マイナーチェンジした新型スバルXV!人気の走りの良さの秘密を徹底解説
スバルのXVは、趣味性と実用性を両立した街乗り用のSUV「クロスオーバーSUV」の車種として人気を博しているモデルのひとつです。
そんなスバルXVが、2020年10月大幅なマイナーチェンジを行いました。本記事では最新型スバルXVの変更点について解説し、歴代のXVの進化の過程とともに解説します。
その他にも燃費情報や中古車相場や、スバルXVのライバル車との比較も行うのでぜひ参考にしてみてください。
※目次※
・マイナーチェンジした新型スバルXVは見た目と足回りを大幅に改良した熟成モデル
・スバルXVは街乗りのクロスオーバーSUVというジャンルを確立した走りが魅力
・スバルXVの中古車は走りと価格が魅力の2代目モデルがオススメ
新型スバルXVのマイナーチェンジ変更点は?
スバルXVの2020年マイナーチェンジはエクステリアデザインなど見た目の変更と、サスペンションを含む足回りの制御系の改良など多岐にわたります。
スバルは新型車のデビューから段階的にマイナーチェンジを行いその度に進歩する傾向にあるので、2017年から2度目となるアップデートはXVの熟成モデルといえるでしょう。
(参考: 『XV(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
デザインを大幅変更
新型スバルXVのマイナーチェンジで注目を集めているのが、フェイスリフトなどを含むエクステリアの変更に伴うよりワイルドなルックスになりました。
目立つところではフロントバンパーからフォグランプバンパーのカバーデザインの変更です。
バンパーはマット塗装のブラックパーツが大きくなった点や、フロントグリルの中央にあるウィング塗装もグレードによりクロームメッキ加飾やブルーメッキ加飾を取り入れるなどより豪華な作りになっています。
足回りや制御系も改良
今回スバルXVがデザインと並び大幅にリニューアルしたのが、インプレッサのスポーティーな走りを継承しているスバルXVらしい走りに大きく関わる足回りと、制御系の部分です。
全てのグレードでサスペンションを改良し、それに伴いe-BOXER搭載車には運転をアシストするシステムSI-DRIVEのスポーツモード選択時に「e-Active Shift Control」という新たな変速制御が採用され、よりスポーティーな走りを楽しむことができるSUVになりました。
安全性能サポート機能をオプション設定
アイサイトに代表される安全性能サポート機能が充実していることでも知られるスバル車ですが、新型スバルXVは最新のVer.3.5ツーリングアシストにアップデートしました。
緊急自動ブレーキや先行車がいないときに設定速度で走ることができる全車速追従機能付クルーズコントロールなど運転を支援するアイサイトVer.3.5に加え、スバルXVはオプションで視界の悪い運転時にドライバーをサポートする「フロントビューモニター」を追加することができます。
現行型3代目スバルXVの特徴と燃費を紹介
現行型のスバルXVは、初代GH系と2台目GP系に次ぐ3代目の「GT系」と呼ばれる車です。
ここからは、最新型GT系スバルXVのグレードの特徴と走りを支えているハイブリッドエンジンのラインナップと性能の違いについて、スバルの安全性能アイサイトの仕組みやスバルXVの走行性能についてシチュエーションごとに検証します。
(参考: 『XV(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
現行型は5つのグレードを用意
現行型のスバルXVのラインナップは、1.6i EyeSight・1.6i-L EyeSight・2.0e-L EyeSight・2.0e-S EyeSight・2.0 e-BOXER Advanceの5つからなります。
1.6の車種には1.6L DOHCエンジン、2.0の車種にはe-BOXERと呼ばれる2.0L DOHC 直噴とモーターによるハイブリッドシステム搭載モデルで、1.6i-Lと2.0e-Lは「Lグレード」と呼ばれるモデルは標準装備のエントリーグレードで「Sグレード」「Advance」が順に上位グレードです。
全車に標準装備している安全機能アイサイト(ver.3)
現行型スバルXVの全車に安全機能アイサイト(ver.3)が標準装備されていおり、2020年のリニューアルで最新のアイサイトVer.3.5ツーリングアシストにアップデートしました。
この機能は主にステアリング右側のスイッチで車速や車間距離の設定を行うことにより、衝突事故などを事前に防ぐ安全機能で高速道路や低速時の運転にも対応しています。
走りの良さで人気のスバルのハイブリッドe-BOXER
スバルXVのグレードの中でも特に走りにこだわるユーザーに人気なのが「e-BOXER」と呼ばれるパワフルなエンジンとモーターアシストを組み合わせたハイブリッドのパワートレイン搭載モデルです。
e-BOXERは2.0L直噴エンジンとモーターの組み合わせたパワーユニットは、多くのファンを持つスバル伝統の水平対向エンジンとモーター両方の特性を活かしスムーズかつパワフルな加速と燃費走行の両立を実現しています。
走行シーンによって変わるスバルXVの燃費
スバルはスバルXVの燃費のカタログ値をシーンごとに分けて以下のとおり公表しています。WLTCモードによる燃費は以下のとおりです。
燃料消費率 |
2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER) |
1.6L DOH |
市街地モード |
11.5 km |
9.6 km/L |
郊外モード |
15.5 km/L |
13.9 km/L |
高速道路モード |
16.8 km/L |
15.4 km/L |
(2020年12月時点の情報です)
歴代スバルXVのカタログ燃費と実燃費を比較
クロスオーバーSUVというキャラクターから「スバルXVの燃費性能はあまり良くない」という印象や、走りを愉しむ車というイメージから燃費性能は問わないという方も多いのではないでしょうか。
ここからは歴代のスバルXVの燃費性能を比較検証するので、旧モデルの中古車購入を検討している方もぜひ参考にしてみてください。
3代目GT系スバルXV 2017年〜現在
3代目にあるスバルXV現行モデル(GT系)のWLTCモードによるカタログ燃費と実燃費は以下のとおりです。
燃料消費率 |
2.0 EyeSight(e-BOXER) |
1.6 EyeSight |
カタログ燃費 |
15 km |
13.3 km/L |
実燃費 |
12.85 km/L |
11.46 km/L |
(2020年12月時点の情報です)
2代目GP系スバルXV 2012年〜2017年
2012年に発売され2017年に生産終了となった2代目スバルXV(GP系)のWLTCモードによるカタログ燃費と実燃費は以下のとおりです。発売2年目の2013年にハイブリッドモデルのXV HYBRIDを投入し燃費性能も大幅に向上しました。
燃料消費率 |
2.0 EyeSight |
1.6 EyeSight |
カタログ燃費 |
- |
13.3 km/L |
実燃費 |
11.42 km/L |
11.46 km/L |
(2020年12月時点の情報です)
(参考: 『XV(スバル)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
初代GH系スバルXV 2010年〜2012年
2010年に発売され2012年に生産終了となった初代インプレッサ・XV(GH系)の実燃費は以下のとおりです。現在では全て4WD車のラインナップが、1.6と2.0のFF車と4WDの4モデル展開となっています。
燃料消費率 |
2.0 EyeSight(4WD) |
1.6 EyeSight(4WD) |
カタログ燃費 |
- |
- |
実燃費 |
10.99 km/L |
12.23 km/L |
2.0 EyeSight(FF) |
1.6 EyeSight(FF) |
|
カタログ燃費 |
- |
- |
実燃費 |
10.37 km/L |
14.13 km/L |
(2020年12月時点の情報です)
スバルXVの中古車相場は?
ここからはスバルXVの中古車相場についてまとめています。新車価格はエントリーグレードで220万(税込)、最上級グレードでオプションを含めると300万を超えるXVですが、人気車種なので予算内で良質な中古車を見つけることができるかもしれません。
現行モデルのグレード別や旧モデルなども含めて中古車でスバルXVの購入を検討している方は参考にしてください。
価格で選ぶなら2代目GP系がおすすめ
最初に手頃な価格でスバルXVをお探しの方におすすめしたいのが、2代目のGP系スバルXVです。全モデル4WD車で現行モデル同様にSUVモデルのなかでは燃費性能も高い点や、やはりXVならではの走りを体感できるのが最大の魅力でしょう。
2012年から2017年春まで販売されたモデルで、初期モデルであれば2020年12月の時点で「150万円から130万円」が相場となっています。
より年式の新しい後期モデルも「160万から180万円」の価格帯のものが揃っているので、長く載りたい方にはより良い選択肢になりそうです。
3代目現行GT系なら初期モデル
現行型の3代目スバルXV(GT型)で中古車をお探しの方には、モデルチェンジ直後の2017年モデルが選択肢として挙げられます。
発売初年度の2017年から2018年発売のスバルXVは、2020年12月の時点で中古車市場にも多数出ておりグレードによっては「190万円から200万円」という価格の車もあります。
また2.0 EyeSightモデルなど走りにこだわる方は、220万以上のなかから走行距離の短いものを探してみるのも良いかもしれません。上位グレードで人気のe-BOXER車は中古車の数は多くないようです。
価格と燃費で選ぶなら1.6i-L EyeSightという選択肢も
現行型の3代目スバルXV(GT型)で価格面と燃費性能の両方を求めている方は、エントリーグレードとなる16i-L EyeSightモデルを探してみるという方法があります。
どうしてもハイブリッド車の2.0モデルに注目が集まりがちですが、1.6L車も燃費性能は高く、2020年12月の時点での中古車相場は「140万円から180万円」と2代目スバルXVの後期型とそれほど価格差のない中古車もあるようです。
予算を抑えてスバルXVという選択肢でお探しの方はまず中古車のなかからエントリーグレード車を見つけてみると良いでしょう。
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※価格は支払総額
スバルXVのライバル車の中古車相場は?
スバルXVを中古車購入の候補にあげている方のなかには、「クロスオーバーSUV」のライバル車の中からも探している方も多いでしょう。
今回はスバルXV同様に街乗り用SUVとして人気を博しているトヨタ ヤリスクロスとマツダ・CX-3の中古車相場をご紹介します。
トヨタ ヤリスクロス
コンパクトなクロスオーバーSUVのジャンルで現在圧倒的な人気を誇るのは、トヨタ・ヤリスクロスでしょう。2020年2月に発売されC-HR、RAV4、ライズなどのミニバンに続きヤリスクロスも人気を博しています。
スバルXVに比べ後発のモデルという点はありますが、2WDと4WDにガソリン車とハイブリッド車とラインナップも幅広く細かいグレードから選べる点も魅力です。
(参考: 『ヤリスクロス(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ヤリスクロスの中古車相場は?
トヨタ・ヤリスクロスは発売間もない人気モデルということもあり、2020年12月現在の中古車相場も新車価格と比べ大きな変動はありません。
新コンセプトのヤリスクロスには前進となる車はありませんが、敢えて同じトヨタ車の中からコンパクトSUVを探す場合の候補としてはハリアー、RAV4や年式の新しいライズなども中古車数も豊富なライバル車の候補となります。
マツダ・CX-3
2015年に発売されたマツダ・CX-3は、街乗りSUVというコンセプトがぴったりなスバルXVのライバル車といえる存在の車です。
主に1.8Lクリーンディーゼルエンジンと1.5Lと2.0Lガソリンエンジンの3種類に2WD車と4WD車がラインナップされており、スタイリッシュな外内装のデザインの上質さや、快適な走りを追求したG-ベクタリング コントロールなども高い評価を受けています。
マツダ・CX-3の中古車相場は?
マツダ・CX-3はスバルXVと比べると圧倒的に同じ年式でも中古車数が多いのが特徴で、選択肢が広いため希望どおりの車を見つけることができるのが最大のメリットといえるでしょう。
2015年発表の車なので中古車の年式も古くて6年落ちと比較的新しく、適度な価格帯の車の供給数も安定しています。
2020年12月現在の価格相場はグレードにもよりますが、最も古い2015年モデルが「130万円台から170万円」という相場で、3年から落ちの中古車でも「170万円前後から180万円」とSUVのなかでは手頃な価格で購入可能です。
(参考: 『CX-3(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
車を買うならネクステージへ!
ネットや中古車店へ直接でむくなど中古車を探す方法はいくつかありますが、ネットも実店舗も多すぎてどこで購入していいか悩む方も少なくないと思います。
もし中古車探しで困ったときは、ぜひ『ネクステージ』にご相談ください。ネクステージは中古車の品揃えと品質に加え以外と見落としがちな中古車の保証内容にも自信があります。
ぜひ中古車購入の際はまずネクステージにお問い合わせください。
まとめ
スバルXVは現在のトレンドともいえるコンパクトなクロスオーバーSUVの先駆けとなった車種です。
インプレッサの系譜を受け継いだ走りへのこだわりや、伝統の水平対向エンジンとモーター両方の特性を活かしたハイブリッドe-BOXERなどファンとってもスバル車の魅力的な要素が詰まった車といえるでしょう。
なるべく費用を抑えてスバルXVに乗ってみたいという方には中古車という選択肢もあります。中古車の購入を検討している方は、ぜひネクステージにご相談ください。