スペーシアカスタムの内装とは？上質感あふれるインテリアをチェック

スペーシアカスタムは、スペーシアが持つ広い室内空間や安全性能はそのままに、上質さと華やかさを表現した車です。スペーシアとは違った魅力がありますが、内装はどのようにデザインされているのでしょうか。

 

この記事では、スペーシアカスタムの内装、スペーシアとの違い、グレードごとの違いを紹介します。最後までまで読むことで、スペーシアカスタムの魅力が分かり、どのグレードが適しているかが分かるでしょう。

 

※目次※

1.スペーシアカスタムは外装も内装も存在感があるモデル

2.スペーシアカスタムの内装

3.スペーシアとスペーシアカスタムの違いとは？

4.スペーシアカスタムのグレードごとの内装の違い

5.まとめ

 

 

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スペーシアカスタムは外装も内装も存在感があるモデル

スペーシアカスタムは、ファミリーユーザーからも人気の軽自動車「スペーシア」の派生モデルとして2013年6月に誕生しました。初代モデルから存在感のある力強いデザインが魅力で、ターボ付きでも燃費を犠牲にしない走りも魅力です。ここでは、スペーシアカスタムの歴史を簡単に紹介します。

（参考：『スペーシアカスタム（スズキ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

2013年に登場したスペーシア

スペーシアカスタムは、スペーシアの派生モデルとして誕生した車です。2013年3月、スペーシアの初代モデルが販売されます。コンセプト「広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン」を基に開発された初代スペーシアは、クラストップレベルの広い室内空間、乗降性に優れたパッケージが採用されました。

 

2013年6月、スペーシアが持つ基本性能の良さは変えずに、より存在感のある機能や装備を充実させたスペーシアカスタムの販売が開始します。ターボ付きでも低燃費を発揮する、スペーシアと同じくファミリーユーザーのニーズに応える車です。

 

2度のフルモデルチェンジを行っている

スペーシアカスタムは、2017年12月に2代目へとフルモデルチェンジが行われました。2代目は大型メッキフロントグリルやLEDヘッドランプが採用され、圧倒的な迫力を表現しています。存在感を高めるために、ワイドさを強調するアンダーグリル、LED加飾、サイドアンダースポイラーなどが採用されました。

 

現在販売されている3代目へとフルモデルチェンジしたのは2023年11月です。歴代モデルからの魅力である居心地の良い室内空間や安全性能などを磨き上げ、魅力をアップさせています。

 

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スペーシアカスタムの内装

歴代のスペーシアカスタムは、エアコンルーバーリングやドアハンドルにシルバー加飾を施すことでカスタム感を演出するデザインでした。

 

3代目にフルモデルチェンジされたスペーシアカスタムは、上質さと華やかさを持ち、落ち着いた雰囲気を感じられる内装デザインへと変わります。3代目スペーシアカスタムの内装をチェックしましょう。

 

ブラックを基調とした室内空間

スペーシアカスタムの内装は、ブラックを基調にしっとりとした質感のボルドー（ダークレッド）、光沢のあるピアノブラックの加飾が施された上質で落ち着いた雰囲気の内装です。

 

シート表皮には、見る角度によってブラックの中にボルドーの華やかさが見えるデザインを採用しています。華やかさと落ち着いた雰囲気を両立させることで、ホテルのラウンジにいるような乗り心地を実現しました。

 

質感だけでなく、室内空間の広さや利便性にもこだわっています。スズキ独自のプラットフォーム「HEARTECT」を用いて室内空間を広くした他、スライドドア開口部を大きく、持ち手部分を追加したことで乗降性が向上しているのが特徴です。

 

モードが選べるリアシート

スペーシアカスタムのリアシートには、マルチユースフラップが備わっています。マルチユースフラップは、リアシート座面の前部分を伸ばせる他、2段階の角度調整が可能な装備です。前後位置や角度によって3つのモードを利用できます。

 

オットマンモードは、リアシートに座る人が伸ばした足を乗せるオットマンとして利用できるモードです。乗員の体圧を分散できることから、リラックスしたドライブが楽しめます。

 

レッグサポートモードは、膝をフラップに密着させて利用するモードです。膝が密着することで体をしっかりと支えられるようになり、走行中の体への負担が軽減します。

 

荷物ストッパーモードは、リアシート上に置いた荷物が前方へ滑り落ちないようにするモードです。ブレーキ時に荷物が転がり落ちるような心配もなくなります。

 

使い勝手の良い収納スペース

「軽自動車は収納スペースが足りない」というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。スペーシアカスタムは、広々とした室内空間のさまざまな場所に収納スペースを備えています。以下は、フロントシート周辺に備わっている収納スペースです。

 

・オープントレー

・ドアアッパーポケット

・インパネアンダートレー

・インパネドリンクホルダー

・ビッグオープントレー

・インパネボックス

・アームレストボックス

・グローブボックス

・ドアポケット

・シートアンダーボックス

 

リアシート周辺には、クォーターポケットやシートバックポケットの他、パーソナルテーブルも備わっています。パーソナルテーブルは子どもの飲み物・タブレットを置けるようなデザインで、ファミリーユーザーにもうれしいポイントです。

 

荷室拡張時はフラット設計

スペーシアカスタムの荷室は低床設計のため、荷物の載せ降ろしもしやすいのが魅力です。低床設計かつ室内高さ1,415mmと高いことから、背の高い荷物も載せられます。

 

リアシートにはワンタッチダブルフォールディング機構を採用し、レバー操作で背もたれを前に倒すだけで荷室スペースの拡大が可能です。荷室側からでも操作できることから、スライドドアを開ける手間も必要ありません。

 

リアシートを格納して広がったフラットな荷室スペースは、27インチの自転車を載せられるほどの広さです。旅行やアウトドアなどの大きな荷物も載せられる収納力は大きな魅力といえます。

 

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スペーシアとスペーシアカスタムの違いとは？

スペーシアカスタムは、スペーシアの派生モデルとして誕生した車ですが、どのような違いがあるのでしょうか。スペーシアは「ワクワク感」と「心地よさ」、スペーシアカスタムは「上質感」と「華やかさ」を表現しています。内外装の違いを具体的にチェックしましょう。

（参考：『スペーシア（スズキ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

外観の違い

スペーシアは、ボディ全体を上下に分割する個性的なキャラクターラインを入れ、立体的な造形を表現しています。

 

ヘッドライトは、角を取った丸みのある親しみやすいLEDヘッドライトです。スペーシアカスタムは、フロントグリルやフロントバンパーガーニッシュ、バックドアガーニッシュにメッキをプラスすることで、上質さと存在感を表現しています。

 

スペーシアは14インチのスチールホイールが標準装備されますが、スペーシアカスタムは切削デザインが魅力の15インチアルミホイールが装着されるのが特徴です（グレード別）。

 

内装の違い

スペーシアにはステアリングヒーターが採用されていませんが、スペーシアカスタムには一部グレードに標準装備されています。

 

ステアリングヒーターは、ステアリングホイールに触れる部分を温める機能です。寒い日など、ステアリングホイールを通してドライバーの手を温め、運転の快適性をアップします。温度調整機能により、温まり過ぎることもありません。

 

スペーシアカスタムにのみ採用されるものとして、パドルシフトもあります。7速のシフトチェンジをドライバーの好みのタイミングで行えるため、車を操る楽しさを味わいたい方に最適です。

 

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スペーシアカスタムのグレードごとの内装の違い

魅力的な装備のあるスペーシアカスタムですが、装備の有無はグレードによって異なります。欲しい装備がある場合は、どのグレードに備わっているか確認しましょう。スペーシアカスタムで展開されているグレードは3種類です。ここでは、グレードごとの内装の違いを紹介します。

 

ハイブリッドGS

ハイブリッドGSは、スペーシアカスタムのエントリーグレードです。ステアリングホイールやシフトノブは、ベーシックなウレタン素材が採用されます。

 

寒い日の運転が楽になるシートヒーターは、4WD車限定の装備です。スピーカーの数も最低限に抑えられ、フロントに2カ所取り付けられています。

 

ハイブリッドXS

ハイブリッドXSは、スペーシアカスタムの中間グレードです。ステアリングホイールやシフトノブには本革が用いられ、内装の上質さがアップしています。

 

ステアリングヒーター、スリムサーキュレーター、マルチユースフラップなど、快適なドライブを実現する装備も備わっているのが特徴です。ハイブリッドGSでは4WD車のみ搭載されるシートヒーターも、ハイブリッドXSでは2WD・4WD両方に標準装備されます。

 

ハイブリッドXSターボ

ハイブリッドXSターボは、スペーシアカスタムの上位グレードです。ステアリングホイールやシフトノブはハイブリッドXSと同じ本革仕様ですが、ステアリングホイールにはパドルシフトが装着されます。

 

パドルシフトとは、指先操作のみでシフトダウン、シフトアップができる機能です。他の装備も、ハイブリッドXSと同じものが採用されています。

 

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まとめ

スペーシアカスタムは、低燃費で使い勝手の良いスペーシアをベースに、内外装デザインに存在感をよりアップさせた車です。寒い日の運転を快適にするステアリングヒーター、MT車のように運転する楽しさを味わえるパドルシフトなど、スペーシアカスタムのみ設定される装備もあります。

 

スペーシアカスタムのグレードは3種類です。ステアリングホイールやシフトノブの素材、スリムサーキュレーターの有無など、グレードによって装備も異なるため、グレード選びは慎重に行いましょう。

 

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【この記事の執筆者】

畠山達也
自動車Webライター

自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。

 

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