3代目ハリアーの特徴や魅力は？マイナーチェンジが行われた時期も紹介
トヨタハリアーは1997年に登場したSUVで、海外ではレクサスRXとしてデビューしました。2代目まではハリアーとレクサスRXが同じモデルでしたが、3代目からは国内でもレクサスブランドが展開し、RXの販売を開始したことで、ハリアーは国内専用のモデルとして登場しました。
従来のプレミアム感はそのままに、国内のユーザー向けに登場した3代目はハイブリッドモデルの設定など、魅力的なモデルラインナップとなっています。この記事では、3代目にハリアーに焦点を当てて、グレードやマイナーチェンジ内容などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・3代目ハリアーは国内専用車としてレクサスRXから独立したモデル
・3代目のハリアーは歴代の中でも洗練されたデザインと充実の装備で、中古車市場でも人気
・3代目ハリアーは燃費面でも最新モデルに引けを取らない環境性能が魅力
ハリアーの中古車を探すなら3代目がおすすめ！
トヨタ ハリアーは、車に力強さと高級感の両方を求める人の心をくすぐるSUVです。登場以来、安定した人気を誇っており、好調な新車販売台数を記録しています。新車販売が多い人気車種のため、中古車市場への流通台数も豊富です。
中古車ハリアーを探している方は、3代目モデルを検討してみましょう。その理由について解説します。
ハリアーは4代目が発売されている
1997年にデビューしたハリアーは、幾度かモデルチェンジを経て、現行モデルは2020年6月に発表された4代目です。人の心を優雅に満たしてくれる、より人生を豊かにするパートナーのような存在を目指して開発されました。
単なる移動手段としての車や、SUVという枠にはまったカテゴリーを超える車とされています。クーペのような流麗なフォルム・利便性や快適性に富む室内空間などは、心豊かなドライビングを楽しめる魅力的なポイントです。
価格の安い中古車探しなら3代目がおすすめ
新車にこだわらず、できればお得にハリアーを購入したいという方は、先代モデルの3代目ハリアーをチェックしてみましょう。
一般的に、車はフルモデルチェンジが行われると旧モデルの中古車相場価格が下がる傾向です。理由は幾つかあります。
例えば、ディーラーの展示車・試乗車が中古車市場に流れてくることや新型モデルへの買い替えで流通台数が増えるためです。在庫が豊富にあれば、好きなグレードに出会える可能性が高くなります。
3代目ハリアーとは？
ハリアーの3代目と4代目では、どのような点が異なるのでしょうか。3代目ハリアーの特徴をチェックしてみましょう。同じ3代目でも、時折行われたマイナーチェンジにより、エクステリア・インテリア・走行性能・安全性能などが若干変更されています。詳細は、発売年月を確認してみましょう。
2013年に登場したモデル
3代目ハリアーは、2013年から2020年まで発売されたモデルです。ハリアーは、北米市場では「レクサスRX」として販売されていました。高級クロスオーバーSUVとして高い認知度を誇っています。
日本市場では、レクサスに集約するのではなく、レクサスブランドの高級感や歴代ハリアーのコンセプト「高級・進化・新規」をオマージュして3代目が開発されました。2017年6月には、マイナーチェンジが施されています。
3代目ハリアーのインテリア
インテリアは、アーチ形状のインパネやタブレット端末を思わせるセンタークラスターの存在感が特徴です。「Rich Simplicity」というデザインテーマの下、ドアハンドル・フロントドアトリムオーナメントなど、細部に至るまでこだわりが感じられます。
広い車内は、高級セダンのようなゆったりとした雰囲気だけでなく、スポーティーなセパレート感も感じられる空間です。運転席電動シートを全グレードに標準装備し、上質で快適な乗り心地を実現しています。
3代目ハリアーのエクステリア
エクステリアは、力強く躍動的な印象を受けます。フロントオーバーハングは長く、リアオーバーハングは短く設計されており、アンバランスのように見えて調和が取れているプロポーションです。
LEDヘッドランプは全グレード標準装備で、先進性を追求したクリアランスランプ・リアコンビネーションランプが採用されています。「Elegant Velocity」をテーマにしたエクステリアは、全体的に精悍でスタイリッシュなデザインです。
3代目ハリアーの走行性能
3代目ハリアーは、安定した操舵性や優れた静粛性が高く評価されています。吸遮音材や制振剤を効果的に配置したり、高遮音ガラスを採用したりと、外部の音が車内へできるだけ侵入しないようさまざまな工夫が施されました。
サスペンションの改良、FADショックアブソーバーや電動パワーステアリングへの最新制御システム採用などが、操舵安定性が向上した理由です。あえてボディをダウンサイジングすることにより、乗り心地も良くなっています。
ハリアーの燃費は3代目と4代目でどのくらい変わるの？
3代目ハリアーは、初代および2代目と比較すると、ボディだけでなくエンジンもダウンサイジングしています。そのため、乗り心地だけでなく、燃費性能も向上しました。
現行モデル4代目ハリアーも環境性能を考慮して設計されています。3代目と4代目では燃費性能に違いがあるのでしょうか。両モデルを比較してみましょう。
ハリアー3代目（2013年~2020年）カタログ燃費
3代目ハリアーは、2013年12月に発売されました。発売時には『グランド』『エレガンス』『プレミアム』の標準グレードに加えて『プレミアムアドバンスパッケージ』が追加されています。
また、2017年6月には装備を大幅に変更したマイナーチェンジがされており、その後グレードの追加や特別仕様車も毎年行われてきました。どのグレードでも2WDと4WDの設定があり、ハイブリッドと2L直列4気筒のNAがあります。
3代目ハリアー最終モデル（2019年10月発売）のJC08モードカタログ燃費は、下表のとおりです。ハイブリッドモデルには、4WDのみ設定されています。
|
駆動方式 |
パワートレイン |
カタログ燃費 |
|
2WD |
ガソリン |
13.0km/L |
|
4WD |
ガソリン |
12.8km/L |
|
ハイブリッド |
21.4km/L |
PR登録済み未使用車や中古車がお得
※価格は支払総額
ハリアー4代目（2020年6月~）のカタログ燃費
4代目ハリアーには、最新の『TNGA』（GA-Kプラットフォーム）が搭載されています。TNGAを搭載することで車体も軽く高い剛性があり、ブレーキを踏んだ時の安定性と乾いた路面でのコーナリングのしっかりとした安定感が実現しました。
ガソリン車には2Lエンジンを採用しており、ハイブリッド車には2.5Lのエンジンとモーターが使われています。ハイブリッド車はエンジンとモーターの2種類のパワーが使われているため、車を走らせる状況に対して効率のいい力強い走りを体感可能です。
4代目ハリアーのWLTCモードカタログ燃費は以下の表を参考にしてください。3代目のJC08モードとは計測方法が異なるため、一概に比較できないことを念頭に置きましょう。
|
駆動方式 |
パワートレイン |
カタログ燃費 |
|
2WD |
ガソリン |
15.4km/L |
|
ハイブリッド |
22.3km/L |
|
|
4WD |
ガソリン |
14.7km/L |
|
ハイブリッド |
21.6km/L |
（参考：ハリアー（トヨタ）の燃費情報｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
ハリアー3代目のグレード
3代目ハリアーはエレガンス、プレミアム、プログレスという3つのグレードの展開でした。それぞれにガソリンエンジンの自然吸気とターボモデルというパワーユニットに2WDと4WDを設定しています。さらにE-fourと呼ばれるハイブリッドの4WDも設定しており、マテリアル&レザーパッケージも含めると15種類から選択できました。
エレガンス
エレガンスはハリアーシリーズのベーシックグレードに位置するモデルで、エクステリアではハイブリッドと自然吸気モデルはエレガンスのみ17インチ仕様となります。装備面ではターボモデルを除きヘッドランプのハイビームがハロゲン仕様となるほか、すべてのモデルにおいてパワーバックドアも省略されます。
本革巻きステアリングや左右独立温度調整機能付きオートエアコンなど基本的な装備は充実しているので、ベーシックなモデルながら満足度は高いグレードといえるでしょう。
プレミアム
ハリアーの中で中間に位置するプレミアムは、エレガンスの装備に加えパワーバックドアや自動防眩機能付きルームミラー、カードキー付きのスマートエントリー機能など、装備を充実させたモデルです。
ホイールも全車18インチが装備されます。プレミアムナッパ本革シートを使用し、助手席にも4WAYのパワーシートが奢られるマテリアル&レザーパッケージも選択できるので、プレミアムの中でも積極的に選びたい仕様といえるでしょう。
プログレス
ハリアーシリーズの最上級グレードにあたるプログレスは、ほとんどの装備が標準で装着されます。プレミアムでもオプションとなるクリアランスソナーやJBLプレミアムサウンドシステムなども標準装備となるほか、他のグレードでは選択できないパノラミックビューモニターも装備されます。
もちろんプレミアム同様マテリアル&レザーパッケージも設定されていますので贅を尽くしたハリアーを希望する方にはイチオシと言えます。
ハリアー3代目のマイナーチェンジ
3代目ハリアーは2013年に登場して以来、2014年末にG’sを追加設定する発表をしたほか、2015年に一部改良を行い、2017年にマイナーチェンジを実施しています。新エンジンが追加されているタイミングもあるので、マイナーチェンジの内容について参考にしてみてください。
購入時に年式の違いによる装備やグレードの違いについてチェックしておくとよいでしょう。
2015年のマイナーチェンジ
2015年のマイナーチェンジではプレミアムのアドバンスドパッケージに車両を透かして外を見るような表示を可能としたシースルービューを追加したほか、プリクラッシュセーフティをグランドにオプション設定しています。
外装ではボディカラーにブラッキッシュアゲハガラスブレークという新色をオプションとして設定し、全7色の展開としています。またプレミアムスタイルモーヴという特別仕様車の設定もトピックとなっています。
2017年のマイナーチェンジ
2017年のマイナーチェンジではエクステリアデザインを変更し、より洗練されたデザインとなりました。具体的にはアッパーグリルを薄く、ロワグリルを左右方向にワイド化し、ダイナミックなフロントマスクとなっています。
リアコンビランプも赤色部分を面発光とすることで視認性も向上しています。2017年のマイナーチェンジ最大のトピックは2.0Ｌ直噴ターボエンジン車を設定した点で、パフォーマンスダンパーを装着するなど走りにも磨きをかけています。
ハリアーの燃費は3代目と4代目でどのくらいかわるの？
3代目ハリアーは、初代および2代目と比較すると、ボディだけでなくエンジンもダウンサイジングしています。そのため、乗り心地だけでなく、燃費性能も向上しました。
現行モデル4代目ハリアーも環境性能を考慮して設計されています。3代目と4代目では燃費性能に違いがあるのでしょうか。両モデルを比較してみましょう。
3代目ハリアーのカタログ燃費
3代目ハリアーは、2013年12月に発売されました。発売時には『グランド』『エレガンス』『プレミアム』の標準グレードに加えて『プレミアムアドバンスパッケージ』が追加されています。
また、2017年6月には装備を大幅に変更したマイナーチェンジがされており、その後グレードの追加や特別仕様車も毎年行われてきました。どのグレードでも2WDと4WDの設定があり、ハイブリッドと2L直列4気筒のNAがあります。
3代目ハリアー最終モデル（2019年10月発売）のJC08モードカタログ燃費は、下表のとおりです。ハイブリッドモデルには、4WDのみ設定されています。
|
駆動方式 |
パワートレイン |
カタログ燃費 |
|
2WD |
ガソリン |
13.0km/L |
|
4WD |
ガソリン |
12.8km/L |
|
ハイブリッド |
21.4km/L |
4代目ハリアーのカタログ燃費
4代目ハリアーには、最新の『TNGA』（GA-Kプラットフォーム）が搭載されています。TNGAを搭載することで車体も軽く高い剛性があり、ブレーキを踏んだ時の安定性と乾いた路面でのコーナリングのしっかりとした安定感が実現しました。
ガソリン車には直列4気筒の2L自然吸気エンジンを採用しており、3代目モデルに存在したターボモデルの設定はありません。ハイブリッド車には直列4気筒の2.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが設定されています。ハイブリッド車はエンジンとモーターの2種類のパワーソースが使われているため、力強い走りを体感可能です。
4代目ハリアーのWLTCモードカタログ燃費は以下の表を参考にしてください。3代目のJC08モードとは計測方法が異なるため、一概に比較できないことを念頭に置きましょう。
|
駆動方式 |
パワートレイン |
カタログ燃費 |
|
2WD |
ガソリン |
15.4km/L |
|
ハイブリッド |
22.3km/L |
|
|
4WD |
ガソリン |
14.7km/L |
|
ハイブリッド |
21.6km/L |
3代目ハリアーを探すならネクステージで！
ハリアーの3代目が気になる場合は、中古車市場で探せます。中古車を探す際は、できるだけ在庫が豊富な販売店を選びましょう。
ハリアーのようなSUV車であれば、SUV車を多く取り揃えており、SUVに関する知識や経験が豊富なスタッフが在籍しているかどうかも店舗選びの参考にできます。ネクステージでの中古車相場やおすすめポイントは、下記のとおりです。
ハリアーの中古車価格相場
ハリアーの3代目（2013年12月~2020年5月）と4代目（2020年6月~現在）について、2023年5月時点でのネクステージにおける中古車相場価格は下記表を参照してください。中古車市場は、状況の変化が早いためこまめにチェックしましょう。
|
|
ガソリン |
ハイブリッド |
|
3代目 |
118.7万円~419.9万円 |
149.7万円~499.9万円 |
|
4代目 |
239.9万円~519.9万円 |
284.9万円~529.9万円 |
ネクステージはSUVの在庫が豊富！
全国に200以上店舗を展開している中古車販売店ネクステージでは、お客様がお目当ての車を探しやすく選びやすい環境を整えています。例えば、SUVや軽自動車などのカテゴリー別専門店では、思う存分比較検討することが可能です。人気がある車種・グレード・カラーをバリエーション豊かに取り揃えています。
「SUV LAND」では、SUVの在庫台数はどこにも負けません。国産車・輸入車問わず、厳選中古車から未使用車まで豊富なラインアップが魅力です。遊び感覚で車選びを楽しめます。
まとめ
3代目ハリアーは現行モデルにも引けを取らない充実の装備と時代を感じさせない洗練されたデザインが魅力のモデルです。一世代前の型ではありますが、現代でも通用する先進装備や、燃費面でも有利なハイブリッド車の設定などにより非常にお買い得感の高いモデルです。
ネクステージの在庫車両の中でも、比較的希望のボディカラーやグレードも選べるモデルです。ぜひお気に入りのハリアーを見つけてみてはいかがでしょうか
▼ライタープロフィール
初代レガシィの10万キロ世界速度記録をドキュメンタリー番組で目にして、その走行性能と耐久性に感動したことがきっかけで、レガシィに憧れ、そのまま自他ともに認めるスバルマニアに。BG型、BH型、BP型、BR型と4世代のレガシィツーリングワゴンのターボモデルを乗り継ぎ、現在の愛車は初代レヴォーグ2.0GT-S アイサイト。2017年から2018年にかけては、スバル公式のモータースポーツ応援プロジェクトリーダーを担当。オーナー目線でのスバル車のフィーリングや装備や改良ポイント、さらにはカスタマイズ、チューニングまでスバル関連のことについては新旧問わず造詣が深い。トラックやバスなどの大型車や特殊車両なども得意とするジャンルやメーカーに特化した自動車ライター。
