ワゴンRシリーズはグレード選びでどう変わる?派生車の特徴も紹介
ワゴンRは3つの種類が展開されています。それぞれの違いや、グレードごとの装備について知りたい方もいらっしゃるでしょう。購入後の後悔を防ぐためにも、しっかりと吟味することが大切です。
この記事では、ワゴンRのグレード展開や、装備の違いを解説します。派生車のワゴンR スマイルについても把握できるので、ぜひ車選びの参考にしてください。
※目次※
4.中古車ならワゴンRシリーズの上位グレードも狙いやすくなる
・ワゴンRには、カスタムZやスティングレーなど3つのバリエーションがある
・ワゴンRには、他にもワゴンRスマイルという派生モデルも
・ワゴンRの上位グレードを狙うなら中古車もおすすめ
ワゴンRはコンセプトが異なる3種類から選べる
ワゴンRには、コンセプトが異なる3つモデルがあります。それぞれどのような個性があるか把握し、自分にぴったりの車種選びをしましょう。
ここでは、「ワゴンR」「ワゴンR カスタムZ」「ワゴンR スティングレー」の特徴を紹介します。顔つきもそれぞれ違います。比較することで、ご自身にぴったりの車種が選べるでしょう。
ワゴンRの特徴
ベースとなる通常のワゴンRは、スクエアのヘッドランプを採用し、誰もが選びやすいデザインです。ボディカラーのバリエーションがもっとも多く、10色から選べます。グレードによっては、唯一内装色にベージュを選択可能です。ワゴンRのグレードは以下の2種類が展開されています。
・FX
・HYBRID FX-S
パワートレインについては、FXグレードがガソリンモデルで、HYBRID FX-Sはマイルドハイブリッドです。また、FXグレードでは、CVTと5速MTの2つから選べます。
ワゴンR カスタムZの特徴
ワゴンR カスタムZは、2022年8月に新設定されたモデルです。エクステリアは、横長のヘッドランプと大型のフロントグリルが特徴的です。シャープな顔つきで、スタイリッシュな印象を与えます。ボディカラーは全8色用意されており、インテリアカラーはブラックのみです。
装備について詳しくは後述しますが、ベースのワゴンRよりもカスタムZのほうが充実しています。グレードは以下の2種類です。
・HYBRID ZX
・HYBRID ZT
どちらもマイルドハイブリッドが採用されている点は同じですが、HYBRID ZTはターボを搭載しています。
ワゴンR スティングレーの特徴
ワゴンR スティングレーはより個性的なエクステリアが特徴です。ヘッドランプは上方に切れ上がるようなデザインで、迫力のあるグリルと立体感のある専用フロントバンパーにより、他のモデルと差別化されています。
インテリアはスタイリッシュにまとめられており、ダークバイオレットパールのインパネが目を引きます。グレード展開は「HYBRID T」のみです。
パワーユニットは、カスタムZのHYBRID ZTと同様に、マイルドハイブリッドのターボエンジンを搭載しています。トランスミッションはCVTのみの設定です。
ワゴンRシリーズの各グレードの違い
ここでは、ワゴンRシリーズの各グレードの装備について解説します。グレードごとの大まかな違いが把握できるでしょう。
ワゴンRシリーズは、ガソリンモデル、ハイブリッドモデル、さらに2WDや4WD、5MT、CVTなどさまざまなタイプから選べる点も魅力です。なお、ここで解説する内容は、2023年7月時点の情報です。
【ワゴンR】FX
FXはワゴンRのベースグレードです。安全または運転支援装備に関しては、車線逸脱抑制機能やクルーズコントロール機能が省かれています。また、フロント側のサイドエアバックなどは装備されません。ただし、衝突被害軽減ブレーキの「デュアルカメラブレーキサポート」は装着されています。
燃費に関わるアイドリングストップ機能はありません。運転席シートリフターやチルトステアリングも非搭載のため、ドライビングポジションにこだわる方はFX以外のグレードを選んだほうが良いでしょう。
【ワゴンR】HYBRID FX-S
HYBRID FX-Sの安全装備は、カスタムZやスティングレーと遜色ありません。全車速追従機能付きのクルーズコントロールは標準装備です。
エクステリアに関して、ヘッドランプはLEDではなくハロゲンが設定されています。ドアミラーウインカーは非装着です。ホイールは、FXと同様にスチールホイールとホイールキャップが採用されています。
【ワゴンR カスタムZ】HYBRID ZX
ワゴンR カスタムZからLEDヘッドランプやフォグランプが採用されています。また、LEDタイプのドアミラーウインカーも標準装備です。HYBRID ZXは14インチのアルミホイールを装着しています。
アップグレードパッケージを選べば、アルミホイールが15インチになり、本革ステアリングホイールや本革シフトノブが搭載されるなど、質感がアップします。
【ワゴンR カスタムZ】HYBRID ZT
HYBRID ZTは、HYBRID ZXのアップグレードパッケージとほぼ同じ装備です。安全や支援機能は変わらず、15インチアルミホイールを履き、ステアリングとシフトノブには本革が採用されています。
異なるのはブレーキで、冷却性に優れたベンチレーテッドディスクブレーキが標準装備です。また、走りを楽しめるパドルシフトが搭載されています。
【ワゴンR スティングレー】HYBRID T
HYBRID Tの装備は、カスタムZのHYBRID ZTとほぼ同じで、ベンチレーテッドディスクブレーキとパドルシフトが標準装備されます。異なるポイントは、フロントドアのアームレストやインパネのカラー、ホイールのデザインです。装備で不満を感じることはないでしょう。
3つのグレートから選べる派生車「ワゴンR スマイル」
ワゴンRの名を持つ車種は他にもあり、ワゴンR スマイルというモデルがラインアップされています。ワゴンRと違いスライドドアが採用され、広々とした室内空間が特徴です。ここでは、ワゴンR スマイルの各グレードにおける装備内容を紹介します。
HYBRID X
HYBRID Xは、ワゴンR スマイルの最上級グレードです。唯一LEDヘッドランプやフォグランプを装備し、LEDのドアミラーウインカーが装着されます。また、シートバックアッパーポケットやフロントアームレストボックスなど、収納スポットも豊富です。
スピーカーは6つあり、多くのパーツにメッキ加飾を施している他、内装色はライトグレーとなっています。
HYBRID S
HYBRID Sは中間グレードです。ヘッドランプはマルチリフレクターのハロゲンとなります。HYBRID Xと同じく、予約ロック機能付きの両側パワースライドドアは標準装備です。ベースグレードのGと異なり、運転席シートリフターとチルトステアリングを装備しています。スピーカーの数はGと同様に、フロントに2つの設定です。
G
ベースグレードのGの装備はシンプルです。パワースライドドアは非搭載で、ツートンのボディカラーは選べません。また、USB電源ソケットや助手席シートヒーターなどが省かれています。ただし、快適パッケージを装着すると、キーレスプッシュスタートシステムやスライドドアクローザーなどを装備できます。
安全機能の標準装備に関しては他のグレードと変わりませんが、セーフティプラスパッケージオプションは選択不可です。
(参考:『ワゴンR スマイル(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車ならワゴンRシリーズの上位グレードも狙いやすくなる
ワゴンRはスズキの基幹車種で、人気があります。新車も魅力的ではありますが、予算によっては上位グレードを諦めなくてはならないこともあるでしょう。
購入費用を抑えたい場合や、上位グレードを手に入れたい場合は、中古車がおすすめです。ここでは、ワゴンRシリーズの新車価格と中古車相場を紹介します。
ワゴンRシリーズの新車価格
軽自動車のワゴンRは高価格帯のモデルではありませんが、新車は諸費用が高い傾向にあります。グレードによっても価格は大きく異なるでしょう。ワゴンRシリーズの新車価格は以下の通りです。
【車種】グレード |
本体価格 |
【ワゴンR】FX |
121万7,700円~134万3,100円 |
【ワゴンR】HYBRID FX-S |
138万6,000円~150万9,200円 |
【ワゴンR カスタムZ】HYBRID ZX |
147万4,000円~159万7,200円 |
【ワゴンR カスタムZ】HYBRID ZT |
163万3,500円~175万6,700円 |
【ワゴンR スティングレー】HYBRID T |
168万8,500円~181万1,700円 |
(2023年7月時点の情報です)
上記の表からワゴンRシリーズ全体の価格を見ると、60万円程度の差のあることが分かります。上記の価格に3年分の重量税や自賠責保険料など、諸費用がかかることを考えると、グレードを落とさざる終えないケースもあるかもしれません。
ワゴンRシリーズの中古車相場
ここでは、ネクステージにおけるワゴンRの中古車相場を紹介します。まずは以下の表をご覧ください。
車種 |
中古車相場 |
ワゴンR |
9万9,000円~124万9,000円 |
ワゴンR カスタムZ |
144万9,000円~149万9,000円 |
ワゴンR スティングレー |
18万9,000円~139万9,000円 |
(2023年7月時点の情報です)
相場には旧モデルも含まれます。ワゴンRとワゴンR スティングレーはロングセラーモデルのため価格に幅があり、予算に合ったグレードが見付かりやすいでしょう。一方で、新しめのモデルのワゴンR カスタムZは、中古車が少なく価格に大きな差は見られません。
(参考:『ワゴンR(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ワゴンR カスタムZ(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
(参考:『ワゴンR スティングレー(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージでワゴンRをお得に手に入れよう
ワゴンRの現行モデルは、グレードによって快適装備だけでなく安全装備にも違いがあります。デザインはそれぞれ異なりますが、できるだけ上位グレードを狙いたい場合は、中古車を候補に入れるのもおすすめです。
ネクステージは、売れ筋のワゴンRの中古車を多く取りそろえています。品質管理にも力をいれており、故障リスクのある修復歴車の取り扱いは一切ありません。
全国200以上の店舗を展開
ネクステージは全国に店舗を持つ中古車販売店です。200以上の店舗があり、軽自動車や乗用車、輸入車など多くの車種の在庫を取りそろえています。総在庫数は約3万台で、ワゴンRも豊富です。
ネクステージのWebサイトから在庫を簡単にチェックできます。ぜひ一度、ワゴンRシリーズを検索してみてください。
品質にこだわった中古車から選べる
ネクステージは中古車の品質に、仕入れからこだわっています。故障やトラブルにつながる可能性が高い修復歴車や水害車などは、一切販売していません。メーター改ざん車も同様です。
また、中古車の展示前や納車前に品質を確認し、しっかり管理しています。安心して車を選べる環境が整っているネクステージで、ぜひワゴンRをチェックしてみてください
PR50万円以下のワゴンRも多数
※価格は支払総額
まとめ
ワゴンRシリーズには、3つのバリエーションがあり、それぞれ個性的なエクステリアを持っています。ワゴンR・ワゴンR カスタムZ・ワゴンR スティングレーの順に装備が充実しています。購入前にそれぞれの違いを把握しておくことが大切です。
新車のワゴンRも魅力的ですが、中古車なら予算内の車両や、旧モデルが狙えることも多いでしょう。ネクステージは高品質の中古車の在庫が3万台そろっています。ニーズに合った1台をお探しください。
この記事の執筆者
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。