クーペとセダンで違いが現れるポイントは？おすすめ車種も紹介！
車探しの際に「クーペ」や「セダン」といったボディ形状について、聞いたことがあるのではないでしょうか。クーペ・セダンには、それぞれの特徴や良さがあります。
どのような違いがあるのか、具体的に把握しておきましょう。クーペやセダンに関する基礎知識は、どちらのボディ形状が自分に向いているのかを決定するのに役立ちます。それぞれのおすすめ車種もご紹介しますので、車選びの際にお役立てください。
※目次※
・クーペとセダンの相違点はドアの数や運転性能などに現れているのでチェックしよう
・走行性能・デザイン性・利便性など重視したい条件について事前に把握しておこう
・生産終了した車種を含め気になるクーペやセダンはネクステージで探してみよう
【クーペとセダン】違いが現れるポイントは？
近年、国内ではクーペ・セダンの人気が低迷しているといわれていますが、その良さを実感している方は多いのではないでしょうか。一度は乗ってみたいとの声も聞かれます。
カテゴリー別に車選びをする際には、クーペとセダンの違いをきちんと把握しておくことにより、自分が好きな車種を見つけやすくなります。違いが現れるポイントは下記項目のとおりです。
ドアの数
クーペとセダンは同じ3ボックスタイプですが、大きな違いはドアの数です。一般的に、クーペは空力抵抗などを考慮したボディラインを維持する目的もあり、2ドアが採用されています。現在販売されているクーペは、居住空間が広くなっている2列シートが多くなっているものの、かつては1列シートが主流でした。
一方、セダンは2列シートが主流で4ドア採用です。居住空間が広く、快適な乗り心地が魅力となっています。
重視される性能が違う
クーペとセダンは、重視している性能が異なります。クーペはスタイリングを重視しており、流麗なデザインが特徴です。実用性や利便性よりも、かっこよく走りたいという気持ちを満たしてくれる趣味性が強い車種といえます。
ドライバーだけでなく同乗者も快適にドライブを楽しめる車という点では、居住性に優れたセダンがおすすめです。重視している性能に注目しながら車探しをしてみましょう。
ドア数には一部例外もある
前述のとおり、ドア数によりクーペとセダンを見分けられますが、一部例外があります。最近では、4ドアクーペという表示も珍しくなくなりました。ただし、4ドアクーペはセダンの車高を低くした設計であるケースが多いことを覚えておきましょう。
セダンにおいても、過去には2ドアが主流だった時代もありました。そのため、選ぶ年式によっては2ドアであってもセダンである可能性があります。どの性能を重視して開発・設計されているかを確認しましょう。
【クーペとセダン】どちらを選ぶべき？
自分に合うクーペとセダンの選び方について、知りたいと思うのではないでしょうか。まず、クーペとセダンの豆知識をご紹介します。次に、車選びの際に注目できるポイントを解説しますので参考にしてください。
クーペの語源はフランス語？
クーペとは「切られた」というフランス語が語源とされています。かつて中世では、車両後部座席が切り落とされた2人乗りの箱馬車を指していました。そのような由来のため、従来のクーペは大人数乗車は想定されておらず、1列シート2人乗りが主流となっています。
現在の販売車種には、2列シート4人乗りがあるものの後席はあくまでも補助的な役割です。エンジンルームが広く、ラゲッジスペースが狭い特徴があります。
セダンの由来は椅子？
セダンの語源は「セダンチェア」と呼ばれる、1人乗りの椅子かごといわれています。時代を経るにつれ、3ボックス型・2列シート・乗車人数4人以上の乗用車を指すようになりました。
由来が「椅子」のため、乗車時の快適な乗り心地が重視されているのもうなずけるのではないでしょうか。
走りを楽しむならクーペがおすすめ
クーペは、居住性や利便性よりも高い走行性能に重点がおかれた設計です。低い車高の流線形フォルムが採用されているため、走行時の重心が低く、高速走行の際にも安定感があります。
鋭いコーナーでもスムーズに曲がれる操縦性・レスポンスの良さが特徴です。走りを楽しみたい方の心をくすぐる走行性能となっています。
デザインを追求するならクーペがおすすめ
前述のとおり、クーペの車両形状は、馬車時代の名残を残す1列シート2ドアスタイルとなっており、居住性よりもスタイリングを重視した車です。低重心の滑らかなボディラインは、洗練された雰囲気が漂います。
各車メーカーは、いかに美しさを際立たせられるかを考慮に入れ、デザイン性や安定した高速走行性能などを重点的にクーペを開発していることが一般的です。
利便性が欲しいならセダンがおすすめ
クーペは、美しいスタイリングを保つために、居住空間など利便性については大抵の場合二の次とされています。一方、セダンは居住空間を広く設計しており、いかに快適なドライブを楽しめるかが基本的なコンセプトです。長距離走行時にも、リビングのような快適さを追及しているセダンが多くあります。
乗車人数が多く、ラゲッジスペースも確保されており、頑丈なボディ設計などが一般的なセダンの特徴です。利便性を重視したい方はセダンをチェックしてみましょう。
セダンとの違いを車種で比較！おすすめクーペ5選
実際に、代表的な車種を比較してみると、クーペとセダンの違いがより一層明確になります。最初におすすめのクーペ車5選をご紹介しますので、自分が求めているタイプかどうか検討してみましょう。
トヨタ 86
トヨタ 86は、走る楽しさを追求し続けたFRスポーツカーで、幅広い世代にわたり愛されてきた車です。2012年式モデルでは、トヨタとスバルの共同開発により、世界初の水平対向・D45エンジンをフロントミッドシップに搭載しました。
現在はさらなる進化を目指し、レーシングカンパニー技術の結晶であるGR86に生まれ変わっています。2012年式トヨタ86の新車価格は199万円~648万円です。中古車相場価格は、120万円~425万円となっています。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『86（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ポルシェ 911
世界的に有名なポルシェの中核的存在である911は、独特の美しい流線形フォルムが他車とは異なる存在感を放ち、長年の間愛されてきた車です。スバルと同じく水平対向エンジン採用で、低振動かつ走行安定性において優れています。
フェラーリとは趣が異なるポルシェのエンジンサウンドに惹かれる方も多いのではないでしょうか。
オープンモデルを含め、グレードの豊富なラインアップも魅力です。新車価格は1,429万円~3,235万円となっています。中古車相場は1,100万円~2,280万円です。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『911（ポルシェ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
日産 フェアレディZ
スポーツカーの王道とも評される日産フェアレディZは、1969年に初代が誕生しました。国内のみならず、世界中で幅広い世代に渡り愛され続けています。事あるごとにモデルチェンジを行い、走行性能やデザイン面で進化し続けている車です。
現行モデルではニーズに合わせたグレードが設定されており、新車価格は397万9,800円~651万9,700円となっています。中古車相場は166万円~310万円です。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『フェアレディZ（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ホンダ CR-Z
ホンダ CR-Zは、スポーツクーペのハイブリッドモデルです。従来の概念であるスポーティな走りと燃費性能の良さは両立が難しい、という考えを覆した車として話題になりました。空力性能を考え抜いて設計された技術の結晶ともいえる流麗なフォルムが特徴です。
キレのある走りを体感できるエコカーのクーペとして人気がありましたが、2017年1月に販売終了されました。新車価格は270万円~292万200円です。年式が古くなっているため、中古車相場は49万円~140万円ほどのリーズナブルな価格となっています。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『CR-Z（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
スバル BRZ
スポーツクーペとして人気があるスバル BRZは、前述のトヨタ86と同じエンジン・ボディ・サスペンションが採用されているトヨタ86の兄弟車です。水平対向（ボクサー）エンジン・後輪駆動・頂点／究極の英語表記頭文字を1文字ずつ取って「BRZ」と名づけられました。
究極の低重心かつ軽量なボディが安定した走行性能を実現しています。新車価格は326万7,000円~343万2,000円です。中古車相場は140万円~360万円となっています。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『BRZ（スバル）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
クーペとの違いを車種で比較！おすすめセダン5選
かっこよさと高い走行性能が特徴のクーペは人気がありますが、セダンの良さはひと味違います。セダンの良さを知ったなら、ずっとセダン車に乗りたいという声も聞かれるほどです。おすすめのセダン代表車種5選をご紹介します。
レクサス IS
高級車として世界でも認められているレクサスは、インテリジェント・スポーツの英語表記頭文字「IS」を車名に採用したセダン車を販売しています。知性と気品が感じられる雰囲気とスポーティな要素が相まったスポーツセダンです。国内では2005年9月に販売開始されました。
エンジンは、ガソリン・ハイブリッドの両方から選択可能です。新車価格は480万円~642万円と設定されています。中古車市場への流通台数は多くあり、中古車相場は190万円~666万円です。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『IS（レクサス）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
トヨタ クラウン
トヨタ クラウンは、最上級ブランドのミドルセダンです。かつては、憧れの存在やステータスの象徴的存在でした。現在も、高級感あふれるエクステリア・インテリアデザインは継承されています。最新のコネクティッド機能を搭載し、欧州で鍛え抜かれた優れた走行性能が特徴です。
現行モデルは、特別仕様グレード1種類を除きハイブリッドモデルの設定となっており、新車価格は489万9,000円~739万3,000円となっています。中古車相場は30万円~386万円です。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『クラウン（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
BMW 3シリーズ
本国ドイツをはじめとした海外市場において、美しいプロポーションが高い評価を得ているセダンは、BMWの主力モデル3シリーズです。日本でも取り回しがしやすいスモールセダンとして人気があります。優美な曲線を活かしたボディラインです。
BMWの伝統を受け継ぎつつも最先端技術を搭載しており、走行性能や安全性能において優れています。豊富なグレードラインアップで、新車価格は510万円~999万円です。中古車相場は90万円~459万円で、人気車種ゆえに流通台数は多い傾向となっています。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『3シリーズ（BMW）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
日産 スカイライン
日産 スカイラインは、トヨタ86と並び、幅広い世代にわたって車好きの方から支持されています。スカイラインの魅力は、軽量化したボディでの走りを追求した設計を挙げる方は多いのではないでしょうか。
現行モデルには日産独自のハイブリッドシステムを搭載し、圧倒的な走行性能だけでなく優れた環境性能を実現しています。2WDと4WDを選択でき、新車価格は435万3,800円~644万4,900円です。中古車相場は166万円~286万円となっています。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『スカイライン（日産）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
メルセデス・ベンツ Cクラス
1993年に登場したメルセデスベンツ Cクラスは、日本の道路事情でも扱いやすいベンツの中ではコンパクトなDセグメント車種です。メルセデスベンツのデザイン哲学が活かされた上質な気品のあるエクステリアが魅力となっています。内装も高級感あふれる広い居住空間が特徴です。
新車価格は651万円~682万円と設定されています。中古車市場への流通台数は多く、中古車相場は80万円~489万円です。
（2022年1月時点での情報です）
（参考：『Cクラス（メルセデスベンツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
ネクステージならクーペとセダンの中古車多数！
各自動車メーカーは、それぞれ独自の技術やデザイン哲学を活かしながら、クーペやセダンの車を販売しています。自分にはどの車が合うのか迷うことがあるのではないでしょうか。
後悔しない車選びのためには、多くの車を比較検討してみることも方法のひとつです。全国に店舗展開しているネクステージでは、すべてのお客様に満足していただきたいという想いのもと、バリエーション豊富な車を取り揃えています。公式ページから全国の在庫から検索可能なため、お気軽にご利用ください。
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まとめ
車選びの際は、自分がどのような条件を重視したいのかを事前に把握しておきましょう。デザイン性・走行性能・乗車人数など、幾つか条件を書き出すという方法もあります。重視したい条件に基づき、クーペやセダンなどのボディタイプを選びましょう。
車に関する詳しい情報を知りたい場合があるのではないでしょうか。ネクステージには、さまざまな車に関する知識や経験が豊富な専門スタッフが在籍しています。車種ごとの特徴や性能など、疑問点や不安点に親切丁寧にお答えしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
