コンパクトカーの維持費はいくら?軽自動車との比較やおすすめ車種も紹介
自家用車は移動手段として最適な乗り物です。新生活や新社会人など生活環境の変化の時期や、定期的にする車検のときに新しい車に買い替えを検討する人もいるのではないでしょうか。最近は、維持費が安くて運転しやすいコンパクトカーが人気です。
そこで、この記事ではコンパクトカーを購入したときの維持費や、おすすめのコンパクトカーをネクステージが独自に行ったアンケートを交えながら紹介します。この記事を読めば、コンパクトカーの維持費の種類や、軽自動車との違いなどが分かるので、ぜひ最後までご覧ください。
*目次*
・コンパクトカーの定義や軽自動車との違いを比較して解説
・低燃費で安価であり、機能性十分なコンパクトカーを数社を紹介
・車関係の税金の費用から種類や内容を一つ一つ徹底解説
コンパクトカーの維持費の種類
コンパクトカーを保有する場合、車両本体価格や購入時の税金だけでなく維持費が必ず必要になります。コンパクトカーの維持費には「税金」「保険料」「メンテナンス」「自動車走行費用」と主に4種類が挙げられるでしょう。ここからはそれぞれついて解説していきます。
税金
税金はコンパクトカーを保有する上で支払いを避けられない維持費です。維持費としての税金には、自動車の排気量で金額が変化する「自動車税」があり、年に1回支払いがあります。もうひとつは車検を継続する際に必要となる「重量税」です。
重量税の税額は、コンパクトカーの車体の重さに起因して金額が変化します。
保険料
コンパクトカーに必要な維持費のふたつ目は、保険料です。保険料には「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。自賠責保険は車検を受ける際にまとめての支払いが必要で、必ず車を維持する上では必須となる保険です。
もうひとつの任意保険は、車同士の車両事故や人身事故などを起こしたときに必要な保険金で、自賠責保険だけでは通常賄えないため必要になってきます。毎月の保険料は維持している車種や運転者の年齢によって変動しますので、定かな金額はありません。
メンテナンス
コンパクトカーに必要な維持費の3つ目は「メンテナンス費用」です。メンテナンス費用には、車検費用や定期的な点検費用、その他にもタイヤ消耗品などがあります。一方、車検費用は現在保有している車を継続しするために必要な費用であるため、車検時に買い替えの場合は必要ありません。
他にも点検費用として年に1回の「法廷点検にかかる費用」も挙げられ、こちらも安全にコンパクトカーを運転するために必要な維持費です。またタイヤに関しても、夏タイヤや冬タイヤ、エンジンオイルやその他消耗品も維持費が必要になります。
自動車走行費用
コンパクトカーに必要な維持費の4つ目は「自動車走行関連費用」です。自動車走行関連費用のひとつであるコンパクトカーの燃料代は、コンパクトカーだけでなく車を運転する上で必要になります。
さらには駐車場代も必要経費です。自宅で敷地内に駐車スペースがあるケースは必要ありませんが、マンション住まいや駐車スペースがないときには毎月駐車場代がかかります。駐車場の土地の値段などで駐車場代も変動するので注意しましょう。
コンパクトカーは何位?維持費の安い車種のランキング
コンパクトカーを所有するには多種多様な維持費が必要となってきます。少しでも維持費を安くすることで生活費用を抑えることができるため非常に有益です。維持費の安い車種を知っておくことで、お財布との相談もしやすいでしょう。
ここで紹介するランキングの対象車種は、ミニバン、コンパクトカー、軽自動車となっていて、それらの維持費が安い理由を解説します。
TOP3:ミニバン
維持費の安い車種ランキングの第3位は「ミニバン」です。ミニバンは乗車定員5名以上の車種を指し、コンパクトカーや軽自動車と比較すると車内スペースが広いことが特徴です。クラスや排気量によって小さいものから大きいものまで分類されています。
小さなSSクラスで排気量1,500ccですが、大型のLLクラスになると排気量も3,500ccになるので、燃費はコンパクトカーや軽自動車と比較すると少し悪いといえるでしょう。その分燃料費が高くなってしまいます。
TOP2:コンパクトカー
続いてランキング2位は「コンパクトカー」です。コンパクトカーの排気量は2,000cc以下で、車体の大きさも軽自動車と普通自動車の中間程となっています。
車種としては小型自動車に分類されていて、燃費に関しては排気量がミニバンより小さいため、燃料費を安く抑えることができるでしょう。
しかし、排気量が軽自動車よりも多いため、税金や保険料の維持コストがどうしても高くなることは否定できません。
TOP1:軽自動車
維持費ランキング1位は「軽自動車」です。軽自動車は排気量がミニバンやコンパクトカーと比べ少なく、税金や燃料費を押さえられます。軽自動車税は金額が固定で、重量税も1万円以下です。
また、自賠責保険・任意保険の保険料も他車種と比較しても安く抑えることができます。加えて燃費性能も良いので、燃料費もあまり負担にならず車検費用などのメンテナンス費用もそれほどかからないでしょう。タイヤや消耗品もあまり負担にならない金額で済みます。
コンパクトカーとは?維持費が最安値の軽自動車との違い
車体の大きさが軽自動車と普通自動車の中間位となるコンパクトカーですが、実際のサイズや維持費が最安値の軽自動車との違いも含めて、コンパクトカーとはどういったものかを詳しく解説します。
コンパクトカーの定義
コンパクトカーには、明確な定義はありません。一般的には小型自動車(5ナンバー)に分類され、ボディサイズは全長4,700mm以下・全幅1,700mm以下の車両です。日本の道路事情や住宅事情に合う車といえます。
主なボディタイプは、ハッチバックやトールワゴンで、セダンやミニバンはコンパクトカーには含まれません。
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軽自動車との違い
コンパクトカーとは異なる軽自動車の定義とは、乗車定員4人までで、車体サイズが全長3.4m以下・全幅1.48m以下・全高2.0m以下となり、排気量が660cc以下の車種となっています。
軽自動車との違いとしては、コンパクトカーはサイズによりますが4人以上乗ることが可能です。また、排気量が大きいため加速や坂道などでも軽自動車と比較してスムーズに運転することができます。
税金に関しては軽自動車の方が安いものの、中古車市場での車両本体価格はコンパクトカーがお得なケースもあり、加えて燃費が良いこともコンパクトカーのメリットのひとつでしょう。
コンパクトカーと軽自動車の維持費を比較
ここからは、コンパクトカーと軽自動車の維持費を比較し詳しく解説していきます。各維持費の違いについて詳細を理解することで、コンパクトカーと軽自動車の維持費の違いが理解できるでしょう。コンパクトカーを購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。
自動車税/重量税
維持費で必要な税金として自動車税と重量税が挙げられます。自動車税は、年に1回の支払いが必要となり、4月1日時点で車を保有している人に課税される税金です。総排気量によりコンパクトカーは年額2万5,000円~で、軽自動車は一律で年額1万800円支払う必要があります。
自動車重量税は車検や新規登録時必要な税金です。車両重量と年数で税金は変わり、新車登録時は3年分が必要に、車検時には2年分が必要になります。コンパクトカーは車両重量0.5tごとに年額4,100円、軽自動車は一律年額3,300円が必要です。
自賠責保険/任意保険
維持費で必要な保険は自賠責保険と任意保険の2種類です。自賠責保険は全ての自動車を保有する人は必ず加入が義務づけられています。理由は、基本的な対人賠償を保証するためです。
交通事故による被害者を救済し、加害者が追う経済的負担を補填することで基本的な対人賠償を確保できます。軽自動車とコンパクトカーの自賠責保険料にほとんど差はありません。
しかし、自賠責保険の保険金は最大3,000万円のため、万が一に備え任意保険に加入しておいたほうがよいでしょう。
車検費用/点検費用
メンテナンスのための維持費として車検費用と点検費用が必要です。車検は車が安全に道路を走行できるかの検査になり、新車登録後から3年目、以降は2年ごとに行います。
車検代の相場は地域により変動がありますが、軽自動車が約3万4,000円、コンパクトカーが約4万3,000円です。
点検費用は法定点検とも呼ばれ、12か月点検と24か月点検が道路運送車両法第48条で定められています。罰則規定はありませんが、安全な走行をするために行う大切な点検です。法定点検の相場は、軽自動車とコンパクトカーともに約1万円が相場になります。
駐車場代/燃費(燃料代)
駐車場は自宅に駐車スペースがない人には必要な維持費です。駐車場料金は地域により違いがありますが、軽自動車とコンパクトカーの駐車場料金にほとんど違いはありません。
また、近くにコインパーキングがある場合は駐車場料金より安いケースもありますので、金額を確認してからどちらを使用するのかきめることが大切です。
軽自動車の燃料費は比較的安いのですが、最近のコンパクトカーは車種により燃費が軽自動車よりも良いため燃料費が安くなるものもあります。
維持費が安くて機能性抜群のおすすめコンパクトカー5選!
燃費性能が良い車を購入しておけば燃料費を節約したエコな運転が可能になり、経済的なメリットが得られるでしょう。ここからは維持費が安い上に、機能性も充実した車を紹介します。コンパクトカーの購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
トヨタ:ヤリス
トヨタ:ヤリスの中古車価格帯 |
|
中古車価格帯(税込) |
約119万円~259万円 |
ヤリスの特徴はコンパクトカーならではの軽快な運転性能と、最新の安全技術を兼ね備えている点です。車体にはTNGAプラットフォームGA-Bを初めて採用し、軽量化と走行の安全性を実現しています。
新世代のハイブリッドシステムは、同じクラスの車種と比較してもトップレベルです。
トヨタ:ヤリスの基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
3,940×1,695×1,500 |
乗車定員(名) |
5 |
最小回転半径(m) |
4.8 |
トランスミッション |
FF(前2輪駆動) |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード:35.4 |
(2022年9月時点の情報です)
(参考: 『トヨタ:ヤリスの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産:ノート
日産:ノートの中古車価格帯 |
|
中古車価格帯(税込) |
約12万円~328万円 |
日産から販売されているおすすめのコンパクトカーがノートです。流れるような流線型の車体が空気抵抗を少なくし、燃費性能を大きくしています。日常運転だけでなく高速走行も非常に安定していますので、長時間運転しても疲れが少ないのが特徴です。
車内の内装はシンプルで後部座席も広く使用可能なため、グループや家族でドライブしても快適に過ごすことができます。
日産:ノートの基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
4,020×11,690×1,535 |
乗車定員(名) |
5 |
最小回転半径(m) |
4.7 |
トランスミッション |
FF(前2輪駆動) |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード:29.5 |
(2022年9月時点の情報です)
(参考: 『日産:ノートの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ:ソリオ
スズキ:ソリオの中古車価格帯 |
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中古車価格帯(税込) |
約29万円~245万円 |
スズキから販売されているソリオも、おすすめのコンパクトカーとして挙げられます。車高が高いのが特徴で、後ろの座席をコンパクトに折りたたむと自転車も収納できるくらい車内が広く使用可能です。
そのため、日常の買い物を収納したりキャンプ用品なども収納することもできます。また、車高が高いため運転席から周囲が良く視認できるので、初心者でも安心して運転できるでしょう。安定性もあるので乗り心地も抜群です。
スズキ:ソリオの基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
3,710×1,620×1,765 |
乗車定員(名) |
5 |
最小回転半径(m) |
5.0 |
トランスミッション |
FF(前2輪駆動) |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード::19.6 |
(2022年9月時点の情報です)
(参考: 『スズキ:ソリオの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ:フィット
ホンダ:フィットの中古車価格帯 |
|
中古車価格帯(税込) |
約19万円~265万円 |
フィットは、ホンダが販売している代表的なコンパクトカーです。モデルを変更するたびに性能だけでなくデザインも進化しています。現在は2020年発売の4代目になりデザインも落ち着いたものになりました。
燃費もハイブリッドモデルは他車種と比較しても、トップレベルです。ステアリングのアシストもあり、日常運転から高速走行まで幅広く運転を楽しめます。
ホンダ:フィットの基本スペック |
|
全長×全幅×全高(mm) |
3,900×1,695×1,525 |
乗車定員(名) |
5 |
最小回転半径(m) |
4.7 |
トランスミッション |
FF(前2輪駆動) |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード:29.4 |
(2022年9月時点の情報です)
(参考: 『ホンダ:フィットの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ:アクア
トヨタ:アクアの中古車価格帯 |
|
中古車価格帯(税込) |
約39万円~289万円 |
アクアはトヨタが販売している代表的なコンパクトカーです。車高が低いことから安定感があり、女性でも安心して運転できます。運転スタート時にはモーターアシスト機能が付いているのでストレスレスです。
また、アクアはハイブリッド専用車のため、プリウスより小さい車種を探している人にはおすすめといえます。
トヨタ:アクアの基本スペック |
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全長×全幅×全高(mm) |
3,995×1,695×1,445 |
乗車定員(名) |
5 |
最小回転半径(m) |
4.8 |
トランスミッション |
FF(前2輪駆動) |
燃費消費率(km/L) |
WLTCモード:29.8 |
(2022年9月時点の情報です)
(参考: 『トヨタ:アクアの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
コンパクトカーは買い替えたい車としても人気!
購入・買い替えを検討しているボディタイプについてアンケート調査をしたところ、1位軽自動車(20.0%)2位コンパクトカー(18.9%)3位SUV/クロカン(18.7%)となりました。
また、車を選ぶ際に重視する点についてエリア別に調査したところ、エリアにより若干の差はありますが燃費を重視する方は全国平均2~3割ほどです。車選びに重視する点には好みや地域性で分かれる部分がありますが、燃費に関してはどのエリアも同じような割合でした。
この結果から、コンパクトカーは買い替えたい車としても人気があることが分かります。
まとめ
コンパクトカーは燃費が良いだけでなく機能性抜群な車が多く、日常生活や休日のドライブも楽しみながら運転することができます。また、購入・買い替えを検討の際に、燃費もいいことから人気のあるボディタイプです。
コンパクトカーをはじめ中古車の購入を迷われてましたら、親切なスタッフが購入後も丁寧にサポートするネクステージに一度ご相談ください。ネクステージでは全国に200以上の店舗を展開しており車検工場を併設している店舗もありますので、車検場に悩む必要もなくなります。