新型セレナの5ナンバーの価格は？3ナンバーとの違いや中古車相場まで解説

日産のミドルクラスミニバン、セレナが2022年にフルモデルチェンジしました。同じ年に一足先にフルモデルチェンジされた同クラスのライバルであるトヨタのノア・ヴォクシーやホンダのステップワゴンが全車3ナンバーサイズになったのとは対照的に、セレナは先代と同様に5ナンバーサイズを基本としています。

 

ライバル車との動きとは対照的なセレナですが、「5ナンバーと3ナンバーでは何が違うのか」「税金はどうなるのか」という点が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでこの記事では、セレナの5ナンバーの価格や3ナンバーとの違い、ラインアップを紹介します。また、税金についても解説するのでミニバンの車種選定にお悩みの際の参考にしてください。

 

※目次※

1.新型セレナ｜5ナンバーの価格は安い？ラインアップ一覧

2.新型セレナ｜5ナンバーと3ナンバーの違いとは？

3.新型セレナ｜5ナンバーならe-POWERが狙い目？価格以上の魅力

4.新型登場で5ナンバーセレナの中古車価格はどのように変化する？

5.セレナの中古車なら豊富な在庫のネクステージで探してみよう！

6.まとめ

 

 

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新型セレナ｜5ナンバーの価格は安い？ラインアップ一覧

新型セレナは先代モデルと同様にハイウェイスター系が3ナンバーサイズ、標準グレードが5ナンバーサイズという構成です。また、3ナンバーサイズのグレードには上級グレードのLUXION（ルキシオン）が新たに追加されました。

 

ここではセレナのラインアップを3ナンバー、5ナンバーのサイズごとに紹介します。

 

日産はミニバンの5ナンバーを存続

日産は2022年11月28日にセレナのフルモデルチェンジを発表しました。同クラスのライバル車はノア・ヴォクシーが2022年1月に、ステップワゴンが2022年5月にフルモデルチェンジしています。

 

ノア・ヴォクシー、ステップワゴンの全車は3ナンバーになった反面、セレナは5ナンバーサイズのグレードが残されています。
 

3ナンバーグレードラインアップ

セレナの3ナンバーグレードはハイウェイスターVとLUXIONです。ともに全長は4,765mmで、専用のフロントグリルやバンパーによるものです。全幅はサイドシルスポイラーを装着することで1,715mmに拡大されています。

 

セレナの3ナンバーグレードの駆動方式及びグレード別新車価格（消費税込み）は以下の通りです。

 

5ナンバーグレードラインアップ

セレナの5ナンバーグレードはXとXVです。ハイウェイスター系と比べて標準グレードは廉価版と思われがちですが、セレナの場合はXVグレードであれば両側ハンズフリーオートスライドドアが装備されるなどハイウェイスターVに近い内容になるので、さほどの違いは感じられないでしょう。

 

e-POWERであっても同じグレードであればサイズは同じですが、e-POWERは3ナンバーグレードも含めて2WDのみになる点に注意が必要です。セレナの5ナンバーグレードの駆動方式、およびグレード別の新車価格（消費税込み）は以下の通りです。

 

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新型セレナ｜5ナンバーと3ナンバーの違いとは？

自動車のナンバープレートにはさまざまな情報が記載されています。一番上の漢字が地域を表し、その隣の3桁の数字は最初の一桁目が車両の区分を表します。乗用車の場合は5または3で、5は小型乗用車、3は普通乗用車です。

 

それでは実際にセレナの3ナンバーと5ナンバーでどのように違ってくるのでしょうか。ここでは、ナンバーや税金の決め方を税額とともに解説します。

 

排気量とサイズに関係

5ナンバーである小型乗用車とはボディサイズが全長4,700mm×全幅1,700mm×全高2,000mm以下で、排気量が2,000cc以内の基準をすべて満たした乗用車を指します。なお、これらをひとつでも超えると3ナンバーである普通乗用車に分類されます。

 

セレナの場合、全車排気量は2,000cc以下ですが、ハイウェイスターVとLUXIONは全長と全幅が小型乗用車の枠を超えるため、3ナンバーに分類されます。

 

ミニバンに5ナンバーがあるメリット

税金面でのハードルが下がったことで3ナンバー車が増えてきましたが、5ナンバーの車は小回りが利くため乗りやすいというイメージがあります。

 

また、軽自動車は1996年の規格改定で全長と全幅が拡大されました。コンパクトカーも全幅についてはセレナと同じぐらいのケースも多く、軽自動車やコンパクトカーからの乗り換えでも比較的抵抗がないこともあります。

 

セレナの5ナンバーと3ナンバーでは税金の違いはない

自動車税は、毎年4月1日の時点で自動車を所有している全ての人に課せられる税金です。自動車税は排気量で決められますが、ナンバーについては排気量に加えてボディサイズもかかわってくるため、「3ナンバーは税金が高い」というイメージを与えてしまうこともあるでしょう。

 

セレナの場合、ガソリン車の排気量は1,997ccで1,500cc越え~2,000cc以下の36,000円です。e-POWER車は1,433ccで1,000cc越え~1,500cc以下の30,500円です。そのため、ナンバーで税金が決まるわけではありません。

 

なお、自動車重量税は車両の重さによって税額が決まり、新車登録時と車検時に支払います。購入時は3年分、車検時は2年分負担します。

 

セレナの重量は1.5トン以上2トン未満なので、自動車重量税は1年あたり1万6,400円です。なお、自動車税と自動車重量税ともに環境性能により減税されます。

 

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新型セレナ｜5ナンバーならe-POWERが狙い目？価格以上の魅力

新型セレナのe-POWERは多くの点で進化しています。システムは現行ノートやキックス、エクストレイルに採用されている第2世代を搭載しました。また、発電用のエンジンは先代の1,200ccから新開発されたe-POWER 専用の1,400ccを採用しています。

 

ここでは、新型セレナの5ナンバーの中からe-POWERモデルをピックアップし、改良点について詳しく紹介します。

 

e-POWERモデルにも8人乗りが登場

先代のセレナではe-POWER車では全車7人乗りのみの設定でしたが、新型セレナでは8人乗りが基本となりました。3列目にもシートスライド機構を標準装備しているため、8人乗車した際でもゆったりと座れるでしょう。

 

ただし、XやXV、ハイウェイスターVでは8人乗りのみとなるので、左右独立した2列目のキャプテンシートを希望する場合は、上級グレードのLUXIONを選ぶことになります。なお、LUXIONは7人乗りのみで8人乗りは選べません。

 

パワフルなのに低燃費

新型セレナのe-POWERは、低燃費という点が大きな特徴です。Xグレード同士で比較すると、ガソリン車が13.4km/Lなのに対してe-POWER車は20.6km/Lと大きな差があります（いずれもWLTCモード）。

 

同じ車種にガソリン車とハイブリッド車がある場合、よく言われるのが「燃費で元が取れるのか？」という疑問です。セレナではガソリン車とe-POWER車では約40万円の価格差があります。単純にこの価格差だけでは元が取れないように見えますが、エコカー減税や最近のガソリン価格の高騰などを考えると差額は縮まります。

 

新型セレナのe-POWERの特徴である100%モーター走行による動力性能の高さ、気持ちの良さを考えるとe-POWERはおすすめといえます。

 

マナーモードとチャージモードの切り替えが可能

セレナe-POWERには先代モデルと同様にマナーモードとチャージモードが搭載されています。マナーモードにすると、バッテリーに蓄積された電力を積極的に使用して、できるだけエンジンをかけずにEV走行ができるようになります。

 

そして、それをサポートするのがチャージモードです。走行しながらバッテリーに充電するのがチャージモードで、高速道路や幹線道路などでチャージモードにしバッテリーに電力を蓄積しておけば、マナーモードでEV走行ができる距離が長くなる仕組みです。

 

これらを活用すれば、早朝や深夜に周囲を気にすることなく出発や帰宅ができるとともに、自然の中やキャンプ場などで、環境や周りの利用者に配慮しながら走行できるでしょう。

 

3つのドライブモードから選択

ガソリン車でもECOモードとSTANDARDモードが選択できますが、e-POWER車ではそれに加えてSPORTモードも選べるドライブモードセレクターが装備されています。SPORTモードでは加速力がSTANDARDモードよりも強くなる一方、アクセルペダルを戻した時の減速力も強くなります。

 

ECOモードでも、減速力はSPORTモードと同様に強くなることで、積極的に回生ブレーキを使い燃費を向上させます。さらにe-PEDAL stepをオンにすれば、モードを問わずにアクセルペダルを戻した時の減速力をECOモードやSPORTモードよりも大きくしてワンペダル感覚の運転が楽しめます。
 

安全装備も充実

新型セレナの安全装備は多数あります。現代の車において基本ともいえる衝突回避のためのインテリジェントエマージェンシーブレーキに加え、2台前の車の車間や相対速度を検知して減速が必要になったときに警告するインテリジェントFCWが装備されています。

 

また、高速道路での走行時に渋滞時も含めて車速や車間距離、車線中央を維持するようにするステアリング操作をアシストすることでドライバーの負担を軽減するプロパイロットは全車標準装備です。

 

さらに最上級グレードのLUXIONでは、ナビルート上の高速道路走行時に、一定の条件下でステアリングから手を放せられるハンズオフ機能を加えたプロパイロット2.0が標準装備されています。

 

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新型登場で5ナンバーセレナの中古車価格はどのように変化する？

新型セレナが登場後、街中でも新型セレナを少しずつ見かけるようになりました。その中には旧型モデルから買い替えたユーザーもいるでしょう。新型車が出た後、先代モデルとなる中古車の価格はどのようになるのでしょうか。ここからは、実際の中古車価格とともに確認していきましょう。

 

モデルチェンジ直後の中古車価格の傾向

フルモデルチェンジをされると、先代モデルのユーザーが新型に乗り換えるケースが多くなります。そのため、中古車市場では旧型モデルの流通量が増えることが一般的な流れです。需要と供給の関係で、旧型モデルの価格は低下する傾向になるので、新型にこだわらなければ中古車がお得に購入できる可能性が高くなります。

 

ひとつ注意しておきたいのは自動車税です。2019年から税額が下がりましたが、対象になるのは2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた車両です。

 

それ以前に登録を受けた車両はセレナのガソリン車の場合3万9,500円（＋3,500）円、e-POWER車では3万4,500（＋4,000）円となるので、年式だけでなく初回登録日も確認すると良いでしょう。
 

実際のセレナの中古価格をチェック！

セレナの中古車流通量は非常に多く、ネクステージ1035台の在庫があります（2023年3月時点）。ネクステージでの5ナンバーのエントリーグレード「X」の中古車価格は、119万9,000円から319万9,000円です。3ナンバーの「e-POWERハイウェイスターV」の中古車価格は、224万9,000円から349万9,000円です。

（参考：『セレナ（日産）の中古車一覧』）

 

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セレナの中古車なら豊富な在庫のネクステージで探してみよう！

魅力あふれる新型セレナですが、予算を抑えるなら中古車という方法もあります。中古車であれば同等のグレードでもより安く手に入れられるでしょう。先進装備はないものの実用的な装備は旧型でも十分そろっています。また、新車当時は手が出なかった上級グレードの購入も検討できるかもしれません。

 

現在、セレナに限らず新車の納車期間が長期になる傾向にあります。中古車ならば現物を購入することになるので、納車までの期間が短いというメリットもあります。圧倒的な在庫数を誇るネクステージでもセレナの在庫を多く取り扱っております。徹底した品質管理のもと、お客さまファースト宣言を理念に掲げております。

 

グレードやカラーを自分好みで検索可能

ネクステージは中古車の検索機能も充実しています。車種や年式、走行距離はもちろん、色や世代など細かい条件設定ができます。また、それぞれの車両データに主要な装備が記載されているので、装備の内容を検索条件に含められます。

 

条件はナビやエアロパーツ、快適装備など多数あり、ミニバンでは特に重要な電動スライドドア（片側か両側かも選択可能です）、後席モニターなどの後付けの装備も条件に設定できます。

 

ネクステージなら在庫が多いだけでなく、ご自身の好みにピッタリの車が簡単に検索できるので車探しもしやすいでしょう。

 

車の品質には自信あり！全国の在庫から取り寄せも可能

ネクステージでは販売する車の品質管理を徹底しています。仕入れの時点で、故障やトラブルが多くなりがちとなる修復歴車を避けるとともに、第三者機関によるチェックも行っています。

 

また、欲しいと思った車が遠方の店舗の在庫ということもあるでしょう。その場合は最寄りの店舗に取り寄せられるため、じっくりと実車を確認して納得した上で購入できます（取り寄せには所定の費用が掛かります）。
 

PRセレナの最新在庫情報

※価格は支払総額

まとめ

セレナはフルモデルチェンジから日が浅いので、従来のモデルでも十分魅力的でしょう。先代モデルであればe-POWERもそろっており、使い勝手の面でも新型に対して大きく劣ることはありません。装備などの内容を良く確かめて、納得ができれば中古車は賢い選択肢となるでしょう。

 

購入を検討する際は、ぜひネクステージをご利用ください。お客さまファーストの理念のもと、車の品質管理や価格設定、サービスを徹底しております。中古車購入のかんしてお困りごとや質問などがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

▼ライタープロフィール

岩本佳美

漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。

 

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