自動車販売はかつてない危機!2020年上半期狙い目のメーカー、車種別ランキング
消費税の増税や新型コロナウイルスの流行などの影響を受けて、自動車販売はリーマン・ショックを上回る勢いの危機に直面しています。販売台数はどのメーカーでも前年比に対してマイナスで、先行きが不透明な状況が続いています。
自動車販売業界は今、1台でも多く車を売りたい局面にあるからこそ、裏を返せば人気車種をお得に手に入れられるチャンスであることを、知らない方のほうが多いのではないでしょうか。とくに、通常販売では高額な人気メーカー・人気車種が狙い目です。
そこでこの記事では、2020年6月の車種・メーカー別の販売台数ランキングをもとに、おすすめの人気中古車や今後の販売台数の予想などについてご紹介します。
※目次※
・2020年6月の乗用車・軽自動車の販売台数ランキングをご紹介。またメーカー別の販売台数ランキングもチェックしよう。
・2020年上半期におけるおすすめの人気中古車10選をご紹介。各車種の中古車相場や特徴を確認しよう。
・2020年の自動車販売台数は全体的に低迷が続いている。ディーラー・販売店ともに販売台数を伸ばしたい今だからこそ、人気車種をお得にゲットできるチャンス!
自動車販売台数ランキング2020年6月
カラーやグレード、年式、走行距離などにもよりますが、人気車種ほど売れ行きが見込めますので、中古車市場での相場が高くなりやすい傾向にあります。通常販売では予算をオーバーしてしまっていても、タイミングや状況を見計らうと想定よりも安く人気車種を手に入れられる場合があります。販売台数を伸ばしたい今の時期は、人気のメーカーや車種が狙い目です。
ここでは、2020年6月の乗用車・軽自動車、メーカー別の販売台数ランキングをご紹介します。今どのメーカーや車種が人気なのか一緒に確認していきましょう。
乗用車の販売台数
一般社団法人『日本自動車販売協会連合会』は、2020年6月における『乗用車ブランド通称名別順位』を発表しています。
(参考: 『乗用車ブランド通称名別順位』)
この資料で発表されている順位の上位10位までを以下の表にまとめました。
順位 |
ブランド通称名 |
メーカー |
1位 |
ライズ |
トヨタ |
2位 |
ヤリス |
トヨタ |
3位 |
カローラ |
トヨタ |
4位 |
フィット |
ホンダ |
5位 |
アルファード |
トヨタ |
6位 |
ノート |
日産 |
7位 |
フリード |
ホンダ |
8位 |
セレナ |
日産 |
9位 |
ルーミー |
トヨタ |
10位 |
ヴォクシー |
トヨタ |
軽自動車の販売台数
一般社団法人『全国軽自動車協会連合会』が発表した2020年6月の『軽四輪車 通称名別 新車販売確報』では、販売台数に応じてブランド通称名とメーカーの順位が紹介されています。
(参考: 『2020年6月 軽四輪車 通称名別 新車販売確報』)
こちらも、上位10位までを表にまとめました。
順位 |
ブランド通称名 |
メーカー |
1位 |
N-BOX |
ホンダ |
2位 |
スペーシア |
スズキ |
3位 |
ルークス |
日産 |
4位 |
ハスラー |
スズキ |
5位 |
タント |
ダイハツ |
6位 |
デイズ |
日産 |
7位 |
ワゴンR |
スズキ |
8位 |
ミラ |
ダイハツ |
9位 |
タフト |
ダイハツ |
10位 |
ムーヴ |
ダイハツ |
メーカー別販売台数
日本自動車販売協会連合会は、2020年6月の『ブランド別新車販売台数』のデータを公表しています。
(参考:『ブランド別新車販売台数確報』)
ここでは、このデータをもとに2020年6月のメーカー別販売台数の多いものから順にランクづけしました。
順位 |
メーカー |
販売台数(台) |
1位 |
トヨタ |
103,891 |
2位 |
スズキ |
50,572 |
3位 |
ホンダ |
48,342 |
4位 |
ダイハツ |
41,112 |
5位 |
日産 |
40,584 |
6位 |
マツダ |
10,443 |
7位 |
スバル |
8,201 |
8位 |
いすゞ |
5,405 |
9位 |
三菱 |
5,301 |
10位 |
日野 |
5,000 |
さらにここで押さえておくべきポイントは、2019年6月と比較すると2020年6月の販売台数がすべてのメーカーにおいて減少していることです。ランクインしているすべてのメーカーが、前年同月と比べて販売台数がマイナスになりました。
2020年上半期 人気の中古車10選
昨今の消費税増税や新型コロナウイルスの蔓延といった社会の動きによって、自動車業界は低迷が続いています。もちろん、それは新車販売だけではなく中古車販売でも同様です。
しかし見方を変えると、自動車業界全体への消費が落ち込んでいる時期は、人気の車種をお得にゲットできるチャンスでもあるのです。そこで2020年上半期の人気中古車10選の、中古車相場や特徴などについてご紹介します。
トヨタ アルファード
中古車相場:80万〜630万円
日本国内のミニバン市場で高い支持を集めているのが、トヨタが手がけるLクラスミニバンの「アルファード」です。ミニバンといえばトヨタのアルファードかヴェルファイアを挙げる人も少なくありません。
アルファードの特徴は、唯一無二ともいえるゴージャスさです。大空間のサルーンをコンセプトに存在感のあるフロントグリルやボディ、高級感漂うインテリアなどを兼ね備えています。
さらに、LEDヘッドランプやメッキーモールといった細部にまでこだわりが詰め込まれていて、ミニバンファンからは憧れの存在です。また、グレードやカスタマイズパーツが豊富なことも人気の理由のひとつです。
トヨタ ハリアー
中古車相場:50万~500万円
ゴージャスな都市型SUVの先駆けとして誕生したトヨタの「ハリアー」。初代が発表されたのは1997年ですが、2020年6月にフルモデルチェンジされて4代目となる新型が発売されました。すべてのモデルでFFと4WDの選択が可能で、本格SUVの力強さと乗用車の乗り心地の両方を融合させた逸品です。
内外装は大都市の雰囲気にマッチするような上品な仕上がりで、室内には先進的な装備が取り入れられています。新型のハリアーには、トヨタの車で初めて「調光パノラマルーフ」がオプションとして用意されています。
また、歩行者と自転車を検知対象として加えられた第二世代の「Toyota Safety Sense」が採用されており、進化した安全性能が搭載されています。
トヨタ プリウス
中古車相場:40万~340万円
ハイブリッド車の代表といえ存在なのが、トヨタの「プリウス」です。1997年から販売が開始され、20年以上経った今もなお安定した人気を集めています。
「燃費の良さ」「運転のしやすさ」「ちょうどいいサイズ感」などが人気の理由で、ファミリー層からシニア層まで乗る人を選ばずに幅広い世代に愛されています。とくに、ほかに類を見ない“低燃費”はプリウスの代名詞となっており、国土交通省審査値であるWLTCモードでは最大32.1km/Lを実現しています。
また、最新のプリウスにはぶつからないをサポートする「プリクラッシュセーフティ」や衝突被害を軽減する「インテリジェントクリアランスソナー」といった先進の予防安全機能が搭載されています。
スズキ ジムニー
中古車相場:100万~290万円
本格SUVとして高い人気を誇るのが、スズキが手がける「ジムニー」です。山道などのオフロードを走破することを第一の目的として設計されており、アウトドアを趣味とする人から絶大な支持を集めています。
2018年には約20年ぶりにフルモデルチェンジされ、発売当初は納車まで半年から1年待ちとなるほどの人気ぶりでした。理由としては、スズキの先進安全技術である「デュアルセンサーブレーキサポート」が採用されたことにより安全性能が向上したことが挙げられます。
2WDと4WDの切り替えも自由自在で、軽自動車特有の運転のしやすさとSUVの力強さを兼ね備えた車です。
日産 セレナ
中古車相場:30万~310万円
ミニバン市場で最も人気が高いといわれる2Lクラスカテゴリーにおいて、発売以降高い人気を集めているのが日産の「セレナ」です。ミニバンの2Lクラスは主にファミリー層から人気で、セレナが特徴でもある燃費の良さと実用性、安全性能がファミリー層の要望と見事にマッチしていることが人気の理由です。
最新モデルでは予防安全性能で最高ランクを獲得しており、「360°セーフティアシスト」が全車に標準搭載されています。また室内空間もミニバンクラスでは最高峰の広さで、1列目から3列目までのすべての席でゆったり座れるスペースが確保されています。
燃費・走行性能・安全技術のトータルバランスが優れていますので、ファミリーカーの1台目としても非常におすすめです。
トヨタ ヴェルファイア
中古車相場:90万~520万円
トヨタが販売する「ヴェルファイア」は、同メーカーの「アルファード」の兄弟車という立ち位置でミニバン市場において人気を集めています。ヴェルファイアは7、8人が乗れる大型ミニバンの代表格としての地位を築いており、ボリューム感のある迫力満点な外観は見る人に強烈なインパクトを与えます。
室内の広さは申し分なく、最新モデルの全グレードでは木目調加飾が採用。さらに、シート表皮の肌触りなども向上されており、高級感あふれるラグジュアリーな雰囲気に仕上げられています。
また、車線の中央を走るようにサポートする「レーントレーシングアシスト」や歩行者や自転車を検知する「プリクラッシュセーフティ」といったトヨタ独自の安全性能が存分に搭載されています。
トヨタ アクア
中古車相場:40万~125万円
2011年にトヨタから発売されたハイブリッド車である「アクア」は、発売から9年近く経っても売れ行き好調な人気の車種です。最近ではトヨタの新型「ヤリス」やホンダの新型「フィット」といった新しいコンパクトハイブリッド車が登場していますが、使い勝手の良さからアクアは依然として人気です。
先行で発売されたトヨタのハイブリッド車としてはプリウスがありますが、プリウスとの決定的な違いはボディサイズです。アクアはコンパクトハイブリッド車ですのでプリウスよりも一回り小さく、より運転しやすいサイズ感になっています。
さらにハイブリッド車の魅力である燃費の良さも抜群で、価格帯も比較的リーズナブルなことからアクアに乗り換えるユーザーも多くいます。街乗りや買い物、通勤といった普段使いの移動手段にピッタリの1台です。
ダイハツ タントカスタム
中古車相場:20万~190万円
ダイハツの「タントカスタム」は2019・2020年の日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカーを受賞している人気のハイト系軽自動車です。同シリーズである「タント」と「タントカスタム」ではデザインに違いがあり、タントは丸みがあってかわいらしく、タントカスタムはスポーティーでカッコいいデザインになっています。
タントカスタムは「スーパーハイト系」という新しいカテゴリーの軽自動車をコンセプトに、室内空間は軽自動車とは思えないほど高さと幅にゆとりのある設計になっています。助手席側のドアは開き口がつながった大開口の「ミラクルオープンドア」が採用されており、大きな荷物の出し入れや子どもの乗り降りもスムーズに行えます。
またダイハツ独自の先進安全技術である「スマートアシスト」が搭載されており、衝突回避支援ブレーキ機能や誤発進抑制制御機能など、最大で15個の予防安全機能を備え付けられます。
トヨタ ランドクルーザープラド
中古車相場:150万~550万円
トヨタが販売する本格SUVであるランドクルーザーシリーズの中で、とくに人気が高いのが「ランドクルーザープラド」です。最近の市場傾向ではコンパクトSUVが人気となっていますので、シリーズの中でもサイズ感を抑えているランドクルーザープラドが多くの人に選ばれています。
ランドクルーザープラドは、ほどよいサイズ感の4WDでありながら、SUVの力強さを存分に味わえます。搭載エンジンは2.7Lのガソリンをはじめ、2.8Lのディーゼルターボもグレードによって選ぶことが可能です。
また、ランドクルーザーシリーズといえば「丈夫さ」に高い定評があり、頑丈なボディとダイナミックな走破力は本格SUVを求めている人にとっては満足できる性能といえるでしょう。さらに、最新モデルにはトヨタ独自の先進安全技術である「Toyota Safety Sense」が搭載されていますので安全性能もさらに向上しています。
トヨタ ヴォクシー
中古車相場:40万~330万円
現在、日本で最も人気があるミニバンといっても過言ではないのが、トヨタが販売する「ヴォクシー」です。ヴォクシーは3列シートの7、8人乗りとなっており、比較的低価格に設定されていますので主にファミリー層から絶大な支持を集めています。
2017年には現行モデルへマイナーチェンジされており、スポーティーさがさらに際立っています。モデルチェンジごとにデザインがどんどん洗練されていき、クールでスタイリッシュな外観で若者からも非常に人気です。
燃費の良さや運転のしやすさも人気の理由で、室内空間は余裕があって使い勝手にこだわった収納スペースに設計されています。安全性能においても「Toyota Safety Sense」をはじめとする先進予防安全技術が搭載されています。
今後の販売台数の予想は?
新型コロナウイルスの影響で、中国にある部品工場の稼働を停止せざるを得ないメーカーもありました。自動車の生産量も減産することとなり、販売台数の減少に影響を与えています。
今のところ、生産量の減少は回復傾向にありますが、状況が一転して工場の稼働がストップすることも考えられます。見通しが立てにくい今の時期に、メーカーはどのような計画でいるのでしょうか?
ここでは、自動車の減産が回復しつつあることに触れながら、今後の販売台数の予想についてご紹介します。
減産は回復しつつある
先ほどご紹介してように、また国外工場だけではなく、国内工場の稼働を停止させたり、自動車生産量を減少させたりするメーカーも多く見受けられました。
しかし緊急事態のピークが過ぎたと判断された現在は、工場の生産量は回復しつつあります。たとえば、トヨタの部品メーカーであるアイシン精機では、安定した生産量を維持するために中国の工場で製造している部品を国内工場での代替生産に切り替え、メーカー工場の運転および生産量は通常時に戻ろうとしています。
販売台数は年末より回復予想
2019年10月に増税が行われてから、2020年6月まで新車販売台数は前年同月と比べて9ヶ月連続でマイナスとなっています。自動車の販売台数は増税以降に低迷が続いている状態です。
2020年5月に行われたトヨタの決算発表会では、2020年度の第4四半期(年末から2021年3月末にかけて)で、販売台数は前年同期の約105%まで回復する見通しがあることが公表されました。しかし、事態が悪化すれば需要の回復時期が遅れて販売台数が引き続き伸び悩む可能性も捨てきれません。
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まとめ
今回は2020年6月の自動車販売台数ランキングや、おすすめの人気中古車の特徴などについてご紹介しました。
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