エブリイワゴンは広い車内空間が魅力の軽乗用車!現行モデルのスペックを紹介
エブリイワゴンは商用車をベースにした乗用タイプの軽自動車です。街乗りに加えて仕事やアウトドアにも利用できる軽ワゴンを購入したいと考えている方もいるのではないでしょうか。積載性や居住性に優れており、あらゆるシーンでの活躍を期待できます。
そこでこの記事では、エブリイワゴンの特徴や基本スペックについて紹介します。新車販売価格や中古車販売価格もまとめていますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
※目次※
・エブリイワゴンはエブリイをベースにした乗用タイプの軽ワゴン車。セミキャブオーバータイプになっており、広車内空間を強みにしている。
・エブリイワゴンの現行モデルのグレードは3タイプ。全てのグレードでターボエンジンを搭載している。
・エブリイワゴンをお得に購入したい方には中古車がおすすめ。ネクステージでは軽自動車専門店を展開しており、希望に添った1台が見つかりやすい。
エブリイワゴンは広い車内空間が特徴の軽自動車
軽自動車は、初めて車を所有する方やセカンドカーとして車を所有する予定の方にもおすすめです。エブリイワゴンはエブリイをベースにしており、軽自動車でありながらも積載性に優れています。
はじめに、エブリイワゴンの概要を見ていきましょう。エブリイワゴンの原点でもあるスズライトキャリイバンFBDやスズキの軽ワゴン「スペーシア」との違いについて紹介します。
エブリイワゴンはエブリイの乗用タイプ
エブリイワゴンはスズキが販売するエブリイをベースにした軽自動車です。エブリイは商用車規格ですが、エブリイワゴンは乗用車規格で設計しています。
エブリイワゴンとエブリイの違いのひとつはリアシートの位置です。エブリイワゴンのリアシートは、エブリイのリアシートよりも90mmほど後方に設置されています。足元が広く設計されており、リアシートに大人2人が乗車してもゆとりを感じられるでしょう。レジャーやアウトドアでも使用したい方にもおすすめの軽自動車です。
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スズライトキャリイバンFBDが原点
エブリイシリーズはスズライトキャリイバンFBDをルーツにしています。スズライトキャリイバンFBDは1964年に発売されたライトバンです。
空冷式の直列2気筒エンジンを搭載しており、荷室の長さは1,175mmを誇ります。積載性能に優れており、2人乗車時では300kg、4人乗車時では200kgの積載が可能です。座席にはウレタンを使用しており、快適性にも優れていました。
初代モデルからは7代目モデルまではキャリイバンという名称が使われていましたが、1985年にはエブリイに変更されています。
エブリイワゴンとスペーシアの違い
エブリイワゴンのライバル車のひとつはスペーシアです。スペーシアはスズキが販売する軽ハイトワゴンで、2023年5月時点で2代目となるモデルを販売しています。
エブリイワゴンとスペーシアの違いのひとつは運転席の位置です。スペーシアは車両前面のエンジンルーム内に配置されていますが、エブリイワゴンは前列のシート下にエンジンを配置しています。
エブリイワゴンは座席位置が高く、車両前面にエンジンルームがありません。車両感覚がつかみやすく、運転がしやすいというメリットがあります。
エブリイワゴンの歴史を振り返ろう
エブリイワゴンは1999年6月に発売されました。快適にくつろげるセミキャブオーバータイプの軽ワゴンとして設計されています。
走行性能にも力を入れており、ターボモデルが設定されました。初代モデルの発売以来、スズキでは定期的な改良を実施しているのです。ここでは、3代目モデルまでの特徴や基本スペックを紹介します。
1999年:初代モデルが登場
初代モデルでは、さまざまなシーンで快適にドライブできる軽自動車として発売されました。車内空間に力を入れており、頭上や足元に余裕のあるレイアウトを採用しています。荷室スペースも広く取られており、レジャーで使用する大きな荷物の積載が可能です。
初代モデルでは、「ジョイポップターボ」と「ジョイポップエアロターボ」の2種類のグレードが設定されました。どちらのモデルにもターボエンジンを搭載しており、力強い走りを体感できます。
2005年:2代目モデルが誕生
2代目モデルが発売されたのは2005年8月です。「ファミリーがファーストカーとして選んで満足できる『軽ミニバン』」をコンセプトに掲げています。
2代目モデルの特徴のひとつは優れた乗降性です。前席だけでなく後席にも内蔵式の乗降ステップを採用し、全グレードで採用したインパネシフトにより左右へのウォークスルーを可能にしました。
2代目モデルに設定されたグレードは、「JP」「JPターボ」「PZターボ」「PZターボスペシャル」の4つです。パワートレインは、自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類が設定されました。
2015年:3代目モデルを発売
3代目モデルが発売されたのは2015年2月です。グレードの設定に変更が加えられており、自然吸気エンジンを搭載したグレードが廃止されました。
3代目モデルはデザインに関する高い評価を得ており、2015年に9月には公益財団法人日本デザイン振興会による2015年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
また、エブリイワゴンは3代目モデルも安定した販売を続けており、2018年6月にはエブリイシリーズとして国内累計販売台数300万台を達成しました。
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エブリイワゴンの現行モデルの特徴とは?
現在発売されているエブリイワゴンは3代目となるモデルです。2019年6月には新たな安全装備の搭載、2022年4月には室内装備に変更が加えられるなど、定期的な改良が施されています。
現行モデルのエブリイワゴンは開放的な車内空間に加えて、高性能で低燃費のエンジンが特徴です。ここでは、現行モデルの特徴を4つの項目に分けて紹介します。
開放的でゆとりのある車内空間
現行モデルの室内長は2,240mm、室内幅1,355mm、室内高1,420mmです。コンパクトなボディですが、ゆったりと乗れるように設計されています。フロントシートにはベンチシートが採用されました。インパネシフトを採用しており、助手席から運転席へのスムーズな移動が可能です。
フロントシートとリアシートのドア付近には、大型の乗降グリップや乗降ステップが搭載されました。地面から上項ステップまでの高さは390mmとなっており、乗降における転倒事故を回避できるように設計されました。
優れた積載性を誇る荷室空間
現行モデルのリアシートは可倒式です。左右独立式になっており、荷物の大きさや長さに合わせてシートのレイアウトをアレンジできます。
フロントシートも可倒式になっており、助手席を前方に倒せばサーフボードなどの長尺物の積載が可能です。全てのシートを倒せば、フルフラット状態にアレンジできます。
ラゲッジスペースの容量は、4人乗車時で最大1,123Lです。リアのルームランプには残照式のLEDを採用しており、夜間時でもスムーズに積載できます。
先進の安全機能を搭載
現行モデルは、経済産業省や国土交通省が普及を推進しているサポカーSワイドの該当車です。サポカーSワイドは、被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制機能をはじめとした安全機能が搭載された車のことで、エブリイワゴンには最新機能が標準搭載されています。
現行モデルには、快適に運転できるための技術が採用されました。シフトノブは操作しやすい位置に配置しており、ステアリングホイールについても疲れにくい高さに設計されています。
全グレードにターボエンジンを搭載
現行モデルのパワートレインは、3気筒のインタークーラーターボエンジンです。吸気側には可変バルブ機構が備わっており、力強さと低燃費を両立させています。現行モデルのWLTCモードのおける各グレードの燃料消費率は以下の通りです。
|
2WD |
フルタイム4WD |
PZターボスペシャル |
11.6km/L |
11.5km/L |
PZターボ |
11.6km/L |
11.5km/L |
JPターボ |
11.6km/L |
11.5km/L |
(参考:『エブリイワゴン(スズキ)の燃費情報』)
PZターボスペシャルとPZターボには、ハイルーフと標準ルーフの2種類のルーフタイプが設定されました。JPターボはハイルーフのみの設定です。燃料消費率についてはどちらのルーフタイプも同じ数値となっています。
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エブリイワゴンのグレードは3タイプ
エブリイワゴンの現行モデルのグレードは3タイプです。全てのグレードで共通のターボエンジンが搭載されました。
燃費性能は同じですが、搭載されている装備や機能はグレードによって異なります。購入をお考えの方は、装備や機能を確かめておくと良いでしょう。ここでは、現行モデルの基本スペックをグレード別に紹介します。
PZターボスペシャル
PZターボスペシャルはエブリイワゴンの上級グレードです。LEDサイドターンランプ付ドアミラーや本革巻きのステアリングホイールなど、他のグレードでは設定されていない装備が標準搭載されています。
オーディオでは6スピーカーが搭載されました。ステアリングにオーディオスイッチが付いており、スムーズに音量や曲を切り替えられます。
|
PZターボスペシャル |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,815mm~1,910mm |
総排気量 |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
95N・m |
PZターボ
PZターボはエブリイワゴンのスタンダードグレードです。タイプAやタイプCに対応したUSB電源ソケット、ボタンを押すだけでスライドドアが自動で開くワンアクションスイッチなどの快適装備が標準搭載されています。
エクステリアではメッキフロントグリル、メッキフォグランプベゼルなどが標準装備です。オーディオでは、PZターボスペシャルと同様に6スピーカーを搭載しています。
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PZターボ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,815mm~1,910mm |
総排気量 |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
95N・m |
JPターボ
JPターボはエブリイワゴンのベーシックグレードです。エクステリアではルーフエンドスポイラー、インテリアでは助手席のバニティーミラーなどが非搭載となっています。
安全装備は充実しており、デュアルカメラブレーキサポート、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などが標準搭載です。シンプルな装備を好む方や初期費用を抑えたい方に適しています。
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JPターボ |
サイズ(全長×全幅×全高) |
3,395mm×1,475mm×1,910mm |
総排気量 |
0.658L |
最高出力 |
47kW |
最大トルク |
95N・m |
エブリイワゴンの売買価格をチェックしよう
エブリイワゴンの購入方法は2通りです。新車と中古車から選べますが、費用を重視される方は中古車が良いでしょう。車両ごとに販売価格が異なるので、予算に合わせた車選びができるからです。
ここでは、エブリイワゴンの新車販売価格や中古車販売価格を紹介します。エブリイワゴンの買取相場もまとめていますので参考にしてください。
現行モデルの新車販売価格
2023年5月時点における現行モデルの新車販売価格は、156万9,700円~192万9,400円です。グレードや駆動方式、ルーフの高さによって価格が変わります。
標準ルーフとハイルーフの高さの違いは95mmです。標準ルーフは横風の影響を受けにくい、ハイルーフは荷物を多く積載できるというメリットがあります。
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2WD |
フルタイム4WD |
PZターボスペシャル(標準ルーフ) |
178万3,100円 |
191万1,800円 |
PZターボスペシャル(ハイルーフ) |
180万700円 |
192万9,400円 |
PZターボ(標準ルーフ) |
169万5,100円 |
182万3,800円 |
PZターボ(ハイルーフ) |
171万2,700円 |
184万1,400円 |
JPターボ(ハイルーフ) |
156万9,700円 |
169万8,400円 |
エブリイワゴンの中古車販売価格
2023年5月時点でのネクステージにおけるエブリイワゴンの中古車販売価格は、39万9,000円~199万9,000円です。新車販売価格が100万円台後半で設定しているエブリイワゴンですが、中古車なら50万円以下で手に入れられます。
中古車販売価格 |
|
2代目モデル |
39万9,000円~89万9,000円 |
3代目モデル |
89万9,000円~199万9,000円 |
(参考:『エブリイワゴン(スズキ)の中古車一覧』)
中古車の魅力のひとつは歴代モデルが購入できることです。新車では現行モデルのみの販売となっていますが、中古車なら現在では生産されていない過去のモデルも手に入れられます。
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エブリイワゴンの買取相場
2023年5月時点でのネクステージにおける買取相場は1万円~179万2,000円です。買取価格は年式や走行距離、車両の状態によって変わりますが、エブリイワゴンなら100万円台での高価買取を期待できます。ネクステージでのエブリイワゴンの買取実績は以下の通りです。
モデル |
年式 |
走行距離 |
買取価格 |
PZターボ ハイルーフ |
2021年式 |
3,233km |
154万円 |
JPターボ ハイルーフ |
2020年式 |
1万4,949km |
121万円 |
PZターボ ハイルーフ |
2020年式 |
3,318km |
147万6,000円 |
JP TBハイルーフ |
2019年式 |
1万2,203km |
124万1,000円 |
PZターボスペシャル ハイルーフ |
2019年式 |
9,779km |
151万6,000円 |
(参考:『エブリイワゴン(スズキ)の買取相場・査定実績一覧』)
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粗悪な車両は事前に排除
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まとめ
エブリイワゴンはルーツであるスズライトキャリイバンFBDを含めると、60年弱の歴史を誇る軽自動車です。エブリイをベースにしながらも、大人4人が快適に過ごせる車内にアレンジされています。
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