車の購入における低金利ローンの選び方／ローンの種類やおすすめ会社も紹介！
車を購入際にローンの利用を検討する方は多いのではないでしょうか。CM等様々な情報を見ていると、ローンの種類や取扱会社が多いことに気づきます。ローンの種類や仕組みを知ることは賢く買い物をする上で大切です。
上手に低金利ローンを活用することにより当座の預金残高を減らさず、月々の出費を少なくすることができます。車購入時における低金利ローンの種類や選び方についての予備知識を蓄えていざという時に役立てましょう。
※目次※
・自動車購入ローンは系列会社により種類や内容が異なるので比較検討することが大切
・低金利マイカーローンの審査には仮審査と本審査がある
・中古車購入時にもローンを利用できるネクステージを活用しよう
車の購入における低金利ローンの選び方
ローンの種類は様々で、それぞれのターゲットに合わせた商品となっています。上手に活用するためには特徴をよく理解して比較検討することが大切です。車購入の際に使用できるローンには低金利商品が数々用意されています。系列会社の違いにより契約形態が異なったり、地域限定だったりしますので自分に合ったものを選ぶことが必要です。
複数の見積りを比較
同じ低金利ローンであっても契約形態やサービスの特徴が異なるため、複数の見積もりを取ることがおすすめです。見積もりを取ったら契約内容をよく読んで、金利設定・返済総額・サービスの使いやすさを比較検討します。
複数の見積もりを比較することにより返済総額の違いに気づくことができます。会社により見積もりに時間がかかる場合がありますので、余裕をもって計画的に行うことが大切です。
ローンの上限額を確認
ローンは返済する義務があるため、個人の返済能力に合わせた借入可能上限額が設定されています。ローン年間返済額における基準の1つとして、年収に占める割合で返済比率が算出されますが、自分の年収に対して約25~35％が一般的な目安です。
カーローン以外にローンを組んでいるのであれば、それも含めた総合計金額が返済比率に収まるかを確認する必要があります。通常「借入可能額」と呼ばれる金額の算出方法です。そのため、大まかに自分があとどれくらい借りられるのかを確認しておきましょう。
自身の運用金利を確認
金利には利率の幅が設けられていることをご存じかと思います。例えば年1~5％というような設定です。金利は様々な条件で決まるため、自分がどのくらいの金利で借りられるのか明確な適用金利は分かりにくい場合が多くあります。
そのため、最低金利だけではなく最高金利も参考にしておくことで想定外の返済総額にならずに済むことを覚えておきましょう。最高金利で借りた場合の返済シミュレーションを行っておけば余裕を持った返済プランを立てることができます。
金利のタイプを確認
契約において注意が必要なのは「固定金利」と「変動金利」があることです。ローン会社により予め決められている場合と、どちらかを選択できる場合がありますので特徴を知っておく事で適切な判断ができるでしょう。
固定金利とは金利を一定の固定利率で契約する方式です。変動金利と比べて高い利率で設定されていますが、経済状況の影響を受けないことはメリットでもありデメリットにもなります。
変動金利とは経済状況に応じて利率が変動する契約方式です。固定金利と比べて利率が低く設定されていますが、不景気では金利負担が軽く好景気では金利負担が重くなるという特徴があります。
自動車購入ローンの種類
車購入に使用できるローンの種類は幾つかあります。銀行や信用金庫等の金融機関、車メーカー系列のディーラー、自動車販売店、信販会社、損害保険会社等、業種により異なることが特徴です。近年はディーラー設定の残価設定型ローンも用意されています。金利の利率や審査基準も異なるため、それぞれの特徴や金利を押さえておきましょう。
金融機関系ローン
銀行や信用金庫等金融機関系ローンは、他のローンと比較して金利が年率1~2％程度安く設定されています。低金利設定のため他よりも審査が厳しく審査結果までに若干時間がかかることや、契約手続きがやや煩雑であることがデメリットです。地域限定や変動金利設定が多いため確認しましょう。
条件を満たすことで金利優遇を受けられることがあり、自分名義にできる場合が多いというメリットもあります。銀行系ローンで注意すべきことは、適用金利とは別に保証料が必要な場合があるということです。保証料が金利に含まれている商品もあるため、比較検討をおすすめします。
それぞれの銀行により月々の返済額に上乗せした分割払い方法、または融資時に一括支払い方法があります。不明な点は契約前に問い合わせましょう。
自動車販売店の自社ローン
自動車販売店の自社ローンとは、信販会社等を通さずに独自で用意しているカーローンです。販売店が一度車の代金を立て替え、その代金を毎月利用者が返済するという仕組みとなっています。ローン審査は信販会社を通さず販売店独自の基準で行うために審査が早く通りやすいことが特徴です。審査が通りやすいため実質金利は10％以上となることがあります。
時には自社ローンの低金利キャンペーンを行っている販売店もありますが、自社ローンを用意していない大手の自動車販売店も多いことを覚えておきましょう。全国展開しているネクステージでは自社ローンではなく信販系ローンを組むことができます。
ディーラー系ローン
ディーラー系ローンとは、特定の車メーカー販売特約店のディーラーが信販会社を通して提供しているカーローンです。購入した車を担保としてローンを組むという仕組みのため審査が通りやすくなっています。金利は銀行系より少し高めの年率約4~8％設定が多く、審査手続きにかかる時間が銀行系より短く保証人も要らない場合があることが特徴です。
時期によっては低金利キャンペーンが行われることがあります。一般的に所有権留保といってローン完済まで車の所有権はディーラー又は信販会社にあり、ローン返済中は車の売却が制限されますので注意しましょう。完済後に所有権解除手続きを行うことで自分名義に変えることができます。
信販会社系ローン
審査が早くて通りやすいローンには信販会社系もあり、一般的な利率は年2~8％程度が目安です。ディーラーや中古車販売店等は信販会社と提携を結んでいる場合が多くあり、ディーラー系ローンと同じく所有権留保の可能性が高い事を覚えておきましょう。
日本国内で利用されている主な信販会社はオリコ、セディナ、ジャックス、イオンクレジット等です。同じ信販会社系でも地域ごと・販売店ごとにローン金利が異なる場合があります。
残価設定型ローン
近年車メーカーや販売店に勧められることが多いのは残価設定型ローンではないでしょうか。これは業種別カーローンではなく「残価（残存価額）型クレジット」と呼ばれる方法です。数年後の下取り価格である残価をあらかじめ設定し、差額分を契約年数で返済する仕組みになっています。
借入金自体が少なくなるため月々の返済額を安く抑えられる点がメリットです。しかし、期間終了後の買い取り時期に金利が上がったり、事故で全損・廃車したりなど場合によっては通常のローンよりも返済総額が高くなる可能性についてはデメリットだと言えます。
残価設定型ローンはリースに似た要素もあり、予定外の清算金額を加算されないためには傷や走行距離に注意することが必要になります。返済期間終了時に車両の返却・買取・ローン組み直しのいずれかを選ぶ事も必要です。低金利と同時にリセールバリューの高い車種・グレードを選ぶとよいでしょう。
損害保険会社のローン
損保ジャパンや三井住友海上をはじめとした損害保険会社も自動車ローンを扱っています。無担保・来店不要で審査手続きが早く、ネットで完結できることが特徴です。損保ジャパンの自動車ローンは新車に比べて中古車の方が金利が高めに設定されています。他のカーローン同様損害保険会社ごとの金利や条件をよく確認して選択しましょう。
車の購入におすすめ！低金利マイカーローン
カーローンの種類が多いためにどれを選択すればよいのか分からない場合もあります。金利はもちろん、上限金額・利用方法等の条件が自分に合っているかどうかが一般的な選択基準です。認知度が高く人気のある代表的な低金利マイカーローン4種類をご紹介しますので参考にしてください。現在公式サイトに表示されているローン商品は2021年4月時点の条件です。
りそな銀行
りそな銀行「マイカーローン」は、新車や中古車の購入費用に加え、購入資金と同時申込みの場合はカスタム等のオプション費用、車検費用、修理費用にも利用できます。金利は現時点では変動金利制で、新車・中古車問わず年1.900％~4.475％です。住宅ローンを利用している場合は年1.900％が適用されます。
最大500万円、最長10年、保証料無料、仮審査書類不要、24時間365日ネット完結可能であることがポイントです。他金融機関からの借り換えも可能ですので比較検討してみましょう。
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行はWeb契約の「ネットDEマイカーローン」を用意しています。ライフプランに合わせてタイプ・借入期間を柔軟に選択できることや、新車・中古車問わず最長10年最高1,000万円以内で選択できること等がポイントです。
変動金利制でトータル金額を抑えたい方向け年率2.975％、当面の返済額を抑えたい方向け据え置きタイプの年率3.975％の2プランがあります。審査状況によりますが基本的に事前審査（仮審査）結果は最短即日、本審査結果は最短翌々営業日に把握できるため、急いでいる場合に魅力的です。
繰上返済もインターネットからは手数料無料となるため、資金確保ができた時点でローンをいつでも完結できます。ネットが難しい方には銀行窓口で申し込める「マイカーローン」もありますので確認してみましょう。適用金利や借入限度額が「ネットDEマイカーローン」とは異なりますので注意が必要です。
横浜銀行
横浜銀行の「マイカーローン」も低金利商品です。対象地域指定ですが、中古・新車問わず変動金利制・保証料0円、年率0.9％~2.4％と設定されています。ローン比較・検索サイト「イー・ローン」による、2020年マイカーローン総合ランキングで第1位を獲得しました。購入資金だけでなく車検、修理、カスタム、ディーラーローン等からの借り換え等幅広い分野で使用できることが人気の理由です。
WEB契約の場合、必要書類に不備がなければ最短1週間で借り入れることができます。注意点として実際の借入金利は申込時点の金利ではなく、借入時点の金利が適用されることを覚えておきましょう。
損保ジャパン
損保ジャパンには固定金利で保証料込の年率1.90％~2.95％の「ジャパンダ・ネットマイカーローン」が用意されています。20万円~499万円と500万円~1,000万円の2タイプに分けられており、金利・最長借入期間が異なることが特徴です。新たに口座を作る必要がなく、現在利用している銀行等の金融機関口座から引き落としができるので手間を省くことができます。
地域指定はなくインターネットまたは郵送での手続きのため日本全国で契約可能です。審査結果は最短当日回答で早いことに加え審査結果連絡後のキャンセルもできるため、自分の適用金利や上限額を確認してみましょう。
車購入時の低金利マイカーローンの審査と基準
車購入時に活用できる低金利マイカーローンの種類は豊富にあります。地域指定やキャンペーン等それぞれの特徴を比較検討して、自分に合うローンを選択した後は申し込み手続きを行います。借入れの際はどの低金利マイカーローンにも必ず審査があり、審査に通らなければ車を購入することが難しくなりますので、ローンの審査についてもきちんと調べておきましょう。
審査の仕組み
ローン審査は「仮審査」と「本審査」の2段階に分かれていることが一般的です。それぞれのローンで定められた審査基準があるため、審査に通るためのポイントを押さえておくことが必要です。各ローンに共通している審査項目について解説しますのでぜひ参考にしてください。
仮審査の基準内容
基本的に「仮審査」では年収、勤務先（職種）、勤続年数等の基本的な個人情報の入力が求められます。これは返済能力があるとみなされるかどうかの審査基準です。一般的に年収200万円以上・勤続年数3年以上が審査に通りやすいと言われています。
正社員や公務員は安定している職業で、フリーターや自営業は収入が安定しない職業という見方がされてきましたが、近年ではアルバイトやパートであっても審査に通りやすくなっています。その他、申込基準に年収制限があるかをチェックしましょう。
住所・氏名等の本人情報も決して虚偽の情報を書かないようにすることが大切です。
本審査の基準内容
「本審査」では、現時点での他社からを含む借入金額、毎月の返済状況、債務歴等の個人信用情報に関する審査が行われます。仮審査は事実確認の要素が大きいですが、本審査では信用情報の照会が目的です。信用情報は一括管理している「信用情報機関」にリアルタイムで情報開示を行います。
「信用情報機関」では債務歴、延滞履歴、債務整理の記録等がすぐに分かるため、虚偽の申請をしているかどうかのチェックをされていることもポイントです。誠実に返済してくれるか、社会的に信用されているかが審査されますので、申込時点で他のローンを滞納中であれば審査に通過するのは難しいと言えます。
自動車購入ローンが低金利でも注意が必要
低金利ローンを組める可能性が高い場合でも、最終的に決断する前にメリットとデメリットを押さえておくことが大切です。カーローンはまとまった資金がなくても高額自動車を購入できることがメリットです。デメリットには審査通過の必要性・変動金利による金利の上昇等があります。
予想以上に金利が上がった場合は総支払額が大きくなる場合がありますので注意しましょう。無理のない返済プランを立てておくことで毎月の支払いが負担になることを予防できます。申込前に返済シミュレーションを行うようにしましょう。
中古車購入でも低金利ローンを利用できる？
低金利ローン商品は新車だけでなく中古車購入時の際にも利用できることが魅力です。自分好みのグレードやカスタムされている程度の良い車は高額の場合がありますので、中古車でもローンを利用できることは車選びの選択肢が広がります。
ネクステージではローン会社・支払いプランを選べる
豊富な在庫数を誇る新車・中古車販売店ネクステージでは、お客様の状況に合わせてローン会社や支払いプランをお選びいただけます。ネクステージで取り扱っているローンはジャックス、オリコ、SMBCファイナンスサービス等複数の信販会社を取り扱っていますので安心してご相談ください。
車両本体だけでなくナビ等のオプションもローンで購入できるため、上手にローンを活用することでお気に入りの車を購入できます。
金利負担の少ない中古車をお探しなら当店へ！
金利は1％異なるだけでも年数が経てば経つほど支払総額に差が生じます。低金利ローンを選ぶことによりその負担を軽くすることができるでしょう。さらにローン金利の負担を少なくするには中古車購入という選択肢があります。
ネクステージでは車種別に熟練のバイヤーを配置し、豊富な在庫をの揃えています。様々なニーズに合わせた中古車をご用意していますので、予算に合わせてお選びいただけることも当社の強みです。初めての中古車購入で不安がある、金利の心配があるなど、気になる事はネクステージまでお気軽にご相談ください。
まとめ
車の購入時にローンを利用できることで車選びの選択肢が広がります。低金利ローンの種類は豊富で、ニーズに合わせた様々な特徴があるため比較・検討して自分に合ったローンを選びましょう。当座の金利だけでなく、総支払額がおおよそいくらぐらいになるかも考えておく事は大切です。
ネクステージではお客様の状況に合わせてローンでの購入もサポートしています。信販会社の種類を選ぶことはもちろん、支払方法についてのご相談も承っておりますので、中古車購入をお考えの方はネクステージまでご連絡ください。
