RAV4にPHVが新登場！性能や他グレードとの違いを詳しくチェック
最近環境に優しい車として『PHV』『EV』『HV』というワードを耳にする機会が多くなったと感じておられる方がおられるのではないでしょうか。大まかに違いが分かっているつもりでも、いざ購入しようと思う場合は迷うことがあるかもしれません。
この記事ではPHV車について解説します。そして新登場したRAV4 PHVの性能や魅力についてご紹介しますので是非参考にしてください。
※目次※
・PHV車とは何？新登場したRAV4 PHVの性能とは？
・RAV4とRAV4 PHVの違いを押さえておこう！それぞれの新車・中古車販売価格もご紹介
・RAV4 PHVを購入する前に知っておきたい税金の制度について
RAV4 PHVの性能から魅力をチェック
トヨタは2020年6月8日に走る楽しさを追求しているRAV4ブランドの最上級モデルであるRAV4 PHVを発売開始しました。
発売開始1カ月もたたないうちにバッテリーの生産能力を大幅に上回る注文が殺到したため受注中止となっています。それほど注目され人気を集めているRAV4 PHVの魅力について調べてみましょう。
（参考：『RAV4 PHV（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
PHV（プラグインハイブリッド）とは
よく耳にするPHV（プラグインハイブリッド）とは、外部から電源をつないで充電することが可能なハイブリッド車（HV車）の事です。
電気自動車（EV車）と違う点はエンジンを搭載していることで、電気のみではなくガソリンエンジンでも走ることもできます。
HV車よりもバッテリー容量が大きいため電気のみの航続距離が長くなりますので、燃費が良いことがメリットと言えるでしょう。
コンセントが装備されているため車をバッテリー代わりに使用することができます。このタイプの車をトヨタはPHV車と呼んでおり、三菱など他社はPHEV車と呼んでいるようです。
走行性能
高い基本走行性能をもったRAV4をベースに設計されたRAV4 PHVは、新開発プラグインハイブリッドシステム「THS ⅡPlug-in」を採用しています。
最高出力225kW（306ps）で0~100km/hの加速が6.0秒と、圧倒的な力強い加速性能を誇っていることが特徴でしょう。EV走行距離95kmですので通勤や近距離通勤などは電気のみで走行でき、優れた環境性能を実現しています。
サスペンションのチューニングが入念になされているため、ハンドリングが性格で路面状況に左右されることなく安定した走行が可能です。コーナリングや舗装していない路面状況でも安定した乗り心地の良さを体感することができるでしょう。
充電・給電
RAV4 PHVは、自宅でも外出先でも付属の充電ケーブルで車とコンセントをつなぐだけで気軽に充電できるというメリットがあります。
200V専用充電ケーブルと100V用電源プラグコードが標準搭載となっており、使用するコンセントに合わせて使い分け可能です。
ディスプレイオーディオ画面やマルチインフォメーションディスプレイから普通充電の開始時刻を予約設定することもできます。
普通充電200V/16Aの場合の満タン充電時間は約5時間30分で、100V/6Aの場合は約27時間です。
屋外のアース付コンセントがついている100V電源であれば専用の配線工事は不要ですが、耐久性の低い抜止形コンセントはコンセント部分の交換が必要な場合がありますので事前に確認しましょう。
エンジンをかけることなくバッテリーだけでも最大1500W/AC100V給電することが可能ですので、停電時やアウトドアなどの際に車が電源になる事もポイントです。
外観・内装
RAV4 PHV専用のフロントグリルとロアモールがスポーティなイメージを際立たせています。
スポーティかつエレガント、たくましさと優しさを兼ね備えた外観が印象的でしょう。専用LEDデイライトや19インチ専用アルミホイール、ブラック塗装された切削光輝仕上げのスポーク・サイドは都会的な洗練された雰囲気を感じます。
遊び心の中にも高級感あふれるインテリアも人気の理由の一つです。天井やピラーなどブラックで統一された空間に、インストルメントパネルやシードなどの随所にレッドステッチを採用しコーディネートすることにより上質感を醸し出しています。
スポーティシートは全モデル合成皮革シート表皮が標準装備で「G」グレードではレザテックを採用し「BLACK TONE」「G“Z”」ではキルティング意匠とレッドリボン加飾が施されていることが特徴です。
スペース・収納
室内スペースにもこだわりが感じられます。長距離ドライブでも後部座席の人を含めみんなが疲れにくく快適に過ごすことができるように、シートの素材や座面形状が工夫されていることに気付くことでしょう。
カップホルダーやコンソールボックス等の収納スペースがフロントとリヤにありますので、ペットボトルやスマホなどの置き場に困ることもありません。
ラゲッジスペースも広さと使い勝手にこだわった設計になっています。リヤシートを倒さなくてもゴルフバック約4個分490Lの容量を確保していますので、大抵のドライブの場合には十分の収納スペースでしょう。
機能・装備
RAV4 PHVには標準装備されている便利な機能が満載です。足を出し入れするだけで簡単にドアが開閉するハンズフリーパワーバックドアや、景色を見晴らすことができるパノラマムーンルーフがあります。スピードメーターは7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスププレイ画面で先進的なコックピットのような雰囲気です。
フロント・リア座席両方には充電用USB端子が装備されていますし、おくだけ充電の設定を行うこともできます。快適温熱シートやシートベンチレーション、ステアリングヒーター搭載のおかげで寒い日の運転も快適に行うことができるでしょう。
安全性能
トヨタ車の安全性能の高さは有名ですが、RAV4 PHVも例外ではありません。歩行者や自転車を検知するプリクラッシュセーフティ・インテリジェントクリアランスソナー（パーキングサポートブレーキ）・デジタルインナーミラーといった安全安心をサポートする装備が充実しています。
ドライバーの目線移動低減のためにヘッドアップディスプレイを採用していることは運転疲労の軽減につながる便利な機能と言えるでしょう。
コネクティッドサービス
別の特徴としてコネクティッドサービスがあります。スマホとつなげることにより困った時には24時間365日オペレーターが応対してくれるサービスのことです。
もしもの事故などの緊急通報を専門オペレーターが警察や消防に取り次いでくれるエアバック連動タイプのヘルプネット機能が搭載されています。
オプションで付けられるマイカーリサーチPlus機能で気になる車の状況を確認できるのも安心です。
RAV4とPHV RAV4（ハイブリッド）との違い
RAV4とPHV RAV4ではどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのエントリーモデルのシステム・燃費・サイズについて違いを解説します。購入を検討する際の参考にしてください。
システム
RAV4 エントリーモデルXのガソリン車には直列4気筒2.0Lエンジンが搭載されており、ハイブリッド車Xモデルには2.5Lダイナミックフォースエンジンが搭載されています。
ガソリン車の最高出力は126kW（171ps）・最高トルク207N.m（21.1kgf・m）、ハイブリッド車の最高出力は131kW（178ps）・最高トルク221N・m（22.5kgf・m）です。
ガソリン車・ハイブリッド車の両方に2WDと4WDがラインナップされており選択肢が多いことが魅力でしょう。
PAV4 PHVではTNGAプラットフォーム（GA-K）を採用し、大容量リチウムイオンバッテリーを搭載しています。車体中央床下にバッテリーを搭載しているため、低重心化・重量バランスの最適化が実現していることが特徴です。
最高出力は130kW（177ps）、219N・m（22.3kgf・m）となっており、力強い加速力と走破性を備えています。
燃費
RAV4のカタログ燃費はWLTCモード平均値が15.2~21.4km/Lです。RAV4 PHVのWLTCモード平均値は22.2km/Lですから、PHVの燃費性能の方が若干良いことに気づかれるでしょう。
実燃費の比較サイト「e-燃費」によるとRAV4ガソリン車4WDの実燃費は12.97km/L、ハイブリッド車2WDでは19.25km/L・4WDでは17.44km/Lとなっています。対してRAV4 PHVの実燃費は27.59km/Lですから、格段に燃費性能が高いことが分かります。
サイズ
サイズに関してはRAV4/RAV4 PHVを比較してみてもほとんど差異はありません。RAV4はガソリン車とハイブリッド車で若干の違いがあり、全長4,600~4,610mm×全幅1,855~1,865mm×全高1,685~1,690mmとなっています。
RAV4 PHVは全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,690~1,695mmです。室内サイズは両車種共に全長1,890mm×全幅1,515mm×全高1,230mmとなっており、全く同じスペースを確保しています。
RAV4 PHVの新車価格と中古車相場
2020年6月に発売されたRAV4 PHVの新車価格は約469万円~約539万円からです。発売されたばかりですので中古車はまだ市場にほとんど出回っていませんが、走行距離15kmの登録済み使用車が568.8万円で販売されているものがあります。
RAV4の新車価格と中古車相場
2019年発売現行モデルRAV4の新車価格はグレードにより大きく異なりますが、エントリーモデルXが265万円からです。
中古車市場には多くのRAV4が出ていますが、中古車相場価格は約209万円~約410万円となっています。
ネクステージでは2020年式ハイブリッドG4WDモデルで走行距離0.6万kmの車が本体価格375.9万円ですので比較的お求め安くなっています。
（2020年12月時点の情報です）
（参考：『RAV4（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
RAV4 PHV購入前に知っておくべきこと
燃費性能が良く、アウトドアや停電時にも活躍を期待できるRAV4 PHVですが、購入を検討する際に注意しておくとよいことがいくつかあります。
その中の一つは税金の仕組みです。環境に優しいPHV車には減税の適用が認められています。代表的な税金の種類について解説しますので参考にしてください。
RAV4 PHVの販売状況について
現在トヨタ車は絶好調の売り上げを記録しており、日本自動車販売協会連合会による2020年11月度の登録車販売台数トップ10のうち1位から7位までを占めています。
ミドルサイズSUVのRAV4は12位でした。RAV4 PHVの売れ行きも例外ではなく、2020年6月発売開始以来注文が殺到しています。
（2020年12月時点での情報です）
補助金『エコカー減税』とは
RAV4も含めRAV4 PHVも、環境に配慮した車として政府が定めている補助金の対象車種です。補助金には幾つかの種類がありますが、その一つはよく耳にするエコカー減税でしょう。
エコカー減税とは新車登録時や車検時に納める自動車重量税に対する軽減措置の事です。これは2021年4月30日までとされていました。
しかし、2020年12月10日に政府による税制の見直しにより2021年5月からさらに2年間延長する方針になったようです。
その際に適用される2030年度燃費基準は現行基準よりも4割程度厳しくなるようですが、EV・PHV・燃料電池車・天然ガス自動車は一律で免税措置を受ける見込みとされています。
中古車を購入した場合、車検時にまだ減税措置の期間中であれば恩恵を受けることができるようです。
補助金『グリーン化特例』とは
別の補助金としてグリーン化特例があります。グリーン化特例とは認められた車種について2019年4月1日から2021年3月31日までの間に車両登録を行った場合、購入翌年度の自動車税を減税する措置の事です。
年度途中でグリーン化特例の対象である中古車を購入した場合は、登録の翌月から翌年3月分までを支払います。対象車種とは燃費や排ガス性能が良い車の事です。2021年4月1日からは新基準適用となりますが今のところPHV車は減税措置対象車となっています。
補助金『環境性能割』とは
2019年10月1日から自動車取得税に代わって新たに設けられた環境性能割についてもニュースなどで聞かれたことがあるかもしれません。
自動車の燃費性能などに応じで普通車の場合車の取得価額の0~3%の減税措置を行うという仕組みです。
中古車の取得価額は「課税標準額×残価率」という計算式で算出されますので分かりにくいかもしれません。販売店などに相談してみましょう。
補助金『CEV補助金（クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金）』とは
EV・PHV車などにはCEV（クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金）が適用されます。
次世代自動車振興センターが実施している補助金制度で、日本全国で申請することが可能です。センターホームページで「補助対象車両一覧」を確認することができます。
現在のところ『新車』が対象ですので中古車には適用されませんが、時々仕組みが見直されることがありますので購入時にはチェックしてみましょう。
補助金『サポカー補助金』とは
2020年3月から申請開始されたサポカー補助金という言葉もCM等で耳にしたことがあるかもしれません。
サポカー補助金とは経済産業省及び国土交通省による制度で、安全運転サポートの車両の購入補助や後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置の導入補助をしてくれる制度です。
これは65歳以上のドライバーが対象で、新車・中古車の両方に適用されます。車種や中古かどうかで補助金の金額が異なりますので、きちんと確認するようにしましょう。
車を買うならネクステージへ！
以上を踏まえた税制の仕組みは、条件や計算方法などが複雑で分かりにくいと思うことがあるかもしれません。
特に中古車の場合は面倒くさいと思って見過ごしていると、受けられるはずの補助金の恩恵にあずかれなかったという残念な結果になってしまいます。
車の購入は高いお買い物ですのでよく調べて買うようにしましょう。ネクステージではそういったご質問へもご対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
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まとめ
環境に配慮したHV・PHV車についてはこれからも話題に上ることがあるかもしれません。
現在世界的にもRAV4のようなSUV車は人気がありますし、燃費が良くコンセントも使用できるPHVは中古車市場でも注目されています。中古車を検討する際には是非ネクステージへアクセス・ご相談ください。
