ジムニーの5ドア登場はいつ?ジムニーの魅力やライバル車種をご紹介
ジムニーの5ドア仕様のデビューを待っているユーザーは多いでしょう。2022年1月には東京オートサロンが開催され、学生たちが発表した5ドア仕様が大きな話題となりました。
マルチ・スズキ・インディアで生産が開始されているようですが、実際どのような開発状況になっているのでしょうか。
そこで今回の記事では、ジムニーの特徴や5ドアの発売予想、ライバル車の概要など幅広く解説します。ジムニーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・5ドア仕様のジムニーはマルチ・スズキ・インディアで生産が開始されている模様だが日本への導入はまだ不明。情報をこまめにチェックして続報を待とう!
・ジムニーとジムニーシエラは排気量やコンセプト、価格面で大きな違いがある!
・ジムニーやそのライバル車をお得に手に入れたい場合は中古車がおすすめ。ネクステージなら豊富な在庫からお気に入りの1台が選べる!
ジムニーに5ドア仕様が登場するって本当なの?
ジムニーに5ドア仕様が追加されるのかどうか、気になっている方も多いでしょう。2022年1月には東京オートサロンが開催され、公開された5ドア仕様が話題になりました。
こちらの項目では、5ドア仕様のジムニーの開発状況や、世間で話題になっている情報を解説します。5ドア仕様のデビューが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
マルチ・スズキ・インディアで生産が開始されている模様
ジムニー5ドアは、実際に『マルチ・スズキ・インディア』にて生産が開始されている模様です。
実際にインドのクジャラートでは「ジプシー」と呼ばれるロングモデルのジムニーを生産しているので、一説ではこちらの工場でジムニー5ドアモデルを生産しているのではと言われています。
ロングモデルであるジプシーはジムニーよりも4.010㎜サイズアップしているので、ジムニー5ドアもこちらのサイズに近いものが生産されるのでは、と予想されているようです。ですが、インドでは4m以上の車体の場合、普段より多く税金がかかってしまいます。そのため、実際には4m以下に収まるのではと憶測する声もあるようです。
当初インドでは2020年の11月にジムニー5ドアを導入する予定のようでしたが、現在はコロナの影響により清算に遅れが出ていると見られています。
東京オートサロン2022で5ドア仕様が公開された
2022年1月14日から16日にかけて開催された、東京オートサロン2022では、5ドア仕様が公開され話題になりました。ジムニーシエラがベースになっており、ボディとラダーフレームを改良することで、5ドアを実現しています。
ただしこれは日本自動車大学校の学生たちが制作したもので、メーカーから公開されたわけではありません。これまでビッグフットのジムニーなどを作って公開してきた実績を持っており、今回の5ドア仕様には合計で7人の学生が関わったとのことです。
日本への導入は未だ不明となっている
ジムニーが作られている湖西工場で、ジムニーシエラ5ドアの目撃情報がありました。目撃内容は、ジムニー・ジムニーシェラの生産ラインの横にジムニー5ドアのモデルが数台置かれていた、といったものです。
実際に日本の工場で見かけたとなると、ジムニー5ドアが日本に導入されるのではと、つい期待してしまう人もいるかと思います。しかし、現時点でのジムニー5ドアの日本への導入には、未だ決定的な情報はありません。
予想ではジムニー・ジムニーシエラの納期が正常化してからの発表ではと言われていますが、コロナ渦での生産の遅れもあり、詳細な時期は不透明になっています。
(2022年2月時点での情報です)
2WD導入の噂もある
現行のジムニーは全て4WDで構成されていますが、近いうちに「2WD」が導入されるかもしれません。主にオフロードでの用途を注視されていたジムニーですが、5ドアのジムニーを生産するにあたって、2WDタイプのジムニーの生産を検討しているようです。
スズキとしては、ジムニーを4WDから2WDに変更することでコストを下げる狙いがあります。しかし、導入されるならばインドである可能性が高く、日本での2WDの導入は現時点では見通しは立っていないようです。
5ドア登場前の現在買えるジムニーとは?
2018年に今までのジムニーからモデルチェンジを行ったジムニーは、現在で4代目となりました。3代目であるジムニーから実に20年振りのモデルチェンジということもあり、今までのジムニーよりもスタイルだけでなく走破性も一層優れたものへと変化しています。
では実際に4代目ジムニーのスペックを見ていきましょう。スペックや価格、維持費など、基本的な情報は以下のようになっています。
(参考: 『ジムニー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
基本スペック
新型ジムニー(XC)の基本スペックは以下になります。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
3,395×1,475×1,725mm(ホイールベース:2,250mm) |
最大乗車定員 |
4名 |
車両重量 |
1,030kg |
燃費 |
WLTCモード:16.2km/L |
エンジン種類 |
水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ |
最高出力(kW(PS)/rpm) |
47Kw(64PS) /6,000rpm |
最大トルク(N・m/rpm) |
96N·m (9.8kgf·m) /3,500rpm |
タンク容量 |
40L |
駆動方式 |
パートタイム4WD |
トランスミッション |
5MT |
ジムニーの価格
ジムニーのグレードごとの新車価格は以下の表の通りです。MT車とAT車で価格が異なるので注意しましょう。
グレード |
価格(4WD・5MT) |
価格(4WD・4AT) |
XG |
148万5,000円 |
161万1,500円 |
XL |
161万1,500円 |
173万8,000円 |
XC |
177万6,500円 |
190万3,000円 |
(価格情報は2022年2月時点のものです)
ジムニーの特徴
ジムニーの一番の特徴は、初代から受け継がれるラダーフレーム構造です。非常にタフなボディに仕上がっており、クロスカントリーらしいパワフルな走りが楽しめます。過酷な環境下でも、高いパフォーマンスが期待できるでしょう。
ジムニーのようなクロカンは、燃費が悪いと言われることも多くあります。しかしジムニーは、クロカンながら一定の燃費性能をキープしており、乗り続けやすい車と言えるでしょう。安全性能にも優れているなど、全体的に完成度の高い車です。
ジムニーの維持費
ジムニー(4代目)の維持費は月当たり約1万2,800円、年間では15万3,870円になります。この内訳は、以下の表のとおりです。
自動車税 |
1万800円 |
重量税 |
3,300円 |
車検費用 |
約3万円 |
自賠責 |
2万7,330円(新車購入を想定し37ヶ月契約) |
燃料代 |
9万9,200円(1ℓ130円を1万㎞で計算) |
(2022年2月時点での情報です)
ジムニーは軽自動車に分類される車なので、維持費は比較的安く済みます。
5ドアが欲しいジムニーとジムニーシエラはどう違うの?
この記事を読んでいる人の中には、「そもそもジムニーとジムニーシエラってどう違うの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
ジムニーとジムニーシエラの違いを整理しておけば、適切な車選びができます。ここではジムニーとジムニーシエラの違いや、選ぶ際のポイントを解説します。
コンセプトの違い
ジムニーとジムニーシエラは、そもそもコンセプトが異なります。ジムニーはよりワイルドなデザインで、安価で購入できる4WD車として人気を博しました。つまり一般的な乗用車とは差別化がなされており、独特のコンセプトを持っています。
ジムニーシエラは、インドの合弁会社からの提案を受け入れる形で、現地向けに開発された車種です。ジムニーに比べて排気量や価格で上回っており、「安価でワイルドな車」とは少し離れたコンセプトになっています。
選ぶときのポイント
ジムニーとジムニーシエラのどちらを選べばいいか迷っている人も多いでしょう。先ほども少し触れたように、ジムニーとジムニーシエラの違いは、排気量や価格面です。「より安くクロカンを手に入れたい」のであれば、ジムニーを選ぶのが良いでしょう。
一方「価格は多少高くなっても良いから走行性能を重視したい」のであれば、ジムニーではなくジムニーシエラがおすすめです。どちらを購入しようか迷っている方は、「価格」「走行性」を軸に選んでみましょう。
現在買えるジムニーシエラの特徴
ジムニーは軽自動車ですが、ジムニーシエラは普通車です。見た目はさほど変わりませんが、走行性や基本装備などが大きく異なります。普通車を考えている場合はこちらのジムニーシエラが購入の選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
ジムニーシエラの基本スペックから価格、維持費は以下のようになります。
基本スペック
新型ジムニーシエラ(JC)のスペックは以下のようになっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
3,550×1,645×1,730mm(ホイールベース:2,250mm) |
最大乗車定員 |
4名 |
車両重量 |
1,070kg |
燃費 |
WLTCモード:15.0km/L |
エンジン種類 |
水冷4サイクル直列4気筒 |
最高出力(kW(PS)/rpm) |
75Kw(102PS) /6,000rpm |
最大トルク(N・m/rpm) |
130N·m (13.3kgf·m) /4,000rpm |
タンク容量 |
40L |
駆動方式 |
パートタイム4WD |
トランスミッション |
5MT |
新型ジムニーシエラにはJL、JCのグレードがあり、ミッションは5MT、4MTです。4MTの方が価格は高めですが、運転席と助手席にはヒートシート、電動格納式ヒーテッドドアミラーがどのグレードにも備わっています。
(参考: 『ジムニーシエラ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジムニーシエラの価格
ジムニーシエラのグレードごとの新車価格は以下の表の通りです。MT車とAT車で価格が異なるので注意しましょう。
グレード |
価格(4WD・5MT) |
価格(4WD・4AT) |
JL |
179万3,000円 |
191万9,500円 |
JC |
195万8,000円 |
208万4,500円 |
(価格情報は2022年2月時点のものです)
ジムニーシエラは普通車なので、軽自動車であるジムニーよりも価格帯が高くなっています。
ジムニーシエラの維持費
ジムニーシエラの維持費は年間40万円程度です。内訳は以下の通りです。
自動車税 |
3万500円 |
重量税 |
1万2,300円 |
車検費用 |
約4万5,000円 |
自賠責 |
2万7,770円(新車購入を想定し37ヶ月契約) |
燃料代 |
約8万6,000円(ガソリン単価140円で8000㎞を想定) |
(2022年2月時点での情報です)
ジムニーシエラは普通車の扱いなので、軽自動車であるジムニーに比べて維持費が割高になっています。自賠責保険料はそこまで大きな差はありませんが、自動車税や自動車重量税は数万単位で変わるので注意が必要です。
5ドア登場前のジムニーを買うなら中古車も検討しよう!
「ジムニーを購入したいけど、価格が高くて手が出せない」人も多いでしょう。ジムニーをお得に手に入れたい場合は中古車がおすすめです。中古車に抵抗がある人もいるかもしれませんが、価格の安さや納車の早さなど、中古車ならではのメリットも多くあります。
ここではジムニーとジムニーシエラに分け、2022年2月時点の中古車相場を解説します。
ジムニーの中古車相場
ジムニーの中古車相場は以下の通りです。
2WD |
在庫なし |
4WD |
64万9,000円~269万9,000円 |
2022年2月時点の情報です
ジムニーはオフロード性能に特化した車であり、2WDを展開していないため、4WDのみの取り扱いになります。年式や走行距離によっては60万円、70万円程度で購入できるモデルもありますが、基本的には100万円を超えると認識しておきましょう。予算を200万円ほど確保しておくと、選択肢もだいぶ広がります。
(参考:『ジムニー(スズキ)の中古車一覧』)
ジムニーシエラの中古車相場
ジムニーシエラの中古車相場は以下の通りです。
2WD |
在庫なし |
4WD |
168万9,000円~315万9,000円 |
(2022年2月時点の情報です)
ジムニーよりも全体的に価格帯が高いので注意しましょう。100万円台で購入できるモデルもありますが、基本的には250万円~300万円がボリュームゾーンとなります。予算を300万円確保できるのであれば、余裕を持って購入可能です。
(参考:『ジムニーシエラ(スズキ)の中古車一覧』)
ジムニーの中古車を選ぶときの注意点
ジムニーはリーズナブルな価格で購入できる車ですが、さらにお得に手に入れたいと考えている方も多いでしょう。購入費用を安く抑えたいのであれば、中古車がおすすめです。
ただし中古車を選ぶときは、いくつかのポイントに気を付ける必要があります。ここでは中古車を選ぶ際の注意点を、3つのトピックに分けて解説します。
ダメージやサビの確認
ジムニーやジムニーシエラを中古で購入するにあたって、ダメージやサビの確認は忘れずに行いましょう。ジムニーは悪路に強く、先のオーナーによってはオフロードで走りを楽しんでいた場合があります。
そのため、車体の下回りにダメージやサビが見て取れることもあるので、中古車を選ぶ際は、その辺りを注意して購入しましょう。
年式と走行距離
続いての注意点は年式と走行距離です。ジムニー・ジムニーシエラのおすすめ走行距離は3㎞から7万㎞のものになります。
それ以上ではエンジンの耐久性が劣化している恐れもあるため、この辺りの距離を目安として選ぶと購入してからも長く乗ることができるでしょう。
また、年式は6年落ちがおすすめです。6年落ちで走行距離が3万㎞から7万㎞になると、きちんと車体のメンテナンスが行われていた可能性が高く、車のボディも比較的綺麗に保たれています。
逆に年式が古く、走行距離が少なすぎる車は倉庫に放置されていた可能性が高く、購入後メンテナンスが必要になるケースも出てくるので注意しましょう。
PRジムニーの中古車をチェックしてみよう
※価格は支払総額
修復歴の確認
ジムニー・ジムニーシエラの中古車を選ぶ時の注意点には修復歴の確認が必要です。修復歴がある車は車体が歪んでいたりするので一目で分かるものもあるかと思いますが、稀に修復歴の記載が無く販売されていることもあります。
その場合、知らずに事故車に乗ってしまう可能性もあるので、中古車を購入する際は必ず修復歴を確認しましょう。
5ドアが買えるジムニーのライバル車もおすすめ!
ジムニーのライバル車としては、スズキのハスラーとダイハツのタフトが有名です。どちらも軽自動車の中で高い人気を誇っています。ハスラーやタフトの特徴が気になっている方も多いでしょう。
こちらの項目では、ハスラーと太太、それぞれの特徴や魅力を解説します。2022年2月時点の中古車相場もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ハスラー
ハスラーはスズキから販売されている軽自動車です。ジムニーのようなタフなボディの車とは異なり、どちらかと言えばポップなデザインになっています。カラーバリエーションも豊富なので、ファミリーカーとしても最適です。
ネクステージでは、ハスラーの中古車を59万9,000円~208万円で取り揃えています(2022年2月時点)。
(参考:『ハスラー(スズキ)の中古車一覧』)
タフト
タフトはダイハツから販売されている軽自動車です。タフトの特徴は、開放感のあるスカイフィールトップです。紫外線や赤外線をカットする機能がついているため、空の青さを味わいながら快適なドライブができます。
ネクステージでは、タフトの中古車を119万9,000円~174万9,000/円で取り揃えています(2022年2月時点)。
(参考:『タフト(ダイハツ)の中古車一覧』)
まとめ
今回は5ドアのジムニーやそのライバル車を解説しました。ジムニーはタフなボディとリーズナブルな価格が魅力です。どの車を購入するか迷っている方は、それぞれの特徴を整理し、メリットやデメリットを洗い出すと良いでしょう。
ジムニーのような軽自動車をお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめです。ネクステージは全国に店舗を展開しており、良質な中古車を豊富に取り揃えています。ぜひお近くの店舗にご来店ください。