ネットでの中古車購入は県外からでも可能!取り寄せ方法やかかる金額の目安
インターネットの普及により全国の中古車情報を手軽に確認できるようになったことで、県外からの中古車の購入もより身近なものになりました。検索範囲を県内から県外まで広げることで、自分の求める条件に合う車と出会える可能性も高まります。
しかし、県外から中古車を購入する時は費用や納車までにかかる時間などについて、県内の店舗での購入とは異なる点があることに注意が必要です。この記事で解説する手続きの流れや注意事項を踏まえれば、県外からでもスムーズに中古車を購入できるようになります。是非ご参考ください。
※目次※
・ネットを活用した中古車の検索方法を徹底解説
・ネットを使って県外から中古車を購入する際の手続きと必要書類を解説
・県外からのネット中古車購入には注意が必要
ネットでの中古車購入は県外からでも可能!
インターネットを活用することで全国の豊富な在庫の中から理想の1台を見つけられます。しかし、車という高額な商品をネットで県外から購入することに不安を感じる人もいるでしょう。
しかし、県外からの中古車購入の特徴をきちんと押さえておくことで、身近な店舗での購入と変わらないスムーズな手続きを行うことができます。ここではネットでの中古車購入において事前に知っておきたい3つのポイントを解説しますので、是非参考にしてください。
現地店舗での購入とは異なる点がある
ネットでの中古車購入は、通常の店舗での購入よりも手間や費用がかかります。遠方の店舗の訪問には高額な交通費や長時間の移動といった大きな負担が付き物です。
一方ネットでの中古車購入では全てをネット上で完結できるメリットがあります。動画や写真、担当者とのやりとり取りの中で車の状態を確認できるのであれば、必ずしも店舗へ足を運ぶ必要はありません。
必要書類の提出は郵送でも行うことができるため、自宅にいながら購入から納車までの手続きを終わらせることができます。忙しくて店舗に行く時間が確保できない場合はネットでの中古車購入がおすすめです。
車体価格を抑えられる
ネットの活用により選択肢が広がれば、それだけ格安の車も見つけやすくなります。中古車を購入するメリットは、新車よりもリーズナブルな価格で車を手に入れられることです。しかし、県内の中古車販売業者の販売価格が最安値とは限りません。
中古車の検索範囲を県内から全国まで広げることで、比較対象もそれに比例して増えていきます。県内の店舗より安いものや、同じ価格でも状態の良いものを手軽に探せることは大きなメリットでしょう。
できるだけ購入費を抑えたいという場合は、県外からの中古車購入も是非検討してみてください。
細かい条件に合った車を探せる
中古車の検索範囲を全国まで広げることで車種や年式、走行距離など細かい条件に合った車を探せるようになります。自宅周辺地域に希望のものがなかったとしても、県外、または日本全国に範囲を広げることで全ての条件を満たしたものを見つけられるかもしれません。
特に希少モデルやすでに製造中止になっている車種などは中古車市場に出回っている台数が少なく、近隣の店舗で見つけられる可能性はさらに低くなります。
こだわりの条件がある人や特定の車種を探している場合は、ネットを活用して検索範囲を広げましょう。
ネットで購入する中古車を県外から取り寄せる方法
ネットで県外から中古車を取り寄せる方法は大きく分けて3つあります。ディーラーまたは中古車販売業者、個人で取り寄せる方法です。
「豊富な在庫から探せる」という、ネットで中古車を購入する際のメリットを最大限に活かせる観点から中古車販売業者で取り寄せる方法をもっともおすすめしますが、それぞれの方法の特徴を理解し、自分に合った方法で取り寄せましょう。
ディーラーで中古車を取り寄せる
多くのディーラーは新車だけではなく中古車の販売にも対応可能です。ディーラー公式の中古車検索サイトから、全国のディーラーが取り扱っている中古車の情報を検索できます。
ディーラーでの購入は、品質が認められた認定中古車の購入ができる、手厚い保証が受けられるなど、正規店ならではの安心感が大きなメリットです。
ただし、全てのディーラーが県外からの取り寄せに対応しているとは限りません。実はメーカーとディーラーの運営会社は異なり、同じメーカーの看板を掲げているディーラー同士でも在庫を共有していないことがあります。商品を探す前に、県外からの取り寄せに対応可能なディーラーかチェックしておきましょう。
中古車販売業者で取り寄せる
中古車販売業者でもディーラーと同様に、全国の在庫の中から中古車を検索することができます。県外から購入するのであれば、中古車販売業者の中でも全国展開している業者の利用がおすすめです。
全国規模の業者の多くは県外からの取り寄せを前提としてホームページに全国の在庫を掲載しているため、取り寄せに快く応じてもらえます。
しかし、数店舗のみの小規模業者や、県内または近県のみでチェーン展開している中規模業者の中には、在庫のある店舗での購入を前提としていることも珍しくありません。取り扱う車の台数も全国規模の業者には及ばないこともあり、取り寄せが適わないことがあります。
どちらにせよ、県外からの取り寄せに対応可能かどうかは事前に確認しておきましょう。
個人で取り寄せる
オークションや中古車検索サイトでは、車の所有者から車を直接取り寄せることになります。個人売買はディーラーや中古車販売業者に支払う手数料を節約できること、レアな車が入手しやすいことがメリットです。
一方で、個人で業者を利用した場合には生じ難いトラブルに巻き込まれる危険性があります。代金を支払ったのに納車されないケースや、購入後に事故車や盗難車だと判明したりすることも珍しくはありません。
また、名義変更や車の輸送など業者に任せられる手続きもすべて自分達で行わなければならず、思うように進まないこともあるでしょう。個人で取り寄せる際は、トラブルに遭遇するリスクを踏まえた慎重な対応が求められます。
ネットで県外から中古車を購入する手続きと必要書類
中古車の購入には名義やナンバーの変更など、新車を購入した場合とは異なる手続きが必要です。市区町村の役場や警察署への申請に時間がかかる書類もあるため、早めの準備を心がけましょう。
ここでは購入車種が決まった後の流れや、各種手続きの必要書類について解説します。購入から納車までスムーズに進めるためにお役立てください。
購入車種が決まった後の流れは?
購入車種が決まった後の主な流れは次の通りです。ただし、個人売買の場合は両者で決めた流れのとおり進めることになります。
1.店舗で現物確認または動画や写真で確認
2.見積もりの依頼
3.契約
4.名義変更など各種手続き
5.納車
売買により自動車の所有者が変わった場合は、変更があった日から15日以内に名義変更を行わなければなりません。他の都道府県ナンバーの車を購入した場合は、併せてナンバーの変更も必要です。県外から購入した中古車に関するこれらの手続きを業者に依頼する場合は「他府県登録費用」という手数料がかかります。
仮ナンバーの申請の必要書類は?
仮ナンバーとは、本来公道を運行できない車検切れの車などに一時的な運行許可を与えるナンバーです。仮ナンバーを取得することで車検切れの中古車でも店舗から自宅まで自分で運転して帰ることができます。
仮ナンバーは販売店のある市区町村の役場で取得可能です。仮ナンバーの申請には750円(2021年5月現在)の手数料がかかります。必要書類は次の通りです。
・自動車臨時運行許可申請書(窓口で入手可能)
・収入印紙(750円)
・自賠責保険証明書(有効期限内のもの)
・車体を確認できる書類(自動車検査証・登録識別情報等通知書または一時抹消登録証明書・自動車予備検査証(有効なもの)・その他該当自動車を確認できる書類
・本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
名義変更を依頼する際の必要書類は?
名義変更を業者に依頼する場合、手続きに必要となる下記の書類は全て業者が用意します。担当者の指示に従って署名捺印を行ってください。
名義変更を業者に依頼することができますが、代行手数料が生じます。しかし、添付忘れや書き損じなどによる時間のロスは大幅に減るため、手続きを早く済ませたい場合は特に代行依頼がおすすめです。
・譲渡証明書(前オーナーの実印が捺印されているもの)
・自動車検査証(有効期限内のもの)
・前オーナーの印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内のもの)
・新オーナーの印鑑証明書(発行日から3ヶ月以内のもの)
・前オーナーの委任状(旧所有者の実印の押印があるもの)
・新オーナーの委任状(旧所有者の実印の押印があるもの)
・新オーナーの車庫証明書(発行日から概ね1ヵ月以内のもの)
(参考:『自動車検査・登録ガイド|国土交通省』)
自分で名義変更行う場合の必要書類は?
業者に依頼すると代行手数料がかかる名義変更ですが、自分で行うことも可能です。ちなみにですが、自分で名義変更を行う場合は、上記書類に加えて次の書類も必要となります。
・申請書
・手数料納付書
・軽自動車税(環境性能割・種別割)申告書
これらの書類を管轄の運輸支局に提出します。自分で名義変更を行う場合は、必要書類はすべて自分で用意しなければなりません。必要書類の取得方法は次の通りです。
書類の種類 |
取得方法 |
譲渡証明書 |
国土交通省のホームページからダウンロード |
自動車検査証 |
旧所有者があらかじめ保有 |
印鑑証明書 |
市区町村役場に申請 |
委任状 |
国土交通省のホームページからダウンロード |
車庫証明書 |
警察署に申請 |
申請書 |
当日、運輸支局の窓口にて記入 |
手数料納付書 |
同上 |
軽自動車税(環境性能割・種別割)申告書 |
同上 |
ネットで県外から中古車を購入する際にかかる費用
ネットで県外から中古車を購入する際は、県内で購入する際には生じない追加費用に注意しましょう。中古車の購入費を抑えたいのであれば、車体価格だけではなく追加費用も含めた上での検討が必要です。
ここでは、県外から中古車を購入する際にかかる陸送費や輸送費、他府県登録費用について解説します。
取り寄せする距離で変わる陸送費や輸送費
県外から中古車を購入した場合、販売店から納車場所まで車を運ぶための陸送費または輸送費が生じます。陸送費の相場は車種や業者によって異なりますが、概ね以下の通りです。
業者 |
近隣(1~3時間の距離) |
遠方(5~10時間の距離) |
中古車販売業者 |
1~3万円 |
3~7万円 |
ディーラー |
2~3万円 |
3~10万円 |
費用は店舗によって異なるため、利用を検討する際に担当者へ確認しましょう。一般的に陸送費の相場はディーラーよりも中古車販売業者の方が割安になります。ディーラーは1回の搬送で複数台を運ぶことがあり、その分経由地が増えるからです。
また、仮ナンバーの取得を行い販売店から自宅まで運転して帰ることで陸送費を節約できます。必要な事務手続きを事前に済ませることで、当日持ち帰りができないか担当者に相談してみましょう。
県外から購入することでかかる他府県登録費用
他府県登録費用とは、県外から購入した中古車の名義変更などを業者に依頼した場合に生じる手数料です。名義やナンバーの変更は、購入者の住む市区町村を管轄する運輸支局で行います。
そのため、業者は購入者の住む市区町村へ実際に赴いたり、現地に近い行政書士へ代行を依頼したりしなければなりません。つまり、県内で購入したときよりも余分な経費がかかるということです。
他府県登録費用を節約したいのであれば、名義変更の手続きは自分で行いましょう。他府県登録費用の相場は1~2万円です。自分で必要書類を準備する手間と他府県登録費用の額を比較して、業者に依頼するかどうか決めましょう。
ネットで県外から中古車を購入する際の注意事項は?
ネットで県外から中古車を購入する際には、通常の店舗での購入とは異なる点がいくつかあります。遠方からの購入は方法によって生じてしまう可能性のある手間や費用があるため、後のトラブルを避けるためにも把握しておきましょう。
ここでは、ネットで県外から中古車を購入する際の注意事項を4つ解説します。中古車を購入する前に是非確認しておいてください。
納車までにかかる時間を考慮する
県外から中古車を購入した場合、県内で購入した場合よりも納車には時間がかかります。ナンバープレートの交付手続きや納車のための運搬など、県内で購入した場合には生じない工程があるからです。
納車までにかかる時間は、車の整備状況や手続きの進捗状況に左右されます。県内で購入した場合の目安は最短で2~3日、平均で1~2週間です。県外から中古車を購入する際は、取り寄せにかかる時間などがさらにかかる可能性も考慮しておかなければなりません。
納車希望日がある場合は担当者に相談してみましょう。車の整備状況や手続きの進捗状況によっては、納車までにかかる時間を短縮できることがあります。
見積書の項目はしっかり確認する
見積書の内容は細かく確認しましょう。上述した通り、県外から中古車を購入した場合は陸送費や輸送費、他府県登録費用などの追加費用がかかるからです。
見積書にこれらの項目がない場合は、後日別途請求されることがあります。見積もり以外の費用追加は予算オーバーとなりかねません。想定外の出費を避けるためにも、見積もりの段階で追加費用について必ず確認しておきましょう。
特に陸送費や輸送費は販売店と自宅との距離によっては高額になります。仮ナンバーを取得して自分で持ち帰るかの検討をするためにも、早めに試算してもらいましょう。
キャンセルには注意が必要
中古車の購入時にはキャンセルに注意してください。タイミングによってはキャンセル料が生じるからです。キャンセルの時点で名義変更や車のオプション追加など納車のための準備が進んでいた場合は生じた費用を請求されることがあります。
特に県外から中古車を購入した場合は陸送費や輸送費に注意が必要です。キャンセルした時点ですでに車の輸送が始まっていれば、運搬にかかった費用も購入者負担になることがあります。
キャンセルしたい場合は速やかに担当者へ連絡してください。また、万が一の時のために見積もりや契約の段階でいつまでなら無料でキャンセルできるのか確認しておきましょう。
系列店が多く信頼できる店舗を選ぶ
県外から中古車を購入する時は、系列店が多く信頼できる業者を選びましょう。系列店の多い業者を選ぶことで、購入した店舗の代わりに最寄りの店舗で修理やメンテナンスなどの購入後のサポートを受けられるようになります。
一般的に購入後の修理やメンテナンスは、購入した店舗に依頼することになりますが、購入した店舗が遠い場合は修理を受けるために長距離を移動しなければなりません。車が走行不能な場合は、高額の運搬費がかかることもあります。
系列店が自宅の近くにあれば、修理やメンテナンス時も安心です。購入後のことも考慮し、系列店が多くアフターフォローもしっかりしている業者を選びましょう。
ネットを利用して中古車を買うならネクステージへ!
ネットで中古車をお探しであれば、是非ネクステージにお任せください。ネクステージでは全国100店舗以上、総在庫約20,000台の中から気になる1台を探すことができます。また、見つけた車両は最寄りの店舗に取り寄せることができるので、車選びの視野を広げてお気に入りの一台を見つけましょう。。
購入から納車までの手続きはもちろんのこと、修理やメンテナンスはお近くの店舗で承っているため、取り寄せの車であっても安心してご購入いただけます。
ネクステージではインターネットから簡単に全国の在庫をご覧いただけるだけでなく、問い合わせも可能です。ぜひ詳細検索も併せてご利用ください。
よくある質問
Q. 中古車を取り寄せるメリットは何ですか?
A. 中古車を取り寄せるメリットは、自分好みの条件に合った車を選べることでしょう。全国から探せば、選択肢が広がります。ただし、実車の確認ができなかったり、運搬の費用や納車までの時間がかかったりとデメリットもあります。
Q. 納車して持ってもらうといくらかかりますか?
A. 納車費用は、納車する目的地までの距離によって金額が異なります。1時間以内の近隣なら5,000円~1万円、1時間から3時間程度の距離であれば1万円~3万円が相場です。
ただし、販売業者によっては車両点検・書類手続き・洗車・クリーニング・ガソリン代などの諸費用が含まれていることがあります。中には、メーカーからの輸送費や、他店舗からの輸送費も含みます。
Q. 中古車の県外登録費用の相場はいくらですか?
A. 県外登録費用は購入する中古車販売店によって異なります。一般的な費用の相場は1万円~2万円です。県外登録費とは、他の都道府県で購入した車を新しい使用者の住民票がある都道府県で登録する際に掛かる費用のことです。
新しく車を所有する場合、登録手続きをしなければなりません。運輸支局や自動車検査登録事務所で手続きをしますが、使用者の住民票のある管轄であることが義務付けられています。
まとめ
ネットで県外から中古車を購入する際は陸送費や輸送費、他府県登録費用などの追加費用や納車までにかかる時間など、さまざまな点に注意しなければなりません。しかし、ネットを活用すれば条件に合う車と出会えるチャンスも増えます。
中古車をお探しであれば、良質で豊富な在庫を誇るネクステージへご相談ください。「お客様ファースト」を掲げ、理想の1台との出会いをお手伝いします。遠方からの取り寄せや在庫に関するご相談・お問い合わせも常時承っておりますので、お気軽にご連絡ください。