トヨタ シエンタのおすすめグレードは？特徴の違いをチェック

2003年に初代モデルを発売したシエンタは、ファミリー層を中心に多用途で使えるミニバンです。日常生活からアウトドアまで幅広いシーンで使える車ですが、どのグレードが最適なのか迷う方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、シエンタのグレード展開、それぞれの特徴と違いを解説します。共通する特徴と便利なアイテムも紹介しています。記事を読むことで自分に最適なグレードが分かり、具体的な利用シーンをイメージできるでしょう。

 

※目次※

1.トヨタ シエンタのおすすめグレードは？

2.シエンタのグレード間の違いに注目

3.どのグレードにも共通するシエンタの特徴

4.シエンタはグレードの違いに関係なく使えるアイテムが豊富

5.まとめ

 

 

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トヨタ シエンタのおすすめグレードは？

トヨタ シエンタには「X」「G」「Z」の3つのグレードがあり、さらに細かく分類すると全部で18種類にもなります。種類が豊富なため、グレード選びに悩む方もいるでしょう。ここでは、価格・装備・上質感の3つの観点からおすすめのグレードを紹介します。

 

価格を重視するなら「X」

価格を重視する方には「X」グレードがおすすめです。シンプルながらも日常生活の移動手段として、十分な性能を備えています。

 

ボディカラーは4種類で、インテリアカラーはブラック1色です。後部ドアには、ワンタッチでの自動開閉が可能なパワースライドドアを採用していますが、助手席側のみとなります。

 

他のグレードに比べて多くの装備が追加オプションですが、前方の静止物に対するパーキングサポートブレーキや衝突回避支援など、安全装備は充実しています。

 

充実した快適装備なら「G」

快適性を重視する方には、Xよりもオプションの選択肢が多い「G」グレードをおすすめです。

 

ボディカラーは、モノトーンに加えて2トーンカラーも選べます。Xグレードより5色多い全9色から選択可能です。インテリアカラーも、ブラックに加え「カーキ」を用意しています。パワースライドドアはXグレードでは助手席側のみですが、Gグレードでは両側です。

 

メーカーパッケージオプションとして、シートヒーターやステアリングヒーター、スーパーUVカット・IRカット機能付きプライバシーガラスなど、快適装備の追加が可能です。前方ドライブレコーダーやブラインドモニターなどは標準装備されています。

 

上質な質感を求めるなら「Z」

万全な予防安全装備や内装の上質感を求める方には、最上級グレードの「Z」をおすすめです。ボディカラーはGと同じ9色ですが、インテリアカラーは「フロマージュ」を加えた全3色に変わります。

 

ダークグレーメタリック×シルバーメタリック塗装のスチールホイール、金属調塗装のフロントグリルモール、オートレベリング機能付きのBi-Beam LEDライトなど、エクステリアも上質さを感じるデザインです。

 

インテリアには本革巻きステアリング、計器類にオプティトロンメーターが装備され、ドライバーの高揚感を高めます。

 

また、停止保持機能付きレーダークルーズやアクティブハイビームシステムなどの予防安全装置に加え、ドライバーの救命・救護をサポートする異常時対応システムも標準搭載です。

 

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シエンタのグレード間の違いに注目

シエンタは3つのグレードで異なる装備を搭載し、それぞれ車の特徴が異なります。各グレードの特徴を詳しく把握するには、主要項目別に比較すると分かりやすいでしょう。ここでは「価格」「カラー」「装備」「燃費」の4つの項目でグレードを比較します。

 

価格の違い

シエンタのグレードごとの新車販売価格は以下の通りです。

 

ガソリン車は2WDのみとなり、4WDの設定はありません。各グレード内の価格差は座席シート数の違いが理由です。シエンタでは全てのグレードで5人乗りと7人乗りシートのどちらかを選択でき、4万円の価格差があります。

 

ハイブリッド車は全グレードに2WDとE-Fourが用意され、E-Fourは2WDよりも19万8,000円高い設定です。ガソリン車と同様に、4万円差で7人乗りと5人乗りを選べます。

 

カラーの違い

シエンタで選択可能なカラーは、モノトーンが7色、2トーンカラーが2色で合計9色あります。GとZグレードはこの全9色から好みの色を選択可能ですが、Xグレードで選べるのはモノトーンの4色です。各グレードで選択可能なボディカラーは、下表でご確認ください。

 

装備の違い

シエンタのグレード別の主要標準装備の違いは以下の通りです。

 

燃費の違い

下の2つの表は、シエンタのガソリン車とハイブリッド車それぞれのWLTCモードでの燃費です。ガソリン車の場合は全てのグレードで同じ燃費性能ですが、シート数の違いにより0.1km/Lの差があります。

 

一方、ハイブリッド車では駆動方式により若干の燃費差があり、2WDの燃費はE-Fourより3km/L程度高性能です。ガソリン車とハイブリッド車では、2WD同士で約10km/Lの差があります。

 

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どのグレードにも共通するシエンタの特徴

シエンタは、広い室内空間とコンパクトな見た目が特徴です。この特徴を適えるのに重要なのが「ボディサイズ」「エクステリア」「インテリア」の3つの要素です。ここでは、全グレードに共通する3要素それぞれの特徴を解説します。

 

ボディサイズ

シエンタのボディサイズは下表の通りです。全高は駆動方式によって異なり、2WDよりE-Fourは20mm高くなっています。

 

室内寸法は下表を参照してください。7人乗りシート室内長は、5人乗りに比べて515mm長い設計です。

 

暮らしに馴染むエクステリア

狭い場所でも小回りがきくコンパクトさは、ショッピングなど日常生活での運転の快適性を高めます。荷物も多く積めるため、家族や友人との週末のアクティビティでも活躍するでしょう。

 

個性的なデザインのヘッドランプとリアコンビネーションランプにより、愛らしい車体に仕上がっています。Zモデルのリア側ライン形状テールランプとドット柄ストップランプは、周囲からの視認性を高めるのに効果的です。

 

XとGモデルのテールランプとストップランプは、ランタンの灯りのような柔らかい印象を与えます。

 

暮らしに寄りそうインテリア

シエンタの後部乗り込み高さは330mmと低く、サイドのアシスタントグリップにより子どもや高齢の家族でも乗り降りしやすいデザインです。室内高が1,300mmと高く、車内移動や子どもの着替えなどの際にも便利に使えます。

 

2列目シート・3列シート共にシートアレンジが豊富で、用途に応じて柔軟に変更可能です。自転車など大きい荷物も搭載できるので、アウトドアや旅行に便利です。車内の休憩や、仮眠を取る際にも役立つでしょう。

 

スマートフォンや飲み物などの収納スペースも豊富で、スマートフォン充電用USBポートも複数備えています。ハイブリッド車の場合、停電時にAC100Vのアクセサリーコンセントを使って電気製品に給電も可能です。

 

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シエンタはグレードの違いに関係なく使えるアイテムが豊富

シエンタは、日常生活から週末のアウトドアまで幅広い用途に活躍します。標準装備に加えて、用途に応じた便利なアイテムを追加すれば快適性はさらに向上するでしょう。ここでは、日常生活用途と車中泊用途それぞれに便利なアイテムを紹介します。

 

日常使いを便利にするアイテム

シエンタには、日常使いを便利にするアクセサリーが用意されています。車内で仮眠を取りたい時や室内をドレスアップしたい時に役立つアイテムは、室内カーテンです。内装カラーに合わせてグレーとアイボリーがあります。

 

助手席の背面には、後部座席に座る人が便利に使える、シートバックテーブルも装着可能です。600mlのペットボトルが収納できるカップホルダーを備え、使わない時にはそのまま折り畳んで収納できます。

 

買い物などで荷物を頻繁に運搬する際、シートが擦れる、液体が漏れて汚れてしまうなどのケースがあるでしょう。ラゲッジトレイを利用すれば、本体のシートを汚すことはありません。

 

車中泊に役立つアイテム

車中泊の際に役立つオプションは、荷室スペースに小さな収納スペースを作れるシステムバーやラゲージアッパーボードです。荷物が多い車中泊でも快適に過ごせるでしょう。

 

おすすめのアイテムでは、ラゲッジメッシュネットです。天井にネットを張り、その上に枕やタオルなどの荷物を収納できます。重い荷物は垂れ下がって邪魔になるため、軽いものだけ収納しましょう。メッシュネットは、収納スペースの荷崩れ防止にも使えます。

 

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まとめ

シエンタは、日常生活からレジャーまでさまざまなシーンに対応する車です。シエンタには「X」「G」「Z」の3つのグレードがあり、それぞれ装備や価格が異なります。また、燃費性能も駆動方式や乗車定員によって差があるため、用途や維持費を考慮して選びましょう。

 

シエンタには、車内空間をより快適にするアクセサリーが多数用意されています。市販のアイテムと組み合わせると、カスタマイズの幅がより広がるでしょう。

 

田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。

 

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