自動車を20年以上乗り続けるのは可能?メンテナンス方法についても解説
自動車の寿命は長くても10年程度と思っている方もいるのではないでしょうか。10年というのは過去の認識で、自動車の性能が向上した現在では20年以上乗ることも可能です。
同じ車に20年以上乗る際の注意点やメンテナンス方法も知ることで、乗り換えの回数や修理費用を減らすことができます。
中古車でも20年以上乗ることは可能であるため、出費を抑えてお得なカーライフを送りましょう。そこでこの記事では、自動車を20年以上乗り続けられる理由やメンテナンス方法について紹介します。
※目次※
・自動車の寿命は10年という認識は過去のもので、現在では20年以上乗り続けることも可能
・自動車は無条件に20年以上乗り続けられるわけではないため、適切なメンテナンスを継続することが重要
・中古車でも20年以上乗り続けられるが、購入時点で状態の良いものを選ぼう
自動車は20年以上乗ることができる!
自動車の寿命は10年という考え方がありますが、これは自動車の性能が現在ほど高くなかった時代の認識です。現在では適切にメンテナンスを継続すれば、中古車でも20年以上乗り続けられます。自動車は20年以上乗り続けられるという理由について詳しく知っておきましょう。
自動車が20年以上乗れる理由
以前は自動車の寿命は10年や10万kmといわれていましたが、これにはいくつかの理由があります。自動車メーカーが車種ごとの交換部品をストックするのは基本的に10年程度までであり、1995年までは10年以上乗った自動車は1年ごとに車検を行うというルールがありました。
現在では自動車の性能向上もあり、10年以上乗った車も2年に1回の車検でよくなっています。正しいメンテナンスを行えば、20年以上乗り続けていくことも可能です。
中古車でも問題なし
海外では自動車を長く乗り続ける文化があり、街中を20世紀の自動車が走っていることも一般的です。日本車は外車に比べて耐久性が高く、メンテナンスさえ継続すれば中古で購入した時点から20年以上使い続けられることも多くあります。
ただし、経費の計算をする場合には注意が必要です。自動車には法律により耐用年数が定められており、購入にかかった費用を耐用年数で割り、「減価償却費」として数年間に渡って経費計上していきます。
普通自動車と軽自動車の法定耐用年数はそれぞれ6年と4年です。購入時点で法定耐用年数内であれば、「法定耐用年数-(経過年数×0.8)」で耐用年数を求めます。購入時点で法定耐用年数以上であれば、「法定耐用年数×0.2」で求めた年数が中古車の耐用年数です。
自動車を20年以上乗る際の注意点
現在は自動車を20年以上乗り続けられる時代になっていますが、自動車を長く乗り続ける中ではいくつかの注意点もあります。売却する際に買取価格がつかないケースもあること、交換部品の在庫がなくなる恐れもあること、自動車税や自動車重量税が高くなることなどについて詳しく押さえておきましょう。
買取価格が低くなる
基本的に自動車は生産から1日ごとに価値が落ちていくため、20年以上乗り続けた車は中古車市場での価値が落ち、買取価格がつかなくなってしまうケースもあります。乗り換えの際には廃車を意識するかもしれません。
しかし、自動車はどれだけ古くたとえ事故車であっても、解体すればパーツや鉄として価値があります。古いパーツでも海外市場では売れるケースがあり、鉄は継続的にニーズがあるため、「廃車買取」の選択が可能です。
また、日本市場では価値がない状態の自動車であっても、海外市場ではニーズがあるケースもあります。海外市場への販路がある中古車買取店であれば、車種によっては中古車として買取価格をつけることも可能です。
交換部品の在庫がないことがある
自動車のメンテナンスの際には部品の交換が必要なケースもありますが、長く乗るためには純正部品に交換することが重要です。
自動車メーカーは車種の製造終了から10年程度は交換部品をストックしていますが、それ以上になると純正部品での交換に対応できないケースがあります。
この10年程度というのは個体の製造年からではなく、車種として製造終了してからの年数です。交換部品の保管期間は自動車メーカーや車種によって異なりますが、年式の古い自動車では純正部品に交換できないリスクがあることに注意しましょう。
税率がアップする
自動車を長く乗るにあたって、新車登録日から13年経過した個体は「自動車税種別割」と「自動車重量税」が割高になることに注意しましょう。
逆に排出ガス性能や燃費性能が高い自動車に対しては、「グリーン化特例」により自動車税種別割の減税や免税、「エコカー減税」により自動車重量税の減税や免税が受けられます。環境性能の高い自動車を普及させるという政府の狙いがあるため、年式の古い自動車は税金の面では不利だといえるでしょう。
自動車を20年以上乗るためのメンテナンス方法
自動車の寿命は乗り方やメンテナンス方法に大きな影響を受けます。自動車は無条件に20年以上乗れるわけではないため、適切にメンテナンスを行っていくことが重要です。特に影響が大きいタイヤ、エンジン、バッテリーについての具体的なメンテナンス方法を押さえておきましょう。
タイヤの寿命を延ばす
タイヤは次第に空気が抜けていき、空気圧が低い状態で走行し続けると偏摩耗やバーストが起こりやすく、寿命を縮めてしまいます。異物の混入や乗り心地・燃費の悪化などにもつながるため、接地部のたわみなどを日常的にチェックし、適切な空気圧を保ちましょう。
タイヤの長寿命のためには「タイヤローテーション」も重要です。FF車はフロントタイヤ、FR車はリアタイヤの摩耗が早く進行します。フロントタイヤはショルダー部、リアタイヤはセンター部の摩耗が進行しやすいため、走行距離5,000km程度を目安に前後左右のタイヤを交換しましょう。
また、タイヤには劣化防止剤が配合されています。走行することで劣化防止剤がしみ出してひび割れを防ぐため、放置せず適度に走行することも重要です。
エンジンの寿命を延ばす
エンジン内部にはエンジンオイルが循環しており、スムーズなピストン運動を補助したり汚れを除去したりしています。走行するほど燃えかす(スラッジ)や金属粉がエンジンオイルに含まれていき、エンジン性能の低下や故障リスクの増大につながるため、定期的な交換が必要です。
長く同じ車に乗り続けるためには、エンジンオイルは走行距離5,000kmか半年のいずれか早い周期で交換しましょう。オイル交換2回か3回に1度はオイルフィルターの交換も必要です。
小まめにバッテリーの交換をする
車にはバッテリーが搭載されており、エンジンの始動やエアコン、ワイパー、ヘッドライトなどに電力を供給しています。エンジンが稼働している状態で充電される仕組みですが、バッテリーには寿命があるため、定期的な交換が必要です。
バッテリーは2年~3年程度のメーカー保証となっていることが一般的で、この期間がおおよその交換時期と考えましょう。使用状態によりますが、基本的には2年を目安に交換するのが無難です。
バッテリーの性能が低下すると、エンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトが暗くなったりすることがあります。出先でバッテリーが上がってしまうとロードサービスを呼んで数万円の出費になるケースもあるため、早めのバッテリー交換を心がけましょう。
質の良い中古車やオイル交換が必要な方はネクステージへ
ネクステージでは車種ごとにバイヤーを選任し、状態の良い個体のみを厳選しています。事故車や修復歴車は仕入れの段階で除外し、購入後に故障のリスクが高い個体も扱っていません。
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まとめ
自動車の寿命は10年という認識は過去のもので、自動車の性能が向上した現代では、メンテナンスを継続すれば20年以上使い続けることも可能です。中古車でも20年乗ることは可能ですが、購入時点で状態の良い個体を選びましょう。
ネクステージでは状態の良い個体を厳選し、低価格で販売しています。オイル交換のみでも100円キャンペーンの利用も可能です。20年乗れる中古車やお得なオイル交換をお求めの方はぜひネクステージをご利用ください。