人気のハイエースはディーゼルもおすすめ!中古車価格やライバル車も紹介
ハイエースはトヨタの代表的な商用車として、人気を集めています。そんなハイエースにディーゼルタイプが存在することをご存知でしょうか。
本記事ではハイエース ディーゼルのタイプやグレード、ガソリン車と比較したときのメリットなどを紹介します。「ハイエースのディーゼルはどんな車か」「購入したいが自分に合ったモデルがわからない」といった疑問もきっと解決するでしょう。ハイエースとライバル車の中古車相場も記載するので、安く購入したい方もぜひご覧ください。
※目次※
・ハイエース ディーゼルのモデルは3種類。それぞれの特徴をおさらいしよう!おすすめモデルも紹介!
・ガソリン車とどっちがいい?ハイエース ディーゼルのメリットとデメリットを理解しておこう!
・ハイエース ディーゼル以外の車を購入するのもあり?ライバル車のスペックと中古車価格をチェック!
ハイエース ディーゼルの人気のタイプやグレードは?
そもそもハイエースにいくつのラインナップがあるかご存じでしょうか。まずハイエースのモデルごとの特徴をみていきましょう。おすすめのモデルも紹介するので、ぜひ自身の好みと照らし合わせながら購入の目安にしてください。
ハイエースのモデルは3種類
ハイエースのモデルはバン、ワゴン、コミューターの3種類のタイプが存在します。シート配列、乗車定員の違いを以下の表で確認してください。
バンは後席を畳んで荷物を運ぶスペースを確保できるなど、空間の使い勝手に優れています。一方で7名以上が乗車する場合では安定性の低い真ん中席ができるため、2-2-2-4などの4列シートで利用できるワゴンの方が適しているでしょう。
コミューターはさらに大人数の利用が可能です。大きな違いとして、バンとワゴンは普通自動車免許で使用できますが、コミューターは中型免許が必要となります。
タイプ |
バン |
ワゴン |
コミューター |
乗車定員 |
9名以下 |
10名 |
14名 |
シート |
3列 |
4列 |
5列 |
(2021年2月時点の情報です)
ハイエースのはバンタイプがおすすめ
本記事でおすすめするハイエース モデルはバンタイプです。6名以下で利用する場合という条件付きになりますが、バンは広い空間が確保されているため「大きな荷物を乗せられる」「長距離移動でも快適に過ごせる」といったメリットがあります。アウトドアを好む方やファミリーカーとしても適しているでしょう。
グレードはDXとスーパーGLの2種類、さらにボディ長もロングとスーパーロングの2種類が存在します。コスパを重視するならDXのロングタイプがおすすめです。さらに使い勝手を向上させるなら両側にスライドドアが備えられた5ドアのモデルを選択するといいでしょう。
ハイエース ディーゼルのメリットとデメリット
本記事ではハイエース ディーゼルをメインに記述していきますが、ハイブリッド車やEV車のモデルも増えてきているなか、ディーゼル車の個性をあらためて知りたい方もいるのではないでしょうか。この項目でディーゼル車のメリットとデメリットをみていきましょう。
ディーゼルのメリット①燃費が良い
ガソリン車に比べて燃費が良い点が大きなメリットのひとつです。後の項目でハイエースのディーゼル、ガソリンそれぞれの燃費の詳細を紹介しますので、ぜひ参照してください。
カタログ燃費も全体的に優れていることに加え、軽油を燃料として稼働します。2021年2月時点で、レギュラーガソリンが約132円に対して軽油価格は約110円です。長い目でみたときの維持費に関しても、はるかにディーゼルが優れています。
ディーゼルのメリット②加速に強い
加速が強いこともディーゼルのメリットです。普段使っている車で「坂道での発進」「高速道路での追い越し加速」にパワー不足を感じたことがあるかもしれません。ディーゼルエンジンは低速域でのトルクが強い設計となっているため、停止から発進までスムーズに機能します。
特にハイエースは車体サイズ事態が大きいことに加え、重い荷物を積む場面も多いため、加速のメリットを大きく実感できるでしょう。
ディーゼルのメリット③耐久性が高い
ディーゼルの3番目のメリットが耐久性の高さです。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて、単純かつ頑丈に設計されています。そのため高圧に対する耐久性が高く、ハイスピードで長く使用してもエンジンの消耗は比較的少なめです。
特にハイエースは海外需要が高く、走行距離が長い車でもある程度の価格が付きます。使い切った後に出品する予定のある方は、高価格が期待できるディーゼル車をおすすめします。
ディーゼルのデメリット①AdBlueの補充
ディーゼル車は排出する排気ガスが多いということで、規制の観点から問題視されていました。そのため4型後期の新ディーゼルエンジンから、有害物質を浄化することで排気ガスをクリーン化するAdBlueの補充が必要となっています。
AdBlueは消耗品のため、約5000kmのごとに約5LのAdBlueを購入、補充しなければなりません。AdBlueガソリンスタンドやカーショップで手軽に購入できますが、通常のガソリン車と比べると多少手間が増えという点でデメリットといえるでしょう。
ディーゼルのデメリット②エンジン音が大きい
ディーゼルは圧縮された高音の燃焼室で自己発火することでエンジンを動かすため、エンジン音が大きいこともデメリットです。4型後期の新ディーゼルエンジンでクリーン化とともに低騒音、低振動化されたため昔ほどではありませんが、ガソリン車と比べると多少騒がしく感じるかもしれません。
とはいえ窓を閉めて走行している分には気にならない程度です。住宅街や夜間に走行するシーンが多い人は一度試乗し、考えた上で購入するといいでしょう。
ディーゼルのデメリット③オイル交換の頻度が高い
エンジンを良い状態に保つためには定期的なエンジンオイルの交換が必要なことは、みなさんご存知の通りでしょう。しかし、ディーゼル車はエンジンオイルの交換周期が比較的早めです。
たとえばターボ車を除くガソリン車は走行距離15000km、または1年がオイル交換の目途とされています。それに比べてディーゼル車は500~20000km、または半年~1年が交換時期です。オイル交換を手間に感じる方には、こちらもデメリットといえるでしょう。
ハイエースをディーゼルとガソリンで比較
前述で紹介したメリット、デメリットも踏まえた上で、ハイエースをディーゼルとガソリンで比較していきます。それぞれの特徴と性能を理解することで、自分に合ったタイプを明確にできるでしょう。
燃費を比較
燃費が良いことがディーゼル車の特徴であることは前述で解説しました。しかし、ハイエースのガソリンエンジンは技術の進歩とともに燃費性能が大幅に改善されています。
そのためハイエース ディーゼルの方が燃費はと鋳物の、以下の表をみてもらえればわかるようにそこまで差はありません。燃費の数値よりも軽油による燃料の安さが、維持費を考える際の軸となるでしょう。
|
ガソリン |
ディーゼル |
燃費(WLTCモード) |
9.0~9.4km/L |
ー |
燃費(JC08モード) |
10.5~10.9km/L |
12.2~12.4km/L |
(2021年2月時点の情報です)
車体価格を比較
ハイエースはグレードや駆動方式によって価格はさまざまですが、全体的にガソリン車よりもディーゼル車の方が価格は高く設定されています。次の項目の表にそれぞれの新車価格と中古車価格も記載しているので、よければ参考にしてください。
ハイエース ディーゼルを購入する場合は、燃費の良さで価格分をどれだけ回収できるかがポイントになるでしょう。使用環境、使用頻度によっては、長い目で見るとディーゼルの方がお得になるかもしれません。
ハイエース DX(2000ガソリン)
ここでハイエースバンのそれぞれのスペックと価格をみていきます。まずはガソリン車をみていきましょう。ラインナップがいくつかありますが、以下の表はハイエース バン DX(ガソリン 2WD 3人乗)のスペックです。
モデル |
バン DX(2WD・2000ガソリン・6A/T・3人乗) |
サイズ |
全長4695×全幅1695×全高1980mm |
車両重量 |
1630kg |
エンジン |
1TR-FE 直列4気筒 |
総排気量 |
1.998L |
最大出力 |
100Kw(136ps)/ 5600rpm |
最大トルク |
182N・m(18.6kgf・m)/4000rpm |
新車価格 |
234万7,000円 |
中古車価格 (ハイエース ガソリン車) |
40万~940万円 |
(2021年2月時点の情報です)
(参考: 『ハイエースバン(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ハイエース DX(4WD・ディーゼル)
以下、ハイエース バン DX(ディーゼル 4WD 3人乗り)のスペック表です。ガソリンに比べると重量、最大出力、最大トルクなどの数値が上がり、ハイパワーな車になっていることがわかります。
モデル |
バン DX(4WD・2800ディーゼル・6A/T・5ドア・3人乗) |
サイズ |
全長4695×全幅1695×全高1980mm |
重量 |
1950kg |
エンジン |
1GD-FTV 直列4気筒 |
総排気量 |
2.754L |
最大出力 |
111Kw(151ps)/ 3600rpm |
最大トルク |
300N・m(30.6kgf・m)/1000~3400rpm |
新車価格 |
330万2,000円 |
中古車価格 (ハイエース ディーゼル車) |
約35万~700万円 |
(2021年2月時点の情報です)
(参考: 『ハイエースバン(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ディーゼルはこんな人におすすめ
ディーゼルは少し前までは燃費が良い代わりに走り性能に欠ける印象でしたが、これまでの記述とスペックをみてもらえればわかる通り、ハイエースに関しては価格以外は「荷物が多い」「走行距離が多い」など、全てのシーンでディーゼルが優れています。購入予算に余裕がある方はディーゼルモデルの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ガソリンはこんな人におすすめ
ハイエースのガソリン車は「そこまで高い走り性能を求めていない方」「安い価格で購入したい方」におすすめです。
またハイエースは車内空間のアレンジを楽しむことにも適しています。キャンプやサーフィンなどのアウトドアを好む方はそれに適した空間にしたい方もいるでしょう。購入予算に余裕がある方でも、ガソリン車でリノベーションにお金をかけるのもいいかもしれません。
ハイエース ディーゼルのライバル車の中古車価格は?
これまでハイエース ディーゼルの詳細を紹介してきましたが、ハイエース以外の車に興味がある方もいるのではないでしょうか。
そこでライバル車として「日産 NV350キャラバン」「マツダ ボンゴ バン」「いすゞ COMO」の3種を紹介します。中古車価格やスペックを比較しつつ、自分に合ったモデルを探してみてください。
日産 NV350キャラバン
NV350キャラバンは日産が誇る商用車バンです。クラスNo.1の荷室の広さとシート分割で有効に使える室内空間が大きなメリットといえます。NV350キャラバンもまたラインナップが非常に豊富な車ですが、例として以下のモデルを参照してください。
モデル |
バン DX(4WD・ディーゼルターボ)ロングボディ/標準幅/標準ルーフ/低床/6人乗/5ドア/5E-ATx |
サイズ |
全長4695×全幅1695×全高1990mm |
重量 |
2010kg |
エンジン |
YD25DDTi |
総排気量 |
2.488L |
最大出力 |
95Kw(129ps)/ 3200rpm |
最大トルク |
356N・m(36.3kgf・m)/1400~2000rpm |
新車価格 |
324万6,100円 |
中古車価格 |
約45万~750万円 |
(2021年2月時点の情報です)
(参考: 『NV350キャラバンバン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ ボンゴ バン
マツダのボンゴ バンはこれまで紹介したモデルと比べるとコンパクトなボディサイズが特徴です。狭い路地でも利用できるでしょう。
その分車内は小さいですが、段ボールや家具を積み込む程度のスペースは十分確保されています。価格も比較的安めなので、手軽に扱えるバンを求める方におすすめです。参考までに以下のモデルスペックをご覧ください。
モデル |
バン DX(4WD・1500ガソリン・4AT) |
サイズ |
全長4065×全幅1665×全高1930mm |
重量 |
1350kg |
エンジン |
2NR-VE 水平直列4気筒 |
総排気量 |
1.496L |
最大出力 |
71Kw(97ps)/ 6000rpm |
最大トルク |
134N・m(13.7kgf・m)/4400rpm |
新車価格 |
235万700円 |
中古車価格 |
約20万~200万円 |
(2021年2月時点の情報です)
いすゞ COMO
ハイエースのライバル車として、最後にいすゞの COMOをみていきましょう。COMOはロングホイールベースにより広いラゲッジスペースが確保されています。機能的で無機質な設計であるため、レジャーやアウトドアよりも、ビジネス向きの商用バンとしての使用に適しているでしょう。
モデル |
LD (2WD・ガソリン)5ドア 5AT 10人乗 |
サイズ |
全長4995×全幅1690×全高1990mm |
重量 |
1860kg |
エンジン |
QR25DE 水冷直列4気筒DOHC |
総排気量 |
2.488L |
最大出力 |
108Kw(147ps)/ 56000rpm |
最大トルク |
213N・m/4400rpm |
新車価格 |
239万円 |
中古車価格 |
約45万~180万円 |
(2021年2月時点の情報です)
まとめ
本記事を通して、ハイエース ディーゼルのメリットやスペックを理解していただけたかと思います。ガソリン車を上回る走り性能や燃費の良さが大きな魅力です。ライバル車も含めて好みのモデルがあれば、この機会に購入を検討してはいかがでしょうか。
また中古車で購入したいと思った方は、ネクステージをご利用ください。グレード、年式の幅広さ、車の質にも自信を持って販売している他、今回紹介したハイエースやライバル車の在庫も揃っております。相談から承っておりますので、ぜひ一度ネクステージに気軽にご連絡ください。