車の買い替えは増税前がお得?ベストな車の買い替え時期はいつ?
新しく車を買い替えようと思ったら、車両本体価格だけでなくオプション品や代行費用など、さまざまな料金のことを考えなければいけません。また、法定費用を含めない購入価格には、身近な存在である消費税もかかります。
2019年3月現在の消費税は8%ですが、2019年10月から消費税の増税が予定されています。つまり、消費税が増税される前に買い替えを行った方がお得になるということです。そこで、増税前に知っておきたい、ベストな車の買い替え時期をご紹介します。
※目次※
・2019年10月に消費税アップが予定され、車の購入には数万円の差額がでることも!
・車の買い替えなら増税直前に行動するのではなく、8月までに準備を始めよう!
・新車は在庫切れの問題が生じることもあるので、登録済み未使用車といった中古車を選ぶのもおすすめ!
2019年10月から消費税が増税される?
ニュースや新聞などで報道されているように、2019年10月から消費税の増税が予定されています。2019年3月現在の8%から10%へと引き上げられることは、少なからず生活に影響すると不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
たとえば、100円の商品なら108円から110円に変わるだけなので、大きな差を感じることはないかもしれません。しかし、100万円の商品であれば108万円から110万円と数万円単位での違いがあるように、価格が高くなればなるほど出費が増えることが考えられます。
では、車の購入価格にはどれくらいの影響が出るのでしょうか。
車種 |
消費税8% |
消費税10% |
差額 |
ホンダ・N-BOX |
1,480,000円 |
1,507,408円 |
27,408円 |
トヨタ・ヴォクシー |
2,480,073円 |
2,526,000円 |
45,927円 |
トヨタ・アクア |
2,007,818円 |
2,045,000円 |
37,182円 |
※金額は一例です。
上の表は、人気車種の増税前と増税後による車両本体価格の差額を示したものです。つまり「差額」の欄に記載されている金額が、増税によって多く支払う必要が出てくるお金となります。どの車種も差額が万単位となっているため、消費税は注意すべきポイントといえます。
消費税だけなら増税前に買い替えた方がお得に!
消費税が8%から10%へと引き上がることだけを考慮した場合、増税前に車を買い替えた方がお得です。予定通り10月1日に消費税の増税が施行されるのであれば、9月末までに登録できない場合、増税後の消費税がかかってしまうことになります。
上の図でも分かるように、増税前と増税後の差額は万単位にもなりますので、買い替えを検討している人であれば、増税前に新しい車を購入するべきでしょう。では、増税前となる2019年9月末までに購入するのであれば、どの時期がベストなタイミングといえるのでしょうか。
例えば値引きを狙いたいなら、2月~3月の決算期や8月~9月半期決算前がおすすめですが、増税という観点では9月に購入に動き出すのは少し危険です。車の購入は車両選定や必要書類を取得など時間がかかります。そのため、購入したい1か月~2か月前には行動するようにしましょう。
また車の選定に関しては、中古車の登録済み未使用車を狙うのもおすすめです。登録済み未使用車とは、新車と同レベルのコンディションでありながら、中古車として扱われる車のことを指しています。車の価格によるため一概にいうことはできませんが、なかには新車価格より1割程度の値引きをして安く販売されているものもあります。
消費税の増税以外に考えるべきポイント
消費税が10%に引き上げられた2019年10月は、消費税の増税以外にも自動車に関するある政策が予定されています。一体どのような内容であるのか、また、生活にどのような影響を及ぼすのかについてご紹介します。
自動車取得税の廃止
車の購入時または譲り受けたときにかかる税金のことを自動車取得税といいます。自動車取得税の税率は、普通自動車は取得価額の5%、軽自動車なら取得価額の3%となっています。ただし、取得価格が50万円以下なら自動車取得税は0円です。
また、消費税と自動車取得税の二重課税は、これまで批判対象とされてきました。そこで2019年10月の消費税引き上げと同時に、自動車取得税が廃止されると言われています。ただし、2019年3月現在において、自動車取得税の廃止は決定事項ではありません。
自動車取得税の廃止
車の購入時または譲り受けたときにかかる税金のことを自動車取得税といいます。自動車取得税の税率は、普通自動車は取得価額の5%、軽自動車なら取得価額の3%となっています。ただし、取得価格が50万円以下なら自動車取得税は0円です。
また、消費税と自動車取得税の二重課税は、これまで批判対象とされてきました。そこで2019年10月の消費税引き上げと同時に、自動車取得税が廃止されました。
環境性能割の導入
自動車取得税が廃止される代わりとして「環境性能割」が導入されました。これは、車の燃費性能によって課税される税率が変化していくものです。増税前に購入すれば自動車取得税が課税され、増税後に購入すれば環境性能割が適用されることになります。
「環境性能割」という言葉だけだと新しく聞こえるかもしれませんが、簡単に説明すると「燃費基準に達していなければ税金がかかる」ということです。
課税標準基準額 × 残価率 = 取得価額となり、取得価額に税率をかけることで実際に支払う金額を計算することができます。一例をあげると、350万円の中古車を購入する場合は約4万円の税金がかかることになります。
判断の基準となるのは「2020年の基準」
環境性能割の税率を決めるのは、2020年の燃費基準です。税率の算出に関係している燃費性能に関して、2020年度を目標年度とする車の燃費基準をどのくらい超えているかによって税率が変動します。
その基準をもとに、非課税、1.0%、2.0%、3.0%のうちのどれかに分類されます。税額を算出する上で大切な指標になるため覚えておきましょう。
車の買い替えには1~2ヶ月の期間がかかることも!
増税前に車を買い替えたいと考えている方も多いかと思いますが、行動する時期がずれると失敗してしまう恐れがあります。増税までに買い替えが間に合わない可能性があるからです。
さまざまな事情が関連して、買い替えが完了するまでには1~2ヵ月かかる場合もあります。その詳細を以下でご紹介します。
増税前は購入する人が集中して納車が遅くなるかも
2019年10月から増税となると、9月までには購入を完了させておきたいと考える方も多いでしょう。ただし同じように考える人が多くなるため、スムーズに手続きを進めていくことが難しくなるかもしれません。
動き出しが遅くなると想像していた以上にスケジュールを組むことが難しくなり、9月までに間に合わないこともあります。納車が間に合わず、増税後の金額で購入することのないように早めに行動を始めることが重要になります。
消費税が5%から8%に増税した際も、需要が急増したために納期が想定よりもずれたり、納品待ちとなったりしたこともありました。このような背景も考慮した上で、注意してスケジュールを考えるようにしましょう。
外国車の場合はさらに長い期間がかかる可能性がある
中古車を検討している方も多いでしょう。中古車には新車にはないメリットがあるため、検討する価値はあります。
中でも外国車に興味を持っている方もいるのではないでしょうか。外国車にも魅力的な点が多いため、検討している方が多いかもしれませんが、納品までに時間がかかる場合があるというデメリットもあります。
中古車であれば在庫切れの心配はない
新車に買い替える時には、在庫切れが起きてしまうという問題も生じます。前回の増税前には、在庫切れで納期が間に合わなくなる問題が実際に起きた例もあります。
しかし中古車であれば、在庫切れのリスクを考慮しなくてもよくなります。特定の車種に限定しなければ、選べる車の幅が広くなり、9月の増税前に間に合わなくなる心配も少なくなるのでおすすめです。
登録済み未使用者は中古車でありながらお得
買い替えの車の候補として、登録済みの未使用車を選択する場合もメリットがあります。登録済みの未使用車とは、一度誰かの手に渡った車のことを指します。ただ、所有者はディーラーや中古車販売業者になるため、使用されてはいないものの中古車扱いとなるのです。
コンディションとしては新車とほぼ同じレベルになるため、中古車として扱われていますが、新車同様の車を手に入れることができます。金額としても10万円以上お得になることが多いため魅力的な商品です。
未使用車に興味を持たれた方は、ぜひ一度ネクステージのサイトをご覧になり、検討してみてください。未使用車をはじめ全国の中古車情報が掲載されているため、自分に合った車を見つけることができます。
遅くとも8月までには買い替えの準備を始めよう!
では、いつまでに買い替えの準備を始めれば良いのでしょうか。消費税8%の時期に購入できたとしても、大幅な値引きをしてもらうことができなければお得な購入とはいえません。満足する買い物をするためには、それなりの準備期間が必要になります。
そのため、少なくとも8月ごろから新しい車の買い替えに向けた準備を始めることをおすすめします。ただし、消費税が引き上げられる直前である9月末までの登録は必須であるため、少しでも早めの段階で行動しておいた方が良いかもしれません。
どうしてもギリギリの商談になってしまう場合は、売却と購入を同じ店舗で行うようにしましょう。手続きをするためには、さまざまな書類を提出する必要があります。同じ店舗で進めていくことができれば、スムーズに買い替えを行うことができます。
車の買い替え時期の見極め方
車を買い替える時期を丁寧に見極めることで、お得に買い替えることが可能になります。なぜなら、タイミングを間違えてしまうと余計な費用がかかってしまったり、無駄に高い金額で車を購入しなければならなくなったりするためです。
買い替えに適切な5つのタイミングをご紹介していきます。自分にベストなタイミングで購入できるように、以下の内容を参考にしてみてください。
欲しい車が出たタイミング
自分が欲しいと思っていた車が販売開始したタイミングで、車を買い替えてみてはいかがでしょうか。用途は同じだとしても、車種や色といった自分の希望通りのものを入手することができます。
CMや車の情報、インターネットの公式サイトを定期的にチェックして、買い替える車の目星を付けておくようにしましょう。後になって「あの車にしておけばよかった」とならないように、事前に情報収集を徹底しておくことを意識してみましょう。
税金が上がるタイミング
税金が上がる時も、車を買い替えるのに良いタイミングとなります。税金が上がった後で購入すると、その分無駄な費用を払ってしまうことになります。
早めに行動しておくことで、増税前のベストタイミングで購入を完了することができるため、気持ち良く増税後の生活をスタートすることができます。
年式や走行距離が一定基準を超えそうになったら
今使用している愛車の年式や、走行距離が一定基準を超えそうになったタイミングで買い替える方も多いです。車の性能がある程度落ちてしまうと、心地よく運転することも難しくなります。そのため、年式やそれまでの走行距離を見た上で、一定の基準を超えた時を目安に買い替えてみると良いでしょう。
目安としては、次の2つを考えてみることをおすすめします。一つ目は5年落ち、もしくは走行距離5万キロメートルです。二つ目は、10年落ち、もしくは走行距離10万キロメートルです。
これらの基準を超えると、価値が大きく変動します。特に二つ目の基準を超えてしまうと、維持費やメンテナンスにかかる費用が高くなり、新しい車に買い替えた方がお得に使用できます。
生活スタイルが変わる時
生活スタイルが変わるタイミングは、車を買い替えるのにぴったりといえます。なぜなら、生活スタイルが変わるときには必要な車の種類や、用途が変わることがあるからです。
引っ越しをした時には、引っ越した先の家に駐車場があるかどうかを考慮しなければなりません。また駐車場の大きさが変わることもあるため、それまでの車の大きさでは入りきらないこともあります。
その他にも、子どもが生まれたタイミングで乗る車の大きさを変えたいと思ったり、子どもが成長してきて小さい車で十分だと思ったりすることもあります。
このように生活スタイルが変わったり、一緒に住む家族が変わったりした時は、車の買い替えに適切なタイミングです。その時その時に合った車に乗り換えていきましょう。
今乗っている車が高く売れ、車を安く購入できるとき
現在使用している車を高額で売ることができるタイミングで売却してしまうことが、買い替えのコツです。時期としては決算月です。3月の決算月、もしくは9月の半期決算の月は需要が高いため、高い金額で売却しやすくなります。
購入するタイミングとしても、安く購入できる時を選択しましょう。こちらに関しても、決算月を見計らうことがポイントです。
車検を受ける前
車検を受ける前のタイミングで買い替えることも、お得に買い替えるコツです。一度車検を通してしまうと、そこで10万円近い費用をかけることになります。
車検前に売却してしまえば、その分の費用を支払う必要がなくなります。その代わりに新しい車を手に入れることで、費用を抑えて節約しながら購入できます。
車検を通してから売却したとしても、その分の金額が上乗せになって売却できるわけではありません。そのことを把握した上で、車検を通す前に売却してしまうのが得策です。
車の買い替えに迷っている人は専門家にご相談ください!
車の購入に関する知識が少ないと、自分一人で買い替えの準備をすることを不安に感じる人もいるのではないでしょうか。また、車の購入をするべきかどうかを迷っている人もいるかもしれません。少しでも不安や疑問を感じているのであれば、専門家にご相談ください。
特に、自動車販売店で働いているスタッフは車のプロですので、一人ひとりの不安や疑問をしっかりと解決してくれるはずです。また、信頼できる店舗であれば高いオプション品を強引に購入させるのではなく、お客さまにとって本当に必要なものは何かを考えてくれます。
中古車販売店のネクステージでは、お客さまに最適なプランをご提案するだけでなく、購入後も素敵なカーライフを送っていただくために、定期的なメンテナンスや車検など、全力でサポートしています。ぜひ、お近くの店舗まで足をお運びください。
まとめ
2019年10月より消費税が8%から10%へと引き上げられるため、9月に入ると「駆け込み需要」が拡大することが考えられます。もちろん、増税前に車の買い替えを行うのは間違いではありませんが、ギリギリの購入になると10月以降の登録になってしまうかもしれません。
そのため、遅くとも8月までには買い替えに向けた準備を始めることをおすすめします。車の買い替えに迷っている人は、専門家にご相談ください。中古車販売店のネクステージでは、お客さま一人ひとりに最適なプランをご提案させていただいております。
ご相談お待ちしております。