カーリースでトヨタ車が選ばれる理由とは？カーリースの仕組みや魅力を紹介
トヨタは幅広い世代から人気を集める自動車メーカーです。定額で新車に乗れるカーリースでも、トヨタ車は人気があります。なぜそれほどまでに人気があるのでしょうか。
この記事では、カーリースでもトヨタ車が人気の理由、カーリースのメリットとデメリットを紹介します。最後まで読んでいただければ、自分のライフプランに合った車を見つけられるでしょう。
※目次※
・幅広いタイプの車種をラインアップするトヨタはカーリースでも人気が高い。
・カーリースは初期費用を抑えられる反面、返却時に原状回復が必要。
・自由に乗れる中古車にするなら、在庫台数の多い販売店を利用して選択肢を広げよう。
トヨタ車はカーリースでも人気が高いブランド
トヨタは国内外で人気が高く、販売台数もトップクラスを誇る自動車メーカーです。新車市場だけでなく、カーリースにおいても人気が高い傾向があります。さまざまな車種から選べるにもかかわらず、なぜトヨタ車が人気なのでしょうか。その理由を解説します。
人気車種ランキングに選ばれている
カーリースの人気車種を見ると、コンパクトSUVの「ライズ」、ハイブリッドカー「プリウス」、スタイリッシュなデザインが魅力の「ヤリス」、コンパクトカー「アクア」、ミニバン「ヴォクシー」など多くのトヨタ車が並んでいます。
人気車種には軽自動車も含まれていますが、複数の軽自動車を抑えてトヨタ車はランキング上位に入っている傾向です。
ブランドイメージやモデルの豊富さに魅力がある
トヨタは、日本のみならず世界各国で圧倒的シェアを誇ります。これほどまでに高い人気があるのは、信頼度の高さです。長年、優れた品質の車を販売し続けてきた実績、ハイブリッドカーを世界に広めたことが影響しています。
ボディタイプが豊富な点も魅力のひとつです。ファミリーユーザーから人気のミニバンをはじめ、プレミアムセダンや軽自動車、スポーツカーまで幅広いタイプの車をラインアップしています。
トヨタの新車に定額で乗れる「カーリース」とは？
ブランドイメージの高いトヨタ車でも、毎月一定額で新車に乗れるカーリースとはどのようなサービスなのでしょうか。
毎月一定額で新車に乗れることから、サブスクリプションサービスとも呼ばれています。ここでカーリースとはどのようなサービスなのかを確認してみましょう。
車を借りるサービスのひとつ
車を購入することとは違い、カーリースはリース会社から車を借りた状態です。契約期間満了後は、リース車をリース会社へと返却しなくてはなりません。
カーリースの魅力のひとつに、毎月の利用額を安く抑えられることがあります。価格が抑えられる理由は、車両本体価格から契約期間満了後の想定価値を引いた価格を算出しているためです。ユーザーは、算出した金額を契約期間で割り、毎月リース会社へと支払います。
定期的にかかる維持費も定額になる
車を購入した場合、車検費用や税金など定期的に支払い義務が発生する時期があります。予期せぬ故障が起これば修理のための費用もかかり、正確な維持費も把握できません。車検費用や税金、修理費用は大きな出費となることから、家計管理にも影響を与えます。
カーリースは、車検費用や税金などが月額費用に割り振られているのが特徴です。毎月一定額の出費で済むため、家計管理も楽にできます。
トヨタ車をカーリースで利用するメリット
車を購入するのではなく、リース会社から借りることはユーザーにとってどのようなメリットをもたらすのでしょうか。カーリースのメリットは4つあります。これらのメリットで自身のカーライフがどうなるのか、イメージしましょう。
まとまった資金が必要ない
新車を購入する際には、頭金・自賠責保険料・税金・登録手数料などの初期費用が必要です。まとまったお金を準備できず、新車購入に踏み切れない方もいるかもしれません。カーローンを組んで支払う方法もありますが、審査結果を懸念する方もいるでしょう。
一方のカーリースは、初期費用を用意する必要がありません。全て月額料金に含まれています。そのため、初月にかかる費用は月額費用のみです。貯金を使いたくない方にとっても、大きなメリットとなるでしょう。
保証を延長できる場合がある
リース車には、新車購入と同様のメーカー保証が付帯するのも魅力です。しかし、メーカー保証は3年もしくは5年で終わるため、契約期間によっては切れてしまい高額な修理費用が発生することもあります。
リース会社によっては、メーカー保証同等の保証を延長可能です。契約期間満了まで保証対応できるリース会社もあるため、充実した保証を求める方はチェックしましょう。
新車への乗り換えが簡単にできる
自身で購入した車は、買取・廃車などの各手続きを自分で行う必要があります。カーリースの場合は、契約期間満了後にリース会社に返却するのみです。面倒な手続きはリース会社が行います。
モデルチェンジのタイミングを見計らって契約期間を決めておけば、好きな車種の新車に乗り続けられる点も魅力です。自動車メーカーは、次々と最新技術を取り入れた車を販売します。最新技術を搭載した車両に乗りたい方にもカーリースはおすすめです。
事業用車なら経費計上できる
法人・個人事業主が事業用として車をリースする際、その費用は経費として計上が可能です。車両価格の他、リース車にかかる車検費用・各税金・保険料・メンテナンス費用を含むカーリースもあるため、大きな節税効果が見込めます。
車を購入した場合には、車検やメンテナンスの度にかかった費用を科目ごとに分け処理する手間が必要です。カーリースにはさまざまな費用が含まれていることから、経費処理をスムーズにできます。
トヨタ車をカーリースで利用する際の注意点
初期費用を準備しなくとも新車に乗れるなど、大きなメリットを感じるカーリースですが、デメリットがあることも理解しましょう。
カーリースのデメリットは4つです。カーリース契約を結ぶ前にこれらのデメリットを知ることで、充実したカーライフが送れるでしょう。
走行距離を制限されるケースがある
契約期間満了時の車両価値を担保すべく、1か月当たり500km~2,000km程度の走行距離制限を設けています。契約期間満了時点で制限を超えていた場合、超過分の精算金を支払わなければなりません。
通勤とプライベートで併用してカーリースを利用する方、通勤距離の長い方にとって、通勤距離に制限がかかると使い勝手の悪さを感じるでしょう。
契約するリース会社、契約プランによって走行距離制限は変わるため、チェックすることが大切です。
返却時は原状回復が必要になる
契約期間満了後、原状回復した上でカーリースへリース車を返却しなくてはならないことから、カスタマイズやドレスアップはしにくいといえます。カーナビ・ETC・ヘッドライトバルブの交換など、元に戻しやすいカスタマイズは可能です。
契約期間中に傷を付けてしまった、へこませてしまった場合も、原状回復のために修理する必要があります。原状回復や修理にかかる費用が必要になる場合があること念頭に置き、その上で契約するようにしましょう。
残価精算を考慮して契約する
新車購入の場合、車両価格の全てを支払わなくてはなりません。一方のカーリースは、契約期間満了後の市場価値を車両価格から差し引いて実際に負担する費用を算出します。当初の市場価値よりも査定価格が下回った場合、その差額分の精算が必要です。
契約期間満了後は「そのまま同じ車に乗り続ける」「契約終了」「新たなリース車に乗り換える」などの方法があります。まとまった資金がなくとも始められるカーリースですが、契約期間満了時にお金がかかるかもしれないことも覚えておきましょう。
基本的に中途解約が難しい
カーリースは車両価格や保険など全ての費用を契約月数で割り、1か月当たりの利用料を決めます。この仕組み上、契約期間途中で解約および契約内容の変更は原則できません。
やむを得ず途中解約する際には、残った利用料を支払わなければならない他、違約金が発生する恐れもあります。車を購入後、家族が増えてもっと大きな車が欲しくなることもあるかもしれません。契約期間とライフプランをしっかりと考え、カーリース契約を結ぶことが大切です。
自由に乗れる車を上手に買うなら中古車を検討しよう
カーリースは初期費用を抑えながらも新車に乗れ、維持費も一定にできることから若い世代にも人気があります。一方でリース期間が満了すれば、リース車は返却しなければならず固定資産にはなりません。
そこでおすすめなのが中古車です。ここではリース車にはない、中古車ならではのメリットを紹介します。
所有物になるのは購入する魅力のひとつ
カーリースの場合、所有権はリース会社側にあります。中古車なら自分に所有権があるため、カスタマイズや買い替えも自由に楽しむことが可能です。
車に乗っていれば、誰しもが事故に遭う可能性があります。リース車で事故を起こした場合、原状回復の義務があるため費用を負担して修理しなくてはなりません。
事故による損傷が大きく、修理できないと判断する際には廃車となります。中古車なら廃車対応もできますが、リース車は違約金が発生することを覚えておきましょう。
中古車なら新車よりもリーズナブルな価格で探せる
中古車の他の魅力は価格です。年式から1年経過するだけでも、大きく価格が変動する車種もあります。同じ予算でも、新車を購入するよりも充実した装備やオプションが装着された車の購入が可能です。
新車はユーザーの注文後に製造することから、中古車よりも納期がかかってしまいます。メーカーオプションを頼む場合や人気グレードを選んだ場合などは、さらに長い期間待たなくてはならないこともあるでしょう。
中古車は契約後に点検整備が済めば納車できるため、新車よりも早く入手できます。
まとめ
カーリースとは、さまざまなボディタイプから好みの車を選べるのが魅力のサービスです。税金や車検など定期的にかかる費用も支払う必要がなく維持費も一定にできますが、返却時には原状回復や走行距離制限に気を付けなくてはなりません。
気兼ねなく乗れる自分の所有車として購入したいなら、中古車がおすすめです。選択肢が豊富な中古車販売店で、気になる車を探してみましょう。
【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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