車の乗り換えは何年がベスト?車検や税金を考えたおすすめ時期
気に入って購入した車も時が経つにつれ、古くなることは避けられません。事故の有無にかかわらず、少しずつキズがついたりへたりを感じたりする場合があります。車を買い替える際は、できるだけお得にベストなタイミングで行いたいと思うのは自然なことです。
車の乗り換えは、何年目くらいがおすすめ時期でしょうか。一般的な車の平均年数や乗り換えのタイミングについて解説します。ご自身の状況と照らし合わせながら参考にしてください。
※目次※
7.車の乗り換えを検討中の方はネクステージへご相談ください!
・統計による車平均保有年数は7.1年、乗用車の車齢は8.84年という結果を車乗り換えの目安にできる。
・何年乗っているかにかかわらず、車検や修理費用がいくらかかるかを考慮に入れて乗り換えを考えよう。
・車の購入や売却など、乗り換えをお得に行いたいときはネクステージに相談してみよう。
>車の乗り換え平均年数は何年?
同じ車にずっと乗り続けていると、乗り換えしたいと思う場合があります。車を所有している他の人たちが、車の乗り換えを何年くらいで行っているのか気になるという方もいるのではないでしょうか。
車の平均保有期間や車齢に関する調査結果を報告している会社があります。日本国内の車使用状況について、一般的な目安を知ることが可能です。直近データについてご紹介します。
乗用車市場動向調査による結果
一般社団法人 日本自動車工業会は、全国一般世帯における乗用車保有状況・今後の購入意向などを隔年ごとに調査しています。2021年度に実施された乗用車市場動向調査結果によると、乗用車保有期間は平均7.1年です。10年以上保有している世帯は2割強を占めています。
乗り換えのきっかけは、所有していた車が一定基準に達したり、状態が変化したりした経年劣化が理由の上位です。
自動車検査登録情報協会による平均車齢のデータ
車には「車齢」があります。初年度登録をしてナンバープレート装着後、調査時点まで乗り続けている年数を「車齢」と呼び、車の寿命のようなものです。
一般財団法人 自動車検査登録情報協会は、全国の軽自動車を除く平均車齢をデータ化しています。2021年3月末時点の国内登録乗用車平均車齢は、8.84年です。前年比で0.12年延びており、27年連続で過去最高齢を記録しました。同じ車に乗り続けている方が増えていることが分かります。
車の乗り換えタイミングは何年がベスト?
費用の面で見た場合、どのタイミングで買い替えるとよりお得になるのでしょうか。ここでは、車の買い替えをできるだけお得に進められるタイミングについてご紹介します。
新車を購入してから7年(車検前)
車の買取相場や維持費などから総合的に見て、一番お得に買い替えできるのは新車を購入してから7年のタイミングと言われています。
車は余程古いものでない限り、下取りに出すと有料で買取をしてもらうことが可能です。ですが、購入してから年月が経つにつれ、売却価格は年々安くなります。
また、車を所有するうえで必要となる車検の費用は、所有年数が伸びていくに従って高くなる傾向です。さらに、車検は初回で3年間、それ以降は2年間おきに更新期限が来るため、8年目には3回目の車検を受けなければならないことになります。この期限が来る前に買い替えをしてしまうのが、賢いやり方です。
これらの関係性から、買取額が安くなりすぎず、車検などの維持費が高くなりすぎない新車を購入してから7年が最もお得な買い替えタイミングとなります。
新車を購入してから9年(車検前)
上記で解説したように、車検のタイミングは初回で3年、それ以降は2年間おきになります。つまり、4回目の車検を迎える10年目ということです。上記と同様、車検が来る前のタイミングで手放してしまったほうが、車検費用を1回分節約できます。
また、先ほど平均車齢について触れましたが、乗用車の平均車齢は8.84年となるため10年目というのはそろそろ買い替えを検討すべきタイミングです。
この時期になると、修理や交換が必要になる部品が出てくるため、一般的に車検代が高くなります。加えて、10年落ちの車は価値が下がり、査定額が低くなりかねません。10年目に入る前に乗り換えを検討しましょう。
新型モデルの発売前
自動車メーカーは、より魅力的で高性能な車を売り出すため、車のモデルチェンジを行います。モデルチェンジの中には少しの改良のみが入る「マイナーチェンジ」と、外観も仕様も大きく変わる「フルモデルチェンジ」がありますが、この「フルモデルチェンジ」の前はお得に車を購入できるチャンスです。
新型モデルを発売すれば古いモデルは価値が低くなってしまうため、販売店側は古いモデルの車を早めに売ってしまいたいと考えます。販売店が早く売りたいと考えているこのようなタイミングは、購入者にとって価格交渉がしやすくなるチャンスなのです。
特にモデルにこだわりのないという人は、モデルチェンジのニュースにアンテナを張っておき、このタイミングでの買い替えを狙ってみましょう。
修理費が高額のとき
車で事故を起こしてしまった場合や、エンジンに不具合が発生した場合など、故障により修理が必要なタイミングも買い替えを検討するひとつのきっかけになります。
もちろんまだ購入して間もない新車や、少しの修理費用であれば修理して使ったほうが良いでしょう。けれど、高い修理費用を出すよりは買い替えをしてしまったほうが結果的にお得になるというケースもあります。目安として、その時の車の価値(買取額)よりも修理費用の方が高くなってしまった場合には、修理をせずに車を手放してしまったほうがよいといえるでしょう。
ただし、故障箇所を中古品と交換することで費用を安くできる可能性もあるため、修理費用の見積もりを取る際は事前に販売店に相談してみてください。
走行距離が10万kmに達したとき
初年度登録から何年経過したかにかかわらず、長距離を走る機会が多い方は走行距離に注意しましょう。自動車は、さまざまな機械部品の集まりです。そのため、使用頻度が高ければ高いほど消耗部品が摩耗します。
走行距離が10万kmを超えたあたりから、さまざまな部品の交換が必要になることを覚えておきましょう。例えば、タイミングベルト・ファンベルトなどです。部品によっては、修理・交換費用が高額なため、乗り換えを視野に入れましょう。
メーカー保証期間を過ぎたとき
通常、新車購入時には購入後3年間の「一般保証」が付帯されます。または、走行距離6万km以内が保証期間であることも一般的です。いずれにせよ、保証期間内であれば、故障やトラブルなどの不具合が生じた場合、無償で点検・整備・修理を行ってもらえます。
保証期間を過ぎてしまうと、修理だけではなく整備・点検だけの場合でも有料になるため注意が必要です。保証についての期間や内容について、購入時の契約書をきちんと確認しましょう。車の種類や状態によっては、保証期間の終了を目安に乗り換えを検討できます。
車は何年経つと税金が高くなる?
車の所有者は、年に一度「自動車税(種別割)」または「軽自動車税(種別割)」を納める義務が課せられています。環境問題への関心を背景として、製造から一定期間経過した自動車に対して重課制度が設けられました。
何年経過するとどのくらい税金が高くなるのか、具体的に調べてみましょう。乗り換え検討の目安にできます。
13年経つと税金が高くなる
自動車税に関係する法律とは、グリーン化特例です。地球温暖化対策および大気汚染対策を目的として2001年以降導入されました。現行措置では、初年度登録から13年経過した普通自動車に対しては約15%・軽自動車は約20%の重課です。
一方、環境性能に優れた車であるハイブリッド車・電気自動車・燃料電池自動車などは重課の対象から外れています。
13年経過で増える税金負担
13年経過した場合、自家用の自動車税および軽自動車税はどのくらいになるのか、下記表にまとめました。13年以内までの自動車税は、税制改革後の2019年10月1日以降新規登録した場合の自動車税を記載しています。
排気量 |
初年度から13年未満 |
13年経過後 |
660cc(軽自動車;4ナンバー) |
5,000円 |
約6,000円 |
660cc(軽自動車;5ナンバー) |
1万800円 |
約1万2,400円 |
1,000cc |
2万5,000円 |
約2万8,700円 |
1,000cc超~1,500cc以下 |
3万500円 |
約3万5,000円 |
1,500cc超~2,000cc以下 |
3万6,000円 |
約4万1,400円 |
2,000cc超~2,500cc以下 |
4万3,500円 |
約5万円 |
2,500cc超~3,000cc以下 |
5万円 |
約5万7,500円 |
3,000cc超~3,500cc以下 |
5万7,000円 |
約6万5,500円 |
3,500cc超~4,000cc以下 |
6万5,500円 |
約7万5,300円 |
4,000cc超~4,500cc以下 |
7万5,500円 |
約8万6,800円 |
4,500cc超~6,000cc以下 |
8万7,000円 |
約10万円 |
6,000cc超 |
11万円 |
約12万6,500円 |
(2022年5月時点の情報です)
車の乗り換えをお得に行う方法【購入編】
車の買い替えが決まったら、なるべくお得に購入する方法が知りたいという方もいるのではないでしょうか。次に、車の買い替えが決まった方へ向けて、買い替えをよりお得に行う方法についてご紹介します。まずは、新しい車を購入する際のポイントを見ていきましょう。
中古車を購入する
車をお得に手に入れるための王道の選択として、中古車を購入するという方法があります。
家の購入をしたばかりでローンの負担が大きかったり、子育ての最中で教育費だけでも手一杯だったりという家庭では、なかなか大型の新車を購入するほどの余裕はないものです。中古車であれば、数年乗っただけのものでも新車よりずっと安く購入できますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
リセールバリューの高い車を購入する
購入する際は少し値が張ったとしても、長い目で見るとお得な買い物ができる方法もあります。新車・中古車問わず、リセールバリュー(買取価格)の高い車を選択することです。
売る時に大きなお金が手元に返ってくるのならば、実質お得に車に乗れるということになります。車の購入を検討する際は、購入価格だけでなく、その車のリセールバリューも併せて確認しておくとよいでしょう。
決算前に購入する
年間を通して見ると、決算前の時期が最もお得に車を購入できる時期と言われています。販売店やディーラーが、その年の売り上げ目標を達成するために販売の追い込みをする時期のためです。この時期には普段よりも価格交渉がしやすく、サービスも受けられる可能性が高くなります。2月~3月など決算前の時期を狙って足を運んでみると、お得に購入ができるかもしれません。
車の乗り換えをお得に行う方法【売却編】
次に、手放す車をお得に売却する方法について見ていきましょう。「お得に」というと、購入するほうにばかり意識が向いてしまいますが、高値で売却をすることができれば、それだけお金で得をすることができます。そのため売却も同じくらい重要です。
需要が高い月、時期に売却する
中古車にも「需要が高い時期」というものが存在します。その時期というのは主に1月~2月で、新生活に向けて新しく車を購入する方や、上記で紹介したように決算期を狙って購入する方が多く、2月~3月に車の需要が高くなるためです。販売店やディーラーは、需要の高い時期に向けて在庫をそろえておきたいと考えるため、車が最も売れる時期の直前に、高めの価格で買取をしてくれます。売却を考えている方は、年始を狙って相談してみるとよいでしょう。
新型モデルが発売される前に売却する
新型モデルが発売されると古いモデルの車の価値が下がり、それに伴い売却できる価格は安くなります。そのため、所有している車のモデルがまだ新しいうちに売却してしまったほうが賢明です。
新型モデルが発売された後に売却する場合は、新型モデルの発売時期を押さえておき、そこから売却価格を見積もっておくようにしましょう。
人気が高いときに売却する
ファッションなどと同じように、車にもトレンドがあります。昔のモデルが流行する時期もあれば、夏休みや冬休みなどの長期休みを機にアウトドアに適したモデルに切り替える人が増える時期もあるなど、車の人気は変化していくためです。車の人気が高い時期には、当然買取価格も高くなります。自分の持っている車の人気が出てきたら、売却のチャンスと考えてもよいでしょう。
車の乗り換えを何年にするか考える際の注意点
車購入後、何年経過したら乗り換えたほうが良いかというのは、使用頻度や用途によっても異なります。乗り換えを検討する際に覚えておきたい注意点があります。後悔することがないよう、事前に検討しましょう。
ローン残高を考える
ローン利用により購入した車は、ローンの返済状況を確認しましょう。まだローン返済期間中であれば、車の所有者名義がディーラーやローン会社となっていることが一般的です。その場合は、自由に車の売却を行えません。
すでに完済したのであれば、好きなタイミングで乗り換えが可能です。ただし、所有権解除手続きを行い、車の所有者名義を自分に変更しておく必要があります。車検証を確認しましょう。
今後の生活スタイルの変化を考える
今後の生活スタイルについて予想を立てることも大切です。例えば、結婚や子供の誕生などが挙げられます。家族が増えて乗車人数が増えるケースやアウトドア・旅行などのために使うケースなど、どのような生活スタイルになるかを考慮して車選びを行いましょう。
車の乗り換えを検討中の方はネクステージへご相談ください!
何年経ったら乗り換えたらいいのか、時期やタイミングなど、車の情報は多々あります。そのような場合は、信頼できる中古車販売店ネクステージにお気軽にご相談ください。おすすめする理由がいくつかあります。
買取相場・査定実績を公開中!
ネクステージでは、現在乗っている車の買取サービスを行っています。全国200以上ある店舗で、商品化・ダイレクト販売まで行っており、中間マージンは一切ありません。車本来の価値を見極め、純粋な相場価格での高価買取が可能です。
これまでの買取実績や相場価格を車種ごとに検索できます。無料で簡単に行えるため、お気軽にご利用ください。
(参考:『クルマ査定・買取相場|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車の在庫が豊富だから乗り換えも安心
ネクステージでは、車種別に専任の熟練バイヤーを配置しています。徹底的な調査のもと、売れ筋モデルを中心にバリエーション豊富で圧倒的な品揃えが特徴です。軽自動車から普通自動車、国産車から輸入車に至るまで、幅広いジャンルの車を取り扱っています。
ネット検索では、全国の在庫から気になる車を探すことが可能です。気になる車を最寄りの店舗に取り寄せて実車確認もできるため、安心して乗り換えを検討できます。
まとめ
車の買い替えには適切な時期や方法など、できるだけお得に買い替えするために重要なポイントがいくつかあります。車の買い替え事情に詳しくなることで、もっともよいタイミングや方法で買い替えすることが可能です。
車は大きな買い物だからこそ、慎重に選ぶ必要があります。この記事を参考に、後悔なく車の買い替えを進めましょう。車の買い替えのご相談は、買取実績が豊富なネクステージまでご相談ください。
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