新型プリウスPHVの燃費はどれくらい?他社のPHVとの比較や走行性能について解説
「新型プリウスPHVの燃費はどれくらいなのか」「他社のPHVと比べて燃費はどうなのか」と気になっていないでしょうか。
新型プリウスPHVは内装や外観といった見た目だけでなく、燃費性能や走行性能にも改良が加えられています。
しかしPHVは、ガソリン車と比べるとまだ普及率が低いです。そのため燃費性能がどれくらいなのかというように、疑問に感じることが多いでしょう。
このような疑問を解消するため、この記事では新型プリウスPHVの燃費性能を中心に詳しく解説していきます。
※目次※
1.新型プリウス PHVの概要
・新型プリウスは環境性能が大幅にアップしたプラグインハイブリッドモデル。EV走行が従来モデルの2倍になるなど、環境性能が大幅にアップした
・EVモード・HVモード・チャージモードという3つの走行方法がある。それぞれ燃費は異なり、うまく活用すると節約も可能
・プリウスPHVは新車ではなく、中古車で買うと購入費用を抑えられる。「ネクステージ」には、修復歴のある車がないといったメリットがありおすすめ
新型プリウス PHVの概要
新型プリウスPHVは、旧モデルを約5年ぶりに全面改良したプラグインハイブリッドモデルです。
EV走行は旧モデルの26.4kmから、2倍以上の68.2kmに向上しました。また、EV走行最高速度も時速135kmとなり、電気のみでも十分な距離を走れるようになっています。
さらに新型プリウスPHVには、駆動用の電気を得るための「ソーラー充電システム」が導入されました。日照時間といった条件にもよりますが、最大で1日に6.1km・平均で1日に2.9km走行できるだけの電気を充電できます。
ソーラー充電システムはルーフ(屋根)に設置されており、一目見ただけではソーラーパネルが装備されているとは分かりません。そのため車のデザイン性を損なうことなく、新しい充電方法を取り入れられます。
メーカーオプションなので装備には28万円必要ですが、効率よく充電・運転をしたい場合は取り入れてみるのもいいでしょう。
燃費はどれくらい?エンジン性能を解説
PHVはガソリン車とは違う仕組みで走行するため、燃費がどれくらいなのか気になる人も多いでしょう。
プリウスPHVには通常走行に加えて3つのドライブモードがあり、それぞれ燃費が異なります。ドライブモードを使いこなすことで、効率よく電力を活用し運転していくことが可能です。
ここからは、プリウスPHVの燃費を詳しく解説していきます。
1.実燃費
プリウスPHVの実燃費を、以下の表にまとめました。
WLTCモード(国土交通省審査値) |
燃料消費率 |
市街地モード |
27.3[25.6]km/L |
郊外モード |
33.2[27.7]km/L |
高速道路モード |
30.0[25.6]km/L |
(参考: 『トヨタ プリウスPHV』 )
WLTCモードとは「世界統一試験サイクル」といわれる国際的な燃費の試験方法です。アメリカやインドといった国で、燃費を図る際に主流となっています。
今までは日本独自の「JC08モード(国土交通省審査値)が使用されていましたが、燃費測定の効率も考えて国際標準のWLTCモードも使うようになりました。
上記の表のようにプリウスPHVは、市街地での消費率が少なく郊外での走行で電気を消費しやすいです。市街地での運転がメインの場合、プリウスPHVは燃費効率がよくおすすめです。
2.EVモード
プリウスPHVはフル充電すると、モーターだけで68.2km走れます。ガソリンも使用したハイブリット走行だと、37.2km/L(JC08モード燃費)です。これはプリウスPHVが、電気だけで走行した場合の実燃費といえます。
プリウスPHVは夜間充電だと、電気が空の状態から満タンにするまでに必要な電気代はわずか80円です。約60kmを80円で走れることになるので、燃費効率はかなり優れています。
同じ距離をガソリン車で走るとすると、約2Lの燃料を消費します。東京都のガソリン価格の平均は129円なので、2Lだと258円消費することになります。
プリウスPHVのEVモードは燃費がいいため、経済的と言えるでしょう。
3.HVモード
HVモードとは、ガソリンエンジンと電気モーターを併用するドライブモードのことです。プリウスPHVでEV走行に必要な電池残量がなくなると、自動的にHVモードによる走行に切り替わります。
HVモードで走行した場合、燃料消費率は37.2km/Lです。前述したEVモードと比べると、約30kmあまり少なくなってしまいます。
EVモードに比べて燃費は悪いため、HVモードをメインで走行するには向いていないでしょう。
しかしEVモードの代わりとして利用すると考えると、十分な走行距離ではないでしょうか。
HVモードは、あくまでEVモードができなくなった場合の補助として活用していきましょう。
4.チャージモード
チャージモードは、エンジンを発電機として使いバッテリーに充電しながら走るドライブモードです。運転状況によっても変わりますが、30分でバッテリーの80%ほどまで充電可能できます。
チャージモードで走行した場合ガソリンを使用しますが、その際のガソリン消費量は約2.5L前後です。東京都のガソリン価格の平均は129円なので、2.5L使うと323円かかることになります。
少ない効果ではありますが、充電が切れるといった万が一の場合の使い勝手はいいでしょう。
しかしチャージモードはエンジンが駆動して発電するため、走行中の音がかなり大きいです。PHV特有の静寂性は損なわれてしまうため、音が気になる場合は利用をおすすめできません。
他の車との燃費を比較
プリウスと他のPHV車の燃費を比較し、以下の表にまとめました。
車種 |
燃料消費率 |
一充電消費電力量(WLTCモード) |
価格 |
プリウスPHV(S) |
WLTCモード 27.3km JCO8モード |
9.35km/kWh |
331万3,000円~ |
日産 リーフ |
WLTCモード 15.5km JCO8モード 12.2km |
15.5km/kWh |
332万6,000円~ |
三菱 アウトランダーPHEV |
WLTCモード 16.4km JCO8モード 18.6km |
4.68km/kWh |
436万4,800円~ |
このようにプリウスPHVの燃料消費率が、3つの中で最も優れています。一充電あたりの電力量はアウトランダーに劣るものの、プリウスPHVは燃料消費率が優れているため大きな差ではありません。
また、車両価格はアウトサンダーの方がプリウスPHVより100万ほど高いです。そのため車両価格を含む総額で考えると、プリウスの方が経済的といえます。
新型PHVの内装と外装について
新型PHVは燃費や走行性能だけでなく、内装や外装にも変化が加えられています。旧モデルのプリウスPHVはガソリン車のプリウスと比べて、内装や外装の変化はあまりありませんでした。
そのため新型プリウスPHVは、旧モデルとは違う変化を遂げているといえます。
内装や外装の変化について理解しておくと、よりプリウスPHVをうまく活用していけるようになります。ここからは、プリウスPHVの内装・外装について見ていきましょう。
1.内装
プリウスPHVの内装は、マイナーチェンジにより4人乗りから5人乗りモデルに一新されました。新たに中央席を追加しましたが、マイナーチェンジ前と同じく余裕のあるスペースは確保されています。
また、インパネ周りのスイッチに不必要な装飾は行わず、シンプルに仕上げることで操作性を高めました。
さらに車内には、以下のようなスペースが搭載されています。
・フロントシートのコンソールトレイ:カップホルダー2個
・オーバーヘッドコンソール:サングラスやメガネを入れられる
・カードホルダー:駐車券などを入れられる
このような装備があるため、収納力も高いです。
2.外装
外装はフロントマスクのデザインが、ハイブリッドカーのプリウスと異なっています。洗練されスッキリしたデザインとなり、差別化が図られています。
プリウスPHVでは、バンパー部分がブラックアウト化されました。ブラックアウトとは、一部分を黒の塗装及び配色にすることで影を出す塗装のことです。
こういった外装の変化は旧モデルでは見られなかったため、新型PHVの変化のひとつといえます。
さらにヘッドライトには、トヨタ初採用の「アダプティブハイビームシステム(AHS)」を標準装備しています。これは先行車や対向車を検知し、ヘッドライトを自動で調整してくれる機能です。
このようにプリウスPHVでは、見た目の印象を変えるだけでなく安全機能も高められています。
プリウスPHVに関するよくある質問・疑問
今までガソリン車を運転してきた方にとっては、PHVはまったく新しい車に感じられるのではないでしょうか。
ガソリン車とは使用方法や構造が違うため、使い勝手に差があり疑問に感じることも多いかと思います。
しかし疑問をひとつずつ解消し構造を理解していけば、PHVはそれほど複雑な車ではありません。
ここからは、プリウスPHVに関するよくある質問・疑問について答えていきます。
1.充電にかかる時間は?
プリウスPHVを充電が空の状態から満タンにするのににかかる時間は、以下のとおりです。
電圧 |
DC500V(最大) |
時間 |
約1時間20分 |
電力量 |
約6.5kWh/回 |
(参考: 『V2H充電において、必要な時間と電力量は。』 )
上記はトヨタ推奨機の最大電力で行った場合のデータですが、充電にかかる時間は約1時間20分です。
それほど充電に長い時間がかかるわけではありません。家で夜間に充電しておけばすぐに満タンの状態にできます。
2.雨の日に充電してもいい?
電気を使うので心配に感じるかもしれませんが、プリウスPHVは雨の日であっても問題なく充電できます。
しかし充電方法によっては漏電や感電の恐れがあるため、注意が必要です。雨の日に充電する場合は、以下のことに気をつけるようにしましょう。
・プラグを抜き差しは乾いた手で行う
・電源プラグや充電コネクターの接触部は雨で濡らさない
3.急速充電で約80%までしか充電できない理由は?
急速充電で約80%までしか充電できないのは、充電スピードが遅くなるためです。
急速充電器を使用して充電する場合、電池容量が80%を超えると電流が絞られてしまいます。そのため充電スピードが遅くなり、満タンになるまで時間がかかってしまうのです。
こういったことを防ぐため、急速充電は効果が得られる80%までに抑えられています。
4.充電に関するサポートは受けられる?
トヨタから「PHV充電サポート」を受けることが可能です。PHV充電サポートに加入すると、トヨタの販売店と合同会社日本充電サービス(NCS)の急速充電器・普通充電器が、会員価格で利用できるようになります。
充電器が設置されているトヨタ販売店やレクサス販売店、全国の商業施設・宿泊施設であれば、どの場所でも利用可能です。必要な場合、加入しておくといいでしょう。
5.急速充電を頻繁に行うとバッテリーの寿命が減る?
急速充電によってバッテリーの寿命が減る可能性は低いです。急速充電が必要になる場面は少なく、使うとしても1日に1~2回程度です。それくらいであれば、バッテリーに影響が出ることはほぼありません。
しかし過度な急速充電は、駆動用電池の容量を低下させる可能性があるため控えるようにしましょう。
6.バッテリー寿命を伸ばせる充電方法はある?
バッテリーは劣化を遅らせることで、寿命を伸ばすことが可能です。劣化を遅らせるには、急速充電をあまり使わないようにしましょう。
急速充電は大量の電気を無理やり押し込むため、バッテリーへの負荷が大きいです。よほど急ぎで充電しなければいけない場合以外は使わず、自宅で夜の間にゆっくり充電するようにしましょう。
7.長期間運転しない場合も充電しておくべき?
長期間車に乗らない場合は、満タンではないくらいの充電に抑えておきましょう。PHVの駆動用バッテリーは、満タンの状態で長時間放置すると容量が低下しやすいためです。
プリウスPHVに長期間乗らないことが分かっている場合は、満タンまで充電せず少なめにしておきましょう。
充電が少なくなると、自動的にEVモードからHVモードに切り替わります。 HVモードになったのを確認したら、パワースイッチをOFFにしておきましょう。
中古車を購入するなら「ネクステージ」をご利用ください
プリウスPHVは最も安いグレードでも331万円以上かかるため、金銭的に負担で購入しづらい場合もあるでしょう。
しかしプリウスPHVは、中古車で買うという選択肢もあります。その場合は弊社サービス「ネクステージ」をご利用いただくと、初期費用を抑えて購入可能です。
ここからはネクステージが持つ、他社とは異なる強みについてご紹介します。
1.修復歴のある車は扱っていない
ネクステージでは、修復歴の車は一切扱っておりません。修復歴のある車は故障やトラブルが起きる可能性があり、お客様に満足いただける車ではないと考えているためです。
車の品質管理を徹底的に行うとともに、第三者機関による品質管理も実施しお客様が安心して車を選べる環境づくりを目指しております。
ネクステージでは、異常の見られる車は取り除き販売していません。そのため車の購入後に、故障といったトラブルが発生する可能性は低いです。
2.業界最大級の保証がついてくる
ネクステージで中古車を購入すると、業界最大級の保証がついてきます。プリウスPHVだとエンジンやブレーキといった33機構318項目の保証を受けることができ、期間も最長3年と長いです。
さらにネクステージで合わせて自動車保険の加入も行うと、最長3年間の「パンパー修理サポート」もついてきます。
もし駐車時にぶつけるといった事故が起きても、バンパー修理費を最大30,000円まで保証してくれるので安心です。
3.全国の系列店から取り寄せが可能
ネクステージでは、全国の系列店から欲しい車を取り寄せることが可能です。
プリウスPHVの在庫がネクステージの最寄り店になくても、遠方の店舗では取り扱っている場合があります。
しかし県外の店舗であれば、現地に足を運ぶのは難しいでしょう。
ネクステージでは、欲しい車が遠方の店舗にあっても最寄り店まで取り寄せ可能です。全国のネクステージ系列店から車を探せるので、欲しい車を手に入れやすくなっています。
PRプリウスPHVの中古車
※価格は支払総額
まとめ
プリウスPHVは燃費性能だけでなく走行性能や内装・外観も大きく進化しているため、多くのユーザーが満足して運転できるでしょう。
プリウスPHVを購入するには、最低でも331万円以上が必要です。高価な車なので、なかなか手が届かない場合が多いかと思います。
中古車であれば新車よりも安価に購入できるため、金銭的な負担を減らした上でプリウスPHVを手に入れられます。
中古車で購入する場合は、ぜひネクステージにご相談ください。お客様が満足できる1台が見つかるよう、サポートさせていただきます。