旧型デミオってどんな車?MAZDA2との関係性や違いを解説
マツダ デミオが初めて登場した1996年当時は、ミニバンのような広い室内空間を求めるニーズが高まりつつありました。コンパクトサイズのボディながらも室内空間が広く、高い走行性能と両立しているデミオは、当時のニーズにマッチし、大きな話題になったものです。
MAZDA2のベースとなっている旧型デミオのどのような点が、人々の心を魅了していたのでしょうか。この記事では、歴代デミオの特徴を振り返るとともに、MAZDA2との違いを解説します。コンパクトカーの車種選びにお悩みの際の参考にしてください。
※目次※
5.ネクステージでデミオやMAZDA2の中古車を比較してみよう
・4代目まで続いたデミオは、2019年にMAZDA2へと生まれ変わったマツダを代表するモデル
・旧型デミオは、フルモデルチェンジを重ねるごとにデザインや走行性能が進化し続けている
・生産終了した旧型デミオやMAZDA2が気になる場合は、在庫が豊富なネクステージで探してみよう
デミオはMAZDA2の旧型モデル
マツダ デミオは、1996年のデビュー以来、幅広い世代で愛されてきました。単なる移動手段にとどまらず、生活を鮮やかに彩る車を目指したマツダのこだわりが詰まっています。
愛され続けてきたデミオは、どのような車なのでしょうか。歴代モデルの特徴やMAZDA2との違いを押さえ、旧型デミオの良さを振り返ってみましょう。
デミオは4代目まで登場した
取り回しの良いコンパクトサイズのデミオは、時代に合ったスタイリッシュな外観・室内空間の広さ・上質なインテリアなどが魅力です。
日本国内だけではなく、海外市場でも生産・販売されており、マツダを代表するグローバルモデルとしての地位を確立しています。
デミオの車名最終モデルは、2014年9月に登場した4代目です。CX-5・アテンザ・アクセラと並び、マツダの新世代技術や新デザインテーマを採用した新世代商品の第4弾として注目を浴びました。
現在はMAZDA2として販売されている
マツダは、マツダブランドの鮮明化を目指し、2019年9月以降全車種を世界統一ブランド名に統合しました。大々的な車名変更に伴い、デミオにモデルチェンジを施し、MAZDA2へと生まれ変わっています。
MAZDA2は、旧型デミオの良さを継承しつつ、日常生活を豊かにする上質なパーソナルカーとしての役割を担うモデルです。デザイン性・操縦安定性・乗り心地など、いつまでも乗っていたい雰囲気を実現すべく、細部にわたるまでこだわり抜いています。
旧型デミオの歴代モデルを見てみよう
MAZDA2へとバトンを渡した旧型デミオは、時代に伴うニーズの変化に対応すべく、定期的にモデルチェンジを行ってきました。一部仕様変更に加え、フルモデルチェンジを3回施しています。
ここでは、初代から最終モデル4代目までの旧型デミオについて、主な特徴を振り返ってみましょう。
初代(1996年~)
初代デミオは、1996年8月に登場しました。コンパクトなボディと優れたユーティリティ性能を両立させた新ジャンルのワゴンテイストハッチバックです。全高をあえて高めに設計しているため、頭上空間にも余裕がある室内空間となっています。
多彩なシートアレンジにより、優れた積載能力も魅力です。日常使いからアウトドアシーンに至るまで活躍できる自由型ワゴンとして注目を浴びました。
2代目(2002年~)
2002年8月に最初のフルモデルチェンジが施され、2代目デミオが誕生しています。初代のユーティリティ性能や広い室内空間を受け継ぎつつ、躍動的かつ上質な雰囲気に仕上げました。当時のクラストップレベルともいえる走行性能と安全装備が特徴です。
ライフスタイルに合わせて自分らしく過ごしたいというニーズの高まりを受け、カジュアル・スポルト・コージーのモデル3種類をラインアップしました。海外市場では、2代目デミオよりMAZDA2という車名での販売です。
3代目(2007年~)
3代目は、2007年に登場しています。環境や安全への関心が高まるにつれ、環境性能・安全性能に優れた自動車が注目されるようになりました。
3代目デミオは、当時の新開発ミラーサイクルエンジンにCVTを組み合わせ、旧型モデルより約20%の燃費改善を実現しています。全長・全高のサイズを見直すことにより軽量化に成功し、躍動感あふれる造形デザインへと進化したモデルです。
2011年6月に施されたマイナーチェンジでは、マツダの独自開発エンジンSKYACTIV-G搭載グレードを追加しています。
4代目(2014年~)
2014年にマツダは、最新のSKYACTIV技術や魂動デザインといった、マツダのこだわりを詰め込んだ4代目デミオを販売開始しました。環境・安全性能に優れており、走る歓びを誰にでも味わってほしいとの願いが込められています。
運転しやすさを追求したドライビングポジション・ペダル配置など、人馬一体の理想をカタチにし、品質の向上を徹底的に追求しました。従来の概念を打ち破った画期的なモデルです。
旧型デミオとMAZDA2の違い
魅力あふれる旧型デミオは、2019年7月の車名変更に伴い、新たなデザインや技術を搭載したMAZDA2へと進化しました。デミオとMAZDA2は、それぞれに良さがあります。
デザイン面や走行性能面など、MAZDA2の特徴を把握して、旧型デミオと比較検討してみましょう。
より上質な雰囲気のボディ
2019年に登場したMAZDA2のエクステリアは、彫りの深い造形を施した、上質でエレガントなスタイルが魅力です。余計な要素を削ぎ落したシンプルさの中に、圧倒的な存在感を醸し出しています。
インテリアには、上質感の中にも遊び心を感じられるような色合いや素材を使用しており、居心地の良い空間です。マツダ独自の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」の思想が取り入れられています。
誰でもドライブを気軽に心から楽しめるよう、多様なライフスタイルにより求められるニーズを考慮に入れた設計です。
運転のしやすさや乗り心地の良さの追求
マツダは、車に乗る全ての人が安心・安全のもとにドライブを楽しめることを目指し、人馬一体の理念を掲げています。MAZDA2にも同じ思想が受け継がれており、運転のしやすさや乗り心地の良さを追求したモデルです。
例えば、音の聞こえ方を研究した上できめ細かな対策を施した結果、走行中も会話しやすい静粛性が実現しました。また、新サスペンションシステムや新構造フロントシートにより、頭や体のブレを抑え、快適な乗り心地を体感できます。
全車速追従機能付マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールやアダプティブ・LED・ヘッドライトなどの設定ゆえに、質の高い運転が可能です。
2003年にビッグマイナーチェンジも行われた
MAZDA2は、2023年1月に「好きを探せる相棒」という開発コンセプトのもと、ビッグマイナーチェンジが施されました。グリルやバンパーデザインを変更し、環境を考慮に入れた素材や塗装技術を採用しています。
バリエーション豊かなカラーコーディネーションの設定により、自分好みの一台に仕上げることが可能です。
自分らしく自由な発想や遊び心を持ったイメージの「15 BD」「XD BD」、専用パーツを採用したスポーティーさあふれる「15 SPORT」「XD SPORT+」、質感高い「15 Sunlit Citrus」といった幅広いニーズに合わせたグレードを用意しています。
旧型デミオとMAZDA2の中古車相場
生産終了した旧型デミオやマイナーチェンジ前のMAZDA2は、新車での購入はできません。気になる場合は、中古車市場をチェックしてみましょう。
ここからは、2023年7月現在、ネクステージで取り扱っているデミオおよびMAZDA2の中古車相場を紹介します。
デミオの中古車相場
現在ネクステージでは、2007年式から2019年式のデミオを202台取り扱っています。ボディカラーのラインアップも豊富です。年式だけではなく、グレード・走行性能・搭載装備内容などが販売価格を決める要素となっています。
中古車相場価格は、19万9,000円~144万9,000円です。2019年式で、走行距離が少なめの良質な最終型デミオでも80万円前後で購入できるため価格を抑えたい方にもぴったりです。
(参考:『デミオ(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
MAZDA2の中古車相場
MAZDA2は、発売後さほど年月がたっていないため、中古車市場への流通台数は少ない傾向です。現在ネクステージでは、12台のMAZDA2を取り扱っています。中古車相場価格は、119万9,000円~191万9,000円です。
ただし、タイミングによっては売り切れてしまっているケースがあるため、気になる場合はこまめにチェックすることがおすすめです。なお、2023年に行ったビッグマイナーチェンジ以降の中古モデルは、今後増えていくと考えられます。
(参考:『MAZDA2(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ネクステージでデミオやMAZDA2の中古車を比較してみよう
デミオやMAZDA2は、カラーバリエーションの豊富さが特徴です。そのため、在庫が少ない中古車販売店では、自分好みのカラーに出会えないケースは少なくありません。
できるだけ希望条件に合う車を探したい場合は、全国に店舗を展開するネクステージをご利用ください。ここでは、ネクステージをおすすめする理由を紹介いたします。
Webで探せて実車確認もできる
ネクステージは、全国に200以上店舗を展開しており、さまざまなジャンルの車を総在庫台数3万台以上取り扱っています。ネクステージのWeb検索ページでは、全国の在庫から希望条件を絞った検索が可能です。
お問い合わせページから無料で見積もりや在庫確認ができます。実車確認したい場合は、最寄りのネクステージ店舗にお取り寄せすることが可能です。自分の目で確かめて、納得した上でのお買い物ができます。
PRMAZDA2の中古車
※価格は支払総額
低年式車への保証もご用意
ネクステージの魅力は、充実した保証です。ご購入いただいた車は、軽自動車・普通自動車・国産車・輸入車など、全ての車両に無料保証を付帯させています。
保証内容を充実させたメンテナンスパックや長く乗りたい方向けの10年保証、低年式車向けの保証など、目的や車種に合わせた有料保証も選択可能です。
例えば、低年式車向け保証は、初年度登録から13年以上20年未満、かつ総走行距離13万km以下が条件となっています。旧型デミオも安心して購入可能です。
まとめ
街中で取り回しがしやすいコンパクトサイズのデミオは、2019年にMAZDA2へと車名変更しました。車名変更に伴い、デザインや動力性能などを刷新しています。
旧型デミオ・新型MAZDA2それぞれに良さがあり、幅広い層から愛されている車です。歴代の旧型デミオやMAZDA2との違いを比較検討する際は、在庫が豊富で良質な車を取りそろえているネクステージをぜひご利用ください。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。