シビックはホンダが誇る人気のCセグメント車!特徴や基本スペックを紹介
シビックはホンダが1972年から販売するロングセラーモデルです。現行モデルは11代目にあたり、ハッチバックやセダンなど、時代に合わせてスタイルを変化させてきました。シビックの購入を検討している方の中には、具体的な特徴について知りたいという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、シビックの基本スペックについてご紹介します。売買価格も紹介していますので、購入をお考えの方は参考にしてください。
※目次※
・シビックの初代モデルは1972年に登場。2023年10月時点では11代目のモデルを販売している。
・シビックの現行モデルの魅力はこだわりのスタイリングと加速性に優れたエンジン。電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルも用意されている。
・シビックの中古車を購入するならネクステージがおすすめ。遠方にお住まいの方にも対応した保証を用意しており、通販でも気軽に購入できる。
シビックは50年の歴史を誇るCセグメントの乗用車
シビックは時代に合わせてスタイルを変化させてきた乗用車です。ヨーロッパではCセグメントの乗用車として広く認知されています。
全世界での累計販売台数が2,700万台を突破したシビックですが、これまでにさまざまな困難や苦労を経験しました。ここでは、シビック誕生までの歩みや国内販売の復活までの歩みについてご紹介します。
当時の常識を覆す「台形スタイル」を採用
シビックの開発時に掲げられたコンセプトは「ユーティリティー・ミニマム」と「マン・マキシマム」です。効率性を意識しながらも、人の乗る空間は削らないという考えを基にして開発が進められました。
開発者がたどり着いたシビックの初代モデルのデザインは台形スタイルです。当時の乗用車では珍しい、3ドアのハッチバックスタイルの乗用車としてデビューしました。
発売当初の反応は小さかったシビックでしたが、若者を中心に人気が広がります。1973年には8万台の販売を記録しました。
2017年に7年ぶりの復活を遂げる
デビュー時より安定した販売を続けていたシビックでしたが、2010年には転機が訪れます。ホンダでは、8代目モデルでの国内生産の終了を発表したのです。2012年には新型モデルが発売されましたが、海外のみの販売となりました。
海外での販売が続いていたシビックでしたが、2015年にはスポーツタイプのシビックタイプRが国内で販売されます。
2017年7月には、10代目モデルが7年の沈黙を経て発売されました。ハッチバック、セダン、タイプRの3つのラインアップで国内の販売を再開します。
シビックのこれまでの歴史を振り返ろう
シビックは50年以上の歴史を誇る乗用車です。デビュー時はハッチバックモデルでしたが、ユーザーのニーズに合わせてスタイルを変化させてきました。
1997年には高い走行性能が備わったシビックタイプR、2001年には優れた燃費性能が搭載されたハイブリッドモデルを販売します。ここでは、シビックの歴史を4つの項目にまとめました。
1972年7月:初代モデルが登場
初代モデルの特徴は取り回しに優れたコンパクトなサイズです。重心を低く設計しており、さまざまなシーンで安定した走りを体感できます。
搭載されたパワートレインは直列4気筒のOHCエンジンです。加速性能に優れており、高速道路でも快適なクルージングを楽しめます。
設定されたグレードはスタンダード、デラックス、ハイ・デラックス、GLの4つです。スタンダードは2ドア、その他のグレードでは2ドアと3ドアの2タイプが設定されました。
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1992年5月:累計生産が800万台を突破
シビックは発売以来、安定した販売を続けます。初代モデルの登場から10年後の1982年には累計で300万台を突破しました。1986年にはホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングでの生産を開始します。
シビックは時代に合わせた改良を実施しており、1991年にはスポーツシビックの愛称で知られる5代目モデルの発売を開始しました。
1992年には11か国、11拠点で生産するようになり、累計生産台数が800万台を突破します。ホンダを代表するモデルのひとつとして認知されるようになったのです。
1997年8月:シビックタイプRが誕生
1997年8月にはシビックのスポーツモデルが発売されます。動力性能、操縦性能、感覚性能の追求をテーマに掲げており、F1レースやインディカーレースで培われたテクノロジーが取り入れられました。
エクステリアやインテリアのデザインにもこだわっており、フロントやリアのアンダースポイラーやパワードアロックなどの装備が搭載されています。
シビックタイプRは走行性能にこだわるユーザーを中心に高い支持を得ており、2022年11月には最新のシビックタイプRが発売されました。
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2001年12月:ハイブリッドモデルの販売を開始
シビックのハイブリッドモデルが登場したのは2001年12月です。1997年に開発されたモーターを補助動力にする「Honda IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システム」の効率化を図った新 Honda IMAのテクノロジーが搭載されています。
1.3L i-DSI気筒休止VTECエンジンと効率の良いモーターを組み合わることにより、29.5km/Lという素晴らしい燃費性能を実現しました。
シビックの現行モデルの魅力を探ってみよう
シビックの11代目モデルが発売されたのは2021年9月です。歴代モデルのコンセプトやノウハウを継承しながら、先進のテクノロジーを取り入れています。
最新モデルでは「人中心」の考え方をテーマに掲げており、親しみやすく特別な存在感を与える乗用車として開発が進められました。ここでは、シビックの現行モデルの魅力について解説します。
低重心を強調したエクステリアデザイン
現行モデルのエクステリアデザインは、低い重心と水平基調が特徴です。シンプルながらも、力強さやスポーティーさが表現されたプロポーションになっています。
サイドのデザインでは水平基調が強調されました。外光を取り込めるように設計されており、リアシートでも開放的な雰囲気と優れた視界を体感できます。
ホイールベースは2,735mmです。先代モデルよりもフロントシートとリアシートの距離が35mm拡大されたことにより、後部座席の居住性が向上しました。
直感的な操作に重点を置いたインテリアデザイン
現行モデルのインテリアは、不要な装飾を排除したシンプルなデザインが特徴です。操作性に改良が施されており、スイッチは配置に加えて触感にもこだわっています。
車内のデザインでは爽やかな朝の心地良さが表現されました。インパネは水平基調になっており、運転時での視認性が意識されています。
一部のグレードには、ホンダとBOSEが共同開発したサラウンドシステムが採用されました。車内には12個のスピーカーが配置されており、迫力の重低音や伸びのある高音を楽しめます。
先進の安全機能の「ホンダセンシング」を標準搭載
現行モデルでは、全車種に先進の安全運転支援システムの「ホンダセンシング」が搭載されました。
さまざまなシーンで運転をサポートする機能のことで、街中の走行時、夜間の運転時、高速道路走行時でのドライバーの負担軽減が可能です。シビックには以下の安全機能が装備されています。
・衝突軽減ブレーキ
・先行車発進お知らせ機能
・渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール
・車線維持支援システム
・誤発進抑制機能
・オートハイビーム
静粛性と乗り心地を意識した走行性能
現行モデルのパワートレインは2種類です。エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルでは、2.0L直噴エンジンが搭載されました。状況に応じて走行モードが自動で切り替わるように設計されており、スムーズな加速や安定した走行を体感できます。
ガソリンエンジンモデルでは、1.5L直噴VTECターボエンジンが採用されました。心地よいエンジンサウンドと力強い加速を楽しめます。WLTCモードによる現行モデルの燃料消費率は以下の通りです。
|
CVT |
6MT |
e:HEV |
24.2km/L |
- |
EX |
16.3km/L |
16.3km/L |
LX |
16.3km/L |
16.3km/L |
(参考:『シビック(ホンダ)の燃費情報』)
シビックの現行モデルの基本スペックをチェック
シビックの現行モデルでは、3つのグレードがラインアップされました。e:HEVはハイブリッドモデル、EXとLXはガソリンエンジンモデルとなっています。
EXとLXの基本性能は同じです。ただし、搭載されている装備が異なるため、購入計画を立てるときはグレードごとの違いを確かめておきましょう。ここでは、各グレードの特徴や基本スペックをご紹介します。
e:HEV
e:HEVはシビックのハイブリッドモデルです。高性能のモーターに加えて、豪華な装備や機能が搭載されています。
車両接近通報装置、先読みエコアシスト、アクティブノイズコントロール、アクティブサラウンドコントロール、エアコン用フル電動コンプレッサーなどはe:HEVのみの装備です。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,550mm×1,800mm×1,415mm |
総排気量 |
1.993L |
最高出力(エンジン) |
104kW |
最大トルク(エンジン) |
182N・m |
最高出力(モーター) |
135kW |
最大トルク(モーター) |
315N・m |
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EX
EXはガソリンエンジンモデルの上級グレードで、豪華な装備や機能などが搭載されています。
エクステリアでは、LEDアクティブコーナリングライトやLEDフォグライトなどが標準装備です。インテリアでは運転席と助手席のパワーシート、BOSEプレミアムサラウンドスピーカー、ワイヤレス充電器、パワーウインドウスイッチパネルなどが搭載されています。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,550mm×1,800mm×1,415mm |
総排気量 |
1.496L |
最高出力(エンジン) |
134kW |
最大トルク(エンジン) |
240N・m |
LX
LXはガソリンエンジンモデルのスタンダードグレードです。シンプルな装備や機能が特徴となっています。
エクステリアではLEDフォグライト、インテリアでは運転席や助手席のパワーシートが非搭載です。コンビシートやステアリングホイールについても、装飾が施されていないシンプルなデザインになっています。一方で、安全装備は他のグレードと同じ内容です。
サイズ(全長×全幅×全高) |
4,550mm×1,800mm×1,415mm |
総排気量 |
1.496L |
最高出力(エンジン) |
134kW |
最大トルク(エンジン) |
240N・m |
シビックの売買価格を確かめておこう
シビックを購入する際には、前もって新車販売価格や中古車販売価格を確かめておきましょう。それぞれの価格を比較しておくなら、予算に合った選択肢を見つけられるからです。
新車販売価格が予算をオーバーしている場合、中古車市場で同じモデルを手に入れられるかもしれません。ここでは、シビックの新車販売価格やネクステージでの中古車販売価格と買取相場をご紹介します。
シビックの新車販売価格
現行モデルの新車販売価格の相場は、324万600円~398万900円です。以下の表の通り、グレードによって異なる価格を設定しています。
|
CVT |
6MT |
e:HEV |
398万9,000円 |
- |
EX |
359万400円 |
359万400円 |
LX |
324万600円 |
324万600円 |
EXとLXには6MTのモデルが用意されていますが、新車販売価格についてはCVTモデルと同額です。
自動車メーカーでは、世界的な半導体不足による生産の遅れが続いています。シビックの工場出荷の目安は、ハイブリッドモデルで2か月、ガソリンモデルで4か月です。
シビックの中古車販売価格
2023年10月時点におけるネクステージでの中古車販売価格の支払総額は、191万円~577万900円となっています。新車販売価格が320万円以上するシビックですが、中古車なら200万円以下での購入が可能です。
|
中古車販売価格 |
10代目モデル(セダンタイプ) |
191万円~205万9,000円 |
10代目モデル(ハッチバック) |
226万7,000円~577万9,000円 |
11代目モデル |
283万1,000円~349万9,000円 |
(参考:『シビック(ホンダ)の中古車一覧』)
中古車の魅力のひとつに、選択肢の多さがあります。先代モデルの選択肢に含められるため、予算に合わせた車選びが可能でしょう。
シビックの買取相場
ネクステージにおける2023年10月時点での買取相場は、4万円~899万5,000円です。買取相場は中古車のコンディションやグレードによって変動しますが、シビックなら高価買取を期待できるでしょう。ネクステージでの過去の買取実績は以下の通りです。
グレード |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
EX |
2022年式 |
1万2,120km |
263万3,000円 |
EX |
2022年式 |
2万81km |
243万円 |
EX |
2022年式 |
4,786km |
269万8,000円 |
LX |
2022年式 |
6,631km |
244万8,000円 |
LX |
2022年式 |
2万4,428km |
227万6,000円 |
EX |
2021年式 |
1万2,244km |
288万8,000円 |
EX |
2021年式 |
1万2,314km |
267万円 |
LX |
2021年式 |
2万1,412km |
233万8,000円 |
ネクステージで歴代シビックを探してみよう!
シビックの中古車を購入する際、どこで購入すればよいのか悩む方もいるのではないでしょうか。
同じ車種や年式の中古車でも、販売店によって価格が大きく変動します。提供されるアフターサービスについても販売店ごとに異なるため、信頼できる販売店で購入しましょう。
中古車販売店をお探しの方はネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージの特長についてご紹介します。
全国にある在庫のお取り寄せに対応
ネクステージは全国に店舗を展開しており、2023年10月時点での店舗数は200以上です。3万台の在庫を取りそろえており、お客様が気軽に車選びできるための環境を用意しています。
ネクステージでは他店舗からのお取り寄せに対応可能です。遠方の店舗で取り扱っている車両でも、最寄りの支店で確認できます。
ネクステージの公式Webサイトでは、全国の店舗に保管している車両の検索が可能です。気になる1台を見つけたなら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
遠方にお住まいのお客様でも利用できる保証を用意
ネクステージでは無料保証と有料保証の2タイプを用意しました。国産の中古車については年式や走行距離に関係なく、無料保証の対象になっています。購入時における費用をできるだけ抑えたい方におすすめです。
ネクステージでは、遠方にお住まいの方でも気軽に利用できる有料保証を用意しました。オリジナル保証のサービスサポートなら、遠方にお住まいのお客様が最寄りの工場で修理した場合にも保証が適用されます。通販で中古車を購入される方でも安心して利用できるのが強みです。
まとめ
シビックは50年以上の歴史を誇るホンダの乗用車で、これまでに11代のモデルを販売してきました。低重心のスタイリングや加速性に優れたエンジンなどが魅力です。現行モデルでは3つのグレードを展開しており、予算やライフスタイルに合わせて好みのモデルを選べます。
シビックの中古車をお探しの方はネクステージにご相談ください。遠方にお住まいの方を対象にした保証を提供しており、購入後のサポートも万全です。まずは、お気軽にご連絡ください。