ソアラの歴代モデルを振り返る|特徴スペックや現在の中古車相場も比較
ソアラはかつて販売されていたトヨタの高級車です。1981年に誕生してから長い歴史があります。歴代のソアラはどのような車だったのでしょうか。
この記事では、ソアラの初代から4代目までの特徴や現在の中古車相場、購入前に確認すべきポイントを解説します。「中古車でソアラの購入を考えている方」「ソアラのスペックや維持費を知りたい方」の疑問も解決しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
2.ソアラの歴代モデル:「トヨタ EX-8」の市販化モデルとして登場
8.ソアラのような希少車探しもネクステージにお任せください!
・英語で「最上級グライダー」を意味する。ソアラは空力特性を追求したスーパーグランツーリスモとして誕生。
・2代目は面一化した美しいボディ。3代目は伸びやかなワンモーションシルエット。4代目はワイドで引き締まったロアボディが特徴。
・ソアラは日本でレクサスが開業したときにレクサスSCへ統合。歴代ソアラの中古車は希少で流通量が少ない。
ソアラの歴代モデルの原点とは?
ソアラはトヨタが初めて出した3ナンバー高級車です。「ソアラ」とは、英語で「最上級グライダー」を意味します。
1980年11月に大阪国際オートショーに参考出品されていますが、正式な販売開始時期は1981年2月です。年間を通じて最も優秀な国内乗用車に与えられる『日本カー・オブ・ザ・イヤー(第2回 1981~1982)』を受賞しています。
ソアラの歴代モデル:「トヨタ EX-8」の市販化モデルとして登場
ここから歴代ソアラの特徴を解説します。ソアラは展示会で参考出品されてた頃は、トヨタ EX-8という名前でした。1981年に市販化された初代ソアラは、1986年まで販売されています。まずは、初代ソアラの特徴とスペックを見てみましょう。
初代の特徴
初代ソアラは、空力特性を追求した5人乗り2ドアノッチバックです。先端の鋭いロングノーズ&ショートデッキスタイルで、前傾したセンターピラーを採用しています。
深い光沢の本皮革シートなど、スーパーグランツーリスモにふさわしいくつろぎ空間も魅力です。デジタルメーターや発光ダイオードのタコメーター、マイコン式オートエアコンなど、当時のエレクトロニクス化を象徴する装備が施されています。
主要スペックをチェック
初代ソアラの主要スペック(GTグレード)は以下のとおりです。
ボディサイズ(mm) |
全長 |
4,655 |
全幅 |
1,695 |
|
全高 |
1,360 |
|
車両重量(kg) |
1,300~1,305 |
|
乗車定員(名) |
5 |
|
トランスミッション |
5速MTまたはOD付4速フルAT |
|
エンジン種類 |
直列6気筒DOHC |
|
排気量(cc) |
2,759 |
|
最高出力【PS/rpm】 |
170/5,600 |
|
最大トルク【kg・m/rpm】 |
24.0/4,400 |
ソアラの歴代モデル:大ヒットした2代目
2代目ソアラは、1989年~1991年まで販売されていました。歴代の中でも大ヒットしたモデルです。世界を超えるスーパーグランツーリスモを目指し、性能と質感を高めています。ここでは、2代目ソアラの特徴とスペックを見てみましょう。
2代目の特徴
2代目ソアラはひとつの美しい球体から発想を得て、ボディを徹底して面一化しました。全てのウインドウに3次曲面ガラスを採用しており、ボディとガラスの差はわずか1mm~2mmです。
インテリアには当時、世界初のスペースビジョンメーターを採用しています。これは適切な焦点距離を設定した虚像表示の計器盤を見る仕組みです。従来のデジタルメーターよりも視認性が向上しています。
主要スペックをチェック
2代目ソアラの主要スペック(3.0 GTグレード)は以下のとおりです。
ボディサイズ(mm) |
全長 |
4,675 |
全幅 |
1,725 |
|
全高 |
1,345 |
|
車両重量(kg) |
1,470 |
|
乗車定員(名) |
5 |
|
トランスミッション |
ECT(エレクトロニック・コントロールド・トランスミッション) |
|
エンジン種類 |
直列6気筒DOHC |
|
排気量(cc) |
2,954 |
|
最高出力【PS/rpm】 |
230/5,600 |
|
最大トルク【kg・m/rpm】 |
33.0/4,000 |
ソアラの歴代モデル:3代目は国外でも販売
3代目ソアラは、1991年~2000年12月まで販売されていました。アメリカで立ち上げられたトヨタのプレミアムブランド「レクサス」のラインアップに設定され、国外の高級クーペ市場に参入しています。ここでは、3代目ソアラの特徴とスペックを紹介しますので、参考にしてください。
3代目の特徴
3代目ソアラは国外での販売を見越して、先代よりボディをひと回りサイズアップしました。また、先代までのボクシーなスタイルを一新し、伸びやかなワンモーションシルエットを採用しています。
「4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション」を採用し、さらにラグジュアリーでスポーティな乗り心地を実現しました。上級モデルには、フラットな乗り心地を実現する「電子制御エアサスペンション」や、瞬時に後輪を制御し進路ずれを抑える「アクティブ4WS」を装備しています。
主要スペックをチェック
3代目ソアラの主要スペック(4.0 GTグレード)は以下のとおりです。
ボディサイズ(mm) |
全長 |
4,860 |
全幅 |
1,790 |
|
全高 |
1,350 |
|
車両重量(kg) |
1,590 |
|
乗車定員(名) |
5 |
|
トランスミッション |
電子制御式8ウェイOD付4速フルAT |
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エンジン種類 |
V型8気筒DOHC |
|
排気量(cc) |
3,968 |
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最高出力【PS/rpm】 |
260/5,400 |
|
最大トルク【kg・m/rpm】 |
36.0/4,600 |
ソアラの歴代モデル:最もワイドボディな4代目
4代目ソアラは、2001年~2005年まで販売されていました。4代目ソアラは歴代の中で最もワイドなボディを採用した、コンバーチブルクーペです。優雅なオープンドライブも楽しめます。ここでは、4代目ソアラの特徴とスペックを見てみましょう。
4代目の特徴
4代目ソアラはコンパクトなキャビンと滑らかな曲面、そして引き締まったロアボディが特徴です。電動開閉式のメタルトップを採用しており、スイッチひとつでアルミ製ルーフを格納できます。
本革シートやウッド&レザーのインテリアによる高級感のある室内も魅力です。”マークレビンソン”プレミアムサウンドシステムは、トップの開閉に応じて音量・音場特性を自動調整し、理想のサウンドを奏でてくれます。
主要スペックをチェック
4代目ソアラの主要スペックは以下のとおりです。
ボディサイズ(mm) |
全長 |
4,515 |
全幅 |
1,825 |
|
全高 |
1,355 |
|
車両重量(kg) |
1,730 |
|
乗車定員(名) |
4 |
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トランスミッション |
スーパーインテリジェント5速AT |
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エンジン種類 |
V型8気筒DOHC |
|
排気量(cc) |
4,292 |
|
最高出力【kW(PS)/rpm】 |
206(280)/5,600 |
|
最大トルク【N・m(kg・m)/rpm】 |
430(43.8)/3,400 |
ソアラはレクサスSCへ統合された
3代目ソアラは、海外で「レクサスSC」として販売されてました。レクサスブランドは1989年に北米で創設されましたが、2005年に日本でも開業したことでソアラはレクサスSCへ統合されています。
レクサス開業時には「SC」の他に走りのパフォーマンスと感性を追求したグランドセダン「GS」と、感動と快適の走りを楽しめるインテリジェントスポーツセダン「IS」の3種類が発売されました。
(参考:『SC(レクサス)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ソアラの歴代モデルの購入前の確認ポイント
ソアラの歴代モデルは、中古車でしか購入できません。中古車は、新車で購入できる最新モデルよりも維持費や流通量に注意が必要です。ソアラの歴代モデルを購入する前に、これらの確認ポイントをより深く理解しておきましょう。
燃費と維持費の目安
ソアラの歴代モデルの燃費は以下のとおりです。
2代目ソアラの燃費(km/L) |
7.6~10.0 ※10モード走行 |
3代目ソアラの燃費(km/L) |
7.1~8.4 ※10モード走行 |
4代目ソアラの燃費(km/L) |
8.5 ※10・15モード走行 |
維持費には、税金(自動車税、自動車重量税)や保険代(自賠責保険代、任意保険代)、ガソリン代、整備代、メンテナンス費が含まれます。目安として、ソアラの年間維持費は50万円ほどを想定しておきましょう。
(2020年12月時点の情報です)
希少すぎて入手が困難?
中古車の中でも、ソアラの歴代モデルは希少です。そのため、ソアラが欲しい方は4代目の後に統合されたレクサスSCや、同時期に発売されたGSとISも選択肢に入れることをおすすめします。
それぞれの中古車相場は以下のとおりです。こちらも初代モデルは希少で、出回り台数が少ない傾向にあります。
レクサスSCの中古車相場 |
約270万円 |
レクサスGSの中古車相場 |
約70万円~570万円 |
レクサスISの中古車相場 |
約80万円~710万円 |
(2020年12月時点の情報です)
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ネクステージで販売する車は、年式・走行距離問わず無料保証(国産車は納車日より3か月以内かつ走行距離3,000km以内、輸入車は納車日より1か月/走行無制限)が付帯しています。
さらに、期間中の無料点検やオイル交換、トラブル時のロードサービスなど、より充実した内容の有料保証も利用可能です。低年式の車に向けたプランなども用意しているため、歴代ソアラのような過去のモデルも安心して購入できます。
まとめ
歴代ソアラは世代ごとに特徴がありますが、スーパーグランツーリスモとしての風格は維持しています。しかし、中古車の流通量は少ないため、ぜひ統合されたレクサスSCも選択肢に入れてみましょう。
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