400Rはスカイラインの中でも特別なモデル!GTとの違いや特徴を徹底解説
日産のプレミアムセダン「スカイライン」には、高い走行性能と安全性能が備わっています。中でも400Rは、他のモデルとは一線を画す特別な一台です。それではスカイライン400Rには、どのような魅力があるのでしょうか。
この記事では、他のモデルと比較しつつ、スカイライン400Rの性能やデザインの特徴を解説します。「スカイライン400Rの購入を検討している方」や「スカイラインから自分に合ったモデルを探している方」は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
1.400Rはスカイライン史上最強のエンジンを搭載している!
・400Rは最高出力298kW(405PS)の圧倒的なエンジンを搭載。5人乗り仕様であるため複数人でスポーツドライブを楽しめる。
・DASによるシャープなレスポンスとインテリジェントダイナミックサスペンションによる安定性も魅力。
・400Rはスポーツカーらしい性能とデザインが魅力。一方でスカイラインGTは価格がお得で中古車の流通量も豊富。
400Rはスカイライン史上最強のエンジンを搭載している!
日産スカイラインの中でも、特に人気の高いモデルがスカイライン400Rです。400Rとは、一体どのような車なのでしょうか。
こちらの項目では、スカイライン400Rの概要を解説していきます。また、車両サイズや重量などのスペック情報も記載しておりますので、ぜひ車選びの参考にしてみてください。
日産の特別なイニシャル「R」
スカイライン400Rは、日産から発売されているセダンタイプの自動車です。日産スカイラインは人気の車種であり、さまざまなモデルが販売されていますが、その中でも400Rは高い人気を誇っています。
特徴的なのは、スカイライン史上最強といわれる、3.0L V6ツインターボエンジンです。ターボの性能を極限まで高めており、従来のエンジンと比較しても圧倒的なパフォーマンスを実現しています。スポーティーな機能性に、上質なインテリアと、魅力たっぷりのモデルとなっていることが特徴です。
魅力は歴代スカイライン最高のエンジン出力
スカイプ400RのVR30DDTTエンジンは、日産V6エンジンのDNAを生かしつつ開発されました。水冷式インタークーラーや電動VTCシステム(可変動弁システム)の採用により、シャープなレスポンスと優れた燃費性能、静粛性能を実現しています。
さらに400R専用装備であるターボ回転センサーにより、ターボを限界まで使い切ることが可能です。結果、歴代スカイラインの中でトップクラスの出力を実現しています。
乗車人数の定員は5人
スカイライン400Rのスペック(車両サイズや重量など)は、以下のとおりです。低回転域から大トルクを発生するため、力強く加速します。5200rpm以降もパワーは大きく下がりません。ツーシーターではなく5人乗り仕様であるため、スポーツカーならではの圧倒的な走りを複数人で楽しめます。
項目 |
数値 |
全長 |
4,810mm |
全幅 |
1,820mm |
全高 |
1,440mm |
室内寸法 長 |
2,000mm |
室内寸法 幅 |
1,480mm |
室内寸法 高(サンルーフ装着時) |
1,180(1,160)mm |
車両重量 |
1,760kg |
車両総重量 |
2,035kg |
定員 |
5名 |
最高出力 |
298kW(405PS)/6,400rpm |
最大トルク |
475N・m(48.4kgf・m)/1,600~5,200rpm |
スカイライン400Rの特徴
スカイライン400Rに憧れている方は、どのような特徴を持った車なのか気になる方もいるのではないでしょうか。外観は標準モデルのスカイラインと変わらないので、具体的にどのような違いがあるのか知りたい方は多いでしょう。
ここでは400Rの基本的な特徴についてご紹介します。他のモデルとの選択を迷っている方は、きちんと違いを確認しておきましょう。
エクステリア
エクステリアデザインは、初代のセダンタイプを継承しています。「正統派のセダン」でありながらも、疾走感を表現したエクステリアデザインがスカイライン400Rの特徴だといえるでしょう。伝統のスタイルを守ることによって、走行時の安定感を実現しています。
歴代のスカイラインに採用されてきた「丸目4灯ランプ」のリアコンビネーションランプは、400Rにも採用されており、スカイラインらしさを感じることでしょう。
インテリア
ダッシュボードやドアの内側パネルに施されている赤いステッチは、インテリアのアクセントとなり、スポーティーさを感じられるデザインになっています。400Rのパドルシフトは専用のものとなっており、クロームメッキでできたスポーツカーらしい魅力的なデザインです。
400R専用にデザインされた本革スポーツシートの存在も忘れてはなりません。シートサイドに立体感を出すことにより、おしりをすっぽりと包まれるような、サポート力のある安定した座り心地となっています。
エンジン・フットワーク
歴代のスカイラインの中でも、400馬力という圧倒的なパワーを見せるエンジンです。400馬力は、モデル名の由来となっています。400Rに搭載されているエンジンは、VR30DDTTエンジンです。日産のV型6気筒エンジンのDNAを受け継いでおり、鋭いレスポンスは運転する楽しさを感じられるでしょう。
ダイレクトアダプティブステアリングとインテリジェントダイナミックサスペンションという先進技術の搭載により、安定性のある優れたフットワークも実現しています。ドライバーは純粋にハンドリングの楽しさを味わえるでしょう。
ボディカラー
好きな車であるからこそ、ボディカラーにもこだわりたい方もいるでしょう。400Rのボディカラーは全部で7色展開されています。中でも、注目したいボディカラーは「ディープオーシャンブルー」「スレートグレー」です。こちらのカラーは、400Rでしか選べない限定カラーとなっています。
400Rだけの特別感を求める方は、限定カラーを選ぶとよいでしょう。定番のスーパーブラックやダークメタルグレー、カーマインレッドなど、定番のボディカラーも展開されています。
スカイライン400Rのふたつの魅力
400Rの魅力を知る上で、ふたつの魅力を忘れてはいけません。それぞれ日産の技術を集めた先進のシステムです。ハンドリングや車の操舵性に大きな影響を与えています。これらのシステムが、スポーツカーであるスカイラインらしい走りを実現しているといっても過言ではありません。ここでは、400Rに搭載されている先進のシステムについてご紹介します。
DASの標準装備
DASとは「ダイレクトアダプティブステアリング」のことです。世界で初めて、ステアリングの動きを電気信号へと変換してタイヤを操るシステムを、標準装備で搭載しています。電動油圧のアシストが不要となり、ハンドリング操作だけで直接タイヤを操れるようになりました。
安定したハンドリングとシャープで正確なレスポンスを、さまざまなドライブシーンで実感できるでしょう。レスポンスのレベルをドライブモードセレクターによって選択できるので、車との一体感を感じられる走りが楽しめます。
インテリジェントダイナミックサスペンションの標準搭載
走行シーンにあわせて車を最適に制御する「インテリジェントダイナミックサスペンション」を標準装備しました。タイヤの回転数や横G、ドライブモードなどさまざまな車両情報を瞬時に集約するのが特徴です。日産独自のアルゴリズムによって、車の挙動に約100分の1秒の速度で対応を実現しています。
道路の起伏にあわせた減衰力を制御し、安定した乗り心地です。コーナリングでは、ロールを制御して車体をフラットな姿勢にキープする安定性なども実現しています。
スカイラインの400RとGTの特徴の違い
スカイラインのどのモデルを購入しようか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。同じモデルでもグレードによって違いがあります。スカイラインの標準モデルと比較することで、購入する際の参考になるでしょう。そこでここからは、標準モデル(GT)と400Rではどのような違いや特徴があるのかを詳しくご紹介します。
エクステリアの違い
標準モデルと400Rのボディサイズに違いはありません。エクステリアデザインも標準モデルとほとんど同じですが、異なる点がいくつかあります。
ひとつはタイヤとホイールのデザインです。400Rのホイール塗装はガンメタで施してあり、ホイールと標準装備の赤いブレーキキャンパーがついています。ボディの装飾に使われているメッキ装飾も標準モデルと異なり、400Rは輝きを抑えたクロームメッキ装飾です。また、サイドミラーの塗装にも違いがあります。
標準モデルの場合、サイドミラーの塗装はボディカラーと同一です。400Rはボディカラーとは別にブラック塗装が標準装備となっています。リアのデザインは、標準モデルと一緒ですが、専用エンブレムがついているのは400Rのみです。
インテリアの違い
400Rのインテリアは、標準モデルと比較すると、よりスポーツカーらしいスポーティーさが感じられます。よりスポーツカーらしさを感じられるのは、ドアの内側のパネルや、インターコンソールに装飾が加えられている点です。パネルにアルミ素材を使用することで、無機質なメタリック感のある装飾となっています。ブラックが基調となった無機質なメタリック感の映えるインテリアです。
さらに、400Rのメーターは2眼式となっています。コクピットを連想させ、車を操る楽しさを演出するデザインです。ハンドル・ステアリングホイールも400Rだけの特別なデザインであり、赤色のステッチがアクセントとなっています。シフトレバーに赤色のステッチが入っているのも、標準モデルとの違いのひとつです。
走行性能の違い
走行性能の違いを挙げると、加速性能に違いがあるといえるでしょう。加速は400Rのほうが優れているので、高速道路などの走行に向いています。
エンジンパフォーマンスの違いも走行性能に影響を与えるポイントのひとつです。400Rのエンジンは、ターボチャージャーの機能を最大限にまで引き上げられており、過給圧制御が極限まで高められています。
400Rの特徴は、標準搭載のインテリジェントダイナミックサスペンションとDASによる安定した走りです。スポーツセダンである400Rは、街中を走行する場合、そのパワーを持て余してしまうでしょう。
高速道路や長距離ドライブなど、走りを楽しむことに適した車だといえます。スカイラインの使用頻度を考えた際に、普段使いが多く、街中走行がほとんどである場合は標準モデルを購入したほうがよいでしょう。
スカイラインの400Rと他グレードの価格の違い
スポーツセダンとも呼ばれるスカイライン 400Rに憧れて、購入を検討している方もいるのではないでしょうか。車の購入にはまとまった金額の資金が必要です。目標金額を設定するためにもスカイラインの販売価格はチェックしておきましょう。
ここではスカイライン400Rの販売価格とスカイラインの他グレードの販売価格についてご紹介します。
スカイライン400Rの価格
スカイライン 400Rの新車販売価格は、562万5,400円です。400Rは最上位スポーツモデルであるため、高額で販売されています。
お得に購入するなら中古車も選択肢のひとつです。しかし現状、中古車のスカイライン 400Rは、あまり流通していません。現行モデルの400Rの中古車を購入しようと検討している方は、中古車市場の情報をこまめにチェックすることをおすすめします。
(2022年8月時点の情報です)
他のグレードとの価格の比較
街中を走る機会の多い方は、400R以外のGTモデルを購入してもよいでしょう。スカイライン GTモデルの新車販売価格は、435万3,800円~490万8,200円です。標準モデルのGTと400Rでは、価格に約127万円の差があります。
GTモデルであれば中古車でも流通しており、中古車相場は約30万円~370万円です。スカイラインGTモデルの購入を検討されている方は、中古車のほうがよりお得な価格で購入できます。走りの性能よりも価格面を重視したい方は、GTモデルがおすすめです。
(2022年8月時点の情報です)
400Rと比較したいスカイライン以外のライバル車とは?
ここまでスカイライン400Rの魅力をご紹介してきました。スカイラインを代表するモデルとして、さまざまな機能が充実しています。ところで、400Rのライバルとなる車種にはどのようなものがあるのでしょうか。
こちらの項目では、同じセダンタイプの自動車であるレクサス ISやBMW 3シリーズ、メルセデス・ベンツのCクラスの概要を解説します。
レクサス:IS
ISは、レクサスから販売されているスポーツセダンです。ドライバーに忠実な操縦性が追求されており、快適なドライビングを実現できます。走行性能はもちろん、大径タイヤが際立つエクステリアデザインや、上質な室内空間も魅力的なポイントでしょう。
レクサスのISは、中古車市場でも人気の高い車種となっています。中古車市場の相場は、約60万円~690万円です。非常に幅広い価格帯で流通しています。
(2022年8月時点の情報です)
(参考: 『IS(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
BMW:3シリーズ
3シリーズは、BMWから販売されているセダンです。BMWらしい洗練されたエレガントなデザインが魅力的な車種となっています。ハンズ・機能付きの渋滞運転支援機能が、国内モデルとして初めて搭載されていることが特徴です。
走行性能やデザインだけでなく、Euro NCAPで総合5つ星を獲得しているなど、安全性能に優れた車としても知られています。中古車市場の相場は、約60万円~470万円です。
(2022年8月時点の情報です)
(参考: 『3シリーズ(BMW)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
メルセデス・ベンツ:Cクラス
Cクラスは、メルセデス・ベンツから販売されているセダンです。エクステリアは、無駄なものをすべて削ぎ落としたシンプルなデザインになっており、高い評価を得ています。
危険な状況を未然に回避できるインテリジェントドライブや、アクティブエマージェンシーストップアシストのような安全機能が充実していることもポイントです。中古車市場の相場は、約100万円~810万円です。
(2022年8月時点の情報です)
(参考: 『Cクラス(メルセデス・ベンツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
400Rなどのスカイラインを探すならネクステージへ!
中古で400Rなどのスカイラインを購入するなら、店舗選びも重要です。良質な店舗をお探しであれば、実績豊富なネクステージをご利用ください。
ネクステージは、全国に多数の店舗を展開している中古車販売店です。価格・品質・サービスに至るまで、お客様の満足を第一に考え提供しています。ここでは、ネクステージの魅力を詳しく紹介しますので、参考にしてください。
セダンやスポーツタイプに特化した店舗がある
ネクステージの総在庫は3万台(2022年4月時点)と、圧倒的な数を誇ります。さらにカテゴリー別専門店を展開しているため「探しやすさ」と「選びやすさ」に優れていることも大きなメリットです。
400Rなどのスカイラインをお探しであれば、セダン&スポーツ専門店をご利用ください。同じカテゴリーでもグレードやカラーのバリエーションが豊富です。何店舗も回る手間もなく、好みの一台を探せます。
こだわりの取り揃えから欲しい車が探せる
ネクステージの中古車は在庫数だけでなく、品質にもこだわっています。修復歴車やメーター改ざん車などの粗悪な車は販売しておりません。専任の熟練バイヤーのこだわりの仕入れにより、トラブルが多いモデルは事前に排除しています。
さらに、徹底的な品質管理と第三者機関による品質鑑定も実施したうえで販売しているため、安心して好みの車をお探しください。ご購入いただいた際には、納車前に国家資格を有する専門メカニックが丁寧に点検・整備を行います。
PRスカイラインの中古車
まとめ
スポーツセダンとして、スカイラインは歴史のある車です。スカイライン 400Rはスポーツセダンの魅力はそのままに、先進技術を搭載し、進化した走りが楽しめることでさらに人気が出ています。
スカイラインはその歴史の中で、さまざまなモデルが販売されてきました。400R以外にも、これまで販売されてきた中で気になるモデルがある方もいるでしょう。中古車であれば、これまで販売されてきたスカイラインの購入ができます。
ネクステージでは豊富な在庫数がありますので、お好みに合う1台を見つけられるでしょう。スカイラインの中古車の購入を考えている方は、ぜひネクステージをご利用ください。