デザインが評価されたスズキ スイフトの魅力やグレード構成を一挙紹介！
スイフトは、スズキが販売するコンパクトカーのひとつです。2004年の販売開始以降、モデルチェンジを繰り返してきました。2017年グッドデザイン賞を受賞したこともありますが、どのような点が評価されたのでしょうか。
この記事では、スイフトの特徴、スイフトスポーツとの違いも解説します。最後まで読んでいただければ、スイフトの魅力がより理解できるでしょう。
※目次※
1.2017年度グッドデザイン賞で評価されたスズキ スイフト
・スイフトは2017年度グッドデザイン賞を受賞するなど、高い評価を得た実績のあるコンパクトカー。
・現行モデルはパワフルな走行を可能とするエンジンを搭載しながらも、燃費性能を両立させている。
・中古車市場にはスイフトの他に、高い走行性能を持つスイフトスポーツが流通している。
2017年度グッドデザイン賞で評価されたスズキ スイフト
スイフトはスズキのコンパクトカーとして、2004年の登場から国内外で人気を集める車です。4代目モデルである現行モデルは、先代モデルからのスイフトらしいスタイリングを引き継ぎながら、スイフトの魅力が伝わる車として2017年度にはグッドデザインを受賞した経歴もあります。
スポーティーなデザインと走行性能の高さを持つコンパクトカー
スイフトは、スズキがラインアップする中でも高い人気を維持するコンパクトカーです。欧州向けに開発され、欧州で鍛え抜かれた走行性能の高さをそのままに、日本でも販売がスタートしました。
スポーティーな走りを実現しながらも、しなやかな乗り心地が高い評価につながっています。スズキが販売するハイトワゴンタイプのコンパクトカー「ソリオ」とは違った特徴を体感できる車です。
よりスポーティーな「スイフトスポーツ」も登場している
スイフトのスポーツモデルとして誕生し、人気があるのがスイフトスポーツです。スイフトスポーツには、K14C型の排気量1.4L直噴ターボエンジンが搭載されています。最高出力および最大トルクは、排気量2.2LNAエンジン相当の圧倒的なパワーを出せるのが魅力です。
高トルクを発揮するエンジンの魅力を生かすべく、トランスミッションは先代と変わらないギア比の6速マニュアルトランスミッション仕様、6速オートマチックトランスミッション仕様が設定されています。
（参考：『スイフトスポーツ（スズキ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
評価された理由はスイフトの進化と継承へのこだわり
世界戦略車のスイフトが誕生したのは2004年です。現行モデルは躍動感あふれるスタイル、重心が低くスタイリッシュなデザインへと変わりました。スイフトが数あるコンパクトカーを抑え、高い評価を得たのは、多くのこだわりが詰まっているからでしょう。ここからは、現行モデルの特徴を紹介します。
スイフトらしさを感じる外観
スイフトの初代モデルは2004年に販売されました。初代モデルから変わらない、Aピラーからリアクォーターパネルにかかるショルダーラインが、躍動感あふれるフォルムで印象的です。
フロントマスクは大開口グリルが装着され、力強さを感じられます。リアドアアウターハンドルはドアパネルに装着せず、Cピラーガーニッシュに配置されています。2ドアクーペを思わせるようなスタイリッシュなデザインも魅力です。
スポーティーな内装デザイン
スイフトの内装は、ドライバーを中心に設計されたコックピットに注目です。運転席に座ると、スポーティーなメーター類が目に入ります。エンジン回転計・スピードメーターは赤く縁取られ、視認性にも優れているのが特徴です。
室内全体はシンプルで洗練されたデザインに設計されています。シンプルでありながら、収納力の高さや運転のしやすさ、広いヘッドクリアランスなどの快適性を兼ね備えているのが魅力です。
パワフルな走りを実現するエンジン
スイフトに搭載するエンジンは、K12C型排気量1.2Lの4気筒エンジンです。小型エンジンでありながら、走りにパワーを感じられます。その理由は、デュアルインジェクションシステムです。1気筒に2本のインジェクターで燃料を噴射することで燃焼を安定させ、熱効率を向上させています。
エンジンで出力したパワーは、CVTもしくは5速マニュアルトランスミッションを通してタイヤへと伝わる仕組みです。軽快な走りを思う存分楽しみたい方は、スイフトスポーツだけでなく、スイフトのマニュアルトランスミッション仕様も検討しましょう。
優れた燃費性能
下記はスイフトの燃費性能一覧です。
|
燃料消費率 |
ハイブリッドモデル |
ガソリンモデル |
|
WLTC（km/L） |
19.6km/L~21.0km/L |
18.8km/L~21.8km/L |
|
JC08（km/L） |
23.8km/L~25.2km/L |
20.4km/L~21.6km/L |
ハイブリッドモデルの燃費性能を支えるのは、マイルドハイブリッドシステムです。モーター機能付き発電機を搭載し、減速時に得られるエネルギーで発電します。
発電したエネルギーは、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電する仕組みです。この仕組みで発進時・加速時にモーターの力強さを感じられます。
スズキ スイフトのグレード構成
現在新車販売されているスイフトのグレードは、4つあります。ガソリンモデルのXGとRS、ハイブリッドモデルのHYBRID RSとHYBRID MGです。
いずれのグレードもフルオートエアコンを採用するなど、快適性が考慮されているものの、安全装備や内装に違いがあります。各グレードの違いをチェックしましょう。
XG
XGは、スイフトのエントリーグレードです。機能を最小限にし、より価格を抑えたい方に向けた、ススキセーフティサポート非装着車もラインアップに加わっています。スズキセーフティサポート非装着車を選ぶと、SRSカーテンエアバッグや予防安全機能が付きません。
エントリーグレードながら、運転席シートヒーターが標準装備されるのはうれしいポイントといえます。4WDモデルであれば、助手席側にもシートヒーターが装着されるのが特徴です。
HYBRID MG
HYBRID MGは、マイルドハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能向上を図ったグレードです。ヘッドランプには、マルチリフレクターハロゲンタイプが採用されています。
タイヤは175/65R15です。よりスタイリッシュなデザイン、高い機能を求める方に向けた、アップグレードパッケージの選択もできます。アップグレードパッケージを追加することで、ヘッドランプ類のLED化や16インチへのタイヤサイズアップなどに変更が可能です。
RS
RSは、XGやHYBRID MGよりもボディカラーのバリエーションが多いのが特徴です。タイヤは185/55R16を装着し、より力強い印象を与えます。フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ、リアフォグランプが標準装備されるのが魅力です。
CVTモデルにはステアリングホイールにパドルシフトが装着され、ドライバーの気分でシフトチェンジのタイミングを変えられます。スポーティーな走りを味わいたい方にもおすすめです。
HYBRID RS
HYBRID MGと同様、マイルドハイブリッドシステムを採用したグレードで、マニュアルトランスミッション仕様はありません。しかし、HYBRID RSはアップグレードパッケージの選択が不可能です。
灯火類は、ヘッドランプおよびポジションランプにLEDが採用されています。リアブレーキはディスク、シフトブーツにシルバーステッチが施されるなど、スポーティーな印象を与えてくれるグレードです。
スイフトやスイフトスポーツの価格は？
スイフト、スイフトスポーツどちらも中古車市場に流通しています。中古車であれば、新車では200万円以上するグレードも100万円代で購入が可能です。新車登録から1年しか経過していない中古車もあります。中古車市場は目まぐるしく変化するので、気になる方はチェックしましょう。
スイフトの新車価格と中古車価格相場
スイフトは登場から月日が経過しているため、年式が古いモデルであれば10年落ちに近しい中古車もあります。そのため、中古車相場は幅広い価格帯で流通しており、新車価格に比べてとても安い価格での購入も可能です。
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新車価格 |
138万8,200円~210万1,000円 |
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中古車相場 |
25万9,000円~166万円 |
（2023年9月時点の情報です）
最も安いグレードはスタイルL（2WD・CVT）で2008年式の車両、一番高いグレードはHYBRID RS（2WD・CVT）の全方位モニター用カメラパッケージ装着車です。
最上級グレードも中古車ならお得に購入できます。エアスポイラーなどオプション装着車もあるため、チェックしましょう。
スイフトスポーツの新車価格と中古車価格相場
以下は、スイフトスポーツの価格一覧です。
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新車価格 |
188万5,400円~215万2,700円 |
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中古車相場 |
61万円~218万8,000円 |
（2023年9月時点の情報です）
スイフトスポーツには、スイフト同様マニュアルトランスミッションモデルがあるものの、駆動方式は2WDのみです。
中古車市場には、走行距離1万km~2万kmの中古車も多く流通しています。中には登録済未使用車も含まれているため、お得に購入したい方はチェックしてみましょう。
まとめ
国内にはさまざまな車種がある中で、スイフトはその個性的なデザインが評価され、2017年度グッドデザイン賞を受賞した実績があります。より高い走行性能を求める方には、新開発サスペンションなどを採用したスイフトスポーツが最適です。
スイフトやスイフトスポーツは、中古車市場にも流通しています。新車に比べて安価で買える車両が多いですが、ボディカラーやグレード、年式などの選択肢は販売中の車両から選ばなければなりません。中古車市場は流動的なため、気になる車を見つけたら早めに問い合わせましょう。
【この記事の執筆者】
畠山達也
自動車Webライター
自動車免許のほか、一級自動車整備士、フォークリフト運転免許などを保有するライター。自動車メーカーや部品業界に携わった際の知識や経験を活かし、Webメディアを通して「車の楽しさ」を発信している。
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