マツダのクレジットプランは何種類？車のローンの選び方を解説！
「マツダ」と聞けば自動車メーカーを思い浮かべる方が多いと思いますが、「マツダクレジット」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。クレジットという言葉があるため、決済サービスを思い浮かべるかもしれません。その名の通り「マツダクレジット」は、クレジットによる車の購入をサポートしてくれる会社です。
この記事では、マツダクレジットで利用できる各種プラン、実際の支払い例を解説します。
※目次※
・マツダクレジットが提供するクレジットプランは5種類あり、ニーズに合わせて選択できる。
・マツダクレジットのサイトにある支払シミュレーションを使えばおおよその返済期間や返済額が分かる。
・月々の支出を抑えたいときは「マツダスカイプラン」、返済総額が抑えるなら「マツダアドバンテージプラン」がおすすめ。
マツダクレジットとは？
自動車メーカーの「マツダ」ではなく「マツダクレジット」という企業をご存じでしょうか。マツダクレジットは、マツダグループの自動車販売に関するファイナンスです。
利用できる条件やクレジット手数料についても解説しますので、マツダのクレジットプランを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
マツダのファイナンス
マツダクレジットは1993年に設立されました。マツダの車を購入するユーザーや販売会社、メーカーに対し、マツダのオートファイナンス会社として商品とサービスの提供を行っています。大阪府に本社を置き、支店は仙台・東京・大阪・名古屋・広島・福岡の6箇所です。
利用できる条件やクレジット手数料
年齢が18歳以上で本人確認書類を用意し、個人情報の取り扱いに関する書類に同意すればクレジットの利用が可能です。未成年者が申し込む場合は、親権者が連帯保証人にならなければなりません。法人が申し込む場合も同様で、代表者が連帯保証人となる必要があります。
支払方法は口座からの引き落としで、引き落とし日は毎月26日です。クレジットの手数料は車種・支払プランによって異なります。
マツダクレジットのラインアップは全5種類
マツダクレジットが提供するクレジットプランは、全部で5種類とさまざまなニーズに対応しています。どのプランもユーザーの選択肢を広げてくれるサービスと言えるでしょう。
それぞれ特徴を解説しますので、ぜひ自分に合ったプランを見つけるために役立ててください。
返済回数指定クレジット
返済回数指定クレジットは、残価設定を行わないクレジットプランです。残価設定がないため、自由に返済期間や支払回数を選択できます。
返済期間を2年間に設定し24回払いの返済にする、といった返済回数の決め方も可能です。返済期間をベースに返済金額を決めるのは、クレジットでは一般的と言えるでしょう。
返済金額指定クレジット
返済金額指定クレジットも、返済回数指定クレジットと同じように残価設定がないクレジットプランです。そのため、1回いくらの支払いにするのかを自由に設定できます。
返済金額指定クレジットは、「月の支払金額を2万円にしたい」というように月々の返済金額を最初に決めることが可能です。その後、設定した支払金額をベースに支払回数や返済期間が決まるシステムとなっています。
ステップクレジット
「ステップクレジット」も残価設定のない一般的なクレジットプランです。ステップクレジットの最大の特徴は、ユーザーの金銭的な都合・返済計画に合わせて返済金額を設定できる点です。返済期間中であれば、最大で3段階まで返済金額を設定できます。
「最初の1年間は就職したばかりなので返済金額は少なくする」「1年後に子供が進学するため、学費の負担が増える前に多めに返済しておきたい」といった理由でも返済金額の調整が可能です。上手に利用することで、家計の負担を抑えられるでしょう。
マツダスカイプラン
「マツダスカイプラン」はあらかじめ残価設定を行うクレジットプランとなります。車の本体価格の一部を残価に設定し、残りの金額を分割して支払っていくシステムです。残価を設定することで月の返済金額が抑えられ、家計への負担を軽減できます。
最終回の返済時、設定した残価をどうするか選択可能です。「下取りに出して新しい車に乗り換える」「残価を一括か再分割で返済して乗り続ける」「車を手放す」の3パターンから選択します。
マツダアドバンテージプラン
「マツダアドバンテージプラン」は据置額設定型クレジットに分類されますが、仕組みは残価設定型のマツダスカイプランと似ています。残価設定型と大きく異なるのは、据置額は決められた範囲の中で自由に設定できる点です。
最終回の返済ではまとまった金額を支払うことになりますが、マツダスカイプラン同様、月々の返済額を抑えられます。据置額の返済をどうするかも変わらず、乗り換えるか据置額を返済して乗り続けるか、車を手放すかの3択です。
マツダの車を購入する際に利用できるクレジットやローン
マツダ車を購入する際に利用可能なクレジットやローンにはどのようなものがあるのでしょうか。新車を購入する際に利用できるのは、ディーラーのクレジットプランだけではありません。
ここでは、ディーラーローンと金融機関系マイカーローンの特徴と違いについて解説します。自分に合うローン選びで悩んでいる方は参考にしてみてください。
ディーラーのクレジットプラン
メーカーと特約店契約を結んだ正規販売店であるディーラーが提供するカーローンです。マツダでは、「マツダクレジット」が提供するクレジットプランがディーラーローンにあたります。
ディーラーローンは申し込み手続きに手間が少なく、審査もあまり厳しくなく短時間で結果が分かる点が特徴です。金利は銀行系マイカーローンよりも高めに設定されていることがほとんどですが、近年では低金利のディーラーローンも増えてきています。ローンを完済するまで名義はディーラーになるため、返済中の売却はできません。
金融機関系マイカーローン
金融機関系カーローンとは、銀行や信用金庫などが提供するカーローンです。用途は基本的に車の購入に限られますが、登録諸費用なども含めた金額を借りられる場合もあります。金融機関系マイカーローンは低金利で借りられるメリットがありますが、審査が厳しく見積書といった書類も銀行に提出しなければなりません。
審査が通るまで手間や時間がかかりますが、申し込みしたい銀行で口座を開いていたり、住宅ローンなどを組んでいたりすると、金利をさらに安くしてもらえる可能性があります。
マツダクレジットでMAZDA2を購入した場合の支払い例
マツダクレジットは、公式サイトで支払いのシミュレーションを提供しています。ここで紹介するのは、マツダのMAZDA2 15C（グレードは2WD 6EC-AT、本体価格1,508,650円）を例に、各プランのシミュレーション結果です。条件は、ショップオプション価格・諸費用等合計・頭金（現金）・下取り価格が0円となっています。また、支払期間は5年前後です。
マツダスカイプランの場合
月間走行距離は1,000km、ボーナスの併用はなしに指定しています。
・最終回1回前のお支払……67,723円
・最終回支払分……754,000円
・分割払手数料……175,253円
・分割支払金合計額……3,192,553円
・支払総額……3,192,553円
・分割払手数料率……2.99%
マツダアドバンテージプランの場合
マツダアドバンテージローンは月間走行距離の指定がありません。マツダスカイプランと同様にボーナスの併用はなしでシミュレーションしています。
・最終回1回前のお支払……28,414円
・最終回支払分……617,000円
・分割払手数料……131,674円
・分割支払金合計額……1,640,324円
・支払総額……1,640,324円
・分割払手数料率……3.99%
ステップクレジットの場合
月間走行距離の入力はなく、ボーナスの併用はなしで指定しています。ステップタイプは2ステップ、ステップ1の支払回数は12回、月々の支払額を3万円として計算しています。
・ステップ1月々の支払分……30,000円×12回
・ステップ2月々の支払分……54,467円×23回
・最終回支払分……54,480円
・分割払手数料……158,571円
・分割支払金合計額……1,667,221円
・支払総額……1,667,221円
・分割払手数料率……5.9%
※各プラン・手数料率は2022年4月時点の情報です
マツダの車を購入する際のクレジットやローン選びのコツ
クレジットやローンは、家計や予算に合わせて選ぶことが大切です。自分に合ったローンでないと月々の返済が難しくなり、家計が苦しくなるかもしれません。
マツダクレジットは、月の返済額を抑えたいのか、それとも支払総額を安くしたいのかでローンを選ぶことが可能です。
月々の返済額を低くしたい
月々の支出を抑えたい場合は、返済期間が長期の金融機関系カーローンもしくは「マツダスカイプラン」がおすすめです。金融機関系のカーローンは審査が難しいというデメリットもありますが、低金利であるため返済額を抑えられます。また、ネット銀行であればWebからの申し込みが可能なので手間もあまりかかりません。
「マツダスカイプラン」は残価として車の本体価格を最終回に支払うシステムなので、月々に支払う返済額の負担を減らせます。
総額が安いローンを選びたい
返済の最終的に支払う金額を抑えたい場合は、金利の低い金融機関系カーローン、またはマツダのローンで最も返済総額が抑えられるタイプが向いているでしょう。
金融機関系カーローンは月々の返済額も抑えられる上に、支払い全体の負担があまり大きくありません。ローンの負担をできるだけ軽くしたいと考えるなら、ディーラーローンよりも金融機関系マイカーローンの申し込みをおすすめします。
マツダクレジットでは、「マツダアドバンテージプラン」や一般的なローンである「ステップクレジット」を利用すると返済額の負担を抑えられるでしょう。
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まとめ
マツダクレジットが提供するローンは5種類あり、その中でも「マツダスカイプラン」と「マツダアドバンテージプラン」はマツダクレジット独特のクレジットプランです。
残価設定を行わない「ステップクレジット」など、一般的なクレジットプランも用意されています。月々の返済をできるだけ少なくしたいと考えている方は、「マツダスカイプラン」や「マツダアドバンテージプラン」を検討してみるのも良いでしょう。
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