運転免許更新の流れを確認しよう!時間や費用の目安と手続きの流れをご紹介
運転免許には有効期限が定められており、期間内に更新しないと失効して車を運転できなくなってしまいます。しかし、初めて更新を迎えるときなど、どのように更新手続きを進めれば良いのか分からず不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、免許更新の流れや手続きに必要なものなどを紹介します。免許更新の手続きができる場所やかかる時間についても解説するため、併せてご参考にしてください。基本的な流れを知っておけば、期限が近づいてから慌てることを防げるでしょう。
※目次※
・免許更新は必要なものを持って更新施設で手続きするだけでOK。流れがシステム化されているのでスムーズ
・免許更新を忘れてしまい運転免許が失効しても、状況次第ですぐに再取得できる
・免許更新のタイミングは車の買い替えを検討するグッドタイミング。好みの車を探してみよう
免許更新の流れは難しくない!
免許更新の流れは難しくないため、億劫に感じる必要はありません。法令によって指定されている期間内に、必要な手続きを行えば新たな免許証が交付されます。
ここでは免許更新の具体的なタイミングと手続きの概要をチェックしましょう。事前に一通り確認しておけば、必要な手続きをスムーズに進められます。
タイミングは有効期間で決まる
運転免許証の更新は、道路交通法第101条第1項によって「有効期間が満了する日の直前に到来する誕生日の1ヶ月前から有効期間が満了する日までに行う」と定められています。
有効期間の満了日は誕生日の1ヶ月後であるため、誕生日の1ヶ月前から誕生日の1ヶ月後までの間に手続きが必要です。
更新期間が近づくと公安委員会から更新連絡ハガキが送付されますが、郵便事故などで届かないリスクもあります。失効を防ぐためにも、更新時期は忘れないようにしましょう。
検査や講習がある
運転免許を更新するときは、各都道府県の公安委員会が指定する場所で必要な手続きを行わなければなりません。免許更新の具体的な流れは以下の通りです。
1.免許更新を行っている施設に行く
2.更新申請をする
3.適性試験を受ける
4.更新時講習を受講する
5.免許証の交付を受ける
免許更新時には適性試験や更新時講習を受けなければなりません。更新時講習を実施している時間は施設によって異なるため、状況によっては待ち時間が発生し、手続きが完了するまでに時間がかかります。
免許更新の流れ【時間と費用の目安】
運転免許を更新するときには、ある程度の時間と手数料が必要です。ここからは、具体的な手数料の額や更新手続きにかかる時間をチェックしましょう。
施設の混雑状況によってはここで紹介する以上に時間がかかる可能性もあるため、時間に余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。
免許更新の手数料
免許更新にかかる手数料の合計額は、講習区分によって異なります。講習区分と手数料の関係は以下の通りなので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
講習区分 |
講習手数料 |
更新手数料 |
合計支払額 |
優良運転者 |
500円 |
2,500円 |
3,000円 |
一般運転者 |
800円 |
2,500円 |
3,300円 |
違反運転者 |
1,350円 |
2,500円 |
3,850円 |
初回更新者 |
1,350円 |
2,500円 |
3,850円 |
高齢者講習等終了者 |
0円 |
2,500円 |
2,500円 |
これらの手数料は、更新手数料の支払窓口で納付する必要があります。警察手数料の支払いには現金・クレジットカード・電子マネー・QRコード決済が利用できますが、免許更新時はQRコード決済が利用できない点に注意しましょう。
講習にかかる時間
更新時講習(法定講習)の時間は講習区分によって決まっており、具体的な時間は以下の通りです。
講習区分 |
講習時間 |
優良運転者 |
30分 |
一般運転者 |
1時間 |
違反運転者 |
2時間 |
初回更新者 |
2時間 |
区分によって講習を行っている時間も異なり、状況によっては待ち時間が発生するケースがあります。予想以上に時間がかかる可能性があるため、免許更新に出向くときは十分な時間を確保しておきましょう。
また、講習区分によっては試験場でしか免許更新できません。自分が該当する講習区分に対応している施設がどこかを併せて確認することをおすすめします。
免許更新の流れ【持ち物】
運転免許を更新するときには、あらかじめ必要なものを準備して持参しなければなりません。状況によっては、通常の更新手続きとは異なるものを用意する必要があります。
ここからは免許更新に必要なものについて詳しく紹介しますので、持参し忘れて出直すことにならないためにも、事前に一通りチェックしておきましょう。
必要書類の一覧
運転免許を更新する際に持参が必要な物は、「運転免許証」です。更新申請書は各施設で配布しているため、通常の更新であれば運転免許証があれば手続きを行えます。ただし、状況によっては以下の書類が必要です。
・高齢者講習終了証明書(70歳以上74歳以下の方)
・認知機能検査結果通知書、高齢者講習終了証明書(75歳以上の方)
・写真(持参写真で運転免許を作成する方)
・住民票(更新と同時に記載事項を変更する方)
・在留資格を確認できる書類(外国籍の方)
必要な書類は上記の通りですが、運転免許に条件が付されている方は、条件に応じて適性試験に使用する眼鏡や補聴器などを持参しましょう。
申請用写真の規定
通常、運転免許を更新するときに申請用写真を提出する必要はありません。しかし、以下の条件に該当する場合は申請用写真が必要なため、事前に準備しておきましょう。
・更新と再交付の手続きを同時に行う場合
・併記の申請をする場合
申請用写真は以下の条件を満たしている必要があります。不適切な写真を用意すると撮り直しになるため、提出前に確認するのがおすすめです。
・サイズが縦30mm・横24mmである
・無帽(宗教上・医療上の理由がある場合を除く)で撮影している
・正面を向いた上三分身のものである
・無背景である
・申請前6ヶ月以内に撮影している
持参した写真で免許証を作成したい方は、申請用写真に加えて上記の条件を満たす写真をもう1枚用意する必要があります。
免許更新の流れ以外に押さえておきたいポイント
免許を更新するときには、手続きの流れや必要書類以外にも押さえておきたいポイントがいくつかあります。
ここからは特に迷いがちなポイントとして、手続きに影響するものを2つピックアップして見ていきましょう。それぞれ事前に確認し、疑問を解消しておくのがおすすめです。
満70歳以上になると必要な手続きが増える
運転免許証に記載されている有効期間の末日時点で満70歳以上になる方は、一般的な更新手続きと流れが異なります。具体的な免許更新の流れは以下の通りです。
年齢(有効期間満了日時点) |
70歳以上74歳以下 |
75歳以上 |
更新手続きの手順 |
1.有効期間満了日の6ヶ月前以降に高齢者講習を受ける 2.更新期間が始まったら更新手続きを行う |
1.有効期間満了日の6ヶ月前以降に認知機能検査・高齢者講習を受ける 2.対象者は運転技能検査を受ける 3.更新期間が始まったら更新手続きを行う |
70歳以上になると高齢者講習の受講義務が発生し、終了しないと免許を更新できません。75歳以上になるとさらに認知機能検査が追加されます。
認知機能検査の結果によっては運転免許の取り消し処分を受ける可能性があるため、注意しましょう。75歳以上で特定の違反歴がある方は別途運転技能検査を受けなければならず、これに合格しないと免許を更新できません。
手続きに時間がかかる可能性があるため、70歳以上になる方は6ヶ月前になったら速やかに準備を進めることをおすすめします。
施設によって開庁時間が異なる
運転免許を更新できる施設はいくつか設置されていますが、施設によって開庁時間が異なります。
免許更新するには開庁時間内に手続きする必要があるため、後日出直すことにならないためにも、事前に開庁時間をチェックしておきましょう。一例として、警視庁が設置している施設の開庁時間は以下の通りです。
施設 |
開庁時間 |
運転免許試験場 |
平日:8:30~16:00 日曜:8:30~11:30 13:00~16:00 |
運転免許更新センター |
平日:8:30~16:00 |
指定警察署 |
平日:8:30~16:30 |
いずれの施設も土曜・休日は閉庁日となっており、日曜日に開庁しているのは運転免許試験場のみです。更新区分によっても利用できる施設や手続きできる時間が異なり、違反運転者や初回更新者は運転免許試験場に行く必要があります。
免許更新の有効期間が過ぎた場合の手続きの流れとは?
有効期間満了日を失念していたり、入院中だったりして期間内に更新できないケースもあります。更新期間内に運転免許証の更新手続きを行わなかった場合、資格が失効するため再取得しなければなりません。
しかし、条件に応じて再取得に必要な試験が免除されます。状況によっては学科試験・技能試験を受けずに免許を再取得可能です。
ここでは失効後の経過日数ごとに必要な手続きを紹介します。免許をスムーズに再取得するためにも、期限切れに気付いたら速やかに手続きを進めましょう。
失効後6ヶ月未満の場合
失効後6ヶ月未満はうっかり失効とも呼ばれ、所定の手続きをすることで本来再取得に必要とされる学科試験・技能試験の両方が免除されます。適性試験のみで免許を取得できるため、以下のものを用意して手続きしましょう。
・住民票(本籍・国籍等が記載されているもの)
・失効した運転免許証
・申請用写真
・高齢者講習終了証明書(70歳以上の方)
手続きできるのは運転免許試験場のみです。更新ではなく新規受験扱いとなり、平日しか手続きできない点に注意しましょう。
失効後6ヶ月以上1年未満の場合
失効後6ヶ月以上1年未満経過している場合は、学科試験・技能試験免除で仮免許を取得できます。試験場に行って適性試験を受けることで仮免許を取得できるため、以下のものを用意して手続きしてください。
・住民票(本籍・国籍等が記載されたもの)
・失効した運転免許証
・申請用写真2枚
仮免許を取得した後は本免許を取得する必要があります。一例として、普通免許を取得する場合は以下の手順で試験を受けます。
1.仮免許を取得する
2.指定された時間の路上練習を行う
3.試験場で適性試験・学科試験を受け、合格したら技能試験の予約をする
4.技能試験を受けて合格する
5.取得時講習を受講する
6.運転免許証を取得する
失効してから時間が経過すると試験を受ける手間がかかるため、早めの更新を心がけましょう。
失効後6ヶ月以上3年未満経過していてやむを得ない事情がある場合
失効後6ヶ月以上経過していても、失効後3年未満でやむを得ない事情があると認められる場合は再取得が簡単になります。ここでいうやむを得ない事情の一例は以下の通りです。
・入院
・海外旅行
・刑事施設への収容
・その他公安委員会が認める事情
上記に該当する場合は学科試験・技能試験の免除を受けられます。以下の書類を用意して試験場で手続きしましょう。
・住民票(本籍・国籍等が記載されているもの)
・失効した運転免許証
・申請用写真
・高齢者講習終了証明書(70歳以上の方)
・事情および期間を証明する書類
学科試験と技能試験は免除されますが適性試験を受ける必要があるため、条件に応じて眼鏡や補聴器などの必要なものを持参する必要があります。
免許更新のタイミングで車の乗り換えも検討しよう
免許更新は3年~5年に1回訪れるイベントです。そのため、免許更新をきっかけに心機一転するために車の乗り換えを検討しても良いでしょう。
中古車を検討対象に含めれば、リーズナブルな価格で車を乗り換えられます。「そろそろ車を買い替えたい」と考えているなら、免許更新をきっかけにして好みの車を探してみてはいかがでしょうか。
好みの車を探したいなら中古車を要チェック
車にこだわりがあり、自分好みの1台をじっくり探したいと考えているなら中古車を検討するのがおすすめです。中古車市場にはすでに生産終了した車種や、お得に購入できる現行モデルの登録済未使用車など、多種多様な車が流通しています。
予算が限られている方にもおすすめなので、ぜひ中古車にも目を向けてみるのがおすすめです。中古車は現品限りの商品であることを考えると、随時チェックして自分好みの車が販売されていないか確認すると良いでしょう。
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まとめ
免許更新は車を運転する上で必須のイベントですが、初めて更新する方などはどのように行えば良いのか迷ってしまいがちです。必要なものをもって手続きできる施設に行くことで更新できるので、失効を防ぐためにも早めに更新することをおすすめします。
免許更新のタイミングは車の買い替えを検討するタイミングのひとつです。この機会に乗り換えを検討しても良いでしょう。ネクステージでは豊富な中古車を販売しており、好みの車を探せます。
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