ソリオにベビーカーは積み込める？子育て世代が気になる室内空間の特徴を紹介
「ソリオ」は、コンパクトなボディと広い室内空間を両立したモデルとして人気があります。子育て世代にも人気の高いモデルですが、ベビーカーを乗せられる広さがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ソリオの室内空間や荷室スペースの広さを解説します。ソリオの基本情報や特徴も紹介しますので、ソリオの使い勝手や魅力を見てみましょう。
※目次※
・スズキ ソリオは、ベビーカーを縦にも横にも積める広い荷室スペースを確保している。
・ソリオは、室内空間の広さと充実した収納スペース、乗り降りしやすいスライドドアなどの優れた機能性も魅力。
・ベビーカーを積み込める子育て世代にうれしい車は軽自動車にもある。
ソリオはベビーカーも積み込める！
スズキ ソリオは、取り回しの良いコンパクトボディでありながら、ゆったりとくつろげる広い室内空間を確保したコンパクトハイトワゴンです。
居住空間の広さだけではなく荷室スペースも十分に確保されているため、ベビーカーも楽に積み込めるでしょう。ここでは、ソリオの荷室サイズや仕様、ベビーカーの乗せ方を紹介します。
横積みも縦積みもできる
十分な荷室スペースを確保しているソリオは、通常タイプのベビーカーであれば横に倒した状態で積み込めます。後席を倒さなくても積み込めるため、チャイルドシートを乗せた状態で子どもとのドライブも楽しめるでしょう。
また、ベビーカーの種類によっては縦向きでの積み込みも可能です。荷室開口部分の高さで引っ掛かる可能性はありますが、室内高は開口部より高いため、ベビーカーの持ち手から入れると積み込めます。ベビーカーを積む側の視界が悪くなるため、横積みがおすすめです。
たっぷり積めるラゲッジスペース
ソリオの荷室スペースは、35Lのスーツケースを縦に5つ積み込めるほどの積載力があります。床面の長さ（奥行き）も十分にあるため、後席の足元スペースにゆとりを持たせた状態でも多くの荷物を積み込めます。荷室サイズは下記表でご確認ください。
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最大開口幅 |
1,075mm |
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開口高 |
980mm |
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床面幅 |
1,020mm |
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床面長さ（5名乗車時） |
550mm~715mm |
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床面長さ（2名乗車時） |
1,390mm |
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開口地上高 |
665mm |
また、荷室の床下にはサブトランクが用意されています。普段は使わない荷物を入れたり、ベビーカーなどの背の高い荷物を縦に積み込む際にも役立つでしょう。
ソリオは子育て世代も使いやすい小型乗用車
広い室内空間が魅力のソリオは、子育て世代にも使いやすく人気があります。しかし、ソリオの魅力は広さだけではありません。ここでは、ソリオの基本情報と概要、これまでの歴史を紹介します。ソリオの基本情報を知ることで、ソリオの特徴と魅力を確認しましょう。
（参考：『ソリオ（スズキ）｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
2005年にワゴンRワイドから車名変更したソリオ
ソリオは、ワゴンRワイドをベースにボディサイズを拡大したコンパクトワゴンです。2005年にワゴンRソリオから車名変更し、ソリオとしてデビューしました。ワゴンRよりも丸みのあるデザインとおしゃれなボディカラー、使い勝手の良さが特徴です。
2011年のフルモデルチェンジで登場した2代目モデルは、クラストップレベルの低燃費と広さを実現しました。その後は、専用デザインを用いた派生モデルの「ソリオ バンディット」や、ハイブリッドモデルも登場しています。
現行モデルは2020年に登場した4代目
2005年に登場したソリオは、2011年に2代目、2015年に3代目が登場し、現在は2020年12月に発売された4代目です。
4代目では従来のモデルから車体サイズの変更と居住空間・荷室共に拡大し、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」も進化しました。
ボディや足回りに防音・防振対策をしたことで、乗り心地と静粛性も向上しています。幼児がいる家庭でも快適に使えるでしょう。
ベビーカー以外にも！子育て世代にうれしいソリオの魅力
ソリオの魅力はベビーカーを積み込めるだけではありません。乗り降りのしやすさや収納スペースの使いやすさなど、使い勝手の良さと快適性に関してはコンパクトカーの中でも特に優秀です。
ここでは、ソリオに採用された快適な機能を紹介します。子育て世代にうれしい機能を中心に紹介しますので、参考にしてください。
全車標準装備している両側スライドドア
ソリオは、後席両側スライドドアを全車標準装備しています。グレードによっては両面または片面パワースライドドアも採用されているため、ワンアクションでドアの開閉が可能です。
スライドドアの振り出し量はわずか160mm、ドアの開口高は1,220mm、開口幅は640mmもあるため、狭い場所でもドアの開閉に気を使うことなく楽に乗り降りできます。加えてドアのステップ高は365mmと低く、乗降グリップも採用されているため、子どもや年配の方にもうれしい設計です。
室内移動しやすいウォークスルー
ソリオの室内は、フロントシートの間から後席に移動できるウォークスルー設計です。センターコンソールボックスがなく、運転に必要な機能は全てインパネに集約されています。
そのため、スライドドアから荷物を積み込み、外に出ることなく運転席への移動が可能です。
駐車場の幅が狭くて運転席ドアが開けにくいとき、雨の日などには大いに役立ちます。後部座席に乗っている子どもの元にすぐに行けるのも、子育て中の方にはうれしいメリットでしょう。
快適性を高めるサンシェードやサーキュレーター
ソリオには、室内空間の快適性を高めるさまざまな装備が採用されています。温度や室内の臭いなどで体調を崩す子どももいるため、室内の快適性が高いことは大きな魅力です。
ロールサンシェードやプレミアムUV＆IRカットガラスは、直射日光を遮り車内の温度上昇や不快感をやわらげてくれます。
スリムサーキュレーターは、空気を循環して車内の温度を均一化するため、快適な室内空間を作り出せるでしょう。リヤヒーターダクト、PTCヒーターなどを使えば、寒い日のドライブも快適です。
充実した収納スペース
ソリオは、収納スペースが多いことも魅力です。特に運転席周りの収納は便利で、手の届く範囲に多くの収納スペースを確保しています。
収納スペースは計15カ所です。荷室だけではなく居住空間にも多くのスペースがあるため、高い収納力があります。
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フロントオーバーヘッドコンソール |
インパネアッパーボックス（運転席） |
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運転席アンダートレー |
インパネアンダーボックス（センター） |
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ショッピングフック |
インパネドリンクホルダー（運転席・助手席） |
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インパネトレー（助手席） |
グローブボックス |
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運転席シートサイドポケット |
助手席シートアンダーボックス |
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リヤドアペットボトルホルダー |
助手席シートバックポケット |
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ショッピングフック（ラゲッジサイド） |
サブトランク（4WD車はアンダーボックス） |
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ラゲッジアンダーボックス |
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ベビーカーを積み込める車種は他にもある！
子育て世代が使う車には、乗り降りのしやすさや便利な収納スペース、広い荷室空間が必要です。ソリオにも十分備わっていますが、ベビーカーが積み込める車はソリオだけではありません。
ここでは、ベビーカーを積み込める広さと快適機能を持つ、コンパクトサイズの車を3車種紹介します。
スペーシア
スペーシアは、広い室内空間と快適性が魅力の軽自動車です。通常時の荷室スペースはソリオまで広くありませんが、後席を前にスライドすることでベビーカーの縦積み、横積みができます。
スペーシアの後席部分は足元に十分なゆとりがあることが特徴です。ベビーカーを積むために後席を少し前にスライドしても十分な広さを確保できます。
また、ソリオ同様、スリムサーキュレーターやロールサンシェードなども採用されているため、室内空間の快適性が高いことも魅力です。4WDモデルにはシートヒーターも標準装備されています。
（参考：『スペーシア（スズキ）｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
N-BOX
N-BOXは、広い室内空間と運転しやすい開放感が魅力です。室内空間の広さは軽自動車最大級で、パワースライドドアの採用により乗り降りもしやすくなっています。
荷室部分の開口高は120.5cm、後席を収納した際の荷室長は153.5cmです。通常時は、後席をスライドすることでベビーカーを縦または横に積み込めます。また、後席は座面を跳ね上げられるチップアップ式です。跳ね上げた状態にすれば、ベビーカーを畳むことなく収納できます。
充実した収納スペースや360度スーパーUV・IRカットパッケージも採用しているため、快適性の高さも魅力です。
（参考：『N-BOX（ホンダ）｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
タント
タントは、センターピラーインで大きく開くミラクルオープンドアが特徴です。運転席と助手席はロングスライドできるため、オープンドアからスムーズに運転席に乗車できます。優れた利便性と快適性で、ファミリー層から人気の高い軽自動車です。
荷室部分の開口幅は1,007mm、開口高は1,061mmで、後席を10cm程度前にスライドすればベビーカーを積み込めます。後席の足元部分もゆとりがあるため、ベビーカーの縦積みが可能です。
リヤドアサンシェードや360℃スーパーUV＆IRカットガラスも採用されていることなどから、室内空間の快適性の高さも魅力があります。
（参考：『タント（ダイハツ）｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
まとめ
ソリオは、広い室内空間や充実した収納スペース、大きく開くスライドドアなど、快適性の高いモデルとして人気があります。ベビーカーを縦積み・横積みしやすいことや、積み込んでもなお広い空間を確保していることも魅力です。子育て世代のファミリーも快適に使えるでしょう。
取り回しやすいコンパクトサイズで、ベビーカーを乗せられる広さを確保した車種は他にもあります。ご自身のライフスタイルや好みに合うモデルを見つけてください。
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【この記事の執筆者】
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。
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