車購入で使えるサポカー補助金とは?対象中古車や条件・その他補助金も解説
運転中ヒヤッとすることが増えているけれど車は手放せない、自分の親が高齢になり事故を起こすのではないかなど心配を抱えている方もいるのではないでしょうか。サポカー補助金は満65歳以上の方を対象としており、お得に支援を受けることができます。
この記事ではサポカー補助金の仕組みやその他に利用可能な補助金制度について紹介していますので、購入時の参考にしてください。この記事を読むことでサポカー補助金や対象車に関しての理解が深まります。
※目次※
・サポカー補助金は満65歳以上が対象。名義が子ども(65歳未満)で車検証の使用者が65歳以上であればサポカー対象となる。
・サポカー補助金の補助される金額は新車・軽自動車・中古車によって異なる。他の補助金制度もチェックしよう。
・サポカー補助金対象車を購入するならネクステージがおすすめ。購入後のサポートも安心。
サポカー補助金を活用して車を購入しよう!
サポカー補助金制度は2020年3月9日から始まり、経済産業省や国土交通省が主体となって各自動車メーカーなどと取り組んでいる制度です。
対象車を購入することによって補助金を受けることができるのもメリットですが、各メーカーが様々な予防安全技術を追求しているため、今まで以上に運転に対しての安心感が得られます。
ここではサポカー補助金の概要などについて紹介していますので、以下から確認しましょう。
サポカー補助金とは?
サポカー補助金は高齢者による交通事故防止対策の一環として、満65歳以上の方が安全運転サポート車を購入する際の支援制度です。サポカーは安全運転サポート車の略で、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置などの先進安全技術を搭載した車のことを指します。
高齢者の事故全体に占める事故割合は、2019年まで年々増え続けていました。多くの違反内容では安全不確認が最も多く、次いで交差点安全進行を怠ったことが原因となっています。
安全運転を心がけていても、注意力や判断力の低下により事故を起こしやすくなることは高齢ドライバーにとって避けて通れない現実問題です。そのため、政府は行政や民間と協力し、高齢者の事故を防ぐ目的として「サポカー補助金制度」を始めました。
購入を検討している方の中には65歳以上の親にサポカーを贈り、名義は子どもである自分にしたいと考える方もいるのではないでしょうか。申請者、車検証上の使用者が65歳以上であればサポカー補助金の対象となりますので、ぜひ検討してください。
(参考:『 サポカー補助金の概要|経済通産省』)
中古車は利用できるのか?
サポカー補助金の対象車種は新車か中古車によって登録日の条件が異なりますが、中古車もサポカー補助金の対象となっています。新車の場合は令和元年12月23日以降の届出が必要となり、中古車は令和2年3月9日以降の届出が対象です。
後付け装置に関しては認定された店舗にて中古車同様令和2年3月9日以降の取付けとなります。自家用車はサポカー補助の交付は1人につき1台となり、複数台購入することはできませんので注意してください。
(参考:『 サポカー補助金の申請受付を3月9日に開始します|経済通産省』)
サポカー補助金を使って車を購入する時の条件
サポカー補助金を使って車を購入する際にはどのような条件を満たす必要があるのでしょうか。ここでは「対象自動車の条件」「利用可能期間」について紹介していますので、以下から確認しましょう。
対象自動車の条件
サポカー補助金の対象条件として『対歩行者衝突被害軽減ブレーキ』『ペダル踏み間違い急発進抑制装置』の搭載車や『後付けペダル踏み間違い急発進等抑制装置』の購入を補助する目的として交付されます。
搭載される装置や登録車・軽自動車・中古車などの種類によって金額は変わってきますが、2万円~10万円まで補助を受けることが可能です。
また後付けペダル踏み間違い急発進等抑制装置は、障害物検知機能付きか否かで補助金額に変動があります。ただし新車・中古車ともに後付けペダル装置も対象となっているので、購入時の判断材料にしてください。
利用可能期間
サポカー補助金の利用可能期間は令和2年3月から始まり、令和3年度も継続して行うこととなりましたが、年度途中で補助金交付申請額に達することが明白になった場合は受付を終了することも考えられます。
令和3年4月1日以降に対象車の届出や、後付けペダル踏み間違い急発進等抑制装置を設置した場合のサポカー購入時の年齢は、令和3年度中に満65歳になる方や令和4年4月1日に満65歳になる方も対象になることも覚えておきましょう。
サポカー補助金の補助される金額とは?
サポカーを購入するにあたって気になることと言えば、補助される金額です。サポカー補助金は車を購入する場合と、所有している車に装置を後付けするかで金額が異なります。
ここでは「車を購入する場合」「所有車に後付けする場合」に分けて補助金額を紹介しますので、参考にしてください。
車を購入する場合
車を購入する場合「新車」「軽自動車」「中古車」「対象装置」かによって補助金額が異なります。
衝突被害軽減ブレーキとペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載する車両であれば、サポカー補助金最大の10万円の補助を受けることができますが、衝突被害軽減ブレーキのみであれば最大6万円の補助となります。
サポカー購入補助 |
||
|
衝突被害軽減ブレーキ と ペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載する車両 |
衝突被害軽減ブレーキ を搭載する車両 |
新車 |
10万円 |
6万円 |
軽自動車 |
7万円 |
3万円 |
中古車 |
4万円 |
2万円 |
(参考:『 サポカー補助金とは|一般社団法人 次世代自動車興進センター』)
所有車に後付けする場合
すでに持っている車に対し後付けで「ペダル踏み間違い急発進抑制措置」を購入した場合も補助の対象となり、中古車も同様です。
ただし、中古車の場合で購入時に「対歩行者の衝突被害軽減ブレーキ」搭載分の補助金額2万円が支給されている場合は、上限額2万円となりますので注意してください。
後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置購入補助 |
|
|
補助金額 |
障害物検知機能付き ペダル踏み間違い急発進抑制装置など |
4万円 |
ペダル踏み間違い急発進抑制装置など |
2万円 |
(参考:『 サポカー補助金とは|一般社団法人 次世代自動車興進センター』)
サポカー補助金の申請/交付について
サポカー補助金の申請手続きや必要書類は新車・中古車・後付けペダルの設置によって異なります。ここでは申請方法と手続きに必要な書類について紹介しますので、参考にしてください。
申請方法
サポカー補助金の申請から交付までの流れは「サポカー購入補助」と「後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置補助」によって異なります。ここではそれぞれの申請方法を紹介しますので、以下から確認しましょう。
注意点として「補助金交付申請書類の作成」は名義人ではなく、車検の使用者の名前で行う必要があります。そのため65歳未満の息子や娘が名義人となり65歳以上の親へ車を送る場合、車検の使用者は親の名前を記入する必要がありますので、間違えないようにしてください。
・サポカー補助金の申請方法
1.補助対策車両の登録・届出を行う
2.補助金交付申請書類作成を車検証上の使用者で行う
3.次世代自動車振興センターに郵送で送付する
4.申請・補助金交付決定
5.振込にて補助金交付
・後付けペダル踏み間違い急発進抑制装置の申請方法
1.認定取扱事業者の店舗などで取付実施
2.補助金相当分を控除した額を店舗などで支払う
3.補助金交付申請書類作成を認定取扱事業者が行う
4.次世代自動車振興センターに郵送で送付する
5.申請・補助金交付決定
6.振込にて補助金交付
必要種類
新車・中古車によって必要書類が異なりますので、以下から確認しましょう。中古車の場合「安全運転サポート車 安全装置動作確認等証明書」が必要となります。これは、購入した中古車がサポカーであることを中古車販売店に証明してもらう書類です。
販売店側の記入と捺印が必要となりますので、中古車でサポカー補助の申請を行う場合は忘れずに依頼するようにしてください。
申請時必要書類 |
|||
|
新車 |
中古車 |
後付け |
交付申請書兼実績報告書 |
◯ (自家用自動車 新車) |
◯ (自家用自動車 中古車) |
◯ (自家用 後付け装置)
|
申請者の確認書類 (運転免許証のコピー) |
◯ |
◯ |
◯ |
申請車両の確認書類 (自動車検査証のコピー) |
◯ |
◯ |
◯ |
購入を確認する書類 (注文書・リース契約書・領収書) |
◯ |
◯ |
|
補助金の振込先を確認する書類 (通帳の振込先情報が記載されたページのコピー) |
◯ |
◯ |
|
安全運転サポート車 安全装置動作確認等証明書 |
|
◯ |
|
代金の支払い手続きが完了したことを証明する書類 (補助金の控除が確認できるもの) |
|
|
◯ |
使用者が記入した後付け装置設置申込書兼誓約書 |
|
|
◯ |
国土交通省の認定製品であることを証明する書類 |
|
|
◯ |
(参考:『一般社団法人 次世代自動車振興センター|サポカー補助金のご案内 (自家用自動車 新車)』)
(参考:『一般社団法人 次世代自動車振興センター|サポカー補助金のご案内 (自家用自動車 中古車)』)
(参考:『一般社団法人 次世代自動車振興センター|サポカー補助金のご案内 (自家用自動車 後付け装置)』)
他にもある!車購入に使える補助金の種類
ここまでサポカー補助金について紹介してきましたが、他にも車購入に使える補助金があることはご存知でしょうか。クリーンエネルギー自動車を購入すると補助を受けられる「エコカー(CEV)補助金」や各都道府県ごとに補助金を支援する制度も存在します。
ここでは「エコカー(CEV)補助金」「各都道府県の補助金制度」について紹介しますので、以下から確認しましょう。
期間限定|エコカー(CEV)補助金
エコカー(CEV)補助金とは環境負荷の低い「電気自動車(EV)」「プラグインハイブリッド(PHV)」「燃料電池自動車(FCV)」「クリーンディーゼル車(CDV)」などといった車を購入する際に補助金が支給される制度です。
「CEV」とはClean Energy Vehicleの略称でクリーンエネルギー自動車という意味を持ち、二酸化炭素や有害ガスの排出量を削減できる点で注目を浴びています。
補助金額はクリーンエネルギー自動車の種類ごとに定められた方法で算出し、補助金は経済産業省と環境省のどちらかで選択することが可能です。しかし、補助金を受けた車は国から補助を受けているため、一定期間に保有の義務が生じます。
補助金を利用を検討している方は、長い期間所有することを前提として購入するようにしましょう。
(参考:『令和2年度第3次補正予算 CEV補助金の申請|一般社団法人 次世代自動車振興センター』)
各都道府県の補助金制度
国が行なっているCEV補助金制度のほかに、各都道府県や地方自治体が独自に行なっている補助金制度もあります。
例えば「札幌市次世代自動車購入等補助制度」の場合、条件によって電気自動車(EV)で24.8万円、燃料電池自動車(FCV)で50万円等の支援を受けることが可能です。
このように、環境に配慮した自動車の推進は各自治体でも取り組んでおりますので、購入時の検討材料としてみてはいかがでしょうか。
(参考:『全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置|一般社団法人 次世代自動車振興センター』)
65歳以上必見!サポカー補助金での購入がおすすめ中古車
65歳以上になると車の乗り方も今までと違い、コンパクトで乗り降りしやすい車を選択する方も増えてきています。
ここでは65歳以上の方におすすめのサポカー補助金対象車として「マツダ MAZDA2」「日産 ルークス」「スズキ ワゴンR」「ダイハツ タント」をピックアップしました。
マツダ MAZDA2【普通車】
MAZDA2は先進安全技術を全てのグレードに標準装備とし「サポカーS・ワイド」に適応しています。
サポカーS・ワイドとは「対歩行者自動ブレーキ」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」「車線逸脱警報」「先進ライト」の4つを搭載している車です。特に高齢ドライバーに推奨される装備が備わっているため、おすすめの一台といえます。
た万が一に備え、車の変形を最小限に抑える軽量・高剛性・安全ボディ「SKYACTIV-BODY」を追求し、乗る人や歩行者への配慮も行き届いた車です。中古車価格の相場は約130万~150万円で、新しい年式のものを取り揃えています。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『 MAZDA2(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 ルークス【軽自動車】
ルークスは軽自動車で初となる「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)」を搭載しているのが特徴です。自身が運転している車から見えない前方の状況を検知し、ディスプレイ表示やブザー警報でドライバーに注意を促します。
また室内にSOSコールを設置し、急病やトラブルなどがあった場合に専門のオペレーターが警察や消防と連携しサポートを行なってくれる点も安心です。ルークスの中古車相場は約70万~170万円で豊富な品揃えとなっています。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『 ルークス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ ワゴンR【軽自動車】
ワゴンRは軽ワゴンナンバー1を誇る低燃費25.2km/Lで、視界が広く安心して乗れる車となっています。
スズキの「Safety Support」は衝突被害軽減ブレーキのほか、踏み間違いによる急発進を防ぐ「誤発進抑制機能」、バック時に自動でブレーキが作動する「後退時ブレーキサポート」が搭載されていることが特徴です。事故を未然に防ぐための装備が10種類あることでより安心感が高められています。
年式が新しいものを多く取り揃えており、中古車相場は約70万~100万円と比較的お求めやすい価格帯です。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『 ワゴンR(スズキ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ダイハツ タント【軽自動車】
タントの「スマートアシスト(グレード別設定)」は17種類の予防安全機能を装備しており、サポカーSワイドに適合しています。
駐車時にアクセルとブレーキの踏み間違えを防止する「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」やはみ出しを知らせる「車線逸脱警報機能」や「車線逸脱抑制制御機能」が搭載している事が特徴です。
中古車相場は約60万~120万円とお手頃価格で、取り扱い数も多いのためお気に入りの一台が見つけやすいでしょう。
(2021年4月時点の情報です)
(参考:『 タント(ダイハツ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
まとめ
サポカー補助金は安全運転サポート車の購入や後付けペダル装置の設置を目的として、65歳以上を対象とした制度です。高齢者の事故は年々増えているため、サポカー補助金制度を利用し購入することはお財布にも優しく、安全面でのメリットが高いといえるでしょう。
サポカー対象車や補助金制度についてもう少し詳しく知りたい、購入や申請方法などの質問をしたいという場合は、ネクステージまでお問い合わせください。豊富な在庫から、お客様に合った一台をご提案いたします。