車のナンバープレートの意味って?改訂された新基準や変更方法を知ろう!
新しく車を購入する際に、注意しておきたいのがナンバープレートです。公道を走る車両はすべて、ナンバープレートの装着が義務付けられています。「ナンバープレートについて深く考えたことはないが、車を購入する際に詳しく知りたい」という方も多いでしょう。
今回の記事では、車のナンバープレートに関心がある方に向けて、その基本情報や変更手続き方法を解説します。ナンバープレートの新基準や従来のルールについても分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
9.ネクステージで希望ナンバープレートの中古車を手に入れよう
・車のナンバープレートには、個人識別を行う役割と犯罪を未然に防ぐ役割の2つがある!
・通常ナンバーの他にも「希望ナンバープレート」「ご当地ナンバープレート」「図柄ナンバープレート」「字光式ナンバープレート」がある!
・希望ナンバーは中古車でも取得できる。お得に中古車を手に入れたい場合はネクステージまで!
車のナンバープレートの役割と色の意味
車のナンバープレートには種類がいくつかありますが、それぞれに役割もあります。道路を走行する車両にはナンバープレートの装着が義務付けられていますが、詳しく知らない方もいるかもしれません。車のナンバープレートにはどのような種類や役割があるのか、基礎的な知識を身につけましょう。
ナンバープレートの役割
ナンバープレートには本来の役割と社会的な役割の2種類があります。本来の役割とは、次の2つです。
- ・車両が自動車登録ファイルに登録されていることの証明
- ・登録時に保安基準適合性が認められた車両であることの証明
ナンバープレートは、一連の手続きや届け出をきちんと行っていなければ発行されません。ナンバープレートの取得と同時に以下の手続きを終えたことを示し、「法的な手続きに則って車両を運行している」という証明にもなります。
- ・自動車保管場所証明の取得
- ・自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)契約の締結
- ・自動車重量税の納付
2つ目の社会的な役割とは、車両を利用した犯罪行為や違反行為を抑制するために、個々の識別を行うというものです。ナンバープレートには、同じものがないことを利用した役割です。
悪質なひき逃げや速度違反などの違反行為に関しては、ナンバープレートが犯人の特定につなげられます。犯罪行為を抑止する役割も果たしているといえるでしょう。
ナンバープレートの色の意味
ナンバープレートは色によっても分けられています。その種類は5種類です。どのような種類があるのか見ていきましょう。
色 |
用途 |
特徴 |
白ナンバー |
自家用(もしくは商業用) |
白地に緑色の文字、封印あり |
緑ナンバー |
事業用 |
緑地に白色の文字、封印あり |
黄色ナンバー |
軽自動車用 |
サイズが小さめ、封印がない |
黒ナンバー |
軽自動車の事業用 |
黒地に黄色の文字、封印がない |
青ナンバー |
外交特権の車両 |
外務省が管轄、封印あり |
2017年4月からは、ラグビーワールドカップなどの図柄入りナンバープレートも導入されました。さらに2018年10月からは、各都道府県の観光地や名産品、ゆるキャラなどが描かれたご当地ナンバープレートの発行も開始されています。
車のナンバープレートに表示されている内容
ナンバープレートには、表示される内容が決められています。数字に目が行くことが多いですが、数字以外にも識別を行う項目があります。ここではナンバープレートに表示されている内容について、詳しく解説しましょう。ナンバープレートの表示内容が理解できると、見ただけで所有者の特徴がわかるようになります。
地域名
ナンバープレートの左上に表記されている地域名は、管轄の運輸支局を表しています。管轄の運輸支局とは車を所有する人の所在地を表しています。各都道府県で地域が分けられているので、地域名は都道府県名だけではありません。ご当地ナンバーなどの導入もあり、全国で116地域が登録されています。
分類番号
地域名の隣に記載されている3桁の番号を分類番号といいます。分類番号は自動車の種別を表すもので、使用用途などもわかるようになっています。
普通乗用自動車 |
30~39・300~399 |
普通貨物自動車 |
10~19・100~199 |
普通乗合自動車 |
20~29・200~299 |
小型乗用自動車 |
50~59・500~299 70~79・700~799 |
小型貨物自動車 |
40~49・400~499 60~69・600~699 |
特種用途自動車 |
80~89・800~899 |
大型特殊自動車 |
90~99・900~999 |
大型特殊自動車(建築機関関係) |
00~09・000~099 |
ひらがな
数字の左隣に表示されているひらがなは、自家用や事業用などの区別のために使用されています。
事業用 |
あ・い・う・え・か・き・く・け・を |
レンタカー用 |
わ・れ |
駐留軍人用 |
よ・EHKMTY |
自家用 |
上記以外(お・し・へ・んは除く) |
ナンバープレートに「お」「し」「へ」「ん」が使用されていない理由は以下の通りです。
- ・お:「あ」と区別しにくいため
- ・し:死を連想させるため
- ・へ:屁を連想させるため
- ・ん:読みづらいため
一連指定番号
車のナンバープレートの中央に表示されている4桁の番号を「一連指定番号」といいます。一連指定番号は1~9999までの数字があり、近年では4つの数字を語呂合わせなどで選べる希望ナンバー制が導入されています。誕生日や記念日・縁起が良いとされる「7777」など、自分でカスタマイズしたナンバーを選ぶことも可能です。
アルファベット
先に紹介した分類番号の中には、アルファベットが表示されているケースがあります。これは2017年から国土交通省が導入したもので、2018年から実際に交付されています。
A・C・F・H・K・L・M・P・X・Yの10種類のアルファベットが採用され、3桁の分類番号の下2桁をアルファベット表記する仕様となっています。希望ナンバー制が導入され、希望するナンバーが集中してしまう現状に対応するための対策です。
車のナンバープレートの新基準とは
ナンバープレートの基準は、平成28年4月1日に施行され、その後さらに新しい基準ができています。この記事を読んでいる人の中には、「車のナンバープレートの新基準がよく分からない」という方も多いでしょう。
ここではナンバープレートの新基準を解説します。表を用いて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
令和3年10月1日以降に初めて登録等を受ける自動車に適用
道路運送車両法及び自動車検査独立行政法人法の一部を改正する法律、道路運送車両法施行規則等の一部を改正する省令及び告示が、平成28年4月1日に施行されましたが、さらに新しいナンバープレートの基準が定められました。新基準は、令和3年10月1日以降に初めて登録等を受ける自動車に適用に適用されます。
具体的には、ナンバープレートを一定の範囲の角度で固定すること、フレーム・ボルトカバーも一定のサイズ・厚さであることなどが義務付けられています。
ナンバープレートの新基準
ナンバープレートの新基準は以下の通りです。
|
角度 |
フレーム |
ボルトカバー |
前面 |
上向き10°~下向き10°、左向き10°~左右向き0°、水平回転 |
●幅が上部10mm以下、左右18.5mm以下、下部13.5mm以下
●厚さが上部6mm以下(上部の幅が7mm以下の場合は10mm以下)、その他は30mm以下 |
●直径28mm以下、厚さ9mm以下
●番号に被らないもの |
後面(上端1.2m以下) |
上向き45°~下向き5°、左向き5°~左右向き0°、水平回転 |
||
後面(上端1.2m超) |
上向き25°~下向き15°、左向き5°~左右向き0°、水平回転 |
また被覆や物品の取り付け、折り返しや左右・上下逆は原則禁止です。番号識別に支障をきたさないよう、確実に取り付ける必要があります。
車のナンバープレートにまつわる従来のルール
車のナンバープレートには、所有している間も気をつけなければいけないルールがありました。法的に禁じられていることもありますので注意が必要です。
こちらのルールが適用されるのは、「2021年3月31日までに初めて登録等を受ける自動車」です。ここでは従来のルールについて詳しく解説します。万が一、ルール違反をしているようであれば、すぐに改めるようにしましょう。
ナンバープレートにある封印
普段何気なく目にしているナンバープレートですが、ナンバープレートを装着するときに使用する「封印」と呼ばれる部品があります。「封印」はアルミ製のキャップで、後部のナンバーの左上部分だけに使用されています。
この封印は、ナンバープレートが正しい方法で入手されたということを証明するものです。ナンバープレートの取り外しが簡単に行えないよう、犯罪予防の役割も兼ねています。2004年からは故意にナンバーを外そうとすると封印が壊れて、表面がめくれるような仕様に変更されました。
ナンバープレートの規則
ナンバープレートの原則は「見やすいこと」です。道路運送車両法では2016年以降、見にくくするような行為を禁止しています。
- ・ナンバープレートにカバーを付ける
- ・ナンバープレートを回転して付ける
- ・ナンバープレートを被覆する(すべての文字がきちんと見えていることが必要)
- ・ナンバープレートを折り返す
以上のような行為はナンバープレートが見にくくなるため禁止されています。
車のナンバープレートの種類
車のナンバープレートにはいくつかの種類があり、それぞれの特徴を整理しておくのが重要です。
ここでは「希望ナンバープレート」「ご当地ナンバープレート」「図柄ナンバープレート」「字光式ナンバープレート」の4種類をピックアップし、それぞれの特徴や注意点を解説します。
希望ナンバープレート
通常のナンバープレートは、車の購入時にランダムに数字が割り振られます。しかし希望ナンバープレートでは、自分にとって思い入れのある数字や、分かりやすい数字を申請可能です。
希望ナンバープレートの導入当初は、普通自動車のみ使用可能の制度でした。しかし近年では軽自動車でも選択可能になり、より幅広いユーザーが希望ナンバープレートを使用できるようになっています。
もちろんナンバーによっては、数多くの人が希望するものもあります。その場合は抽選となり、当選した場合のみ希望ナンバープレートをつけることが可能です。
ご当地ナンバープレート
通常のナンバープレートは、管轄の運輸支局や所在地が一般的です。例えば品川ナンバーを取得するためには、運輸支局(品川ナンバーなら鮫洲)での手続きが必要になります。
しかしご当地ナンバープレートは、文化的・経済的な繋がりが深く、国内でも認知度が高い地名をプレートの使用が可能です。地域復興や観光復興が主目的になっており、高いPR効果を発揮する試みとして知られています。
図柄ナンバープレート
図柄ナンバープレートは、その名前の通りプレートに特殊なデザインが施されているものです。大きく分けて、「オリンピックなどのイベントに関わる特別仕様」と「ご当地ナンバーにゆかりのある図柄のもの」の2種類があります。
イベントに関わる特別仕様プレートは、主に大会のエンブレムなどがデザインされており、運輸支局・軽自動車検査協会に申請します。通常のナンバープレートとは異なり、交付手数料や寄付金が必要です。
字光式ナンバープレート
字光式ナンバープレートは、その名前の通り「文字が光る」プレートです。ランプなどを点灯する際に、一緒にナンバープレートが光るように加工されており、「光るナンバー」としてよく知られています。
一種のおしゃれアイテムとしてとらえられることも多いですが、夜間や降雪時での視認性が高くなるため、事故を未然に防ぐ役割を持っています。見た目だけでなく機能性にも優れているため、近年人気が高まっているナンバープレートです。
車のナンバープレートの変更手続きの方法は?
車のナンバープレートの変更手続きが必要になるのは、売却・購入時だけではありません。引っ越しなどで住所が変わったときにも手続きが必要です。住所変更届を提出したときには同時に、車のナンバープレートの変更手続きも行うようにしましょう。
1.必要書類を用意する
ナンバープレートの変更手続きには以下の書類が必要です。引っ越しなどでバタバタしている場合でも、忘れずに手続きを行いましょう。
- 1.車検証
- 2.現在のナンバープレート
- 3.住民票
- 4.車庫証明書
- 5.申請書
- 6.委任状(ローンで購入している場合や代理人が届け出る場合)
注意したいのは委任状です。ローンで車を購入している場合、所有者はローン会社になります。手続きを行う際には、ローン会社の委任状が必要になります。
2.運輸支局で申請手続きをする
管轄の運輸支局へ出向き、申請の手続きを行います。申請書は運輸支局に置いてあるので、そこで記入すれば問題はありません。手数料350円と、新しいナンバープレート代1,500円~9,200円がかかります。
希望ナンバーや図柄ナンバーのようなナンバープレートを使用する場合、通常のナンバーよりも料金が高いので、事前に問い合わせておくと良いでしょう。ここでは、一般的な普通車の費用相場をご紹介します。
通常ナンバー変更 |
約1,500円~2,000円 |
希望ナンバー変更費用 |
約5,000円 |
図柄ナンバー変更費用 |
約7,000円~9,200円 |
字光式ナンバー変更費用 |
約3,000円~6,800円 (※字光式ナンバーキット も別途必要) |
3.ナンバープレートの交換をする
申請書を提出すると、新しいナンバープレートが交付されます。古いナンバープレートを取り外して、交換をしてもらいましょう。取り付けの際には運輸局の職員が立ち会います。
普通車の場合は封印をしてもらわなくてはいけません。封印をしてもらったら、ナンバープレートの交換は終了になります。軽自動車は封印が必要ないので、ナンバープレートを取り付けるだけで完了です。
車の希望ナンバープレートの数字を決めるポイント
希望ナンバープレートで自分の好きな番号にカスタマイズできることは、非常に魅力的です。決められた一連指定番号よりも、車に愛着が湧くといえるでしょう。希望の数字は人それぞれですが、長く乗る車のナンバープレートをどのようなポイントで決めればよいのか、3つご紹介します。
縁起の良い数字にする
せっかく数字を選べるのであれば、縁起の良い数字にしましょう。縁起の良い数字には代表的なものが2つあります。
358 |
・旧約聖書で最も聖なる数字といわれている ・風水では良い方向への発展を意味する数字とされている ・「みやこ」と読める ・西遊記の沙悟浄(3)・悟空(5)・猪八戒(8)を表している |
810 |
・最強のエンジェルナンバー(天使がメッセージを送っているナンバー)である ・「ハート」とも読める |
このほかにも、1122(いい夫婦)や1188(いい母、あるいは、いいパパ)、2525(ニコニコ)、3150(最高)など、語呂合わせで縁起が良い単語に読める数字も人気があります。
気に入った数字にする
自分の気に入った数字を希望すると思い入れが感じられるようになりますす。
- ・自分あるいは家族の誕生日
- ・結婚記念日
- ・510(後藤)、703(なおみ)、310(佐藤)、841(やよい)など、名前の語呂合わせ
他にも富士山の標高「3776」や「3333」「7777」などのゾロ目も人気です。4桁であれば気に入った数字を希望できますが、間違ってもキャッシュカードの暗証番号など個人情報をナンバーにするのはやめましょう。
縁起の悪い数字は避ける
昔から縁起が悪いとされている数字はできる限り避けるのが無難です。
- ・4(死を連想させる)
- ・9(苦しみを連想させる)
- ・13(13日の金曜日を連想させる)
また4桁になると縁起が悪い語呂合わせになる数字もあります。
- ・0874(親無し)
- ・49898四苦八苦)
- ・8150(背後霊)
- ・2943(憎しみ)
49や42という数字については末尾の2桁にならないよう、通常のナンバープレートでは欠番になっています。
中古車でも希望ナンバープレートは取れます◎
希望ナンバーは、新車だけではなく中古車の購入時にも取れます。その希望ナンバーは自分で申請することも可能ですが、車を購入する際にプロにお任せするのが安心といえるでしょう。
ネクステージでは、車を購入される際に希望ナンバーの事務手続きを代行しています。車を購入するのであれば、手続きを一緒にするのがおすすめです。煩雑な書類の記入をはじめ、運輸支局まで出向くことが不要になります。プロであるネクステージにお願いすることで、手間を省けるでしょう。
ネクステージで希望ナンバープレートの中古車を手に入れよう!
希望ナンバープレートの中古車を手に入れたい方は、安心できる大手業者がおすすめです。全国展開しているネクステージは、幅広いラインナップが強みで、お気に入りの1台が選べます。
またアフターサポートにも万全を期しており、充実した保証が受けられるのもネクステージを利用するメリットです。ここではネクステージの魅力的なサービスを解説します。
全国に店舗展開中!在庫もたくさん!
ネクステージは全国に店舗を展開しており、豊富な在庫量が大きな強みです。年式やグレードなど、さまざまな条件で探せるため、お気に入りの1台を見つけられるでしょう。
ネクステージでは、事故車・修復歴車のような、トラブルの多い車両は一切取り扱っておりません。そのため、初めて中古車を購入するお客様でも安心してご利用いただけます。気になる在庫がある場合は、最寄りの店舗へのお取り寄せも可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
充実した保証で安心のカーライフを!
ネクステージは車を販売して終わりにするのではなく、お客様のカーライフに寄り添うサービスを目指しています。ネクステージで販売する車には、国産車・輸入車問わず無料保証が付帯しているため、もしもの時があっても安心です。
より充実した保証をお求めの方には、メンテナンスパック付きの有料保証サービス「サービスサポート」をご用意しております。期間中の無料点検やオイル交換など、魅力的な特典が多数ご利用できますので、ぜひご検討ください。
まとめ
車のナンバープレートには、さまざまなルールがあります。法律で定められている項目もあるため、ナンバー取得後もきちんとした管理が必要です。
ナンバープレートで差別化を図る場合は、ご当地ナンバーや希望ナンバーなどを使用するのが良いでしょう。字光式ナンバープレートはただおしゃれなだけでなく、夜間・降雪時の視認性の高さなど、機能性にも優れています。
希望ナンバーは、中古車でも取得できます。希望ナンバープレートの中古車を手に入れたい方は、中古車販売のネクステージをぜひご検討ください。