車検に通らない時に考えられることとは?通らない時の対処法と事前に出来る対策
車を所有していると避けては通れない車検。車検にあまり慣れておらず、「自分の車が車検に通るのかどうかがわからない」「車検に通らなかったらどうしよう」という不安を抱えている方も多いでしょう。
そこで今回は「車検に通らないときに考えられることは何か?」「車検に通らない時にありがちな原因」などについて解説します。「車検に通らない」ことについて幅広く解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
※目次※
・車検満了日ギリギリに車検を受けると、車検切れを起こしてしまうリスクあり!
・車検に通らなくても再検査できるが、思い切って売却や廃車についても検討しよう
・中古車販売のネクステージは、リーズナブルに受けられる車検を実施している!
車検に通らない時に考えられることとは?
車検は「安全に車が走行できるかを確認する」ことを目的とした検査です。もし整備状況に問題があると判断された場合、車検に通らないことがあります。
このことから、満了日ギリギリに検査を受けており、車検に通らなかった場合、車検切れを起こしてしまうリスクもあります。そのため、なるべく余裕をもって行動するようにしましょう。
整備状況に問題点がある
日ごろのメンテナンスがしっかりと行き届いており、まったく危険がないと判断されれば、基本的に車検に通らないことはありません。ですので、車検に通らないということは、「整備状況に問題点がある」ケースがほとんどです。
例えば、部品の劣化や故障で安全性が著しく損なわれている場合。よくある事例としては、タイヤの摩耗やマフラーの破損などが挙げられます。それから危険とみなされる装備が見つかったり、基準を超えた改造が判明した場合は、車検に通らないことがあります。
余裕を持って車検を受けよう
車検は車検満了日の1ヵ月前以降に受けるのが良いとされていますが、なるべく余裕を持って予約をするようにしましょう。例えば満了日のギリギリに車検を申し込み、車検に通らなかった場合、そのまま車検切れを起こす場合があります。
車検切れを起こせば、その車で公道を走ることができなくなり、違反をすれば罰則が発生することになります。時期によっては車検の業者が混み合っていることもあるので、なるべく早めに動き出すように心がけましょう。
車検に通らない時にありがちな原因
「免許の試験に落ちた」という話は聞いたことがあっても、「車検に通らなかった」という話はなかなか耳にすることはありませんよね。ですが意外にも、車検で落とされてしまう場合があるのです。ダメだった点を改善し、再検査を受けることになりますが、なぜ車検に落ちてしまうのでしょうか。よくある「車検に通らなかった理由」を5つご紹介します。
タイヤがすり減っている
車の走行に必要不可欠なタイヤですが、日常的に走行していることで、少しずつ摩耗が進んでいき、溝が擦り減っていきます。この溝にはスリップサインと呼ばれる目印があり、溝の深さは1.6ミリ以上でなければいけません。
溝の深さが1.6ミリ未満であれば車検で不合格になります。また、スリップサインを無視して走行した場合整備不良とみなされ、2点の違反点数が加算されるとともに、普通車は9千円、大型車は1.2万円の罰金が科されます。
マフラーやフレームに穴が空いたり破損したりしている
基本的にマフラーにサビがあっても車検には問題ありません。ただし、サビが進行していき穴が空く可能性も考えられます。一度でもマフラーに穴が空いてしまえば、溶接で一時的に穴埋めをするか交換するなどの処置が必要です。
また、マフラーに穴が空いていなくても、サビの占める面積が大きければ、穴が空いているマフラーと同じような扱い方をされ、車検で不合格になるケースもあります。特に結合部分はサビが発生しやすいので注意しておきましょう。
ライト類のひび割れ及び動作不良
ヘッドライトやスモールライト、方向指示器、ブレーキランプ、バックギアランプといったライト類にひび割れがある場合、その程度によって車検に通らないことがあります。光が外へ漏れた状態であれば補修や交換といった処置が必要です。
ライト類にひび割れがある場合の修理方法として、リペア剤を使ったやり方があります。具体的には、急速硬化タイプの高性能接着剤で割れた部分を貼り付ける方法です。ただし、安全上からも修理工場のなどのプロに相談した方が良いでしょう。
ホーンがならない
車のホーン(クラクション)は保安部品なので、鳴らなければ車検に通すことができません。ホーンはステアリングのスイッチを押すことで音が鳴る仕組みです。ただし、スイッチの接点がサビやホコリで汚れていると接触不良を起こすことがあります。
他にもステアリングからホーンなどへの配線が断線している場合でも、ホーンが鳴らない原因として考えられます。また、スイッチのオン・オフによりホーン本体への通電をコントロールしているリレーが故障していれば、補修や交換といった処置が必要です。
オイルが漏れている
オイル漏れが原因で車検に通らないケースも少なくありません。車に使われる部品のほとんどがオイルを必要とします。潤滑や圧力を生み出す役割を果たしているオイルが漏れてしまうことで、エンジンが焼き付くなど運転に大きな影響を及ぼします。
また、車検ではオイル漏れがしやすいエンジンルームと下回りも必ずチェックされます。下回りはライン上に車を停車させてから、下の方から検査官が確認をしていきます。
その他に車検不合格となりやすい点
マフラーやライト、車高の改造をしていることが原因により、サイドスリップの項目で車検に通らないことがあります。サイドスリップとは、ハンドルを真っすぐにした状態で直進したとき、どれだけ横にずれるかを確認するための値のことです。
車検における合格基準は、1メートル進んでプラスマイナス5ミリ以内とされています。日常ではほとんど感じることができませんが、アライメントは少しずつずれています。サイドスリップで不合格にならないために、業者に依頼して整備してもらいましょう。
車検に通らない場合の対処法
車検を受けて不合格になった場合、車検が切れる前に再び受けて合格しておく必要があります。とはいっても、車検に落ちた理由は一つや二つとは限りません。では、もし自分がそうなってしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。車検で落ちてしまった場合の対処法についてご紹介します。
再車検を受ける
ディーラー車検では問題ありませんが、ユーザー車検では「不合格になる」可能性もあります。しかし、申請日当日であれば、最初の検査と合わせて3回まで受けることが可能です。つまり、1回目の検査で不合格でも、申請不要で2回は無料で検査が受けられます。
それでも不合格になれば、再度申請して検査手数料を支払い、再検査しなければいけません。この場合でも、1回の申請で受けられる検査は3回までです。再検査できる回数に規定は設けられていませんが、地域によっては「3回まで」などと決められていることもあります。
思い切って販売してしまう
車検に落ちたとしても満了日までは公道を走らせることができます。また、車検に落ちた場合でも「限定車検証」が発行されるため、有効期限の15日以内であれば、車検切れになっていたとしても、公道を走らせることが認められています。
ただし、何度も車検に通らないのであれば、思い切って売却してしまうといった方法も考えてみましょう。少しでも手放したいという気持ちがあれば、車検に合格しないこの機会に、中古車販売店などで買取査定に出してみても良いかもしれません。
さらに思い切って廃車にする
また、車検に通らない車はそもそも売値がつかなかったり、安く買いたたかれたりする可能性があります。買取専門業者に廃車手続きをしてもらうといった方法も考えられますが、手続きのための代行費用が発生するため、あまりおすすめできません。
もし思い切って廃車にするのであれば、廃車専門業者に依頼すると良いでしょう。廃車専門業者は廃車を価値あるリサイクル素材として扱っているため、廃車手数料がかからないだけでなく、高価買取をしてもらえる可能性があります。
日頃からできる車検に通らないリスクを減らすポイント
車検に通らない車を修理しようとすると、費用が高額になってしまうかもしれません。車検に合格するためには、定期的なメンテナンスや点検が必要です。では、どのようなことに気を付けておけばいいのでしょうか。車検が通らないという緊急事態を避けるためにも知っておきたい3つのポイントについてご紹介します。
必要書類を紛失したら再発行する
いざ車検を受けようと思っても、手元に車検証がなければどうしようもできません。もし車検証を紛失した場合は、再発行の手続きが必要です。ナンバープレートを管轄する陸運局、もしくは軽自動車検査協会にて手続きをすることになります。
車検証の再発行には、以下の書類が必要です。
- ・身分証明書
- ・再交付申請書
- ・認印
- ・(車検証が手元にあれば)車検証の原本
また、車検証以外にも以下の書類を準備しておかなければいけません。
- ・自動車納税証明書
- ・自賠責保険証明書
- ・印鑑
この中でも特に忘れがちなのが、自動車納税証明書です。毎年5月に送られてくる自動車納税通知書に添付されているものですが、そのまま処分してしまう人も少なくありません。車検当日に慌てないためにも、車検証と一緒に保管しておきましょう。
オイル交換や点検等に出す
車検に不合格となる原因のほとんどが整備不良によるものです。そのため、定期的なメンテナンスや点検は欠かせません。もちろん日常的に検査をしていても車検で不合格にならないわけではありませんが、その可能性を少しでも下げるための作業だと考えましょう。業者によってはオイル交換などの点検を無料で行ってくれるところもあります。
時々ライト類の自己点検をする
街中を運転していると、ライトが正常に点灯していない車が走っていることがあります。また、しっかりと点灯していても光量が少なければ車検で不合格となってしまうかもしれません。このように、運転していると気が付かないことがたくさんあります。時折で良いので、ヘッドライトを付けた状態で車を降りてみるなど、自己点検をしておきましょう。
車検の不安はネクステージで解決しよう!
中古車販売のネクステージは、リーズナブルに受けられる車検を実施しています。地域最安値に挑戦しており、安さにこだわって車検業者を探している方におすすめです。
ネクステージの車検は、最短1時間で終了します。代車を無料で貸し出すサービスも行っておりますので、もしお預かりになった場合でも、安心してご利用いただけます。
地域最安値に挑戦している
ネクステージでは車検を実施しており、技術力の高いスタッフたちによるハイクオリティな検査を受けることができます。
ネクステージの車検の魅力は、何よりも「安さ」にこだわっていること。様々な割引を受けることができ、すべての割引を適用した場合、車検基本料金から最大1万2,000円の割引を受けることができます。また、ネクステージは地域最安値に挑戦しており、他店の見積もりから10%OFFの割引キャンペーンも実施しています。
最短一時間で車検が受けられる
ネクステージの車検は、最短1時間で検査を終えることができ、そのまま車に乗ってお帰りいただくことができます。もしお預かりになってしまった場合でも、代車を無料で貸し出すサービスを実施しておりますので、お気軽にご利用下さいませ。
またネクステージの車検は立会い車検になっており、車検に慣れていないお客様でも安心してご利用いただけます。何か不安なことがございましたら、その場でスタッフに質問できる環境が整っています。
車検に関するQ&A
「こんなときはどうすれば良い?」など、車検に関する疑問点がある人もいるのではないでしょうか。いつも何気なく受けている車検でも、意外と知られていないことがたくさんあります。そんな多くの人が気になることにお答えしていきます。ただし、最終的な決定はプロに相談してみることをおすすめします。
車検満了日に車検を受けてもいい?
どうしても仕事など忙しいなどの理由で、車検ギリギリとなってしまうことがあるかもしれません。数日前であれば焦らずに業者を探せば対応してくれるところもありますが、車検満了日ともなるとその数は限られてきます。
とはいっても、絶対に車検を受けられないわけではなく、午前中までであれば可能性は残されています。ただし、車の状態によっては車検に通せないことも出てくるため、できれば余裕を持って車検を受けておくと良いでしょう。
車検が切れているけど名義変更は可能?
車検を受ける際に、一緒に名義変更を行おうと考えている人もいるでしょう。ですが、車検がない状態では、名義変更の手続きはできません。ですから、名義変更の前に車検を通さなければならないのです。
名義変更には、以下の書類が必要です。
- ・旧所有者の印鑑証明書
- ・新所有者の印鑑証明書
- ・車検証
- ・新所有者の車庫証明書
これらの書類を準備して、運輸支局で手続きをしましょう。
車検に不合格になったら重量税や自賠責保険料はどうなる?
車検の費用には「法定費用」があります。
- ・自賠責保険料
- ・重量税
- ・印紙代
具体的には上記の3つをトータルしたもので、一般的に「諸費用」と呼ばれています。ではもし車検に通らなかった場合、支払い済みの法定費用はどうなるのでしょうか。
車検に通るまで受け続けるなら別ですが、廃車にすることもあるかもしれません。この場合、自賠責保険料と自動車重量税のみ返金扱いとなります。
交通違反の罰金を払わないと車検に通らない?
違法駐車で罰金の支払いを命じられたにもかかわらず、未払いのまま放置してはいませんか。このような場合、「車検拒否制度」が適用され、車検を受けることができません。
これは、放置違反金を支払っていない状態で車検を受けても、警察から陸運局に通知が届き、車検証の交付を拒否されるものです。車検時に未払いが発覚した場合や、すでに放置違反金に係る督促状が送付されている場合は、納付・支払い済であることを証明する「領収書」または「納付・徴収済確認書」の提示が必要になります。
(参考:車検拒否制度_警視庁)
汚れているだけで不合格になるの?
毎日使う車だからこそ、日常的に手入れをしていなければ、すぐに汚れが目立ってしまいます。気になるほどの汚れでなければ、車検で落ちてしまうということはありませんが、正常かどうかの判別が難しいと戻されてしまう可能性があります。特にエンジンルーム内の汚れは目立ってしまうため、オイル漏れと判断されてしまうかもしれません。
揃っていないと車検に通らないカーグッズはある?
道路運送車両法で「非常信号用具」として、発煙筒は車への搭載が義務付けられています。そのため、発煙筒が搭載されていなければ車検には通りません。また、車検では発煙筒に関する検査項目がないため、有効期限が切れていても問題なく通ります。ただし、緊急事態に備えて期限が切れた発煙筒は新しいものに交換するようにしましょう。
まとめ
定期的なメンテナンスや点検を行ってしまったことにより、車検に通らない人も少なくありません。しかしそのほとんどが事前に防げるものばかりであり、しっかりとポイントを確認しておくことによって、車検の不安を軽減することができます。
ネクステージの車検は、スタッフ立会いのもと車検を行うので、慣れていない方でも安心してご利用いただきます。車検で何かわからないことがあれば、経験豊富なネクステージまでお気軽にご相談ください。