車を買うべきかレンタルするべきか?購入前に考えるべき4つのポイントをご紹介
車を購入するべきかレンタルするべきかで悩んでいませんか。車は便利なものですが、選ぶポイントを間違えると不便な思いをすることや損する可能性もゼロではありません。
充実したカーライフを送るためには、どのように車を選ぶかが重要です。あとになって後悔しないためにもこれから紹介するいくつかのポイントを押さえておきましょう。自分のライフスタイルに合った車選びをするための参考にしてください。
※目次※
・車を購入するのであれば、4つのポイントに気をつけて判断しよう!
・車の購入とレンタカーで迷ったら、かかるコストの違いを比較してみよう!
・購入時のコストを抑えたいのであれば中古車という選択肢もオススメ!ただし選び方には注意が必要。
車を購入する上で考えるべき4つのポイント
車の購入はその後の生活に大きな影響を与えます。生活を豊かにするために購入したはずの車が、選ぶ種類を間違えることで逆に使いづらく不自由な思いをしてしまうこともあるのです。
車選びで失敗しないためには、ライフワークに合わせた車を選ぶことが重要です。買ってから後悔することのないように、購入する前に考えておきたいポイントについて紹介します。
①車に乗る頻度
車を購入するべきかレンタカーを利用するべきかで迷うときは、まず車に乗る頻度について考えましょう。車にどのくらいの頻度で乗るのかによっては、車を購入しなくてもレンタカーで十分間に合うケースもあります。車に乗る頻度を考えるためには、まず車を使うシチュエーションをはっきりさせておくことが大切です。
通勤で毎日乗る場合は車を購入する方が経済的です。一方で、年に数回程度の旅行でのみ車を使うという場合はレンタカーの方が安くなることもあります。したがって車に乗る頻度は、車を購入した方がよいのかレンタカーを利用したほうがよいのかという判断基準になります。
②車に乗る期間
次に、車に乗る期間がどのくらいなのかについて考えてみましょう。車に乗る期間の長さによっては、新車ではなく中古車を選ぶというのもひとつの方法です。そのためには自分の置かれている環境について振り返ってみることをおすすめします。
田舎に住んでいると、生活のために車が欠かせない状況が多い傾向にあります。車に乗る期間が長く頻度も高いのであれば、新車の方が中古車より長く使えるのでおすすめです。
都会でバスや電車などの移動手段が充実しているのであれば、あえて車を買わずに必要なときだけレンタカーを使うという方法もあります。子どもが生まれたり成長したりして車を買い替える予定があれば、価格の安い中古車をつなぎとして利用してもよいでしょう。
③車に乗る人数と用途
購入した車に何人くらい乗る予定なのかも考えて車選びをしましょう。車に乗るのが1~2人であれば軽自動車やスポーツカー、5~6人であればミニバンなど、乗る人数によって選ぶ車種が変わるでしょう。また、車を使う用途によってもふさわしい車は変わります。
セカンドカーとして使うのであれば、本体価格も維持費も安い軽自動車で間に合うでしょう。運転に自信がない方であれば、大きい車は避け操作性のよいコンパクトカーが合っているといえます。子どもと出かける機会が多いのであれば荷物を多く積めるファミリーカー、アウトドアに行くことが多いのであればミニバンやSUV車がおすすめです。
使いやすい車を見つけるためにも、車に乗る人数と用途をはっきりさせておくことをおすすめします。
④車があると生活がどう変化するか
車に乗る頻度や期間、乗せる人数や用途を考えてもまだ車の購入で迷うようであれば、車を購入したことによる生活の変化も考慮して検討してみるといいでしょう。
通勤で毎日長時間の移動をするのであれば、車を買うことで時間短縮が期待できます。また、それにより趣味に使うための時間の確保が可能になることもあるでしょう。子どもがいる方であれば、子どもの送り迎えにも役立ちます。
また、家族全員でまとめて移動できるサイズの車を買えば、車内で家族とのコミュニケーションを取る時間を確保できます。他にも、自分だけのプライベート空間として車を使うことだって可能となるでしょう。
車を購入することで、生活がどのくらい便利になるのか、どのくらい豊かになるのかを考えることが決め手となることもあります。メリットとかかる費用を比べたうえで購入する価値があるのかを判断しましょう。
車の購入とレンタカーのコスト比較
「車を購入するべきか」「必要なときだけレンタカーを使うのか」どちらがいいのか迷うときは、どのくらいのコストがかかるのかを比較してみるとよいでしょう。ここでは、トヨタのプリウス1.8Lを新車で購入した場合とレンタルした場合を例として挙げ、15年間でどのくらいの費用の差が出るのかをまとめました。よりお得に使える方を選択しましょう。
車を購入して15年間乗った場合
トヨタのプリウス1.8Lを新車で購入した場合、車両本体価格が約243万円、諸経費が約30万円かかります。そして、維持するためにかかる費用のおおよその目安は以下の通りです。
支出項目 |
頻度 |
金額 |
自動車税と自動車保険料 |
年 |
約80,000円 |
駐車場代 |
月 |
約20,000円 |
ガソリン代 |
月 |
約5,000円 |
洗車代 |
月 |
約1,000円 |
ローン返済 (車両本体価格243万円のみ借り入れ、頭金なし、ボーナス払いなし、5年返済、金利年1.5%の場合) |
月 |
約42,000円 |
これに加えて、車検がある年はさらに15万円前後の車検代がかかります。車の使用環境や使用頻度によっても変わりますが、これを基本として15年間乗り続けた場合、購入費と維持費を合わせて960万円程の費用がかかる計算となります。
レンタカーを15年間利用した場合
トヨタのプリウス1.8Lをレンタルした場合、レンタル費用が1日で約11,880円、ガソリン代が1回で約1,000円かかります。上記を基本として、利用回数ごとにまとめものが以下の通りです。
|
1年間の累計 |
15年間の累計 |
月2回利用した場合 |
約31万円 |
約464万円 |
月4回利用した場合 |
約62万円 |
約927万円 |
月8回利用した場合 |
約124万円 |
約1,855万円 |
これらの金額はあくまで目安ではありますが、車の使用が月に2~4回ほどであればレンタルの方が安く済むということがわかります。一方、5回以上使うのであれば新車で購入したほうが安くなります。1ヶ月にどのくらい車を使うのかによって実際にかかるであろうコストを試算してみて、車を購入するのかレンタカーを利用するのかを決めましょう。
車の購入は「利用頻度が高く長期的に乗る人」にオススメ
「車を頻繁に使う」「長期間乗る予定がある」という方には、車の購入をおすすめします。ただし、車を購入することにはメリットもデメリットもあるということを知っておきましょう。
どちらも十分に確認したうえで、必要だと感じたのであれば購入に向けての行動をはじめてください。それでは、車を購入することによるメリットとデメリットを紹介します。
車の購入のメリット
まずは、車を購入することのメリットを見ていきましょう。車を購入するメリットとして考えられるのは、何より好きな車種・グレードが選べるということです。自分の車ですのでカスタマイズも自由ですし、時間の制限なくいつでも使える点もメリットと言えます。また、使わなくなったら売却や譲渡をして手放すことも可能です。
緊急の用事ができたときにも時間を気にせずに使えますので、行動範囲を広げることにもつながります。
車の購入のデメリット
続いて紹介するのは、車を購入することのデメリットです。第一に挙げられるのが、購入時にかかる費用の負担の大きさです。それだけではなく、車検や税金、証文品の購入にも維持費として費用がかかります。レンタカーと違い、洗車やオイル交換などのメンテナンスも自分自身で機会を見て行う必要があります。
車を購入することのデメリットは、コストに関することがほとんどです。先述した費用以外にも、駐車場代や故障した場合の修理代なども費用として必要になることがあります。
このように多くの費用がかかるため、使う頻度が低ければレンタカーに比べてお得感を感じられないこともあるでしょう。
購入した車は、自分で管理して、必要なメンテナンスをおこなう必要があるのもデメリットの一つとしてあげられます。業者に依頼してメンテナンスをしてもらうにしても、異音がしないかといった日々の車に対する注意が必要とされます。
レンタカーは「利用頻度が低い人」にオススメ
「普段はあまり車を使わない」という利用頻度の低い方にはレンタカーがおすすめです。「旅行に行くときだけ使う」「必要に応じて車を使い分けたい」という場合はその都度好きな車を選べるレンタカーを検討してみましょう。
レンタカーを借りることによるメリットとデメリットを紹介しますので、充実したカーライフを送るための参考にしてください。
レンタカーのメリット
レンタカーを利用するメリットとして、必要なときと場合に応じてふさわしい車を選べるうえに、レンタル料金に保険料やメンテナンス費用といった維持費が含まれていることが挙げられます。また、車検やメンテナンスに自分で車を持ち込む必要がないこと、洗車をしてきれいな状態を維持する手間がかからないこともメリットです。
車のメンテナンスは、車が故障するリスクを下げることにつながるので長く使うためには欠かせません。レンタカーの場合、基本的なメンテナンスはレンタル会社が行います。メンテナンスにかかる手間が軽減されるのは大きなメリットでしょう。
必要に応じて車種を選べるのもメリットの一つであると述べましたが、例えば、引越しに使いたいときは荷物をたくさん積める軽トラックやワンボックスのバンがおすすめです。家族の旅行に使うのであれば乗り心地を重視したミニバンにし、ちょっとした買い物であれば軽自動車にするなど、状況に合わせて借りられます。
レンタカーのデメリット
次に、レンタカーを利用するデメリットについてご紹介します。レンタカーは、毎回同じ車を使えるわけではないため、乗り慣れない車を運転することになります。車によっては扱いにくいこともあり、慣れない車を運転することで事故につながるリスクが高まることもあります。
また、レンタル会社の営業時間内にレンタル手続きをおこなう必要があるため、早朝や夜中などに急に車が必要になった場合は使えないこともあります。なお、レンタカーは返却時にガソリンを満タンにして返さなくてはいけないケースがほとんどのため、レンタル料金とは別にガソリン代の負担が必要です。
コストを抑えて車を購入したいときは
車の購入を決めたけれど「購入費用はあまり用意できない」という方も少なからずいるでしょう。しかも、車は購入後にもメンテナンス費用や税金などさまざまな費用がかかります。
したがって、購入時に無理な予算を組んでしまうことはおすすめできません。無理なく車に乗り続けるために「購入にかかるコストを抑えたい」という場合はどうしたらよいのかを解説します。
中古車がオススメ
車を購入するときのコストを抑えるのであれば、中古車を選択肢として考えてみましょう。中古車であれば購入時のコストを大幅に抑えられます。
すでにさまざまなオプションがついている車もありますので、場合によっては新車に比べて機能と価格の両方でかなりお得に購入できるでしょう。
また、中古車は新車に比べて納車までの期間が短いというメリットもあります。ただし、中古車の購入はメリットばかりとは言い切れません。中古車と聞くと、「故障などのトラブルが心配」と思う方もいらっしゃるでしょう。
実際、選ぶ車によっては修理費用ばかりがかさんで、購入時にコストを抑えた意味がなかったというケースもありえます。中古車を購入するのであれば、どのような車を選ぶのかが重要なポイントとなります。
中古車を購入する時の注意点
中古車を購入するときの注意点として、まずは走行距離と年式を確認することが大切です。走行距離は少ないほうがよいですが、年式が古いのに走行距離は少ないという場合は、あまりメンテナンスされずに放置されていた可能性も考えられます。実際に試乗して不具合がないかを確かめましょう。
また、車検の有無を確認することもポイントです。中古車は車検が残っていないことがあります。車体の価格が安くても、車検費用を支払ったらそれほどお得ではなかったというケースもありますので、車検の有無は購入前に確認しておきましょう。
修復歴の有無も確認しておきたいポイントです。修復歴がある場合は、必ず試乗するようにしてください。直線でまっすぐ走れるか、エンジンから異音がしないかなどを自身でチェックしておくことで、購入後の予想外の故障を回避できる確率が上がるでしょう。
まとめ
車を買った方がよいのかレンタカーの方がよいのか迷ったときは、使う頻度や利用期間を考えてみましょう。そのうえで、購入したときにかかるコストとレンタルしたときにかかるコストを比較して判断します。
予算によっては中古車を選ぶのも一つの方法です。車の購入に関することで悩みを抱えているのであれば、中古車販売店の株式会社ネクステージにご相談ください。お客様のライフスタイルや予算に合わせた車選びを全力でお手伝いします!