車を買う理由は人それぞれ|車を購入するきっかけについて考えよう
車は金額面で考えても大きな買い物ですが、それ以上に乗る人の生活を大きく変えるものでもあります。車を買う前には様々な観点から慎重に検討する必要があるでしょう。本当に車が必要なのかどうかも吟味しなければいけません。
この記事では、車の購入を検討している人に向けて、マイカーにどんなメリットがあるのか、その他の選択肢はないのかについて紹介します。より安く手に入る中古車についても触れていきますので参考にしてください。
※目次※
4.新車価格に手が出ないという人には「中古車」という選択肢がある
6.今のライフスタイルがどのくらい続くかが車購入決断の分かれ目
・車の必要性は自身のライフスタイルと密接に関係している!
・車は高い買い物だが、その価値は金額だけでは計れない
・現状の必要性だけでなく、今後の生活スタイルの変化も踏まえて慎重に選ぶべき
車を買う理由はライフスタイルの変化、人生の転機が多い
「車を買ったほうが良いのかな……」と考える機会はライフスタイルの変化と共に訪れるものです。今まで乗っていなかった人などは「本当に必要なのかな……」と悩んでしまうこともあるでしょう。まずは車の購入を検討する理由として考えられるケースを挙げていきましょう。
小さい子供を連れて外出するようになった
小さな子供を連れていると、バスや電車などの公共交通機関はどうしても使いづらくなってしまいます。赤ちゃんが泣きだせば周りの目が気になってしまいますし、もう少し大きくなった子供でもじっとはしていないものです。買い物の大きな荷物を運ぶのも子供を連れているとなかなか大変なことでしょう。
車で出かければ、こういった場合に周りの目を気にしなくても大丈夫になります。買い物の荷物が多くなっても、それを運ぶ負担もかかりません。
家族での遠出が多くなった
転職して土日休みになった、共働きではなくなったなど、家族揃って出かける機会が多くなった場合も車の必要性を考えるタイミングになるでしょう。公共交通機関を乗り継いで出掛けるのもまた一興ですが、「家族水いらずゆっくりと……」という雰囲気を楽しむなら、やっぱりマイカーが欲しいところでしょう。
足腰が弱く通院などの外出が多くなった
足腰が弱く通院している人などは、車があったほうが便利です。ただでさえ歩くのが億劫なのに、通院となると長くその状態と付き合っていかなければなりません。せっかく「良くしたい」と思って通っているのに、通院自体がストレスになってしまうのは好ましくありません。
車はそういったストレスを軽減してくれる道具でもあるのです。
ペットを飼い始めた
犬などペットを飼っている人の中には、いつもの散歩だけではなく、休みの日に一緒に外出したいと考える人もいるでしょう。またトリミングや病院に連れて行かなければいけない機会もあります。そういうとき公共交通機関を利用するのは周りの目が気になりますし、ケージなどに入れて窮屈な様子が可哀想という人もいるはずです。
マイカーを持っていれば周りの目を気にすることもありませんし、ペットも比較的自由に動けるのでストレスも少なくあります。
結婚や出産などで家族が増えた
少人数ででかけるなら、軽自動車やコンパクトカーで済むかもしれません。しかし結婚や出産などで家族が増えたのをきっかけに、SUVやミニバンのようなファミリーカーへの乗り換えを考える人もいるでしょう。
やはり移動中は広々とした車内でくつろぎたいものですし、大きな車ならキャンプなどのアクティビティを楽しむときなども最適です。生活をより豊かなものにしようと思ったときにニーズに合わせた車があるに越したことはありません。
子供の独立で家族が減った
子供たちが大きくなって独立し、家族が減った場合も車の買い替えを考えるきっかけになります。1人、2人しか乗らないのに大型車に乗っているのはなんだかもったいない気がします。車が大きいと車検にかかる費用やガソリン代も増えてしまうでしょう。
思い切って軽自動車に乗り換えてしまえば税金の面では大きなメリットがあります。普通車なら燃費が良く小回りも効くコンパクトカーもいいでしょう。少人数で出かけるならフットワークの軽い車のほうが何かと便利なものです。
公共交通機関の利用 vs 車を買う場合の比較
マイカーを持てば便利になることはわかっていても、大金がかかる以上安易に購入は決められないものです。「多少不便でもバスや電車を使ったほうが安く済むならそのほうが良い」という人もいるでしょう。夫、妻、幼児二人(2歳と4歳)の4人家族を例に、公共交通機関とマイカーを比較したとき10年間でどれほどコストに差が出るか見ていきます。
公共交通機関を利用して生活した場合
幼児には電車賃やバス代は掛からないので、必要なのは大人2人分の交通費だけです。近場なら交通費は往復1,000円ほど(500円×2人)、遠ければ4,000円(2,000円×2人)ほどでしょう。
遠出を月1回として、週二回家族で出かけるとすると1,000円×7日で7,000円、そこに遠出分の4,000円を足して月1万1,000円ほどの出費になります。これを年間にすると13万2,000円です。
小学生になると子供たちの電車やバスの交通費が発生するので、上記の金額で済むのは2年間ほどの話です。公共交通機関の子供料金は大人の半額なので、2人で大人1人分です。子供の年齢差も考えて3年後から7年間、この額を加算することにしましょう。
- 夫・妻:13万2,000円×10年=132万円
- 子供:6万6,000円×7年=46万2,000円
合計で178万2,000円の交通費がかかることになります。新幹線や飛行機を使うような長距離の旅行なども含むと大体250万円ぐらいにはなってくるでしょう。
200万円の車を10年間利用して生活した場合
次はマイカーを購入した場合です。仮にオプションなどを含めた車両価格に200万円かかったとしましょう。車を持つとこの他にも維持費がかかってきます。維持費を平均値で計算すると、
- ガソリン代:年12万円(月1万円)
- 駐車場代:年12万円(月1万円)
- 自動車税:年3万9,500円
- 自賠責保険料:年1万0,005円(24ヵ月契約で2万0,010 円)
- 任意保険料:年5万円
これだけでも1年間で掛かる費用は33万9,505円です。これを10年分にすると339万5,050円になります。車両代を按分すると年間費用は53万9,505円です。
さらに10年のうちに車検を4回受けることや、タイヤなどのメンテナンスを踏まえると60万円プラスで、合計400万円ほどの維持費になります(高速代なども踏まえるともっとかかることも……)。
車両価格の200万円を加えると10年間で600万円ほどの費用がかかるといえるでしょう。
お金のことを抜きにした車利用のメリット
公共交通機関を利用した場合とマイカーを購入した場合では金銭面で大きな差が出る可能性があることがわかりました。たしかに、金額面だけ見れば車を持つことは負担に感じてしまうかも知れません。
しかし、車を購入するメリットは多くあります。そのメリットを一つずつ見ていきましょう。
自分の行きたいところに自由に行ける
公共交通機関を使えば、運行時間などの都合は交通機関側に合わせることになります。電車やバスの本数が少ない地方で車が必須といわれるのもこのためです。車を持っていれば出掛けるタイミングも帰ってくるタイミングも自分次第です。深夜で電車が動いていない時間もマイカーなら関係ありません。
目的地が駅から離れている場合は、バスを乗り継いだり長い道を歩かなければいけなかったりもするでしょう。車なら目的地へ直行できるので、そういったわずらわしさがありません。
ペットや子供の泣き声などを気にせず移動できる
一度車内に入ってしまえば、そこが完全に自分専用の空間というのも車の大きなメリットです。相当大きな音でない限り車内の音が外に漏れることはありません。ペットや子供の泣き声ぐらいなら迷惑になることもありません。
泣き声などの大きな声でなくても、家族で談笑しながらの移動というのは電車の中では気を遣うものでしょう。移動中も思い出の1ページと考えると、この差は大きいといえます。
小さな子供が移動中に迷子になることがない
公共交通機関を使っていると、混雑している場合などに子供がはぐれてしまうことも考えられます。「子供がいなくなってしまって乗らなければいけない電車に乗れなかった」といったことも珍しくありません。
自分の車を持っていれば、渋滞に巻き込まれることや道に迷うことはあっても、子供が1人で迷子になることはまずありません。常に目の届く範囲に子供がいるということは家族での外出において何より安心感のあることのはずです。
移動時の疲労が少なく、移動時間を短縮できる
車を運転していると長時間同じ姿勢を保たなければならず、集中力も使うので疲れることもあります。しかし公共交通機関と比べれば移動に際した疲労感は少ないでしょう。バスや電車は混雑状況によっては座れる保証がありませんし、公の場ということで周りに気を遣い思った以上に気疲れするものです。
また車は目的地に直行できる分、移動時間も短縮されます。移動時間が短くなれば肉体的にも精神的にも疲労が軽減されるでしょう。
新車価格に手が出ないという人には「中古車」という選択肢がある
車は決して安いものではありませんが、その値段に見合った価値を十分に持っています。とはいっても、やはり購入にかかる金額は少しでも抑えたいところです。金銭面で悩んでいる人は中古車を視野に入れれば車の購入がより現実的になります。手の届かないと思っていた車種も選択肢に入れることができるかもしれません。
中古車の特徴
中古車の最大のメリットは新車に比べて値段が圧倒的に安くなっていることです。
新車というのはそれだけで価値を持つものです。新品同様の状態でも中古車になるだけで20~30万円ほどは値段が下がってきます。車種によっては走行距離1万キロを超えていても100万円近く安いなどということも出てきます。
新車だと受注生産になることも多く納車まで時間がかかってしまうことがあります。それに比べて中古車は現物がすでに用意されているので、よほどの整備が必要でない限り1~2週間以内には納車してもらえるでしょう。
中古車の中には「新古車(未使用車)」もある
中古車検索サイトなどを見ていると「登録済み未使用車」と書かれた車を目にすることがあるでしょう。別の呼び方では「新古車」などとも呼ばれています。これはディーラーや中古車販売店の名義でナンバーの登録はしているものの実質使用歴はない車ということです。
登録済み未使用車が出てくるのは、ディーラーが販売実績を増やすために自社名義で登録をし、中古車市場に流通させていることが理由のようです。その他にも、展示品になっていたものが流通しているケースもあります。
一度登録している事実がある以上中古車扱いになり価格も下がります。新車にこだわりがある人でも登録済み未使用車なら選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
中古車選びは信頼のおける業者にしよう
中古車を選ぶ際に最も重要なポイントのひとつが業者選びです。中古車というのは車ごとに状態が様々で、車に詳しくない人が見ても良し悪しの判断が付きにくいもの。素人目に判断できないところは販売店を信用するしかないわけです。
あまり実績のない販売店を選んでしまうと、整備が行き届いているかにも不安が残ります。他にもローンの手続きが上手くいかなかったなどというトラブルにもなりかねません。
信頼に結びつくものはやはり実績です。ネクステージでは業界屈指の実績を元に、お客様を満足のいく中古車選びへとサポートさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
車の購入とカーシェアリング、どっちが得?
「車があったほうが便利ではあるけど、たまにしか乗らない」という人には、カーシェアリングという選択肢もあります。予約制で24時間好きな時間に車を借りることができる上、レンタカーとは違い15分単位での貸し出しも可能なことからマイカーと変わらない感覚で乗れると人気を集めています。
確かにあまり乗らない人にとっては、乗った分だけお金がかかるというカーシェアリングを使ったほうがお得な気がするかも知れません。しかしカーシェアリングにもデメリットがあることにここで触れておきましょう。
カーシェアリングにかかる費用は3種類
「乗った分だけ払えばいい」とはいってもカーシェアリングはレンタカーとは違い、利用料以外にもお金が掛かってきます。
まずは登録手数料などの初期費用です。貸し出している業者によって無料のところもあれば1,000円~1,500円ほどの初期費用が必要になるところもあります。
月額の基本料金も発生します。月額料金は大体1,000円弱としている業者が多いです。これは大した額ではないようにも感じますが、まったく使わなかった月にもかかってくると考えると少しもったいない気もします。
ちなみに利用料は6時間で4,000円弱、12時間で5,000円ほど、24時間で7,000円ほどが相場です。マイカーの月々の維持費と比べて、週に二回乗る程度なら確かに有用な選択肢といえそうです。
他の人が借りているときは利用できないのが最大のデメリット
カーシェアリングの最大のデメリットは「予約が取れないことがある」ということでしょう。その名の通り、車を共有することでお得に利用できるサービスですから、他の人が希望の車を使っているときは借りることができないわけです。
事前に出かける予定がわかっているなら良いですが、それこそ「30分だけ借りたい」のような場合は事前に予約しておくことは難しそうです。マイカーならこういったレンタル事情に気を遣う必要もありません。
デメリットも知って快適なカーライフを
カーシェアリングは好きな車種が選べないケースが多いことも事実です。レンタカーであれば、借りた営業所以外でも車を返せることが多く引っ越しなどにも利用できますが、カーシェアリングは借りたステーションに返さなければいけないという決まりがある場合が多くなっています。
どんな便利なサービスに思えても少なからずデメリットはあるものです。本人のニーズと照らし合わせて合致するものを選んでいくことが大切です。
今のライフスタイルがどのくらい続くかが車購入決断の分かれ目
ライフスタイルが変われば、車が欲しくなったり乗り換えたくなったりということがあります。そのときに気に留めておきたいことは「今の生活がいつまで続くか」ということです。
子供が独立して家族が減ることもあれば、都心に引っ越して車の必要性が薄くなることもあるでしょう。「奮発して新車を買ったものの、2年後にはほぼ乗っていない……」というような状態では、とても金額分の元を取れたとはいえません。
「車は必要だけど今の生活もそう長くは続かない」といった場合、前述のカーシェアリングやお手頃価格の中古車という選択肢が最善になってくることもあります。購入の決断に際しては「車は自分の生活と密接に関わっている」ということを念頭に置いて決めるようにしましょう。
まとめ
公共交通機関のわずらわしさ、カーシェアリングやレンタカーの融通の利かない部分を踏まえると、やはりマイカーを持っていることには大きなメリットがあるといえます。そうはいっても、なかなか購入に踏み切れないのは金額がネックになっている部分が大きいでしょう。
そういった点でお悩みの方には、「中古車」が有用な選択肢のひとつです。ネクステージでは全国の豊富な流通量の中からお客様のニーズに合わせた中古車をおすすめさせていただきます。ぜひ一度、お気軽にご相談いただければ幸いです。