車のタイヤがパンクしたときはどうする?対応から予防までの全ガイド

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車のタイヤがパンクしたときはどうする?対応から予防までの全ガイド

車のタイヤがパンクしたときはどうする?対応から予防までの全ガイド

近年では道路環境の整備によって異物などを踏んでタイヤがパンクすることは少なくなっています。しかし、縁石にサイドウォールを当てたり、経年劣化したりしてもパンクは起きます。

 

実際にタイヤがパンクしたら、どのような対応を取れば良いのでしょうか。ここではタイヤがパンクする原因や緊急時の対処方法、パンクする際のパターンなどを解説するので、知識として持っておきましょう。

 

※目次※

1. 車のタイヤがパンクしたときの対応

2. タイヤがパンクした際に避けるべき行動とは?

3. 車のタイヤトラブルにはパンクやバーストなどいくつかの種類がある

4. 車のタイヤのパンクを防ぐためのチェックポイント

5. タイヤの寿命はどれくらい?

6.まとめ

 

■POINT

・タイヤがパンクしたときは状態を確認して、スペアタイヤに交換するなどの緊急的な対処を取ろう

・タイヤのパンクには種類があって、それぞれ対応方法が異なる

・日頃からタイヤの状態をチェックすることで、防げるパンクもある

 

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車のタイヤがパンクしたときの対応

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まずは、車のタイヤがパンクしたときに何をすべきか覚えておきましょう。タイヤ交換を自分で行うことがベストですが、不慣れな場合は専門家に助けを求めることもできます。

 

サポートの種類や内容は業者によって異なるので、どの業者に依頼すると便利なのかを知ることも重要です。この項目では、各業者による対応についても詳しく紹介します。

 

パンクしたタイヤをスペアタイヤに交換

車のタイヤがパンクしたら、速やかにスペアタイヤに交換するのが理想的な対応です。手先が器用な方や作業経験がある方であれば、比較的簡単に自分自身でタイヤ交換ができるので、まずはチャレンジしてみましょう。

 

この際に注意したいのは、安全な場所に停車して交換作業を行うことです。車通りが少ない道であっても、作業中に事故が起こるリスクはあります。安全を第一に優先して、作業することが重要です。

 

パンク修理キットを使用して応急処置

スペアタイヤを積んでいない場合は、タイヤ交換を行うまでの間の応急処置を行いましょう。車種によっては、スペアタイヤの代わりにパンクの応急修理キットが車載されていることがあります。

 

既に使用してしまった場合はカーショップなどでも、タイヤの修理キットが販売されているので、説明書に記載されている通りの手順で修理を行いましょう。

 

近くのガソリンスタンドなどに持ち込む

近くにガソリンスタンドやカーショップがある場合は、そこに車を持ち込むとパンク修理やタイヤ交換に応じてもらえます。ただし、タイヤ専門店ではないため、希望に合うタイヤの在庫がない場合もあるでしょう。応急処置だけ依頼するのもひとつの方法です。

 

交換や修理にかかる料金はガソリンスタンドやカーショップによって異なります。

 

JAFなどのロードサービスに連絡

スタッフが在中するガソリンスタンドがない場合や、深夜・早朝といった時間帯はカーショップも閉店している場合があります。こういったケースではこれらの業者のサポートは受けられないので、24時間対応のJAFや保険会社のロードサービスを利用しましょう。

 

JAFの会員になっている場合や保険会社の契約内容によっては、無料でタイヤトラブルに対応してくれる場合もあります。JAF非会員だとしてもロードサービスの利用は可能で、タイヤ交換の費用は2万1,700円~2万5,630円(2024年4月時点)です。

 

自然災害などが原因でタイヤがダメージを受けた場合も、JAFは会員になっていれば多くのトラブルを無料で出張対応してくれます。その他の保険会社でも充実したロードサービスを提供していることが多いため、万が一に備えた加入をおすすめします。

 

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タイヤがパンクした際に避けるべき行動とは?

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道路環境の整備が進み、タイヤも頑丈になっていることから、パンクに遭遇するケースは少なくなっているでしょう。万が一、パンクを発見した際には、ここで紹介するいくつかのポイントを頭に思い浮かべ、冷静に判断することが肝心です。

 

異物が刺さっているときは抜いてしまうと、状況を悪化させることにもなるので注意しましょう。

 

パンクした状態で車を運転し続ける

パンクした状態でも空気が抜けきっていなければ、多少の走行はできます。最寄りのガソリンスタンドや量販店までなら、状況によってたどり着けることもあります。

 

ただし、空気が抜けきった状態のタイヤで走行するとホイールも傷付ける可能性があり、タイヤの交換代以上にコストがかかってしまいます。

 

また、空気が抜けている状態で走行すると、真っすぐ走らなかったり、極端にハンドルが重くなったりすることがあります。どちらにしても、パンクを見つけたらすぐに修理しましょう。

 

タイヤに刺さった物を抜き取る

パンクの原因はさまざまですが、タイヤにくぎなどの異物が刺さることが原因の場合もあります。タイヤに異物が刺さっているのを見つけたときには、無闇に抜いてはいけません。

 

異物を抜いてしまうと一気に空気が抜けてしまうことがあり、走行することができなくなります。ただし、パンク修理キットが搭載されている車両であれば、異物を抜いても修理できます。まずはパンクの状態を確認してみましょう。

 

車両の往来が激しい場所でのタイヤ交換

パンクした際には、車をジャッキアップしてスペアタイヤに交換する作業か、パンク修理キットを使用することになります。どちらにしても作業時間がかかるため、往来の激しい場所に車両を止めて作業することは安全性のためにも避けましょう。

 

路側帯では作業するスペースが狭いため、後続から追突される危険性が伴います。しっかりとした停車スペースを見つけてパンク修理作業を行ってください。

 

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車のタイヤトラブルにはパンクやバーストなどいくつかの種類がある

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タイヤのパンクには、いくつかの種類があります。エアーが抜けきった状況は見た目でも分かりやすいですが、内部構造にダメージが生じている場合もパンクのひとつです。

 

また、タイヤトラブルはパンクだけではありません。バーストと呼ばれる危険な現象もあります。ここでは、主なタイヤトラブルとしてパンクの種類やバーストについて解説します。

 

くぎなどが原因となる「スローパンクチャー」

タイヤのパンクで多く見られる症状が、くぎなどの異物が刺さることが原因で起きる「スローパンクチャー」です。刺さったままの状態にしておけば、急に空気が抜けきることはありません。時間をかけて少しずつ空気が抜けていくためスローパンクと呼ばれます。

 

車道にたまたま落ちていた異物が刺さって起きることもあれば、イタズラが原因で起こることもあるのがスローパンクです。また、傷や気温の変動などが原因で起きるひび割れによるパンクも、スローパンクのひとつとして扱われます。

 

空気漏れはしていない「コード切れ」

パンクの種類のひとつとして挙げられるのがコード切れです。コードとはタイヤの内部構造の一部となっているワイヤーのことで、このワイヤーが切れることが原因となります。

 

コード切れは、縁石などの突起したところに勢いよく乗り上げたときに起こります。強い衝撃が加わるとタイヤ内部のコードが切れ、サイドウォールに膨らみができます。タイヤに衝撃が加わったときに側面が膨らんでいたら、すぐに専門店での点検が必要です。

 

破裂する「バースト」

タイヤの破裂が原因で一気に空気が抜ける現象のことを「バースト」といいます。大きな爆発音とともにタイヤが機能しなくなるため、スローパンクと比べると異常を感知しやすい一方で、走行中にバーストが起こると事故の危険性も高まります。

 

バーストはタイヤの劣化や空気圧の低下が原因で起こることがほとんどです。突発的な故障ではありますが、しっかりとタイヤのコンディションを確認しておけば予兆を発見でき、パンクの予防が可能です。

 

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車のタイヤのパンクを防ぐためのチェックポイント

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前述したように、特にバーストによるタイヤのパンクは、しっかりと予兆を確認しておけば防止できます。チェックポイントは以下の4つなので、非常にシンプルです。

 

少し面倒に感じるかもしれませんが、重大な事故を防ぐためにも定期的に確認しておきましょう。異常を感じたら無理に運転を続けず、早めにタイヤ交換することがおすすめです。

 

空気圧

空気圧が低下すると、タイヤのたわみ(変形)が大きくなります。タイヤが熱を発生しやすく、走行によりタイヤ内部の構造が破損してバーストを起こしやすい状態です。ドライバーが運転中に気付くことは難しいですが、周囲からは波打っているように見えます。

 

この現象のことを「スタンディングウェーブ現象」といいます。バーストは走行中の自損事故などが原因でも発生しますが、最も多いのはスタンディングウェーブ現象を起因としたバーストなので、空気圧は正常な状態を保ちましょう。

 

スリップサイン

タイヤの溝が完全になくなるまで、摩耗するとパンクします。ただし、溝が浅いタイヤはスリップしやすく危険な状態であり、1.6mm以下の残り溝になると道路交通法の保安基準に適合しません。

 

タイヤの縦溝に設けられた「スリップサイン」が出現した後は、安全性が著しく低下している状態であり、パンクのリスクも高まります。パンクによる事故を招きやすいだけでなく、道路交通法違反となるため、スリップサインを無視してはいけません。

 

突起物・ひび割れ

特に悪路を走行した後は、タイヤの状態を確認して、突起物やひび割れがないかをチェックしましょう。ガラス片やくぎ、小石などが刺さったまま運転すると非常に危険なので、問題を見つけ次第すぐに修理やタイヤ交換を行うことが大切です。

 

深いひび割れや亀裂が見つかった場合も、そのままの状態で運転を続けることは避けましょう。タイヤは消耗品なので、大切に乗っていてもいつか壊れてしまいます。重大なトラブルに発展するよりも前に解決することを意識して、命と車を守りましょう。

 

偏摩耗

タイヤの接地面は道路状況や使用条件によって、均一に摩耗しないことがあります。「片べり摩耗」「両片べり摩耗」「センター摩耗」「局部摩耗」「段べり」など偏って摩耗した部位により呼び名はさまざまです。

 

偏摩耗を防ぐためには、定期的にタイヤの位置を変えるローテーションを行うと有効です。左前輪を右後輪と、右前輪を左後輪と定期的に入れ替えれば、一部のタイヤにばかり負担がかかることを避けられ、タイヤを長持ちさせられます。

 

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タイヤの寿命はどれくらい?

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タイヤの寿命や交換時期は使用している環境や走行距離によってさまざまです。年間に数万kmを走行している場合は、交換が1年サイクルになることもあります。ただし、走行距離が少ないからといって、長年同じタイヤを履き続けられるということではありません。

 

タイヤはゴム製品であり劣化します。耐久年数や交換時期を知ることで、適切なカーライフを送れるでしょう。ここでは、タイヤの寿命について説明します。

 

摩耗状態によるタイヤの寿命

タイヤの摩耗状況はトレッド面の溝を確認することで判断できます。新品時のタイヤ溝の深さは、夏タイヤで約8mm、スタッドレスタイヤで約10mmです。それぞれ、溝の深さが50%を切った時が交換の目安となります。

 

そのため、夏タイヤなら約4mm、スタッドレスタイヤなら約5mmです。溝の深さが50%を下回ると、降雨時の排水などの性能が低下するため交換時期となります。

 

スタッドレスタイヤの場合は、溝のプラットホームと呼ばれる深さを確認するポイントがあり、プラットホームとタイヤのブロックが同じ高さになると50%の摩耗となります。

 

使用年数によるタイヤの寿命

タイヤは天然ゴムを使った製品であり、経年によって劣化します。上記で説明した摩耗状態による交換時期に加えて、装着している期間においても交換タイミングがあります。

 

溝の深さが50%以上あったとしても、使用開始から5年以上経過している場合は注意が必要です。タイヤに含まれる油が揮発したり、タイヤ自体に亀裂が入ったりすることがあります。問題がないように見える場合は、専門店で点検してもらうのがおすすめです。

 

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まとめ

車のタイヤがパンクしたときはどうする?対応から予防までの全ガイド

車を走らせていればパンクする可能性は誰しもが持っています。頻繁に起こることではないので、パンクすると慌ててしまうかもしれません。しかし、緊急時の対応やパンクの状態を知っておけば、万が一のときにも冷静に対処できるでしょう。

 

タイヤのパンクは、運転方法や日頃のメンテナンスで防止できます。タイヤは、車と路面をつなぐ唯一のパーツなので、摩耗や劣化状態を知っておくことが重要です。状態を把握していれば交換時期も分かるので、日頃からタイヤをチェックしてみましょう。

 

▼ライタープロフィール

車のタイヤがパンクしたときはどうする?対応から予防までの全ガイド

真鍋裕行

出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターやPRにも積極的に携わる。

 

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