ヤリスは充実した安全装備が魅力！GRヤリスやアクアとの違いを読み解こう
ヤリスは普段使いに向いている車で、軽快な走りなど、魅力的な要素が多くあります。その中でも、安全装備は安価なモデルながら充実している点が特徴です。ヤリスにどのような機能があるのか詳しく知りたい方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、ヤリスの安全装備と支援機能について詳しく解説します。GRヤリスやアクアとの違いにも触れているので、車種選びにお悩みの際の参考にしてください。
※目次※
2.ヤリスは安全装備「Toyota Safety Sense」を全車に設定
3.ヤリスの「Toyota Safety Sense」以外の安全・支援装備
・ヤリスには全車に「Toyota Safety Sense」が標準装備されている
・楽に駐車できる機能や、車線変更をサポートしてくれる機能など、支援機能も豊富
・GRヤリスは「Toyota Safety Sense」がオプション設定で、アクアはヤリスと同等の安全装備を持っている
充実した安全性能でドライブを支えるヤリス
ここでは、ヤリスが登場した時期や人気度について解説します。昨今、ヤリスは車としての仕上がりや世界ラリー選手権の活躍もあり、人気を博している車種です。以前は日本において、別名で販売されていました。その背景も含めて解説します。
ヴィッツからの車名変更で登場
ヤリスはもともと、ヴィッツという車名で販売されていたトヨタを代表するコンパクトカーです。
ただし、ヴィッツとして販売していたのは日本のみで、海外では「ヤリス」の車名が使われていました。2020年に実施したフルモデルチェンジで、車名をヤリスに統一しました。
ヤリスは先進の安全装備を備えて安全性を高めている他、トヨタの次世代のプラットフォームを採用することでボディを軽量化・低重心化し、走りの質感を向上させている点も特徴です。
月販目標を大きく上回った
ヤリスは2020年の2月に販売開始されました。その1か月後には月販目標7,800台の5倍となる約3万7,000台を受注し、好調なスタートを切りました。そして2020年全体では15万1,766台と、乗用車の販売台数1位を獲得しています。
翌年の2021年はさらに売れ続け、最終的には前年比の40%増となる21万2,927台を記録しました。このようにヤリスは月販目標を大きく上回るほど人気の車種となっています。
ヤリスは安全装備「Toyota Safety Sense」を全車に設定
ヤリスにはトヨタの安全技術が詰め込まれています。「Toyota Safety Sense」が全グレードに標準で設定されており、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装備が豊富です。ここでは、「Toyota Safety Sense」の内容をひとつひとつ解説していきます。
プリクラッシュセーフティ
衝突被害軽減ブレーキのプリクラッシュセーフティは、前方の障害物を検知し、衝突のリスクが高まると最終的に自動でブレーキがかかる安全機能です。
ミリ波レーダーと単眼カメラで前方の車両や歩行者、2輪車、自転車を検知します。作動速度は約5km/h以上で、歩行者・自転車に対しては80km/hが上限です。
ヤリスは交差点での検知にも対応している点が強みです。ただし、この機能はあくまでもサポートであり、いかなる状況でも作動するわけではないので、過信しないよう注意しましょう。
レーントレーシングアシスト（LTA）
レーントレーシングアシストは、レーンの中央を走行するためのアシスト機能です。白線からはみ出しそうになった際、ハンドルを自動的に操作し、車両を中央に戻してくれます。
ただし、ハンドルから手を離した場合や、カメラが白線を検知できない場合はシステムが作動しません。こちらも、あくまでもサポート機能として捉えておきましょう。
レーダークルーズコントロール（全車速追従機能付き）
ヤリスには、高速道路や自動車専用道路において運転のアシストしてくれるレーダークルーズコントロールが装備されています。
この機能は、6MTグレード以外は全車速追従機能付きです。渋滞時の運転操作の負担も減り、ストレスを軽減してくれますが、停止保持機能はない点に注意しましょう。
オートマチックハイビーム（AHB）
夜間に走行する際、自動車は基本的にハイビームを使用する必要があります。ただし、先行車や対向車がある場合は、ロービームへ切り替えることが大切です。
この切り替えを自動的に行なってくれる機能がオートマチックハイビームです。夜間に視認性が向上することで、事故防止に役立ちます。
ロードサインアシスト（RSA）
ロードサインアシストは、標識の読み取りをサポートする機能です。カメラで捉えた標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示することで、制限速度などを簡単に把握できます。
車速が制限速度をオーバーした場合、表示を点滅することでドライバーに知らせる機能も特徴のひとつです。
ヤリスの「Toyota Safety Sense」以外の安全・支援装備
ヤリスには「Toyota Safety Sense」以外にも、安全や運転を支援する機能が備わっています。全車に標準装備されている機能や、メーカーオプションとして設定されているものもあるため、購入前に把握しておくことが大切です。
ここでは、ヤリスの「Toyota Safety Sense」以外の安全装備や運転支援機能について確認していきましょう。
先行車発進告知機能などの予防安全装備
ヤリスには、前方車両が発進したことを知らせる「先行車発進告知機能」と、エアバックが作動した際にブレーキとブレーキランプを制御する「セカンダリーコリジョンブレーキ」が全車に標準装備されています。
走行音が小さいハイブリッドモデルには、周囲に存在を知らせる「車両接近通報装置」が標準設定です。また6MTモデル以外には、パニック時のシフト操作ミスによる急加速を抑制可能な「ドライブスタートコントロール」が装備されています。
他にも、車線変更時の安全性を高める「ブラインドスポットモニター」がオプション設定されるなど、予防安全装備が豊富です。
トヨタチームメイト「アドバンスト パーク」などの駐車支援
ハイブリッドモデルのZとGグレードにメーカーオプション設定のトヨタチームメイト「アドバンスト パーク」は、駐車が苦手な方におすすめの支援機能です。駐車時にアクセル・ブレーキ・ハンドルが自動的に動くため、ドライバーは周囲の安全確認に集中できます。
縦列駐車も可能で、白線のない駐車場所においても事前に登録しておくと、この機能を使用可能です。ドライバーは駐車位置に近づき開始ボタンを押して、後は音声案内に従いシフトレバーを操作するだけで駐車が完了します。
その他安全に関わる装備
ボタンを押すだけで駐車をサポートする「アドバンスト パーク」のオプション価格は、税込7万7,000円と比較的高額です。また、一部のグレードでしか選べません。
駐車時に周囲をしっかり確認したい場合は、車を真上から見ているように映し出す機能の「パノラミックビューモニター」がおすすめです。MT車を除くグレードで、メーカーオプションとして選択できます。価格も税込3万3,000円（Xグレードは税込4万9,500円）と比較的安価です。
また、安全にも関わるおすすめの装備に「カラーヘッドアップディスプレイ」があります。Xグレードでしか選択できないメーカーオプション装備ですが、視線移動を最小限に速度やナビの案内表示などをチェック可能です。
ヤリスと他車の安全装備の違い
ヤリス以外のトヨタのコンパクトカーを比較検討している方もいるでしょう。ここでは、GRヤリスとアクアの特徴や安全装備について解説します。
安全性を重視する方は、装備の違いを把握しておくと安心です。また、それぞれの中古車相場も紹介します。
GRヤリスと比較
GRヤリスは、ヤリスのスポーツモデルです。迫力のあるエクステリアとスポーティなインテリア、そして高い走行性能が魅力的に感じる方も多いでしょう。ただし安全装備に関しては、ヤリスのように充実していません。
まず「Toyota Safety Sense」は標準装備されておらず、安全機能はメーカーパッケージオプションとして用意されています。「予防安全パッケージ」の価格は25万円程度と高額ですが、「Toyota Safety Sense」の機能の他、ブラインドスポットモニターやカラーヘッドアップディスプレイなどがセットになっています。
ネクステージにおけるGRヤリスの中古車相場は、269万9,000円~489万9,000円です。（2023年7月時点の情報です）
（参考：『GRヤリス（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
アクアと比較
アクアはコンパクトカーのハイブリッド専用車で、ヤリスのハイブリッドモデルと同等の燃費性能を持っています。また、安全機能も同様に充実しており、「Toyota Safety Sense」やセカンダリーコリジョンブレーキ、車両接近通知装置などが全グレードに標準装備です。
駐車支援の「アドバンスト パーク」はヤリスよりも高機能で、ヤリスはシフト操作まではドライバーが行いますが、アクアはアクセルやハンドル、ブレーキだけでなくシフト操作まで自動で制御します。ネクステージにおけるアクアの中古車相場は、29万9,000円~261万9,000円です。（2023年7月時点の情報です）
（参考：『アクア（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
安全装備が充実したヤリスをネクステージで探そう
ヤリスは安全装備にもこだわったモデルです。新車では手を出せないグレードでも、中古車なら比較的安価に購入できる可能性があります。
中古車を検討する際は、多彩に在庫がそろうネクステージで検索してみてください。ここでは、ネクステージで中古車を選ぶメリットを紹介します。
Web上で車選びができる
ネクステージには全国に約3万台の中古車在庫があります。ヤリスも多く取り扱っているため、グレードなどの選択肢が豊富です。ネクステージの「クルマを探す」ページから在庫にアクセスでき、グレードや年式、走行距離、価格帯など、条件を絞って中古車を探せます。
ネクステージにおけるヤリスの中古車相場は、89万9,000円~223万4,000円です。ぜひお気軽に検索してみてください。（2023年7月時点の情報です）
（参考：『ヤリス（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
PRヤリスの最新在庫状況
※価格は支払総額
無料保証付帯で有料保証も充実
ネクステージの中古車には、一部の車両を除いく全車に無料保証を付帯させています。国産車の場合、納車日より3か月以内／走行距離3,000km以内が保証の対象です。エンジン本体やハイブリッド機構など、重要なパーツが保証項目となっています。
また、有料の保証プランもいくつか用意しており、特に注目なのはサービスサポートです。国産の乗用車の場合、保証期間を2年と3年から選べる他、無料のエンジンオイル交換や点検を実施しています。詳しくは商談時にスタッフへご相談ください。
まとめ
ヤリスは、「Toyota Safety Sense」を全グレードに標準装備しており、安全性能にこだわった車種です。支援機能も豊富で、運転や駐車が苦手な方は「ブラインドスポットモニター」や「アドバンスト パーク」を装着すると、より運転しやすくなるでしょう。
ネクステージでは、ヤリスを含めさまざまな車種の中古車を取り扱っています。どれも品質にこだわっており、Web上でいつでも検索可能です。ぜひ一度ネクステージのWebサイトにアクセスしてみてください。
この記事の執筆者
小波津健吾
高山自動車短期大学を卒業とともに国家2級整備士資格を取得。その後、整備士として実務経験を積み重ね自動車検査員資格を取り、民間工場で検査員として従事した経歴を持つ。現在はメカニックや検査員の知識と経験を活かし、主に車系のメディアで執筆している。
