シルビアは世代ごとに異なる特徴を持っており、特に5代目のS13からはドリフトやサーキット走行で人気があります。そのため、20年以上が経った今でも中古車は高値で取引されています。

 

2024年には新型シルビアがガソリン車ではなくBEVで発売されるという噂がありますが、どのようなスタイルで登場するのか気になります。

 

▼ライタープロフィール

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

鈴木博之

エディター/ライター

出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。

 

 

豊富なラインアップのネクステージ中古車情報をチェック!

いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。 ネクステージでは、他店に負けない数多くの中古車をラインアップしていますので、中古車の購入を検討されている方は、ネクステージの公式Webサイト上で最新の在庫状況をチェックしてみてください。また中古車購入に際して、ネクステージ独自の保証もご準備しております。お気軽にお問い合わせください。

 

良質車、毎日続々入荷中!新着車両をいち早くチェック! >

日産シルビアの初代デザインが復活する?登場の噂や歴史を振り返ってみよう

気になる車種をチェック

 

ページトップへ