車ローンの種類とそれぞれの特徴とは?
車を購入するためにローンを組むことを検討している方の中には、どのローンを選べばよいか迷っているという方もいるのではないでしょうか。
車のローンには「ディーラーローン」「自社ローン」「銀行ローン」の3種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。人によって最適なローンが違うため、どれが自分に合っているか考えて選ぶことが大切です。
そこでこの記事では、車のローンの種類や特徴についてご紹介します。現金一括購入とローンではどちらが得かについても解説するので、納得して車の購入ができます。ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・車のローンには「ディーラーローン」「自社ローン」「銀行ローン」の3種類がある。もちろん現金一括購入でもOK!
・それぞれの支払い方法の特徴やメリットとデメリットを把握した上で、自分に合った方法を選択することが大切!
・ローンの場合、月々の支払い額だけでなく、金利や手数料を含めた総額も確認しよう。悩んだときにはネクステージに相談を!
車ローンの種類ごとの特徴とは?
車ローンは大きく分けて3種類あります。それぞれのローンのメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
メリット |
デメリット |
|
ディーラー |
・審査の時間が短い ・審査に通りやすい ・割引になることがある |
・金利が高い ・完済するまで所有権はディーラーにある |
自社 |
・ディーラーローンよりもさらに審査に通りやすい ・金利0% |
・車両価格が高め ・保証金、保証人が必要 ・借入可能額が低め ・ローン返済期間が1年~2年 |
銀行 |
・金利が低い ・所有権が購入者 ・金利優遇あり |
・審査が厳しい ・店舗に出向く必要あり ・保証料、事務手数料がかかる |
ここでは、上記の内容をさらに詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。
ディーラーローンのメリット
ディーラーローンは審査面でのメリットが大きいという特徴があります。特に審査時間はほかのローンに比べて短く、30分~1時間程度で審査が完了します。銀行ローンの場合は1週間程度かかるケースもあるので、すぐに購入したい方にとって短時間で審査結果が出ることは大きな魅力です。また、審査自体も比較的通りやすくなっています。
ほかのローンを利用せずにディーラーでローンを組むと、購入費用を割り引いてくれる場合もあり、お得に購入できます。
ディーラーローンのデメリット
ディーラーローンとは、車を担保にしてディーラーが提携しているローン会社からお金を借りる仕組みです。そのため、一般的には返済が完了するまでは所有権がディーラーにあります。だからこそ審査に通りやすいともいえます。
さらに、大きなデメリットは金利が高いことです。車のローンは通常4%前後で借入できますが、8%近くと高めに設定してあります。また、銀行ローンなら10年近くある返済期間が7年前後と短くなっている点も注意が必要です。
自社ローンのメリット
自社ローンとは、中古車販売店自体が貸し手となるローンです。貸金業を営む業者ではないため、金利で利益は出せません。したがって金利0%で借入ができます。ほかのローンでは必ず金利がかかりますが、自社ローンなら必要ありません。
金融機関が関わっていないため、最も審査に通りやすいローンです。ブラックリスト入りや破産をしていて審査に通る自信がない方でもローンを組める可能性があります。
自社ローンのデメリット
金利はかかりませんが、金利に相当する額が車両価格に上乗せされます。さらに、保証金や保証人が必要で、借りる上では条件は厳しめです。
また、審査がゆるいということは返済してもらえないリスクが高いといえます。そのため返済期間が短く、ほかのローンなら5年以上のところ、1年~2年と短期間で返済しなければなりません。借入可能額も低いので、ある程度自己資金がないと利用するのは難しいかもしれません。
銀行ローンのメリット
銀行ローンは最も多くの優遇を受けられるローンです。まず金利が低いため、余計な出費が少なく、さらに金利を下げてもらえることも期待できます。たとえば住宅ローンを借りている、給与の振込口座に設定している、公共料金の支払いをしているといった場合には車のローン金利を優遇される場合があります。
所有権が購入者に属するのも安心です。返済期間が10年前後と最も長いため、余裕を持った返済計画が立てられます。
銀行ローンのデメリット
銀行ローンのデメリットは審査が厳しいことです。入念に審査を行うため、時間がかかります。1週間近く審査結果が出ないケースもあるので、スケジュール調整に注意しましょう。
また、手間や手数料もかかります。ほかのローンなら購入した店舗で手続きが完了しますが、銀行ローンの手続きをするには銀行に出向く必要があります。保証料や事務手数料といった費用もかかり、手続きが最も面倒なローンといえるでしょう。
ローンと現金一括購入はどちらが得?
車を購入するとき、必ずしもローンを組む必要はありません。資金がある方は現金で一括購入する方法もあります。現金払いなら金利を支払わずに済むのが大きなメリットです。しかし、現金払いにもデメリットはあります。
ここでは、ローンと現金一括購入のメリットとデメリットについてご紹介します。それぞれの特徴をきちんと把握した上で、今の自分に合った支払い方法を選択しましょう。
ローンを組むメリット
ローンを利用すれば、まとまった資金を準備しなくても車を購入できます。ローンを組むと金利がかかるため、トータルで支払う額は現金一括購入よりも高くなります。しかし、低金利で借りられるなら、手元にお金が残らない不安に対する安心料として決して高い出費ではないといえます。
十分な資金を用意していたとしても、金利に納得がいくならば、ローンを組むことを検討してみるのもよいでしょう。
ローンを組むデメリット
ローンを組むと金利が発生するため、支払い総額が現金一括購入よりも高くなるのが大きなデメリットです。また、借入金額を完済していないと自由に売却できません。車の買い替えを頻繁に行う方は長期間のローンを組まないようにしましょう。
さらに、毎月の支払いが心理的な負担になる場合もあるため、無理のない範囲で計画的に利用することが大切です。
現金一括購入のメリット
まとまった資金がある方は現金一括での購入がおすすめです。手数料や金利といった余計な費用がかからず、ローンを組むよりもお得に車を手に入れられます。
購入後すぐに車の所有者が自分になるため、好きなときに売却できるというメリットもあります。好みの車が発売されたタイミングで買い替えできるのは、車好きにとっては大きな魅力でしょう。また、毎月の支払いに追われることがないのも心理的な負担が少なく安心です。
現金一括購入のデメリット
現金一括で購入すると手元の現金が一気になくなるため、人によっては不安に感じるかもしれません。特に、何かあったときのための備えと考えていたお金だと、安心感がなくなる恐れがあります。
また、車は決して安い買い物ではないので、事前に資金を貯めなくてはなりません。飲み会を断ったり趣味の出費を抑えたりと、貯金のために我慢を強いられる場合があることも覚えておきましょう。
よくある質問
Q. 車のローンにはどんな種類がありますか?
A. 車のローンには、「ディーラーローン」「自社ローン」「銀行ローン」の3種類があります。それぞれサービスを提供する母体が異なり、ディーラーローンはディーラーで新車購入時に契約します。自社ローンは主に中古車販売店が展開するサービスです。銀行ローンは各金融機関で申し込みができるローンになります。
Q. 自社ローンとオートローンの違いは何ですか?
A. 自社ローンとオートローンの違いは、契約先と取引方法です。自社ローンは企業と利用者が契約し、その企業独自の基準で分割払いを可能にします。一方のオートローンは、信用情報機関に登録されているステータスをもとに、銀行や信販会社から資金を借り入れて購入資金にあてます。
Q. 車のローンと住宅ローンどっちが審査が厳しいですか?
A.住宅ローンと車のローンを比較すると、住宅ローンの審査が厳しい傾向です。住宅ローンは借入額が車ローンよりも高額で返済までに時間がかかることから、より確かな返済能力が求められます。
まとめ
車のローンには「ディーラーローン」「自社ローン」「銀行ローン」の3種類があります。また、資金があるなら現金一括購入するのもひとつの方法です。どの支払方法にもメリットとデメリットが存在するため、自分に合った方法を選択することが重要といえるでしょう。
ここまでご紹介した内容をもとに、どのローンを利用するか、もしくは現金一括購入を選択するのか検討してみましょう。愛車購入の際の支払い方法に悩んだときには、ぜひネクステージにご相談ください。ネクステージでは現金一括購入はもちろん、オートローンの利用も可能です。