カムリの燃費はどれくらい？費用を抑える対策方法も解説します！

トヨタ カムリは、高級感のあるデザインと軽快な走りが魅力のセダンです。カムリはトヨタの技術を集約したハイブリッドシステムを搭載しており、燃費性能も高めています。カムリの燃費は、どのくらいの数値を発揮するのでしょうか。

 

この記事では、カムリの燃費性能や燃費を向上させる方法を解説します。ライバル車も併せて紹介しますので、カムリの購入を考えている方や低燃費のセダンを探している方は、ぜひ参考にしてください。

 

※目次※

1.カムリの燃費性能は？歴代モデルとの違い

2.知っておきたいカムリの走行性能

3.カムリの燃費に関わる2つの走行モード

4.カムリの燃費向上のためにできる対策

5.カムリのライバル車との違いは？燃費性能を比較！

6.まとめ

 

 

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カムリの燃費性能は？歴代モデルとの違い

初代カムリが誕生してから現在に至るまで、カムリは計9回のフルモデルチェンジを行っています。モデルチェンジを経ることで、燃費性能はどのように変化したのでしょうか。

 

ここでは、最終モデルのグレード別カタログ燃費と歴代モデルのカタログ燃費を紹介します。

（参考：『カムリ（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

最終モデルのカムリのグレード別カタログ燃費

カムリは2023年12月に生産終了となりました。北米では新型カムリが2024年春に発売される予定ですが、日本への導入はありません。現在新車でカムリは購入できませんが、最終モデルは中古車で購入できます。

 

以下は、最終モデルのグレード別カタログ燃費です。

 

歴代カムリとの燃費の違いは？

歴代カムリの燃費性能は以下の通りです。世代によって計測方法は異なりますが、燃費性能が向上していることが分かります。

 

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知っておきたいカムリの走行性能

カムリはトヨタのFFセダンの最上級モデルです。燃費性能にも優れていますが、カムリの魅力は走行性能にあります。ここでは、カムリの走行性能を紹介します。走行性能を支えるエンジンやハイブリッドシステム、車両構造の特徴を理解しましょう。

 

低燃費でも力強い走りの実現

カムリは、2.5L ダイナミックフォースエンジン（直列4気筒エンジン）を搭載しています。これは、吸気バルブの開閉を最適制御する「VVT-iE」や、高速で安定した燃焼に貢献する「直噴インジェクタ」「高効率吸気ポート」を採用したエンジンです。

 

小型･軽量・高効率化技術を取り入れたハイブリッドシステムと組み合わせることで、低燃費でありながら力強い走りを実現しています。

 

低重心で安定感のある走り

カムリは、TNGA（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）プラットフォームを採用し、重量バランスや車両安定性を高めています。重心を下げることで、横揺れが少なく安定した高速走行が可能です。

 

また、サスペンションに低速域における摩擦特性を適正化したアブソーバーを採用しており、優れた操舵性と上質な乗り心地を両立させています。

 

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カムリの燃費に関わる2つの走行モード

カムリの燃費を支えるのは、車両構造やハイブリッドシステムだけではありません。それが、ドライブモードセレクト（エコモード／ノーマルモード／スポーツモード）と、EVドライブモードスイッチです。

 

計4つのモードのうち、エコモードとEVモードが低燃費に貢献します。ここでは、それぞれの走行モードの特徴を確認しましょう。

 

エコモード

ドライブモードセレクトは、走行中に3つのモードを任意で選択できます。エコモードは、パワートレインとエアコンを燃費優先に制御するモードです。エコモードをONにすると、アクセル操作に対する車の反応やエアコンの稼働が穏やかになります。

 

ノーマルモードやスポーツモードと比べると加速力や応答性は下がりますが、燃料の節約には有効です。アクセルを踏んでいないときには、自動で減速トルクを抑えるAGC（オートグライドコントロール）が作動します。

 

EVモード

EVモードは、モーターだけで走行するモードです。低燃費に貢献するだけでなく、EVのようにエンジン音や排気ガスを出さずに走行できます。深夜・早朝の住宅街、屋内駐車場に適したモードです。

 

ハイブリッドシステムの状態やハイブリッドバッテリーの状況によっては、利用できない場合があります。モーターだけで長時間の移動は難しくスピードも出ないため、状況を選んで利用しましょう。

 

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カムリの燃費向上のためにできる対策

車の性能や機能だけでなく、ドライバーの使い方も燃費性能に影響します。そのため、実際の燃費とメーカー公表のカタログ燃費が一致するとは限りません。

 

カムリの燃費を向上させるには、どのような使い方を意識すればよいのでしょうか。ここでは、燃費向上のためにできる対策を3つ紹介します。

 

エコドライブを心がける

急発進や急停車は、燃費の悪化につながります。特に、ストップ＆ゴーが多い市街地は加速と減速が増えるため、車間距離にゆとりを持ち、穏やかな運転を心掛けましょう。

 

駐停車中の無駄なアイドリングも燃費には悪影響です。現在の車は基本的に暖機運転が不要なため、エンジンを起動したらすぐに出発しましょう。

 

また、エアコンの使用も燃料消費につながり、特に影響するのが冷房です。エンジンの熱を車内に流し込む暖房よりも、冷気を一から作り出す冷房のほうが燃費を悪化させます。燃費を抑えることも大切ですが、乗員が快適に過ごせることを最優先に考えましょう。

 

メンテナンスをきちんと行う

燃費の向上のために重要なメンテナンスは、エンジンオイルとタイヤです。エンジンオイルは、エンジン内の清浄や防さび、冷却、潤滑などの役割を持ちます。エンジンオイルの劣化や汚れは燃費を悪化させるため、半年または5,000kmを目安に交換が必要です。

 

タイヤの溝のすり減りや空気圧の低下は、地面からの抵抗力を高めます。エンジンパワーを浪費するため、定期的な空気の補充や交換が必要です。1か月に1回を目安に、タイヤの状態をチェックすることをおすすめします。

 

不要な荷物を降ろす

総重量が重いほど車の燃費は悪化するため、トランクにある不要な荷物を降ろすことで燃費は向上します。

 

アウトドアグッズやレジャー用品など、年に数回しか使わない荷物を載せたままにしている場合もあるでしょう。荷物によっては数十kgになることもあり、重量が増えるほど燃料を消費します。

 

車に載せるのは頻繁に使うものだけにして、それ以外は必要なときだけ積むように意識しましょう。

 

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カムリのライバル車との違いは？燃費性能を比較！

カムリ以外にも、燃費性能に優れたセダンがあります。ここでは、カムリのライバル車の燃費性能を見てみましょう。

 

紹介するのは「トヨタ クラウン」「トヨタ プリウス」「スバル WRX S4」「スバル WRX S4」「日産 スカイライン」「マツダ MAZDA6セダン」の5車種です。それぞれの特徴も紹介しますので、購入する際の参考にしてください。

 

トヨタ クラウン

トヨタ クラウンは、新時代の正統派セダンを目指したモデルです。内外装ともに水平基調のデザインで美しさを表現しており、細部の質感にもこだわっています。

 

エンジンタイプは、ハイブリッドと水素燃料電池の2種類です。ハイブリッド車のWLTCモード燃費は18.0km/Lとカムリよりは少し劣りますが、あらゆる車速域でダイレクトかつ高レスポンスな走りを発揮します。

 

水素燃料電池車（FCEV）のWLTCモード燃費は148km/kgです。ガソリン車並みの航続距離と、クリーンで伸びのあるドライビングフィールを実現しています。

 

トヨタ プリウス

トヨタ プリウスは、世界初の量産ハイブリッド乗用車として誕生したモデルです。流麗なエクステリアが特徴で、2023年1月に発売された新型モデルはよりスタイリッシュなプロポーションとなりました。

 

エンジンタイプは、プラグインハイブリッドとハイブリッドの2種類です。26.0km/L~32.6km/L（WLTCモード）と、カムリよりも優れた燃費性能を誇ります。「虜にさせる走り」をテーマにしたスポーティーで気持ちの良い走行性能も魅力です。

（参考：『プリウス（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

スバル WRX S4

スバル WRX S4は、2.4L直噴ターボエンジンを搭載したスポーツセダンです。アグレッシブな見た目からも高いパフォーマンスを感じられます。

 

STI Sport独自のチューニングを施したダンパーやステアリング、自動無段変速機「スバルパフォーマンストランスミッション」など、走りを追求した装備が豊富です。

 

燃費性能（WLTCモード）は10.7km/L~10.8km/Lと、カムリと比べて高い数値ではありませんが、スポーツ走行を楽しみたい方におすすめします。

（参考：『WRX S4（スバル）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

日産 スカイライン

日産 スカイラインは、日本を代表するスポーツセダンです。3.0L V6ツインターボを搭載しており、鋭いレスポンスと圧倒的なパワーを発揮します。

 

単純なパワーだけでなく、優れた乗り心地と操作性も魅力です。意のままに走ることを追求したダイレクトアダプティブステアリングにより、曲がるときはシャープで滑らかなハンドリングを、直進時は高い走行安定性を実現しています。

 

燃費性能（WLTCモード）は10.0km/Lです。ハイパフォーマンスモデルであることを考えると、許容できる数値といえるでしょう。

（参考：『スカイライン（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

マツダ MAZDA6 セダン

マツダ MAZDA6 セダンは、エレガントで上質な走りを追求したモデルです。美しく躍動的なフォルムや質感と造形美にこだわったインテリアは、大人の品格を感じさせます。

 

パワーユニットは、クリーンディーゼルエンジンと自然吸気ガソリンエンジンです。ガソリンエンジンは2.0Lまたは2.5Lのタイプがあるため、計3種類から選べます。

 

ガソリンモデルの燃費性能（WLTCモード）は14.2km/L~15.0km/L、ディーゼルモデルは17.0km/L~17.8km/Lです。カムリには劣りますが、ディーゼルモデルは単価が安いため、維持費で見ると差が縮まります。

（参考：『MAZDA6 セダン（マツダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

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まとめ

カムリは、世代を重ねるたびに燃費性能を向上させています。2023年12月まで販売されていた、最終モデルの燃費（WLTCモード）は21.6km/L~27.1km/Lです。

 

優れた燃費性能を実現していますが、ライバル車の中にはカムリより燃費が良いモデルやカムリとは異なる魅力を持つモデルもあります。購入するときは優先事項を明確にし、自分に合ったセダンを選べるようにしましょう。

 

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【この記事の執筆者】

中村浩紀　なかむらひろき
クルマ記事に特化したライター

現在4台の車を所有（アルファード・プリウス・レクサスUX・コペン）。クルマ系のメディアでさまざまなジャンルの記事を執筆し、2024年1月までに300記事以上の実績をもっている。

 

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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

 

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