【車購入時の不安を解消する方法3つ】ローンやマイカー購入の注意点も解説
多くの人にとって、車の購入は人生の中でも高価な買い物になるでしょう。機械なので扱いも難しくなりますし、車を買う際に初めてローンを組むなど、購入にはさまざまな不安が付き物です。車選びは本来楽しんでできるものですので、こうした不安はできるだけ解消しておきたいところです。
今回は、初めて車を購入する際のポイントを解説していきます。初めてのマイカー購入で失敗しないための車選びにも、ぜひお役立てください。
※目次※
・「どんな車が欲しいのか」「どう支払うのか」を明確にしておこう
・中古車を選ぶ場合、実績のある業者を選ぶことが重要
・車検前の車やモデルチェンジした車種は、より安く買える!
初めて車を購入する際の3つの不安
初めて車を購入する際には、わからないことや不安も多いものです。とくに「車の選び方」「ローンの組み方」「どこで買えば良いのか」といったことについては、頭を抱える人も多いでしょう。それぞれの不安にどう対処していくのか、それぞれ解説していきます。
車の選び方
車を買うのが初めてだと、「どんな車を選べばよいのか」悩ましいでしょう。販売店に行って相談するのもよいですが、その人に合った車は最終的に自分でしか判断できません。ライフスタイルに合わせて、ある程度の目星は自分で付けるようにしておきましょう。
例えば一人暮らしをしていて、あまり大人数で出かける機会もない場合、軽自動車やコンパクトカーなどを選べば、小回りも利いて経済的です。
一方で、家族が大勢いる場合には、大人数で乗れるミニバンが便利でしょう。友達と一緒に遊びに行きたいなら、SUVのようにスポーツ性能の高い車がピッタリなこともあります。また、カラーやボディの形なども楽しみの要素として外せません。
まずはどういったシチュエーションで使うのかを思い浮かべ、乗車人数や荷物の積載量、どのような性能をもちあわせた車が必要なのかを明確にしましょう。自分のニーズを明確にしたうえで、ネットや自動車の情報誌を見比べて車の特徴を知るのがよいでしょう。
ローンの組み方
自動車を買うにあたり、ローンで購入するという人は多いでしょう。そこまで高い買い物をしたことがない人にとっては、滞りなく返済できるかどうか不安なものです。
一般的に「ローンで自動車を購入するなら、年収の半分以下の価格のものを選ぶとよい」と言われます。年収4,000,000円の人の場合、2,000,000円以下の自動車を購入すれば、余裕をもったローン返済ができることになります。
あくまでも大まかな目安ですので、月々どれぐらいの支払い能力があるのかは、月収と支出額で計算すると早いでしょう。月々どれぐらいの収入、支出があるのかを正確に割り出し、プラスして問題のない支出額を考えてみてください。何年ローンで、いくらぐらいの自動車を買うのかを考えてみましょう。
ローンの年数を長くすれば、月々の返済額を抑えることもできますが、長くする場合には自分が何年その車に乗るかも考えなければなりません。3年しか乗らない場合、4年ローンを組んでしまうと、次の自動車を購入する際に前の車のローンが残っているなど、ネックになってしまいます。
ディーラーの信頼性
どのお店で車を買えばよいのかも、初めてだとなかなかわからないものです。結論として、信頼できる販売店かどうかを確かめるには、実績を参考するのがよいでしょう。
例えば、中古車販売店なら、その場所で何年ぐらいお店が経営されているのかに注目してみてください。質の悪い業者は、同じ土地で何年も経営を続けていくことはできないからです。インターネットなどで販売実績を調べるのもよいでしょう。自信があれば、詳しい実績も掲載されているでしょう。
新車の場合、性能などに大きく違いはありませんが、お店によってオプションや価格が異なる場合もあるので、いろいろ回ってみるのも手です。いずれにしても正規ディーラーの場合、販売員の人となりが重要になってくるでしょう。
安心して中古車を購入するためのポイント3つ
車を買うときに、中古車を選ぶとなるとその状態もさまざまですので、新車を選ぶときに比べるとリスクが高くなります。安くてよいものが手に入るのは事実ですが、状態を見極めるのは素人目には難しいからです。どういった点に気を付ければ安心して買うことができるのか、解説していきます。
鑑定書
まず注目すべき点は、「JAAA」(日本自動車鑑定協会)の鑑定書が付いているかどうかです。中古車は修理歴がある場合や、走行メーターが巻き戻されていて、走行距離が本来とは違う数字になっている場合があります。これらには明示する義務はないので、購入するにしても確かめる手段がないことも多いのです。
JAAAの鑑定書が付いていれば、その自動車がどういう状態のものなのかを詳しく知ることができます。また、第三者が鑑定しているということは、業者がそれだけ商品に責任をもっていることの表れとも言えるでしょう。
適正価格
安い自動車を見かけた場合でも、必ずその車種の相場を調べるようにしてください。販売店によっては、相場を大きく下回る値段で売られているものは状態が悪い場合もあります。
どうしてもその車が欲しい場合には、なぜそのような価格設定なのか、修理歴や走行メーターの巻き戻しはないのかなど、詳しく販売員に訪ねる必要があります。
保証
状態の悪い中古車には、保証が付けられていないケースも多く見られます。保証が付いていないというのは「故障しても責任は持ちません」ということの表れです。そんな自動車を購入してしまえば、故障した場合でも泣き寝入りなどということになりかねません。
保証の期間も大切です。「保証が付く」というだけで安心せずに、その期間もしっかり確認しておくようにしましょう。
中古車は車検前がお買い得
中古車を安く手に入れたいなら、車検前に売りに出された車を選ぶのがおすすめです。車検は新車購入してから初回は3年、その後は2年おきに行われます。車検には普通乗用車で100,000円~と、それなりに大きな額が必要なため「どうせお金がかかるなら買い替えてしまおう」とこの時期に車を売る人が多いのです。
車検前に売られた3・5・7年落ちの車は出回っている数も多く、同じ状態でもこの年式のものが安く手に入る可能性が高いのです。ただし、こうした車を選ぶ場合、自分で車検を受けなければいけないので、あらかじめ車検費用踏まえてから見定める必要があります。
中古車3・5・7年落ちのメリット・デメリット
車検前に売りに出された車を選ぶにしても、年数によって価格も性能も大きく変わってきます。年数ごとの価格と性能を見比べて、自分のニーズとのバランスを取っていくことが必要です。それぞれどういった特徴があるのかを見ていきましょう。
3年落ち
3年落ちの車なら、前のユーザーの乗り方次第では新車とほとんど変わらない状態で手に入るものもあります。また、3年ぐらいなら、性能も最新のモデルとさほど変わらない場合が多くあります。「安く手に入れたいけれど、性能は良いものがいい」と考える人はこの年式を選ぶとよいでしょう。
ただし5年落ち以降と比べると、価格にかなり差がつきます。3年落ちと謳っていても乗り潰されているような車もあるので、年数だけではなく走行距離にも気を配るようにしましょう。「大体年数×10,000キロ」が適正な走行距離だと言えます。
5年落ち
大体5年落ち辺りを境に、中古車の価格はぐっと下がります。これはメーカーの特別保証が5年で切れることが関係しています。つまり、メーカーの特別保証が切れた車の中では、5年落ちが一番新しいのです。
7年落ち
さらに安さを求めるのなら、7年落ちの車を選ぶのもよいでしょう。その分だけ部品が消耗している可能性が高いことも考慮しなければなりません。走行距離の短いものを選べば、メンテナンスをきちんと行うことで問題なく走れる場合が多いです。消耗した部品の交換に比べるとメンテナンスのほうがまだ安く済むので、覚えておくとよいでしょう。
10年落ちの車は不安?
車の価格は5年周期で大きく変動するのが特徴で、10年落ちの車になってくると大幅に価格が下がります。「そこまで古くなってくるとさすがに不安だ」という人も少なくないでしょう。結論からいえば、10年落ちの車はメンテナンス次第で何年も問題なく乗ることができます。
年数が経っていても問題なく乗れる車を見極めるには「整備記録簿がきっちりと残っていること」「2年ごとの車検をきちんと受けていること」が重要です。整備の記録が残っているなら定期的にメンテナンスしていることは間違いないですし、車検を受けていれば消耗の激しい部品は交換されているでしょう。
走行距離が少ないものを選ぶのもポイントですが、あまりに少ない場合は放置されていた車両の可能性が高いので注意してください。ある程度は走っていないと、逆に劣化してしまうこともあるのです。
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車の購入はモデルチェンジが狙い目
中古車を買う上でもう一つ見逃せないのが、モデルチェンジです。新しい車種が発売されると、おおよそ3~5年の間でマイナーチェンジが行われます。マイナーチェンジが行われると新しいモデルに人気が集まるため、古いモデルは安く出回るのです。
マイナーチェンジはその名の通り、車種の性能が大きく変わってしまうものではありません。そのタイミングを狙えば、性能は最新のものとそれほど変わらないモデルを安く手に入れることができるのです。
また、発売から5~10年経つと、性能を大きく一新するフルモデルチェンジが行われます。この場合、古いモデルはさらに安くなりますが、性能自体が大きく変わってしまう点には注意が必要です。
まとめ
車を買うときの不安をなくすためには、どのような車が自分に合っているか、また支払いの方法について、自分でよく調べておく必要があります。その上で、どのようなお店で購入するのかも重要なポイントになります。とくに中古車を選ぶ場合、素人目には車の状態を判断するのが難しいこともあります。
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