車のエンジンがかからない?トラブルの原因・対処法や事前対策を解説

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車のエンジンがかからない?トラブルの原因・対処法や事前対策を解説

車のエンジンがかからない?トラブルの原因・対処法や事前対策を解説

いつも使用していた車のエンジンが突然かからない状況になると、多くの人が慌ててしまうでしょう。では、エンジンはなぜかからなくなるのでしょうか。

 

この記事では、車のエンジンがかからない原因と対処方法、チェック方法、事前対策を紹介します。最後まで読むことで、エンジンがかからないトラブルに見舞われても、慌てずに対処できるでしょう。

 

※目次※

1.車のエンジンがかからない原因は?

2.車のエンジンがかからない場合の対処法

3.車のエンジンがかからない原因のチェック方法

4.車のエンジントラブルへの事前対策

5.まとめ

 

■POINT

・エンジンがかからないときは、シフトレバー位置やスマートキーの電池、バッテリーの不具合を疑おう

・エンジンがかからないといって、繰り返し始動しようとするとバッテリー上がりを起こす可能性があるので注意!

・自分で原因を特定できないときは、ディーラーやロードサービスに点検、修理を依頼するのがおすすめ

 

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車のエンジンがかからない原因は?

車のエンジンがかからない?トラブルの原因・対処法や事前対策を解説

車のエンジンは、コンピューター制御、パーツの働きによって始動する仕組みです。正常にかからないのはエンジンそのものだけでなく、シフトレバー位置、スマートキーの電池切れなどさまざまな原因が考えられます。

 

まずは、代表的な原因をチェックしていきましょう。

 

操作ミス

車には盗難対策としてハンドルロック機能が備わっています。キーがない状態でハンドルを左右に動かすと、ハンドルがロックされる仕組みです。

 

AT車は誤発進を防ぐ目的で、P・Nレンジでのみ始動するよう設計されています。D・Rレンジはエンジンの駆動力がタイヤに伝わるため、エンジンはかかりません。ブレーキペダルの踏み込みも誤発進を防ぐ機能です。

 

燃料不足・電池切れ

軽油・ガソリンなどの燃料がない状態では、エンジンはかかりません。

 

ガソリンエンジン車であれば、燃料を給油することでエンジンをかけられます。一方、軽油を使用するディーゼルエンジン車(一部)は、仕組み上給油後にエア抜きする必要があることを覚えおきましょう。

 

また、スマートキーでエンジンの始動が可能な車であれば、スマートキーの電池切れを疑います。電池切れ状態の場合、車は車内にスマートキーがあると認識ができず、エンジンを始動できないためです。

 

バッテリーの不具合

車は、バッテリーの電力を使用してエンジンをかけます。バッテリーに蓄えられた電力が十分でなければ、エンジンをかけられません。

 

長時間車を使用していないとバッテリーの過放電、劣化によってエンジンを始動するために必要な電力がない「バッテリー上がり」の状態となることがあります。バッテリーの使用年数が長いなど、バッテリーが寿命を迎えるとエンジンは始動できません。

 

部品の故障

エンジンがかからない原因として、スターターモーターやオルタネーターの故障が考えられます。

 

スターターモーターは、エンジンを始動する役割を担う部品です。オルタネーターは、電気を作りバッテリーへ充電する役割があります。バッテリーが新しいにもかかわらず、バッテリー上がりを起こしている場合、オルタネーターの故障を疑いましょう。

 

これらの部品に異常がない場合、エンジンそのものに原因があると考えられます。燃料を噴射するためのインジェクター、点火に必要なスパークプラグなどに不具合があるとエンジンはかかりません。

 

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車のエンジンがかからない場合の対処法

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車を動かしたい際にエンジンがかからないと、多くの人が焦ってしまうものです。このようなトラブルが起きた際は、焦らず落ち着いて状況を確認し、対処することが大切です。エンジンがかからない場合の対処方法はいくつかあるため、順番に試してみましょう。

 

操作ミスがないか見直す

車はエンジンがかかっていない状態でハンドル操作が行われると、ハンドルがロックされる仕組みです。ハンドルロックの状態ではエンジンを始動できません。

 

シフトレバーをPの位置にしてハンドルを左右に動かしながらキーを回す、またはエンジンスイッチを押すとエンジンをかけられます。

 

AT車は、シフトレバー位置がP・N以外ではエンジンがかかりません。シフトレバーとメーターパネルを確認し、シフトレバーがP・Nにあるかチェックしましょう。

 

燃料補給や電池交換を行う

エンジンをかける上で、燃料であるガソリンは不可欠です。メーター内の燃料メーターを確認し、針が最も低い位置にないか、エンプティーマークが点灯していないかを確認しましょう。

 

燃料が不足しているだけであれば、携行缶を使いガソリンスタンドから燃料を購入して給油します。

 

なお、燃料は経年劣化するのが特徴です。放置車両などエンジンを長期間かけていなかった場合、燃料が残っていても劣化によりエンジンがかからないことも考えられます。

 

メカニカルキーを利用する

車種によっては、車の解錠および施錠、エンジン始動まで鍵に触れずに行える「スマートキー」を利用しましょう。スマートキーにはメカニカルキーが内蔵されています。メカニカルキーを内蔵したスマートキーでエンジンの始動が可能です。

 

スマートキー(メーカーエンブレム側)でエンジンスイッチに触れると、車両側がメカニカルキーを認識します。スイッチを押すと、エンジンなどに不具合がなければエンジンがかかる仕組みです。なお、鍵穴に直接挿して開錠するタイムもあります。

 

バッテリー上がりを解決する

バッテリー上がりの場合は、ジャンプスターターやブースターケーブルによる始動を試しましょう。

 

ジャンプスターターは、あらかじめ充電することでバッテリー復旧用に使える便利なアイテムです。ケーブルをバッテリーへつないで電力を供給し、エンジンを始動させます。

 

ブースターケーブルは、他車のバッテリーと自車のバッテリーをつなぎ、電力供給してもらう際に使うアイテムです。いずれかの方法でエンジンがかかったとしても、バッテリーは劣化している可能性があるため、点検・交換をおすすめします。

 

間隔を空けてエンジンをかけ直す

エンジンは、始動のために多くの電力を使用するのが特徴です。短時間の間に繰り返しスターターモーターを回そうとすると、バッテリー電力のみが消費され、エンジンがかかる前にバッテリーが上がってしまうことも考えられます。

 

特に冬の早朝など、気温が低い時期は注意が必要です。バッテリーは、外気温が低いほど性能が低下する特性を持ちます。繰り返しスターターモーターを回すのは、1度に3回以下とし、その後は時間を置いて再始動することが重要です。

 

エンジンに関する部品を交換する

バッテリーなどに不具合があると判断できたのであれば、ガソリンスタンドや整備工場に相談しましょう。いずれかの対処方法でエンジンがかかった場合でも、バッテリーの寿命などチェックしてもらうことをおすすめします。

 

バッテリーの寿命チェック後、ガソリンスタンドや整備工場であれば結果に応じて交換も可能です。出張サービスを行うガソリンスタンドもあるため、最寄りのガソリンスタンドを調べてみるとよいでしょう。

 

ロードサービスを利用する

さまざまな対処方法を試しても解決できない場合は、自ら対処するのは困難です。無理をせずに、専門知識を持つ整備工場に依頼しましょう。整備工場への移動手段として、ロードサービスがあります。

 

自動車保険に加入している方は、ロードサービスが付帯されているか確認しましょう。契約内容によっては、無料もしくは通常よりお得な料金でロードサービスを利用できます。

 

自動車保険のロードサービス対象は車、JAFなど民間ロードサービスの対象は人である点に注意が必要です。

 

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車のエンジンがかからない原因のチェック方法

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エンジンがかからない根本的な原因を特定するには、車の知識が必要ですが、バッテリーの状態が関係しているかどうかは知識がなくとも判断できます。

 

ここで紹介するチェック方法は2つです。工具なども必要ないため、エンジンがかからない場合は両方試してみましょう。

 

エンジンキーを挿してACCまで回す

キーを回さないオフ状態であれば、常時電源としてバッテリーからヘッドライト、クラクションに電気を流せます。

 

ヘッドライト、クラクションがしっかり作動するのを確認したら、ACCまでエンジンキーを回しましょう。ACCではオーディオ、ナビ、ドライブレコーダーなどの作動確認が可能です。

 

各電装品が正常に動かないときはバッテリーに原因があり、正常作動する際はバッテリー以外の原因が考えられます。

 

2回~3回エンジンキーが回るか試す

オーディオ、ヘッドライト、パワーウィンドウなどが正常に動作することを確認したら、エンジンキーをSTARTまで回しましょう。

 

STARTに動かすとスターターモーターが回ります。モーターの回転音がしないときに考えられる原因は、スターターモーター本体の不具合、バッテリー上がりです。

 

スターターモーターがいきおいよく回るにもかかわらず、エンジンがかからない場合は、バッテリー以外に原因があると考えられます。また、バッテリーは気温が低いと性能低下を引き起こすのが特徴です。本来の性能が発揮できず、エンジンを始動できないといった可能性もあります。

 

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車のエンジントラブルへの事前対策

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通勤・通学など日常的に車が必要な人にとって、車を動かせなければ日常生活に支障をきたします。エンジンがかからない原因を特定して修理できたら、再度トラブルに見舞われないよう対策を講じましょう。

 

エンジントラブルの対策としておすすめなのは、以下の3つです。

 

定期的にメンテナンスを行う

エンジントラブルを防ぐには、定期点検・整備を受けることが大切です。ディーラーや整備工場へ依頼すると、バッテリーの状態などエンジントラブルの予防になる内容をチェックしてもらえます。

 

ディーラーや整備工場への点検依頼が手間であれば、日常的に使用するガソリンスタンドでもチェックが可能です。バッテリー電圧、端子の緩み具合だけでなく、エンジンオイルの劣化具合なども一緒にチェックしてもらうと安心でしょう。

 

対処に用いる道具や部品を積んでおく

エンジンがかからない原因がバッテリー上がりであれば、ブースターケーブルやジャンプスターターで解決できるため、トランクルームに備えると安心です。ブースターケーブルは救援車が必要ですが、ジャンプスターターであれば他車の救援は必要ありません。

 

ブースターケーブルはカー用品店でも購入できます。購入する際は、ケーブルが柔らかいか、太さがある大容量タイプかをチェックしましょう。ジャンプスターターは、始動に十分な最大電流を有しているか確認することが大切です。

 

スマートキーの電池が切れた場合でも、エンジンを始動させる方法はあります。しかし、緊急手段であることから交換用の電池を常備するのがおすすめです。

 

ロードサービスに加入する

ロードサービス未加入という方は、この機会に加入することをおすすめします。自宅でトラブルに見舞われた場合だけでなく、旅行先などで突然エンジンがかからなくなった場合でも対応してもらえます。

 

ロードサービスはJAFの他、自動車保険に付帯するもの、ディーラーが展開するものなどがあります。ロードサービス利用料とトラブル時のサポート内容はサービスごとに異なることから、希望に合うものを選びましょう。

 

ロードサービスの連絡先は、紙などに記録し車内のグローブボックスに保管するのがおすすめです。

 

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まとめ

車のエンジンがかからない?トラブルの原因・対処法や事前対策を解説

車のエンジンがかからない原因は、ハンドルロックがかかっている、バッテリーやセルモーターに不具合があるなどさまざまです。

 

まずは操作ミスを確認し、燃料補給、バッテリー交換など可能な範囲で対処します。それでもエンジンがかからないときはディーラーなどに連絡しましょう。

 

エンジンが始動するようになっても定期的なメンテナンスは忘れずに行い、ブースターケーブルの積載、ロードサービスに加入すると安心です。

 

【この記事の執筆者】

車のエンジンがかからない?トラブルの原因・対処法や事前対策を解説

畠山達也

自動車Webライター

自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。

 

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