ソリオの違いとは?2型と3型の変更点や歴代ソリオの進化を見てみよう
スズキが販売するコンパクトワゴン「ソリオ」は、2020年12月に4代目へとモデルチェンジされました。その後、数回の仕様変更をしています。最新の使用変更は2023年5月の発売モデルです。
このようにソリオは数々の仕様変更をしています。中古車では過去のラインアップも購入できるため、モデルチェンジ前の特徴を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ソリオの歴史と初代から4代目までのモデルチェンジ前後の違いを紹介します。ソリオの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ワゴンRをベースに開発されたソリオは、2020年に4代目へとモデルチェンジされた
・3代目ソリオからマイルドハイブリッド、さらにはハイブリッドが登場!
・ソリオの過去モデルが欲しい場合は中古車がおすすめ!
ソリオは4代にわたり進化したコンパクトハイトワゴン
ソリオは、スズキが販売する軽自動車「ワゴンR」をベースに開発されたコンパクトワゴンです。ワゴンR時代から現代のソリオまでの変遷を振り返ってみましょう。
1997年 |
初代ワゴンRワイドを発売 |
1999年 |
ワゴンR+を発売 |
2000年 |
マイナーチェンジでワゴンRソリオへ改名 |
2005年 |
マイナーチェンジでソリオへ改名 |
2011年 |
2代目ソリオを発売 |
2015年 |
3代目ソリオを発売 スズキの販売車種の中で最量販車種となる |
2020年 |
4代目ソリオを発売 |
ワゴンRをベースにした車両開発は、2代目まで行われました。その後3代目からはデザインの刷新や新型のプラットフォームの採用など、ワゴンRから完全に独立した車へと変わっています。
2005年にワゴンRが外れた「ソリオ」へ車名が変わった
2005年にはワゴンRの2度目のマイナーチェンジにより共通点がなくなり、正式車名をソリオに変更しました。エンジンはスポーティな1.3Lの直列4気筒エンジンのみになり、グレードは2種類から選べました。
マニュアルレベリング対応のマルチリフレクターヘッドライトや、運転姿勢をサポートする、シートリフターなどを装備しています。コンパクトトールワゴンながらも、当時の新車価格は税込み99万9,600円と、100万円を切っていました。
2011年に2代目の発売が開始された
2011年1月にはフルモデルチェンジにより、2代目ソリオが登場しました。大きく変わったのが後席両側スライドドアと多彩なシートアレンジです。これによりクラストップの広い室内空間を実現しました。
2012年6月にはソリオバンディットが発売されたことに合わせ、ソリオも一部仕様変更されました。さらに2013年11月にはデュアルジェットエンジンとエネチャージを搭載した車種を発売しました。
2015年に3代目され2020年に4代目の現行モデルとなった
2015年8月のフルモデルチェンジにより、3代目が登場しました。新型プラットフォームの採用により、クラストップの室内長2,515mmと、前後乗員間距離1,080mm、室内高1,360mmを実現しました。新たに採用されたマイルドハイブリッドエンジンは、27.8km/Lの低燃費を誇りました。
2020年12月のフルモデルチェンジにより、4代目が登場しました。ボディサイズが拡大されたことで、荷室空間はさらに広くなりました。
2代目ソリオの初期型・2型・3型の違い
2代目ソリオは2011年1月に登場したため、現在(2023年)においては、中古車はどれも10年以上たっています。一昔前までは10年10万kmが車の使用年数といわれていました。
しかし、車の質の向上や技術の進歩により中古車の寿命は延びていて、10年落ちでも問題なく乗ることも多いようです。ここでは、発売から10年程度たっている2代目ソリオに焦点を当て特徴について紹介します。
初期型の特徴
2代目ソリオの初期型は、2011年1月に登場しました。低燃費でスムーズな走りを可能にする、1.2LのDOHC4気筒エンジンを採用し、後席が両側スライドドアになったことで使い勝手が向上しました。
グレードはスタンダードな「G(2WD)」に加え、多彩なシートアレンジを可能とするワンタッチダブルフォールディングリヤシートを「X(2WD/4WD)」と「S(2WD/4WD)」に採用しました。
ガソリンエンジンながらもクラストップとなる22.5km/Lの低燃費を誇りました。
2型の変更点
2代目ソリオの2型は、2012年6月にマイナーチェンジで登場しました。初期型との違いは、アルミホイールのサイズが14インチから15インチへと変更し、後席両側に乗降時につかまりやすい乗降グリップを装備しました。
その他、防眩式のルームミラーや時間調整付きのフロント間欠ワイパーを採用して、快適さを向上させています。またベースの「G」グレードに、4WD車の「G4」を設定しました。
3型の変更点
2代目ソリオの3型は、2013年11月にマイナーチェンジで登場しました。2型との違いは、「デュアルジェット エンジン」と「エネチャージ」を搭載した「X-DJE」「S-DJE」「特別仕様車BLACK&WHITEII-DJE」「BANDIT-DJE」を追加したことです。
これにより、従来のアイドリングストップ車に対して燃費が約17%も向上しました。( 燃料消費率JC08モード走行(国土交通省審査値)・X-DJE、S-DJE、特別仕様車BLACK&WHITEII-DJE、BANDIT-DJE 2WD車)
さらに、ドアハンドルのスイッチで開閉可能な、ワンタッチパワースライドドアや、4WD車には助手席シートヒーターを設定しました。
3代目になったソリオにはどんな違いがある?
さらに2015年には3代目のソリオが誕生します。新開発プラットフォームを初採用した3代目ソリオですが、その他の点は何が変更したのでしょうか。ここで詳しく確認していきましょう。
2代目からの変更点
2代目から3代目のソリオの大きな変更点としては、マイルドハイブリッドが設定されたことです。デュアルジェットエンジンとマイルドハイブリッドが選択できるのは大きなポイントで、27.8km/L(JC08モード)という当時のコンパクトカークラストップの低燃費を実現しています。
また、ソリオはコンパクトなボディサイズですが、室内空間を拡大することにも成功し、前席と後席で移動できるセンターウォークスルーを採用しています。
ハイブリッドとマイルドハイブリッドの違い
3代目ソリオは2016年のモデルチェンジにより「マイルドハイブリッド」に、「ハイブリッド」が追加されましたが、それぞれエンジン・燃費・走りの面で特徴が異なります。
マイルドハイブリッドはモーター機能付き発電機でエンジンをアシストするような走行が可能です。EV走行できるハイブリッド車に比べると、燃費性能は劣ります。トランスミッションはCVTが採用され、ハイブリッド車とは走り出しに違いを感じるのが特徴です。
ハイブリッドは、モーターのみによるEV走行と、モーターでエンジンをアシストしながらの走行が可能です。トランスミッションは、5AGSが搭載されます。これらの組み合わせにより、ハイブリッド車はスムーズで力強い加速を実現しました。
4代目ソリオはさらに進化したモデル
ソリオは2020年12月4日に、4代目へとフルモデルチェンジされました。販売当初から売れ行きが好調で、翌月には5,446台もの新車が購入された人気ぶりです。その後も、新車販売台数ランキングで10位にランクインするなどの実績を挙げました。
さらに2度の仕様変更がありモデルチェンジされたソリオにどのような魅力があるのか、解説します。
4代目ソリオの基本スペック
現行の4代目にモデルチェンジされたソリオのスペックで、全4グレードを紹介します。
グレード |
HYBRID SZ |
HYBRID MZ |
HYBRID MX |
G |
|
車両重量(kg) |
960~1,050 |
||||
トランスミッション |
5AGS |
CVT |
|||
使用燃料 |
無鉛レギュラーガソリン |
||||
燃料消費率 (WLTC・km/L) |
22.3 |
18.4~19.6 |
17.8~19.0 |
||
排気量(cc) |
1,242 |
(2023年6月時点の情報です)
パワーユニット
4代目になりモデルチェンジされた現行のソリオには、マイルドハイブリッドの他にもハイブリッドが設定されました。ハイブリッドの「SZ」、マイルドハイブリッドの「MZ」「MX」、ガソリン車の「G」がラインアップされています。
そのため、4代目ソリオのハイブリッド車の燃費は、22.3km/L(WLTCモード)と、先代モデルよりも燃費が大幅に改善されました。
車体サイズ
4代目にモデルチェンジされたソリオのボディサイズは、全長3,790mm×全幅1,645mm×全高1,745mmです。4.8mの最小回転半径と、コンパクトなボディサイズから狭い市街地でも取り回しには苦労しないでしょう。
室内空間にはさらに余裕が生まれ、ラゲッジスペースも十分な積載能力があります。荷物を積んで家族で旅行する際にも、扱いやすいサイズ感です。
安全装備
4代目ソリオには予防安全技術「スズキ セーフティーサポート」が採用されています。その内容は先代モデルよりも強化されました。
「MX」「G」を除いてヘッドアップディスプレイ(カラー)の追加や、アダプティブクルーズコントロールも全車速追従機能付きへと性能がアップし、「G」を除いて車線逸脱抑制機能(LDP)が標準装備されました。
安全装備がより充実したことで、事故を防ぐだけでなくドライバーの疲労軽減まで実現しました。
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※価格は支払総額
ネクステージで歴代ソリオの違いを比べてみよう
スズキのソリオを初代から現行モデルの4代目の中での狙い目は3代目ソリオです。2015年にマイルドハイブリッド、2016年にはハイブリッドが追加されて低燃費を実現しています。
3代目ソリオの中古車を探す際は、豊富な在庫、保証やサービスがしっかりしているところが便利で安心でしょう。全国に店舗を展開するネクステージでは、これらの点を満たしています。また、アフターサポートも強化しており、購入後のカーライフも安心できるのではないでしょうか。
全国にある在庫3万台から探せる!
新車・中古車販売だけでなく、中古車買取も手掛けているネクステージなら、3万台の在庫から探せます。ソリオは、222台(2023年6月現在)の在庫があります。
また、ネクステージの他店舗からの取り寄せも可能です。そのため、欲しい車が遠方の店舗で見付かった際は最寄りの店舗にて実車確認もできます。
ネットで条件を入れればぴったりとあった車が見付かるでしょう。ネット未掲載車も多数あるため、お気軽にお問い合わせください。
(参考:『ソリオ(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
アフター保証とサービスが充実!
中古車購入で気になる点といえば、すぐに壊れてしまわないか、アフターサービスはどこで行うのかということではないでしょうか。
ネクステージで販売する中古車には、国産車(3か月または3,000km)、輸入車(1か月/走行距離無制限)の保証が無料で付帯し、有料保証の「サービスサポート」では、期間中の無料点検やオイル交換、ロードサービスなどが付いています。
なお、ネクステージでは修復歴車やメーター改ざん車、水没車の販売は一切行っておりません。
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まとめ
4代目となる新型ソリオは、2020年12月4日より販売されていて2回の仕様変更をしています。3代目、4代目ともに、先進安全技術は全車に標準装備されているわけではないため、その点を加味してモデル選びをすると良いでしょう。
ハイブリッドシステムが搭載された狙い目の3代目ソリオも、中古車市場の人気が下がる様子は見られません。新型が登場したことで中古車が増えることも予想されています。3代目ソリオの中古車を探しているのならば、ネクステージで探してみてはいかがでしょうか。
■この記事の執筆者
鈴木博之
エディター/ライター
出版社でさまざまなジャンルの雑誌編集を経験したのちフリーランスとして活動。現在は自動車だけでなく、EVバイク、電動アシスト自転車など、面白い乗り物を見つけては取材しているフリーランス編集ライター。