クロカンとはどんな車？おすすめのクロカン11車種を徹底解説！
クロカンは、「悪路でも難なく走行できる車」というイメージを持つ人が多い車です。しかし、クロカンという言葉を知っていても、クロカンの特徴や魅力を詳しく知らないという人は少なくありません。
クロカンの購入を考えている人は、クロカンの知識を増やして自分の好みに合った車を選びましょう。
今回は、クロカンの基本的な知識について解説します。クロカンのおすすめ車種や中古車選びのコツも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・クロカンはフレームにエンジンとボディを載せるラダーフレーム構造、SUVはフレームとボディが一体となったモノコック構造を採用
・クロカンは大きなボディサイズだけじゃない！急勾配や狭い道の走行もできるコンパクトな軽クロカンもおすすめ
・クロカンは中古車でも大人気！グループ会社に中古SUV専門店がある「ネクステージ」でお気に入りに1台を探そう
クロカンとはどんな車？
まずは、クロカンを知ることから始めましょう。クロスカントリーの意味のほか、SUV、CUVとの共通点と相違点をまとめました。これらを理解すると、購入するときの注意点を理解しやすくなります。
クロカンとは
クロカンはクロスカントリーの略で、本来は森の中を縫うようなオフロードや河川、原野、雪原などなどの未舗装の荒れ地を走る競技を意味します。
車のタイプを表す場合は、悪路を難なく走り抜ける頑丈なモデルを指します。英語ではcross country vehicle（クロスカントリービークル）という名称で、日本ではクロカンという呼び方が浸透しています。
悪路はときに急勾配でぬかるんでいたり大きな岩が転がっていたりしますが、そうした道ともいえない道さえ走破してしまう足回りやパワーなどを秘めた車です。
車体の特徴として、岩などの障害物を避けるために高く設計した最低地上高、地面からタイヤに伝わる衝撃を和らげるサスペンションなどが挙げられます。ドライバーはタフな走りに臆することなくチャレンジできるよう設計された車です。
クロカンとSUVの違い
クロカンはラダーフレーム構造を、SUVはモノコック構造を採用しているのが大きな違いです。
ラダーフレーム構造は、はしごのように頑丈なフレームにエンジンやボディを載せて固定します。ハードなドライブで車体が大きく変形したとしても、フレームに問題がなければ走行可能です。
モノコック構造は、フレームとボディが殻のように一体となって車体を形成しています。ボディが大きく歪んでしまうと走行不能に陥りやすいものの、ボディに受けた衝撃は車体全体に分散させて吸収するので安全面は優れているといえます。
CUVとは
SUVの仲間にCUV（クロスオーバーユーティリティビークル）があります。クロスカントリーのテイストをあわせもった、モノコック構造の乗用車の総称です。
ラフな道の走行を想定したCUVは最低地上高が高く見た目も頑丈そうですが、一方でクーペのようなフォルムも備えたモデルもあります。CUVの定義ははっきりしていないのが実状です。
クロカンのように重いラダーフレームではないので、燃費がよいのがメリットです。パワーもあるため、街中でもオフロードでも快適な走りを楽しめます。
クロカンが中古車市場で人気の理由
堅牢で重厚なボディと足回りは頼もしく、荷室の積載性にも優れていることから、アウトドアのシーンなどで活躍している姿もよく見かけます。ちょっとした深さの川なら簡単に渡り切ってしまうような安心感はクロカンならではものです。
中古車市場にも、たくさんのクロカンが出回っています。もともと頑丈であるため状態のよい車が多く、車種も豊富です。年式やグレードなどの種類も多く、さまざまな車を扱う中古車専門店で比較して選ぶのにはぴったりかもしれません。
クロカンのおすすめ車種9選
クロカンの購入を考えている場合は、耐久性や走破性を比較して選ぶことが大切です。しかし、種類が多いクロカンは、選ぶことが難しいと感じる人も少なくありません。
ここでは、クロカンのおすすめ車種を厳選して紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、自分の好みに合ったクロカンを探しましょう。
トヨタ・ランドクルーザープラド
大自然はもちろん都市にもマッチする美しいフォルムが特徴の車です。ボディサイズは、全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,835mm~1,850mm、最低地上高220mmとなっています。
燃費性能は、ディーゼルエンジンで11.2km/L、ガソリンエンジンで8.3km/Lです。パワフルかつ低燃費を実現した走行が楽しめます。また、最新テクノロジーにより5つの走行モードで運転をサポートしてくれることが特徴です。
新車価格相場は、ディーゼルエンジンが433万円～554万3,000円、ガソリンエンジンが366万6,000円～432万7,000円となっています（2021年9月時点）。中古車価格は、203万円～545万円が相場です。（2021年9月時点）
トヨタ・ランドクルーザー100・200
全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870mm~1,880mm、最低地上高225mmのボディサイズです。岩や砂場など路面状況に応じて最適な駆動力を発揮するマルチテレインセレクト、車体周辺の路面状況をカメラで確認できるマルチテレインモニターを搭載しています。
外装デザインの迫力は圧巻ですが、ラグジュアリーな内装は高級車を思わせます。多機能ながら使いやすく、車内空間の広さも含めて居住性は抜群です。
2021年5月時点の新車価格は482万6,800円~697万4,000円となっています。現行モデルの中古車価格はおおよそ400万円台です。
PR変わらず人気のランドクルーザー
トヨタ・ランドクルーザー80
（画像引用：トヨタの車種情報：モデル・グレード一覧 ）
ランドクルーザー80は、オフロードだけでなくオンロードにも対応できるように開発されました。本革シートやインテリアのフルトリム化など、実用性だけでなく高級感もアップしています。グレードは、「VXリミテッド」「VX」「GX」の3つです。
燃費性能はモードや走行条件によって差があります。「ワゴンVX（E-FZJ80G）」の場合、燃費性能は5.7 km/Lです。
新車価格帯は、293万9,000円～407万1,000円となっています。
トヨタ・ランドクルーザー70
ランドクルーザー70は、世界各国のオフロードで大活躍しています。1984年から生産が始まり、2004年に国内向け生産が終了しました。2014年に1年限定復活で生産されたモデルがあります。
新車価格帯は、199万5,000円～216万5,000円です。中古販売では、378万円～559万円で販売されています。ただし、中古車で販売されているランドクルーザー70の多くは、2014年に生産されたモデルです。
（参考：『「ランドクルーザー70」の中古車一覧』）
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三菱 ・パジェロ
パジェロは2019年夏、ファイナルエディションを最後に37年に及んだ国内販売を終えました。その後は海外のみでの販売に切り替えたため、国内の中古車市場に出回っているパジェロには低年式車も多く存在します。
ただし、状態のよい個体であればパジェロならではのパワーとスポーティーな走りを問題なく楽しめます。2021年5月時点の中古車価格は数年落ちなら平均300万円台ですが、10年以上経過していれば平均100万円台まで下がります。
ジープ・ラングラー
WRANGLER Sportのボディサイズは全長4,320mm×全幅1,895mm×全高1,825mmですが、最上位グレードのUnlimited Rubiconは全長4,870mm×全幅1,895mm×全高×1,850mmと大きくなります。最低地上高は共通で200mmです。
ジープのアイコン的なフロントのデザインは健在で、丸いヘッドライトと縦縞模様のフロントグリルが伝統を踏襲しています。ボディには高強度の軽量アルミニウムを使用し、燃費効率を高めました。内装も従来のデザインを基にしながら、上質で最新テクノロジーも取り入れた快適機能を装備しています。
2021年5月時点の新車価格は518万円~638万円となっています。現行モデルの中古車価格の目安は平均300万円~400万円台です。
メルセデス・ベンツ Gクラス
全長4,660mm~4,665mm×全幅1,930mm~1,985mm×全高1,975mmのボディサイズで、最低地上高は240mmと非常に大きい高級クロカンモデルです。
エッジが明瞭で四角いフォルムは伝統を感じさせる威厳に満ちていますが、ベンツGクラスの先進性も表しています。ドライバーの目の前に配置した現行モデルの横長ディスプレイは近未来的な雰囲気です。一方、視認性のよいアナログ時計はインテリアの一部としても存在感を見せています。
激しいオフロード走行による揺れや振動をできるだけ吸収しながら、街中では滑らかな走りを実現する高性能サスペンションを新開発しました。
2021年5月時点の新車価格は1,251万円~2,218万円、現行モデルの中古車価格は平均700万円台~800万円台が相場です。
スズキ・ジムニーシエラ
ジムニーシエラは、クロカンの基本となる構造に最新の技術をプラスした進化系クロカンといえます。ブレーキLSDトラクションコントロールが搭載されているため、脱出性能が高いことも特徴です。
ボディサイズは、全長3,550mm×全幅1,645mm×全高1,730mmでコンパクトな設計となっています。
新車価格相場は、179万3,000円～208万4,500円です。中古車販売店では、219万円～289万円で販売されています。（2021年9月時点）
（参考：『「ジムニーシエラ」の中古車一覧』）
三菱・パジェロイオ
パジェロイオは、コンパクトサイズのクロカンとして人気があります。撥水シート・UV＆ヒートプロテクトガラス・デュアルエアバッグ・ABS＋EBDなど、装備が充実していることが魅力です。
シフトは4ATまたは5MTを選ぶことができます。
新車価格帯は、149万8,000円～243万6,000円です。中古車販売店で取り扱いがあるものの、台数が少ない傾向にあります。
（参考：『「パジェロイオ」の中古車一覧』）
クロカンのおすすめ軽自動車2選
クロカンは、大きなサイズの車種だけではありません。日本では、急勾配や狭い道を走行できるコンパクトな軽クロカンへの需要が高いといえます。
維持コストを抑えたい人やコンパクトサイズのクロカンを探している人は、軽自動車のクロカンをチェックしてみましょう。
ここでは、スズキが販売している軽クロカンのおすすめモデルを2つ紹介します。
スズキ・ジムニー
ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,725mm、最低地上高は205mmです。強度の高いボンネットやラダーフレーム、サイドガラスに雪がたまりにくい四角いボディ、タイヤ交換の作業がしやすいホイールアーチ形状など過酷な状況にも対応しやすい仕様です。
2021年5月時点の新車価格は148万5,000円~187万5,500円で、現行モデルの中古車価格は170万円~240万円程度と値崩れが起きにくい車種です。機能的でシンプルなインテリア、視界良好なフロントガラスといった使い勝手のよさに加え、キュートで街中にもなじむ外観デザインも安定した人気の秘密です。
PRジムニーの売れ筋モデル
ＸＣ
届出済未使用車 パートタイム４ＷＤ 衝突被害軽減 クルーズコントロール ＬＥＤヘッドライト 純正１６インチアルミホイール シートヒーター 革巻きステアリング ステアリングスイッチ オートエアコン
ＸＬ スズキセーフティサポート装着車
禁煙車 ＭＴ車 衝突被害軽減システム ＳＤナビ 車線逸脱警報 シートヒーター バックカメラ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ接続 衝突安全ボディ 電動格納ミラー パワーウィンドウ プライバシーガラス
ＸＣ
ナビ セーフティサポート バックカメラ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ ＥＴＣ ドラレコ シートヒーター クルーズコントロール ＬＥＤヘッドランプ 純正１６インチアルミ オートハイビーム
ＸＣ
セーフティサポート 禁煙車 ＳＤナビ バックカメラ Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ再生 ＥＴＣ フルセグ クルコン ドラレコ シートヒーター オートエアコン ＬＥＤヘッドライト オートライト スマートキー
ＸＬ
届出済未使用車 パートタイム４ＷＤ 衝突軽減 ターボ シートヒーター スマートキー オートエアコン 電動格納ミラー アイドリングストップ 横滑防止装置 誤発進抑制機能 車線逸脱警報 ハイビームアシスト
ＸＣ
４ＷＤ セーフティーセンス 禁煙車 スマートキー シートヒーター ＬＥＤヘッド クルコン レーンアシスト オートライト ステアリングスイッチ オートエアコン 純正１６インチアルミ ダウンヒルアシスト
ＸＣ
届出済未使用車 スズキセーフティサポート 前席シートヒーター クルーズコントロール ４ＷＤ アイドリングストップ 純正ＬＥＤヘッドライト ヘッドライトウォッシャー レーンアシスト スマートキー
ＸＣ
届出済未使用車 衝突軽減ブレーキ シートヒーター クルーズコントロール ＬＥＤヘッドライト 車線逸脱警報 スマートキー オートライト ステアリングスイッチ ダウンヒルアシスト フォグライト
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三菱・パジェロミニ
パジェロミニは、ジムニーに比べて車高がやや低く設計されています。ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,635mmです。
おしゃれでコンパクトなデザインは、女性にも人気があります。2012年3月発売モデルは、3ウェイ2トーンカラーを含む4色から好みのカラーを選ぶことが可能です。グレードは、「VR」「ZR」「EXCEED」「XR」の4つがあります。
新車価格帯は、99万8,000円～169万6,000円です。中古車には、2008年～2012年のモデルが多く、35万円～69万円で販売されています。（2021年9月時点）
（参考：『「パジェロミニ」の中古車一覧』）
クロカンのおすすめ車種から中古車を選ぶコツ
本格的なオフロード走行ばかりでなく、野外での趣味を楽しもうと購入する場合も多いクロカンは、中古車市場にも多くのモデルが流通しています。好みの1台を探し出すのは簡単かもしれません。
しかし、大量に出回っているからこそ、購入前に確認しておくべきことがあります。ここでは知っておきたい注意ポイントを紹介します。
整備記録が残っているものを選ぶ
中古車を購入するにあたり、整備記録（定期点検整備記録簿）を確認したほうがよいのはクロカンも例外ではありません。車のタイプによって点検項目は異なりますが、整備記録があれば、オイル交換などのメンテナンスや点検・修理をどこでどのように受けたかをたどることができます。
整備記録があれば車の状態を把握しやすくなるだけでなく、長く乗り続けることができるかどうか予測することも可能です。整備記録簿がない車や提示してもらえない車は、購入を控えたほうがよいでしょう。
メンテナンスが行き届いているものを選ぶ
メンテナンスの詳しい経歴は、整備記録を見れば確認できます。悪路走行でエンジンを酷使することもあるクロカンは、オイル関係のメンテナンスの状態をチェックしましょう。
どのような整備工場でメンテナンスしたかも重要です。車の部品を分解できるのは、行政機関が指定した整備工場のみです。部品を分解したというメンテナンス記録があれば、丁寧な整備を受けたとみてよいでしょう。メンテナンスを定期的に重ねてきたことがわかる記録も重要です。
クロカンのおすすめ車種の選び方
たとえば、本格的な悪路走行も楽しむならトヨタのランドクルーザー、街乗りが主で高級感を味わいたいならベンツGクラスを、近場での野外レジャーなどを楽しむなら軽タイプなど、それぞれのライフスタイルによっておすすめの車種は変わります。
購入するクロカンモデルを決めかねている場合、どのような目的で使うかをイメージするとターゲットを絞りやすくなります。意中のモデルの新車価格が予算をオーバーするなら、中古車で購入するのがおすすめです。
中古車販売店で検討するのであれば、他メーカーのクロカンを同一店舗で比較検討ができます。クロカンは中古車市場でも人気です。程度のよいものも見つかりやすく、予算によっては思っていたよりも高いグレードの車種を選べるかもしれません。
おすすめのクロカンが揃うネクステージをチェック！
クロカンの購入なら、豊富な品ぞろえを誇る中古車販売店「ネクステージ」をご利用ください。ネクステージでは、本記事で紹介したクロカンを取り扱っています。
また、グループ会社である中古SUV専門店「SUVLAND」では、SUV車選びのサポートや購入後のサポートを行っています。クロカンを今すぐに買いたい人だけでなく、将来購入したいと考えている人も、気軽に足を運べるアットホームなお店です。
ネクステージでは、中古車の購入からカーライフのサポートまでお客様に寄り添ったサービスを心がけています。クロカンの購入を検討している人は、ぜひネクステージにご相談ください。
まとめ
クロカンが本領を発揮するほどのシチュエーションは日本には多くありませんが、時代を問わず高い人気を保っています。内外装のデザイン性などに優れ、街中でも違和感なく快適に乗りこなせるモデルが増えたのも一因ではないでしょうか。
ネクステージでは、国内外モデルのクロカンも豊富に取りそろえています。整備やメンテナンスなどの質問にもていねいに対応していますので、気軽にお問い合せください。
