車検証の名前変更の手続きとは?必要書類や手続きの流れを解説
結婚などによって名字が変わった場合や引越しで住所に変更があるときには、車検証の名前や住所変更が必要です。これらのイベントを間近に控え、手続きをしなければと思ってはいてもやり方がわからずに放置している方もいるのではないでしょうか。しかし、これらの手続きを放置してしまうと罰則の対象になってしまう恐れがあります。
この記事では、車検証の名前変更や住所変更について悩んでいる方に向けて、提出する必要書類の照会をはじめ、手続きの流れや注意点についてご紹介します。
※目次※
・結婚などの理由で名前や住所が変わる場合には車検証の更新が必要!
・車検証の名前や住所が変わったら、速やかに運輸支局で手続きが必要!
・ネクステージでは変更手続きの代行が可能!不安な方はネクステージに任せよう!
車検証の名前変更はどんな手続きをするの?
車検証の名前変更は、簡単にまとめると以下の手順を踏みます。
1.必要書類の準備
2.必要書類をもって運輸支局もしくは自動車検査登録事務所に行く
3.手数料納付書・納税申告書・申請書を取得し記入する
4.手数料(印紙)を支払い申請
5.あたらしい車検証が交付される
手続きの流れ自体はむずかしいものではありません。必要なものを理解し、準備さえできてしまえば申請から発行までスムーズに行えるでしょう。必要書類や手続きの流れの詳細に関しては、このあと詳しく解説していきます。
ここでは、よく勘違いされてしまう所有者変更(名義変更)との違い・変更手続きを行う期限・手続き漏れがあるとどうなるのかについてみていきましょう。
名前変更と所有者変更(名義変更)は手続きが異なる
車検証の変更に関して、名前変更と所有者変更(名義変更)を混同されてしまう方は多いです。しかし、変更が必要な場面が違うため手続きも異なります。
名前・住所の変更は正式には「変更登録」所有者変更(名義変更)は「移転登録」といいます。まず、名前変更と所有者変更(名義変更)が必要な場面をみていきましょう。
【名前変更が必要な場面】
・結婚して姓が変わったとき
・引っ越しをして住所が変わったとき
・駐車場の場所を変更したとき
【所有者変更が必要な場面】
・オークションや販売店で車を購入したとき
・車を譲渡するとき(親の車を子どもに譲渡する場合も含む)
・所有者を法人から個人に切り替えるとき
手続きに関しては、名前変更の場合は基本的に自分の証明ができる書類や印鑑があれば問題ありません。しかし、所有者変更(名義変更)の場合は、ゆずり受ける人(法人)の実印や印鑑証明書が必要になります。
変更が発生したら手続き行う
名前や住所が変わったときなど、車検証の中身に変更がある場合は手続きをしなければなりません。これは、道路運送車両法によって厳格に定められているため、放置してしまうと法律に違反することになってしまいます。
自動車税の納税通知書は、車検証に書かれている住所・氏名に向けて配送されます。手続きせずに放っておくと、税金の納付ができずにトラブルが起こってしまいます。最悪の場合には遅延損害金が請求される恐れもあるので、必ず手続きを行いましょう。
(参考: 『道路運送車両法』)
手続き漏れは罰則の対象になる
変更手続きを行わずに放置した場合、道路運送車両法に違反します。罰則が適用されると、50万円以下の罰金刑に処される可能性があります。知らなかった、時間がなかったなどの言いわけは一切通用しません。
また中古車を購入した際など、名義自体を変更する必要がある場合は、特に迅速に手続きを行うべきといえます。車検証の名義が前オーナーのままでは、車検など大切な手続きを行う際に、前オーナーの委任状を提示するように求められてしまうからです。
さらに、交通事故などのトラブルを起こしてしまった場合は、慰謝料や罰金の請求が前オーナーに送付されてしまいます。これらは大変大きな問題になりますので、速やかに手続きを行うことをおすすめします。
車検証の名前変更に必要な書類
結婚のようなおめでたいイベントが起きると、名字変更に伴ってさまざまな場面で名前変更が求められます。車検証にとっても同様で、旧姓のまま使い続けることはできません。
不備なく手続きを終えるためには、必要な書類をミスなく集めることが大切です。自分で手続きをする場合と業者に依頼する場合、2つのパターンで集めるべき書類を解説します。
自分で名前変更するときに必要な書類
まずは必要書類を表で確認します。丸が付いているものはすべてそろえなければなりません。三角の部分は条件付きで必要となるため、このあと詳しく解説します。
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所有者と使用者の 名義が同じ場合 |
所有者と使用者の 名義が異なる場合 |
使用者のみ 名義変更する場合 |
車検証 |
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戸籍謄本 |
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所有者の委任状 |
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所有者の車庫証明書 |
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使用者の委任状 |
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使用者の住民票 |
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手数料納付書 |
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納税申告書 |
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申請書 |
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委任状に関しては、本人が申請する場合には用意する必要がありません。委任状にはそれぞれ、所有者か使用者の押印が必要です。また、住民票は取得から3か月以内、車庫証明書は1か月以内のものが求められます。
所有者と使用者の名義が異なる場合、所有者の変更をする場合に限り戸籍謄本が必要です。
業者に依頼するときに必要な書類
車の購入などで業者に依頼する場合は、自分で手続きをするよりも集める書類が少なくなります。先ほどと同じように表を使って何を用意すべきか見てみましょう。
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所有者と使用者の 名義が同じ場合 |
所有者と使用者の 名義が異なる場合 |
使用者のみ 名義変更する場合 |
車検証 |
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● |
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所有者の委任状 |
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使用者の委任状 |
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使用者の住民票 |
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使用者の車庫証明書 |
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戸籍謄本 |
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業者に手続きを委任することになるため、このケースではいずれの場合も委任状が必須になります。先ほどと同様に、それぞれの委任状には押印が必要となり、住民票は発行から3か月以内、車庫証明書は1か月以内のものが必要です。
所有者と使用者の名義が異なる場合、所有者の氏名を変更する際は発行から3か月以内の戸籍謄本が必要です。
車検証の名前変更と一緒に住所変更を行う場合
車検証の住所変更をする場合、普通自動車と軽自動車で書類の中身が少し異なります。それぞれに必要な書類は以下のとおりです。チェックして不備がないようにそろえましょう。
軽自動車の手続きに使う物
軽自動車の手続きに必要な書類などは以下の7点です。
・車検証
・自動車検査証記入申請書
・軽自動車税申告書
・住所変更を証明する書類
・所有者と使用者の印鑑
・委任状(代理人が申請する場合のみ)
・ナンバープレート(管轄が変わる場合のみ)
住所変更を証明する書類は、発行から3か月以内のものに限ります。住民票の写しや印鑑証明書などを用意しましょう。
ただし、住民票の写しはマイナンバーの記載がないものに限られるため、取得する際は注意が必要です。法人の場合は商業登記謄本などを準備しましょう。
普通自動車の手続きに使う物
普通自動車の手続きに必要な書類などは以下の8点です。
・車検証
・申請書
・手数料納付書
・住所変更を証明する書類
・車庫証明書
・所有者と使用者の印鑑
・委任状(代理人が申請する場合のみ)
・ナンバープレート(管轄が変わる場合のみ)
軽自動車と同様に、住所変更を証明する書類は発行から3か月以内のものに限ります。住民票の写し(マイナンバーの記載なし)や印鑑証明書などを用意しましょう。
車庫証明書は管轄の警察署で取得できます。申請の際に印鑑の押しなおしが必要な場合もあるため、取得の際は念のため認印を持参していきましょう。
車検証の名前変更や住所変更にかかる費用の目安
車検証の変更手続きにはどれくらいの費用がかかるのかと気になる方も多いでしょう。ここでは、名前変更と住所変更それぞれの手続きにかかる費用について解説していきます。
車検証の名前変更に必要な費用
必要書類の準備状況などに応じて、名前変更には下記の費用が発生します。
・運輸支局などに申請する際の手数料・・・350円
・住民票の写し・・・300円
住民票の写しはマイナンバーの記載がないものが必要です。そのため、取得しなおす場合には手数料が必要となります。また、マイナンバーカードでコンビニ交付する場合は、費用が少し抑えられます。
地域によって住民票の発行料金がことなる場合があるため、不安な方は役所に相談してみるとよいでしょう。
車検証の住所変更に必要な費用
住所変更する場合の費用は、状況によって以下の費用が発生します。
・運輸支局などに申請する際の手数料・・・350円
・住民票の写し・・・300円
・ナンバープレート代(変更の必要がある場合)・・・1,500円~2,000円ほど
住所変更をする際にナンバープレートの変更が必要になる場合、希望ナンバーや図柄ナンバーの際は費用が高くなります。希望ナンバーで3,000円~6,000円、図柄ナンバーで7,000円~9,500円ほどです。
車検証の名前変更等の手続きの流れ
書類が集まったら、車検証の変更手続きを行います。手順は比較的簡単で、3つのステップを順番にこなすだけで構いません。はじめての方でも、問題なく進められる内容です。
それぞれのステップについて、これから詳しくチェックしていきます。手続きには少し手間がかかりますので、特に書類集めなどではミスをしないように注意して手際よく進めましょう。
1.用紙を作成して登録手数料を支払う
手続きは運輸支局で行います。最寄りの事務所は運輸支局のホームページなどで住所を確認できます。現地には、手数料納付書や申請書が備えられているので、必要なものを入手して記入を行い、手続きをスタートさせましょう。
名前変更の手続きに必要な手数料は350円です。これは現金ではなく、印紙を購入する必要があるので、現地で350円分の印紙を購入しましょう。印紙は手数料納付書に添付して、そのほかの書類と合わせて提出します。
また、軽自動車の場合は申請場所が管轄の軽自動車検査協会となるため注意が必要です。申請場所は異なりますが、準備する書類などは変わりません。必要な書類などを準備したうえで申請を行いましょう。
2.運輸支局に書類を提出して車検証の交付を受ける
書類がすべてそろったら、担当の窓口へ提出しましょう。その場で足りない書類や記入漏れ・記入ミスがないかどうかの確認を受けます。問題が見受けられなければ、当日中に新しい車検証が交付されますので、その場でしばらく待ちましょう。
窓口が混みやすいタイミングは月末です。混雑している場合は、受付までに1時間程度かかる可能性もあるので、時間に余裕を持って出かけましょう。車検証ができあがったら、その場で内容を確認して、名前などに間違いがないかどうか確認することも大切です。
3.税事務所に変更を申告する
最後のステップとして、税事務所への変更申告を行います。運輸支局には自動車税事務所が備えられているので、自動車税・自動車取得税申告書と車検証を提出しましょう。
ここまでの手続きを終えると、名前変更の申し込みは完了です。ナンバーに変更がある場合は、さらにこれまで使っていたナンバーの返却と、新ナンバーの取り付けを忘れずに行いましょう。
車の売却手続きに迷うときはネクステージに任せよう!
車を売却する際にはさまざまな手続きが必要になり、手続きにともない準備する書類も増えます。また、売却時に引っ越しや結婚で姓や住所が変わる場合には、追加で変更手続きに使用する書類も必要です。
これらの準備から手続きをすべて自分で行うのはめんどうと感じる方も多いでしょう。ネクステージでは、可能な準備と手続きを任せることが可能です。
不安な手続きの相談ができる
車検証の名前を変更するためには、必要になる書類が多いだけでなく、運輸支局が開いているのが平日の限られた時間という問題があります。また、忙しくて個人で対応するのがむずかしいという方も多いでしょう。
ネクステージは休日はもちろん、平日も営業しています。営業時間も最長19時までのため、仕事終わりでも相談可能です。手続きに関する不安や疑問を、まずは相談してみるのもよいでしょう。
高価買取が目指せる査定は無料対応
ネクステージでは、車の査定に費用はかかりません。また、査定に関してもプロの査定士によって行われます。出張査定についても無料で行っているため、店舗まで出向く必要もありません。
そのほか、LINEでも簡単な査定が可能です。事前におおまかな価格を知っておきたいという方におすすめの査定方法となっています。
ネクステージのホームページでは、スマートフォンやパソコンから無料査定を申し込むこともできるため、活用してみるのはいかがでしょうか。
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まとめ
結婚で姓が変わる、引っ越しで住所が変わるといった際には、車検証以外にも手続きが多くなるため、車検証の変更がつい頭からはなれてしまいます。しかし、罰則の対象になってしまうため、車検証も変更しなければいけないと覚えておきましょう。
ですが、手続きを自分で行う場合、変更の申請は運輸支局が開いている平日の限られた時間しか行えません。時間の確保がむずかしい方や準備に時間を割けない方は、手続きの準備から申請まで代行できるネクステージに相談してみましょう。