ダイハツ タフトのタイヤサイズは?確認方法や変更による影響を解説
タフトはダイハツが販売する軽クロスオーバーです。SUVらしい力強いエクステリアデザインと大径ホイールが魅力ですが、タイヤサイズはいくつなのでしょうか。
この記事では、タフトのタイヤサイズをはじめ、タイヤサイズを変更する方法や注意点を紹介します。最後まで読むことで、タフトのドレスアップを考えている方も参考になる情報が得られるでしょう。
※目次※
・タフトの純正装着タイヤサイズは、165/65R15のみで、グレード間の差はない。
・タイヤサイズを変更するのであれば、ボディとの干渉やはみ出し量に注意しよう。
・タイヤ交換は自分でもできるが、作業の正確性などを求めるのであれば、ディーラーやタイヤ専門店を利用するのがおすすめ。
ダイハツ タフトの特徴やタイヤサイズは?
タフトは新世代の車づくり「DNGA」の第3弾商品として、2020年6月に登場しました。ダイハツの主力車種として人気の軽クロスオーバー市場に投入された車で、他の車種とは違ったエクステリアデザインや装備が採用されています。
ここでは、タフトの特徴とタイヤサイズをチェックしましょう。
タフトはSUVモデルの軽自動車
タフトは、軽クロスオーバーとして2020年6月に誕生した軽自動車です。日常生活からレジャーシーンまで幅広く活躍する相棒的な存在として開発されました。エクステリアデザインの特徴は、高い最低地上高と厚みのあるスクエアボディです。
大径タイヤを装着することで、SUVらしい力強さを際立たせています。インテリアには、全グレードに大きなガラスルーフ「スカイフィールトップ」が採用され、開放的なドライブが可能です。
純正タイヤサイズは1種類
タフトの純正装着されるタイヤサイズは、165/65R15です。グレードによってタイヤサイズが異なる車、オプションに別サイズが設定される車もありますが、タフトのタイヤサイズは1種類しか設定されていません。
このタイヤサイズは、さまざまなタイヤメーカーが取り扱う一般的なサイズです。低燃費に特化したタイヤ、オフロード性能も持ち合わせたタイヤなど、多くの選択肢から選べます。
純正タイヤサイズと異なるタイヤは装着できる?
純正サイズからタイヤサイズの変更は可能です。変更する際はタイヤ外径やボディとの干渉、はみ出し量やロードインデックスなどのポイントを押さえた上でタイヤサイズを選びましょう。
新車購入時に装着される純正タイヤは、保安基準を満たすようさまざまな制約の中でサイズが設定されています。単に大きくするとボディと干渉するばかりか、予期せぬ事故につながることもあるでしょう。
タイヤサイズを小さくする場合でも、車高が低くなってスタイリッシュになる一方で、最低地上高が足りず保安基準を満たさなくなることも考えられます。
タフトのタイヤサイズを確認する方法
タフトを中古車で購入した場合など、タイヤサイズが変更されていることがあります。どのような方法で、装着中のタイヤサイズを確認すればよいのでしょうか。タイヤサイズの確認方法は3つです。それぞれの確認方法と注意点を紹介します。
車検証の情報から調べる
車検証は、車の年式・車体番号・型式などさまざまな情報が記載されています。車検証に書かれている年式・型式、車種やメーカー名から、タイヤメーカーなどのWebサイトでタイヤサイズの検索が可能です。
グレードによってタイヤサイズが異なる場合、あらかじめグレードを確認する必要があります。
Webサイトで把握できるタイヤサイズは、タイヤメーカーなどが独自で調べたデータです。タイヤサイズデータの正確性は保証されていないため、現物とダブルチェックすることをおすすめします。
適正空気圧表を確認する
運転席ドアを開けると、ボディ側に適正空気圧ラベルが貼られています。自身で空気圧を管理する場合などに指定空気圧を確認する目的で貼られていますが、タイヤサイズの確認も可能です。
タフトは該当しませんが、車種によっては複数のタイヤサイズが書かれています。現在装着中のタイヤがどのサイズなのか、正確に把握するには現物確認が必要です。
タイヤ側面の数字を確認する
タイヤサイズを正確に確認したいのであれば、現物を見るのがおすすめです。タイヤ側面には、タイヤサイズが記されています。
タフトでタイヤサイズを変更していないのであれば、165/65R15といった表記です。165はタイヤ幅(mm)、65は扁平率(%)、Rはラジアルタイヤ、15はタイヤ内径(インチ)を意味します。表記の意味を一度理解すると、簡単にサイズチェックが可能です。
タフトのタイヤサイズ変更による影響
一般的なタイヤサイズ変更方法として、インチアップがあります。インチアップは、タイヤの外径は変えず、リム径(ホイール径)を大きくするカスタマイズ方法です。
タイヤサイズの変更は利点ばかりではありません。後悔しないためにも、タイヤサイズ変更による影響を理解しましょう。
見た目の印象が変わる
インチアップを行うとタイヤ周辺の印象が大きく変わります。標準装備のタイヤと比べると、ボディとタイヤの隙間も小さく、他のユーザーとの差別化も簡単です。より個性を出したいのであれば、タイヤサイズ以外にもホイールデザインの変更もおすすめします。
ホイールは、ブラック塗装のホイールを装着すると引き締まった足回りにできるなど、さまざまなデザインを選ぶ楽しみがあるのも特徴です。
走行性能に影響する
扁平率の低いタイヤへ変更する場合、タイヤのたわみ部分が薄くなります。たわみ部分が少なくなったことで路面からの衝撃をタイヤで吸収しきれず、乗り心地が悪くなることから注意が必要です。
ホイールサイズを大きくするのであれば、その分車両重量が増えます。車両重量が増える分、加速性能が低下することも覚えておくことが大切です。
適切なサイズへの変更は、コーナリング性能のアップにつながるため、バランスを取ることで車本来の走行性能を発揮できます。
維持費へも作用する
タイヤは、メーカーや銘柄、サイズごとに価格が異なります。一般的にタイヤサイズが大きくなるほど、価格も高く設定される傾向です。タイヤサイズを大きくすることを検討している場合は、純正サイズよりも高い購入費用がかかることを覚えておきましょう。
インチアップをしてタイヤの接地面積が拡大すると、転がり抵抗が大きくなります。転がり抵抗が大きいほど燃費性能に影響することから、維持費を抑えたい方は注意しましょう。
タフトのタイヤサイズを変更する際の注意点
純正サイズから変更する際には、いくつか注意点を知ることが大切です。注意点を知らないまま単にタイヤサイズを変更すると、事故につながるだけでなく、車検も通過できない可能性があります。
楽しいカスタマイズが違法改造とならないよう、各注意点を理解した上でタイヤサイズを変更しましょう。
タイヤの外径は変えない
メーターに表示される車速・走行距離は、センサーで車軸回転数を測定して表示する仕組みです。タイヤの外径を大きくすると、1回転で進む距離が変わることから、実速度とスピードメーターの差が大きくなります。
タイヤサイズ変更時は、純正サイズと同等の外径のタイヤを選ぶことが大切です。車検時には、実速度とスピードメーターの誤差を計測します。誤差が大きいと車検を通過できないため注意が必要です。
車体への干渉を避ける
単にタイヤサイズを大きくすると、ボディと干渉する恐れがあるため注意が必要です。タイヤがボディと干渉すると、タイヤだけでなくボディも損傷する可能性が高まります。両方を修理するとなれば、高額な費用が必要となるでしょう。
直進時は干渉しなかったとしても、カーブなどステアリングホイールを切った際に干渉することがあります。タイヤサイズを変更する際は、特にフロントタイヤがボディに干渉しないかチェックしましょう。
ボディの内側に納める
タイヤは走行中に高速回転することから、接触事故や巻き込み事故を避ける目的ではみ出しの規定量が設けられています。
はみ出しの規定量は、車軸中心から前方30度および後方50度の範囲で10mm未満(タイヤのみ)です。規定量を超えたとき、ホイールやナットがタイヤよりもはみ出しているときは車検に通りません。
足回りのドレスアップをする際は、はみ出し量が規定以下になるような、ホイールとタイヤ選びを心がけましょう。
ロードインデックスを意識する
ロードインデックスは、タイヤ1本当たりが支えられる重さを表す「最大負荷能力」です。タイヤサイズと同じく、タイヤ側面に数値で記載されています。例えば、ロードインデックスが60であれば250kgまで、70であれば335kgまで耐えられるタイヤです。
負荷能力が足りないタイヤを装着した場合、荷物タイヤ損傷などのリスクがあります。タイヤサイズを変更する際には、標準と同じもしくはそれ以上のロードインデックスのタイヤを選びましょう。
タフトのタイヤ交換やサイズ変更を行うには?
あらかじめタイヤのホイールバランスなどが調整されているのであれば、タイヤの履き替え作業を自分で行ったほうが費用も時間も少なく済みます。タイヤ交換には他にもタイヤの組み替えやサイズ変更の作業などがあり、自分での対応が難しいと感じるときやトラブルリスクを下げたいときは店舗への依頼も可能です。
ここでは、自分で作業する場合やガソリンスタンド、ディーラーなどに依頼するメリットとデメリットを紹介します。
セルフ作業
自分で作業すると、工賃などの費用を節約できます。タイヤサイズなどにもよりますが、店舗に依頼すると1本当たり1,000円以上の付け替え費用がかかり、夏冬でタイヤを変えると年2回のタイヤ交換が必要です。多くの方が業者へタイヤ交換を依頼する繁忙期でも、長い時間を待つことなく自分の都合に合わせてタイヤを交換できます。
自分で作業するデメリットは、しっかりとした知識が必要な点です。タイヤ交換はやり方を間違えると大きな事故につながる可能性があります。
例えば間違えた場所をジャッキアップしてしまい、作業中に車がジャッキから落ちてしまう、ナットが外れて走行中に脱輪するなどの事故が起こるなどのケースが考えられるでしょう。不安がある方は、作業を依頼するのがおすすめです。
ディーラー
ディーラーは丁寧かつ質の高い作業が魅力です。店舗によってはタイヤ預かりサービスを行っています。タイヤ預かりサービスを利用するとタイヤの持ち運び、車への積み込みなどを行う必要がない上、保管スペースを確保する手間も必要ありません。
一方、デメリットはコストの高さです。タイヤ交換以外で混雑することもあり、時間がかかるケースもあります。取り扱うメーカーの制約などもあることから、好みのメーカーのタイヤを選べないこともあるため注意が必要です。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドは店舗数が多いことから、自宅から近い場所を利用できる点が魅力です。中には早朝や深夜も作業対応が可能な店舗もあるため、ライフスタイルに合わせて利用できます。タイヤ交換と一緒に給油・洗車をするのもよいでしょう。
ガソリンスタンドに依頼するデメリットは、タイヤのバリエーションが少ない点です。こだわりのメーカー・銘柄があれば、持ち込む必要があります。
また、自動車整備士資格を持ったスタッフが作業するとは限りません。技術面で不安がある場合は、あらかじめ確認するとよいでしょう。
タイヤ専門店
タイヤ専門店は、タイヤを中心に取り扱う店舗です。タイヤに特化していることから、他の店よりも多くの選択肢からタイヤを選べる他、高い技術力や充実した保証が魅力といえます。
どのタイヤサイズまで装着できるのか、相談しやすいスタッフがそろっているのも特徴です。一方でスタッドレスタイヤへの交換時期など、繁忙期は混雑することが予測されます。利用する際は作業予約をする、スケジュールに余裕を持って利用するといった工夫を行うとよいでしょう。
まとめ
タフトのタイヤサイズは、165/65R15です。スチールホイールとアルミホイールのどちらかを選べますが、タイヤサイズのバリエーションは1種類のみでグレード間の差はありません。
現在所有するタフトのタイヤサイズを確認するのであれば、ドアを開けた際に見える適正空気圧ラベルを確認しましょう。タイヤサイズの変更履歴がある場合は、装着中のタイヤ側面に書かれている数字を確認すると正確な把握が可能です。
タイヤサイズを変更するときは、干渉やはみ出しに注意する必要があります。安心できるカーライフを送るためにも、専門店などを利用するのがおすすめです。
【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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