カムリの旧型と現行型を比較!内外装や性能面、類似車種もチェックしよう
トヨタの大型FFセダンとして長い歴史を持つカムリは、現行車が10代目となります。力強く引き締まったスポーティなデザインと、高級感のある内装が特徴です。
10代目ではプラットフォームからパワートレインまで全て新開発の部品を採用し、燃費や安全性が向上しています。旧型と現行型でカムリはどのように違うのか、詳細が気になっている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、カムリの旧型と現行型の内外装や装備、燃費や走行性能、安全性といった性能の違いについて深掘りします。上質なセダンをお探しの方はぜひご一読ください。
※目次※
・カムリはトヨタ初の横置きエンジンFF車で、FFの最上級車の位置付け!
・カムリの旧型と現行型では大きな違いがある。特に燃費や安全装備は大きく進化している。
・カムリの中古車を検討しているなら、希望の車を探しやすく保証も充実したネクステージがおすすめ
トヨタ カムリとは?
カムリの前身であるセリカ カムリは、1980年にカリーナを基に登場した4ドアモデルの車種です。1982年3月に2代目が登場し、新しいファミリーカーとして「カムリ」と車名を変えています。トヨタで初となる横置きエンジンの前輪駆動車で、トヨタの最上級FFセダンとして開発されました。
ラインアップは、2.5L直列4気筒エンジンが搭載された「G」「Gレザーパッケージ」「X」「WS」「WSレザーパッケージ」です。全てのグレードで、2WDとE‐Fourが選択できます。なお、2020年8月にはセリカ カムリの発売から40周年を記念し、よりスポーティーさの際立つ特別仕様車「WS“Black Edition”」が発売されています。
カムリの旧型と現行型の燃費・走行性能を比較
カムリは旧型から国内ではハイブリッド専用モデルとなりました。2.5リッターエンジンを搭載する比較的大きなセダンという点では大きな違いはありません。それでは性能面ではどのような違いがあるのか、旧型と現行型を比較してみましょう。
現行型は全体的に走行性能が向上
旧型と現行型の走行性能は以下の通りです。
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旧型 |
現行車 |
総排気量 |
2.493L |
2.487L |
エンジン |
直列4気筒DOHC |
直列4気筒DOHC |
最高出力 (kW(PS)/r.p.m.) |
118(160)/5,700 |
131(178)/5,700 |
最大トルク (N・m(kgf・m)/ r.p.m.) |
213(21.7)/4,500 |
221(22.5)/3,600~5,200 |
現行型には、2.5Lダイナミックフォースエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたエンジンが搭載されているため、パワフルな走りと低燃費を実現しています。また、E-Fourが搭載され、雪道や雨などで路面状況が悪くても安定した走行が可能です。
燃費は現行型が圧倒的に優秀
旧型と現行型の燃費を比較すると、現行型のほうが優れています。
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旧型 |
現行 |
JC08モード |
23.4km/L |
24.6km/L |
WLTCモード |
‐ |
24.3~27.1km/L |
カムリの旧型と現行型のエクステリアを比較
カムリの旧型と現行型では、性能面での違いが多くあります。それでは、実際に目に触れる内外装についてはどのような違いがあるのでしょうか。この項目では、ボディサイズとボディカラー、内装色を比較して紹介します。
ボディサイズを比較
旧型と現行車のボディサイズは、以下の通りです。
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旧型 |
現行車 |
全長×全幅×全高 (mm) |
4,825×1,825×1,470 |
4,885×1,840×1,445 |
車両重量(kg) |
1,540~1,550 |
1,540~1,600 |
ホイールベース(mm) |
2,775 |
2,825 |
最低地上高(mm) |
150 |
145 |
比較すると分かるように、旧型よりも現行型のほうが全体的に大きく設計されています。しかし、現行型のほうが全高や最低地上高が低く、低重心なので安定した走りが可能です。
現行型はツートーンが選べる
旧型のボディカラーは、モノトーンのみでした。現行型ではモノトーンに加え、ツートーンカラーも選択できます。
|
旧型 |
現行車 |
ボディカラー |
・ホワイトパールクリスタルシャイン ・シルバーメタリック ・グレーメタリック ・ダークスチールマイカ ・アティチュードブラックマイカ ・オリーブマイカメタリック ・トゥルーブルーマイカメタリック |
・プラチナホワイトパールマイカ ・プレシャスメタル ・エモーショナルレッドⅢ ・アティチュードブラックマイカ ・ダークブルーマイカメタリック ・アティチュードブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ ・アティチュードブラックマイカ×エモーショナルレッドⅢ |
内装色 |
・ブラック |
・ブラック×シルバージオメタル ・ブラック×ブラックアートウッド ・オーカー×ブラックアートウッド ・ブラック×チタン調 |
(2023年5月現在の情報です)
カムリの旧型と現行型のインテリアを比較
旧型に比べて現行型は内装の高級感が増しています。上級グレードのGレザーパッケージにはオーカー×ブラックアートウッドというブラウン系統の内装色が選べます。また、レザーパッケージではシートヒーターが標準装備され、快適性も十分確保されています。
運転席回りでは、カラーヘッドアップディスプレイや7インチのマルチインフォメーションディスプレイといった情報表示も充実しています。収納面では、ハイブリッドバッテリーを小型化してリアシート下に移動することで大型セダンならではの大容量を確保しています。室内の収納スペースも使いやすさとともに、デザインに配慮しながら多数配置しています。
カムリの旧型と現行型の安全装備を比較
カムリは旧型でもむち打ち障害軽減フロントシート、歩行者障害軽減ボディ、全方向コンパティビリティボディ構造などを採用し、安全性は十分配慮されていましたが、現行型になってさらに機能が追加されています。
それでは具体的にどのような追加がされているのか、旧型と現行型の安全装備・機能を比較しましょう。
トヨタセーフティセンスPが標準装備
旧型では2014年のマイナーチェンジの際にプリクラッシュセーフティやブラインドスポットモニターなどの先進安全装備が選べるようになりましたが、現行型ではさらに進化したトヨタセーフティセンスPが全車に標準装備されています。
プリクラッシュセーフティは旧型のミリ波レーダーに単眼カメラを加えた方式です。また上級グレードではボディなどを透かしたような表示ができるシースルービュー機能付きのパノラミックビューモニターなども装備されます。
現行型は安全性がより強化された
2021年のマイナーチェンジの際にはトヨタセーフティセンスとしてリニューアルされ、プリクラッシュセーフティは歩行者(昼夜)・自転車運転者(昼)検知機能付きとなり、先行車発進告知機能やパーキングサポートブレーキ(前後方静止物/後方接近車両)なども装備されました。
また、それまでのレーンディパーチャーアラートは道路の白線(黄線)だけでなく先行車も検知してステアリング操作をアシストするレーントレーシングアシストに進化しています。
カムリの旧型と現行型の中古車相場を比較
旧型である9代目と、現行型の新車価格・中古車価格は以下の通りです。機能や性能が向上している分、中古車でも現行型のほうが高くなっています。8代目以前のモデルは出回り台数が少なく希少です。
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9代目 |
現行 |
新車価格 |
289万5,238~382万1,000円 |
349万5,000~468万2,000円 |
中古車価格 |
59万9,000円~239万9,000円 |
182万9,000円~369万9,000円 |
(2023年5月現在の情報です)
カムリと比較検討したい類似車種5選
カムリは大型FFセダンでも代表的な車種ですが、カムリの旧型だけでなく、カムリと似た車種とも比較すると選択肢の幅も広がるでしょう。ここからは、カムリのライバル車として挙げられる5車種をピックアップし、特徴を紹介します。
ホンダ アコード
国内はもちろん海外でも人気のあるホンダ アコードは、2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」を搭載しています。モーター本来のなめらかな走行性と加速性の高さを誇り、ホンダならではの制御技術により、街乗りから高速道路まで幅広いシーンで力強い走りが可能です。
住宅街など静かに走りたい場合は、EVスイッチをオンにするとモーターのみの走行ができ、エンジン音が抑えられます。このように魅力のあるアコードでしたが、残念ながら2022年9月に生産終了となりました。そのため、中古車でのみ購入が可能です。
中古車価格 |
129万9,000円~269万9,000円 |
(2023年5月現在の情報です)
(参考:『アコード(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ インサイト
ホンダ インサイトは、加速性能と静粛性を両立させた車種です。アクセルペダルを一定量踏み込むとスイッチを押したようなクリック感がある「ペダルクリック機構」が搭載されています。クリック手前の範囲でアクセル操作をすると静かで快適に走行ができ、踏み越えると力強い加速が可能です。
また、ステアリングを握ったままアクセルオフ時の減速度を3段階で変更できる「減速セレクター」も搭載され、快適な走行ができます。インサイトもアコードと同様に2022年9月に生産終了となり、中古車でのみ購入が可能です。
中古車価格 |
19万9,000円~237万9,000円 |
(2023年5月現在の情報です)
(参考:『インサイト(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダ MAZDA6
マツダ MAZDA6は、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに加え、中低速トルクと実燃費性の高いターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」が新たに加わりました。蓄えたエネルギーを装備品などの消費電力に充てる「i-ELOOP」は、発電に使用するエンジン動力を減少させ、走行性能と燃費の向上につなげています。
2022年12月に改良が行われるとともに、初代アテンザ誕生20周年を記念した特別仕様車が追加されました。
新車価格 |
296万2,300円~466万2,900円 |
中古車価格 |
現在ネクステージでの取り扱いなし |
(2023年5月現在の情報です)
(参考:『MAZDA6(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
フォルクスワーゲン パサートGTE
フォルクスワーゲン パサートGTEは、PHEV用に専用開発された6速DSGギアボックスを装備したモデルのあることが特徴です。エンジンとトランスミッションの間に発電機を兼ねた電気モーターが挟み込まれているGTE専用のPHEVドライブユニットを採用しています。
現在は生産終了となっているため、中古車でしか購入できません。また、パサートはセダンの生産終了も発表されています。
中古車価格 |
現在ネクステージでの取り扱いなし |
(2023年5月現在の情報です)
(参考:『パサートGTE(フォルクスワーゲン)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
プジョー 508
プジョー 508は、1.6L PureTechガソリンエンジン、2.0L BlueHDiディーゼルエンジン、1.6Lのプラグインハイブリッドからパワートレインを選択できます。
エクステリアやインテリアに大きな違いはないものの、好みの走りを選択できることが特徴です。アクティブサスペンションが採用されていることにより、ショックアブソーバーの減衰力を路面状況に応じてコントロールでき、快適なドライブが楽しめます。
新車価格 |
612万7,000~725万8,000円 |
中古車価格 |
54万9,000円~99万9,000円 |
(2023年5月現在の情報です)
(参考:『プジョー(508)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
新型から旧型まで希望の中古車が見つかるネクステージへ!
カムリを新車で購入するには予算的に厳しいという方は、中古車も視野に入れましょう。中古車であれば、現行のカムリはもちろん、旧型のカムリの購入も可能です。ネクステージは条件を指定して検索でき、充実した保証内容を用意しているので安心して購入できます。
この項目では、ネクステージで中古車を購入するメリットをご紹介しますので参考にしてください。
こだわり条件で検索できるWEBサイトが便利
ネクステージのWEBサイトは、こだわりの条件から簡単に好みの中古車を探せます。全国の店舗で取り扱っている在庫が掲載されているため、近くの店舗に無い車種でも購入が可能です。メーカーや車種、価格帯など複数の条件を入力して検索できるので、予算内で自分の運転環境に合った中古車が見つかります。
お好みの1台が見つかる
全国に200店舗以上、総在庫数3万台を誇るネクステージは、軽自動車専門店やSUV専門店、セダン専門店など車種に特化した専門店があります。グレードやカラーバリエーションなど豊富な品ぞろえで、希望の中古車が探しやすいことが強みです。
WEBサイトで見つけた中古車は、遠方の店舗の在庫でも最寄り店舗までお取り寄せができます。実車を見てからご商談・ご購入ができるため、気になる車がありましたらお気軽にご相談ください。
PRカムリの中古車在庫情報情報
※価格は支払総額
無料保証が付帯
ネクステージでは、国産車(3か月または走行距離3,000km)、輸入車(1か月または走行距離無制限)の無料保証が全ての中古車に付帯していることが強みです。最長3年まで選択できる有償保証の「サービスサポート」は、特別保証期間内であればバッテリーなどの消耗品に加え、購入時に付属していたナビなども無償で修理・交換が行えます。
その他にも、お気に入りの中古車に長く乗りたい方には「10年保証」、低年式でサービスサポートの対象外となる中古車には「Nextageサポート」など、充実した保証があり安心です。
まとめ
カムリは、広い室内の大型FFセダンで、特にアメリカで人気があります。旧型はハイブリッド専用車になり国内でも注目を浴びました。なお、現行型は燃費が向上し、デザインや安全性も一層よくなり、さらに人気を集めるのではないでしょうか。
予算などの面で新車の購入が難しい場合は、中古車での購入を検討するのもひとつの方法です。ネクステージなら、さまざまな条件設定で希望の車を探せ、保証制度も充実しています。Webサイトでまずは検索してはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。