車のローンに年齢はどう影響する?組める年齢などを徹底解説
車のローンが組める年齢制限の範囲内だとしても、審査に通らないこともあります。そのため、ローンを組むのに年齢がどのように影響するのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
年齢のことなど、車のローンに関する不安を解消するためには、審査について知ることが大切です。
そこで、この記事では「ローンが組める年齢」や「審査に通るにはどうすればいいのか」「ローンの種類ごとのメリット・デメリット」をご紹介します。自動車ローンと年齢の関係について知り、不安を解消しましょう。
※目次※
・ローンが組める年齢は金融機関によってさまざま。20歳以上70歳以下が多いが、高齢者は審査が厳しくなる傾向
・社会的信用と安定した収入があれば審査に通りやすく、過去に返済を延滞したことがある場合などは審査に通りにくくなる
・「自社ローン」や「ディーラーローン」は審査が緩いがそれぞれデメリットもある。「銀行ローン」は審査が厳しく金利が低いことが特徴
車のローンが組める年齢は金融機関によってさまざま
車のローンには年齢制限があり、年齢の下限や上限は金融機関によってさまざまです。ただし多くは、年齢の下限が20歳以上、上限が70歳以下となっています。
年齢制限の範囲内だとしても、審査に通るかどうかは別の問題です。たとえば、上限ギリギリの高齢者の場合は審査に通りにくくなるなど、年齢によっては審査が厳しくなることがあります。年齢と審査の関係性も含め、車のローンが組める年齢について解説します。
多くの場合下限は18歳以上であれば可能
各社が提供している自動車ローンの年齢制限を確認すると、満18歳以上または満20歳以上となっているものがあります。以前は未成年は法律上ローンのキャンセルができるため、20歳以上からのほうが一般的でしたが、2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げされたため、現在では下限を18歳以上とするローンが主流になっていくでしょう。
上限は70歳以下が多い
高齢者は年金収入がありますが、年金収入はプラス要素とはとらえられない傾向です。そのため多くの場合、70歳が年齢制限の上限になっています。各金融機関の借入時の年齢制限をチェックしてみると、65歳~70歳に収まる範囲内で上限が設定されています。
また、「借入は満66歳未満まで、完済は満76歳未満まで」のように、借入時の年齢制限だけではなく完済時の年齢制限を設けているところも少なくありません。高齢になるほど審査に通りにくく、審査に通ったとしても短い期間での返済が必要となることもあります。
高齢者が無理なくローンを組むためには、早いうちから計画的に頭金を貯めておいたり、保証人を準備したりして、対策をしておくといいでしょう。
車のローンに通るにはどうすればいいのか
勤続年数が多い社会人や、頭金を多く入れられる人は、審査に通りやすくなります。審査では返済能力があるかどうかをチェックするため、問題なく返済できると判断されたら審査に通るでしょう。
審査では、ほかにもさまざまなことをチェックします。次に、審査でチェックされる項目と気を付けることを確認しましょう。
社会人であればローンに通りやすい
社会的信用と安定収入のある社会人は、ローンを組みやすい人といえます。逆に、アルバイトもしていない学生は、審査には通らないと考えておいていいでしょう。学生はアルバイトをしていたとして、審査に通りやすいとはいえません。
審査では、社会的信用と安定収入があるかどうかをチェックされます。そのため、社会人は有利です。ただし、1年目~2年目などの新社会人は、社会的信用がまだ少ないため、審査に通っても高額なローンは組めないでしょう。
社会的信用を得るためには、勤続3年以上が目安といわれています。また、返済に無理がないように、収入に見合うローンを組むことも大切です。
頭金が多ければローンに通りやすい
安定収入がない場合は、頭金を多くすることがポイントです。頭金が多ければ、借りる金額が少なくなります。返済しやすくなるため、審査に通りやすくなるでしょう。
そのため、審査が通りにくいとされる高齢者や収入が少ない新社会人などは、早めに計画を立てて頭金を貯めることが大切です。
頭金を多く用意しても審査に通らない場合は、購入しようとしている車が高額すぎるのかもしれません。審査に通らなかった場合は、収入に見合った車かどうかも見直してみましょう。
ローンの審査でチェックされる項目
ローンの審査では、主に過去の信用情報や社会的信用がチェックの対象です。具体的には、個人情報をもとに年齢や職業、勤続年数などの属性を調査します。さらに個人信用情報機関の登録記録をもとにした「事故歴」や「照会件数」も調査対象です。
事故歴とは、車の事故ではなく、ローンの延滞や破産など過去の返済トラブルのことです。事故歴は、個人信用情報機関で5年間分が記録されています。
照会件数とは、金融機関が個人信用情報機関に登録情報を照会した回数のことです。6か月分が記録されており、その間に照会件数が多い場合はお金に困っていると判断され、審査に通りにくくなります。
審査の際に気を付けること
個人信用情報機関に登録されている記録は審査のカギとなるため、返済事故歴がある人は審査を申し込む時期には気を付けたほうがいいでしょう。また、6か月以内にローンの申し込みを何度も行うのも避けることをおすすめします。。
さらに、個人信用情報機関には、ほかのローン情報も登録されています。これらに関する内容を含め、審査の際に気を付けることを以下にまとめました。
- ・返済事故歴がある人は5年経ってからローンを申し込む
- ・6か月以内にローンを申し込むことはなるべく避ける(どうしてもの場合は2件~3件以内にする)
- ・他社でローンを借りている場合は、利用限度額を減らす
- ・ローンの審査終了まで、転職や退職をしない
- ・虚偽の内容を申告しない
ローンの種類
ローンの種類は大きく分けて3つあります。
- ・自社ローン
- ・銀行ローン
- ・ディーラーローン
それぞれ異なる特徴があり、審査の厳しさやメリット・デメリットもさまざまです。これからひとつずつ解説していくので、どの種類が自分に向いているかを判断しましょう。
自社ローン
「自社ローン」とは中古車の購入で使えるもので、販売した会社が貸主となります。保証会社や銀行などを通さずにローンを組めるため、審査に通りやすいことがメリットです。さらに、ブラックリストに載っている人でもローンを組める可能性があります。
一方で、保証人や保証金が必要などのデメリットもあるので注意しましょう。また、名義は販売会社となる場合も多く、破産をすると車が差し押さえられることもあります。
なお、金利はゼロの場合がほとんどですが、その代わりに車体価格が上乗せになったり、手数料がかかったりするので注意しましょう。
【メリット】
- ・審査が緩く、アルバイトや年金受給者、さらにブラックリストに載っている人でもローンを組めることがある
- ・銀行ローンと比べると手続きが楽
【デメリット】
- ・保証人が必要となることが多い
- ・借り入れ可能額が低い
- ・返済期間が短い契約しかできないことが多い
- ・名義は販売会社となる(車の買い替えなどが自由に行えない)
銀行ローン
銀行ローンとは、銀行などの金融機関から借り入れることです。借入先は、メガバンクや地方銀行、ネット銀行、信用金庫、労働金庫などいろいろあり、選択肢がたくさんあります。審査は厳しくなりますが、金利が低いことが特徴です。
【メリット】
- ・金利が低い
- ・同じ金融機関で住宅ローンを借りている、または給与や公共料金などで口座を設定している場合、金利を優遇できることがある
- ・車の名義は購入者自身となる(車の買い替えなどの自由度が高い)
【デメリット】
- ・審査が厳しい
- ・審査に日数がかかる(目安は1週間程度)
- ・事務手数料や保証料が別途必要となることがある
- ・自社ローンやディーラーローンと比べると手間がかかる
ディーラーローン
「ディーラーローン」は、ディーラーと取引のある保証会社やカードローン会社と契約します。審査に通りやすいことがメリットですが、車がローンの担保となることに注意が必要です。返済を1か月以上滞納すると、車を取り上げられ、売却されてしまうこともあります。また、金利が高くなることにも注意しましょう。
【メリット】
- ・審査に通りやすい
- ・購入時に契約できて便利
【デメリット】
- ・金利が高いケースも
- ・車がローンの担保になる
まとめ
車のローンは18歳以上の社会人で社会的信用と安定した収入があれば、審査に通りやすくなります。過去5年の間に返済事故履歴がある人、6か月以内にローンを何度も申し込んでいる人は、個人信用情報機関にある記録がなくなったタイミングで申し込むといいでしょう。
また、自社ローン、銀行ローン、ディーラーローンのそれぞれにメリット・デメリットがあるので、内容をよく理解することが大切です。無理なく返済できるローンを組みましょう。
車を購入する際は、顧客目線のサービスなどで評価の高いネクステージをぜひご利用ください。ネクステージは、全国に中古車販売店があり、ホームページから近くの店舗で販売されている中古車を検索することも可能です。
価格、品質、サービスのすべてにおいて、お客様が満足していただけるように徹底しています。購入時のローンに関する不安などのご相談にも応じますので、お気軽にお声がけください。