3代目プリウスの燃費ってどれくらい?現行型プリウスと比較して解説
量産型ハイブリッド車の先駆けとして登場した、トヨタのプリウス。発売から20年以上が経過した現在は、4代目モデルが新車で販売されています。「新車のプリウスは予算オーバーだけど、中古なら手が届くかもしれない」と考える方もいるのではないでしょうか。そのような方にぜひおすすめしたいは、3代目プリウスです。3代目プリウスの燃費性能や居住性、デザインの特徴などがわかれば、購入が現実味を帯びてくるかもしれません。
そこでこの記事では、3代目プリウスと現行型プリウスの魅力を比較しながら解説します。中古プリウスを購入する際の注意点についても触れますので、参考にしてください。
※目次※
・3代目プリウスは、旧型とはいえ燃費性能が高いため、中古車でも十分に魅力的
・中古車市場では現行プリウスもすでに数多く流通しており、最新のハイブリッド車が手頃な価格で手に入る
・中古プリウスをお得に購入したいなら、品質が高くサービスが充実しているネクステージにおまかせ
3代目プリウスの燃費と魅力
モデルチェンジのたびに最先端技術を取り入れるプリウスは、中古車市場でも非常に人気があります。今、特に注目されているのは3代目です。現行プリウスの1つ前のモデルなので、手頃な価格で手に入ります。
燃費や走行性能、乗り心地、デザインはどうでしょうか。安さだけではない、3代目プリウスの魅力を深掘りしてみましょう。
プリウスのハイブリッド性能により低燃費を実現
プリウスの魅力に、燃費の良さがあります。3代目プリウスの燃費は、JC08モードで30.4km/L。当時は世界最高水準を誇りました。
低燃費の理由は、トヨタが開発したハイブリッドシステムそのものにあります。モーターは単なる補助ではなく、エンジンを停止させた状態でモーター走行が可能です。モーターとエンジンを組み合わせることで、圧倒的な低燃費を実現しました。
優れた機能美と居住性
3代目プリウスの外観は、空力性能を計算したトライアングルモノフォルムをベースに、シャープでありながらも気品を感じさせるデザインに仕上がっています。現行型よりも好きだというユーザーも少なくありません。
ハイブリッドバッテリーを小型化し、居住性を妨げない位置に配置しています。これにより、室内空間は各段に広くなりました。車内にゆとりが生まれ、後部座席の足元周りにも圧迫感がありません。
THSⅡとは
3代目プリウスには、リダクション機構付のTHSⅡが採用されています。THSとはTOYOTA Hybrid Systemの略です。エンジンやモーター、パワーコントロールユニットなど、トヨタ独自のハイブリッド開発によってシステムを構築しています。
THSは、モデルチェンジのたびに進化しています。3代目ではエンジンを1.8Lに拡大し、それに伴ってシステム全体を改良しました。その成果は、走行性能と燃費性能のさらなる向上という形で表れています。
走行モードとエコドライブモニター
3代目プリウスでは、走行モードを「標準走行モード」「パワーモード」「エコ・ドライブモード」「EVドライブモード」の4つから選べます。
「標準走行モード」は走りと燃費のバランスが良いため、通常はこのモードで走行します。山道など加速と駆動力が欲しいときは「パワーモード」、エアコンを使わない季節や都市部での走行には「エコ・ドライブモード」や「EVドライブモード」と、シーンに合わせて使い分けられます。
エコドライブモニターは、燃費やエネルギーの使用状況を表示します。省エネレベルがひと目で分かるため、エコドライブのモチベーションも上がるでしょう。
乗り心地の良さと利便性
3代目プリウスはプラットフォームを見直すことにより、乗り心地の良い安定した走行が可能になりました。また、ボディ形状の基本理念であるトライアングルモノフォルムが、空気抵抗を低減しています。これにより燃費性能だけでなく、静粛性も高まりました。
便利な機能としては、駐車中に車内の換気ができるソーラーベンチレーションシステムや、乗車前にエアコンを作動できるリモートエアコンシステムなどがあります。痒いところに手が届く、いかにもトヨタらしい便利機能です。
現行型プリウスの燃費と魅力
現行型プリウスは、4代目です。外観は大きく変わり、性能も大幅に進化しました。4代目へのフルモデルチェンジは、2015年です。その後、2018年にマイナーチェンジしました。
現行型プリウスは、すでに中古車市場に多く出回っています。燃費や外観、機能性など、現行型プリウスの魅力も見てみましょう。
現行型プリウスの燃費
現行型プリウスの燃費は、3代目からさらに向上しています。3代目は30.4km/L(JC08モード)でしたが、4代目のEグレードは39.0km/L(JC08モード)を記録しています。これは世界トップレベルです。
現行型プリウスのグレード別燃費は、以下のとおりです。なお、数値はJC08モードではなくWLTCモード表示です。
グレード |
2WD |
4WD/E-Four |
Aプレミアム |
30.8㎞/L |
28.3㎞/L |
Aプレミアム ツーリングセレクション |
27.2㎞/L
|
25.4㎞/L
|
A |
30.8㎞/L |
28.3㎞/L |
A ツーリングセレクション |
27.2㎞/L
|
25.4㎞/L
|
S |
30.8㎞/L |
28.3㎞/L |
S ツーリングセレクション |
27.2㎞/L
|
25.4㎞/L
|
E |
32.1㎞/L |
- |
外観と内装
外観は3代目よりもシャープで、スポーティーになりました。特に印象的なのが、ライトの形状です。前期モデルは、かなり奇抜で未来的なデザインを採用しました。後期モデルは少しトーンダウンした改良が加えられたため、同じ4代目でも趣が異なり、好みが分かれるかしれません。
内装は機能的で、ゆとりのある設計になっています。くつろげるシート形状や低床構造による足回りと室内高の確保など、乗り心地・使い心地を最優先しています。
走行性能
4代目プリウスは、新しいプラットフォームTNGAの採用、ハイブリッドシステムの高効率化、E-Fourによる4WDハイブリッドの実現など、走行性能を大幅に改良しました。車体を軽量化し剛性も強化したため、より安全で効率的な走行が可能です。
低重心構造によって、振動やふらつきの少ない心地良い走りを楽しめます。4代目からは4WDハイブリッドも採用したため、雪道や山道でのドライビングでもストレスがありません。
コネクティッドサービス
現行型プリウスでは、トヨタが提供するコネクティッドサービスを利用できます。コネクティッドサービスとは、トヨタスマートセンターによるサポート通信サービスです。24時間年中無休のサービスであるため、もしもの時も安心です。
提供されるのは、ニュースや最適ルート、店舗情報などの情報提供サービス、スリップや故障、事故など緊急時のサポートサービス、ドアの閉め忘れや駐車場所を確認できるサービスなどです。
安全性能
現行型プリウスは、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。「Toyota Safety Sense」とは、運転ミスや疲れによる注意力低下をカバーして事故を防ぐ、あるいは被害を軽減するためのサポート機能です。
例えば、ドライバーが気付かない歩行者をプリウスが検知し、知らせてくれます。衝突の危険性がある場合は、緊急ブレーキによって制御します。ブレーキとアクセルの踏み間違え事故を回避、または被害を軽減するサポートする機能や、車を上から見下ろした状態を映し出すモニターなどもあります。
収納
現行型プリウスは、収納力も高いです。ラゲージスペース容量は502Lあり、3代目プリウスより56Lも多いです。リアシートを倒さなくても、ゴルフバッグを4つ積めます。
リアシートは6:4の分割式で、シーンに合わせてさまざまなシートアレンジが可能。長さのある荷物でも、リアシートを倒せば載せられます。大きな買い物やアイテムの多いアウトドアなどでは、重宝するでしょう。
3代目プリウスと現行型プリウスの中古車相場
中古車需要も高いプリウスですが、中古車として購入するなら3代目と現行型のどちらが良いのでしょうか。実はどちらもお買い得で、どちらを選ぶかはプリウスに何を求めるかによります。
3代目プリウスと現行型プリウスの中古車相場と、お得な理由を説明します。自分の求めるプリウスはどちらなのか、比較しながらご覧ください。
3代目プリウスは価格が下がっておりおすすめ
3代目プリウスは1代前のモデルということもあり、中古車市場に多く出回っています。2020年10月現在は、40万円台から購入できます。1代前ですが燃費は良く、品質も安定しています。外観が現行型とかなり違うため、あえて3代目プリウスを選ぶ方も少なくありません。
中古車としても販売台数が多いため、年式やグレード、オプション、価格のバリエーションも豊富です。現行型へのモデルチェンジ直前で、走行距離も少ない3代目プリウスを150万円以下で見つけることも難しくありません。
(参考: 『「プリウス」の中古車一覧』)
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※価格は支払総額
現行4代目プリウスの中古車相場
4代目プリウスはフルモデルチェンジからすでに5年経過しているため、中古車も多く出回っています。2018年にマイナーチェンジしており、前期モデルは現行型と顔つきが違います。
4代目は2020年10月現在、70万円台から購入できます。後期モデルだと200万円前後からです。新車のエントリーモデルは260万8,000円なので、かなりお得と言えます。後期モデルの登録未使用車は229万9,000円(2020年10月26日現在)であり、狙い目です。
(参考: 『「プリウス」の中古車一覧』)
3代目プリウスを中古で買う際の注意点
3代目プリウスは今が「買い」ですが、販売台数が多いため迷ってしまうかもしれません。
中古の3代目プリウスを購入する際、注意したいポイントがあります。年式や走行距離などはプリウスに限らず気を付けなければなりませんが、プリウスにはハイブリッド車ならではの注意点もあります。
ハイブリッドシステムには寿命がある
中古のプリウスを購入する際は、ハイブリッドシステムには寿命があることを覚えておきましょう。トヨタが無料で修理する特別保証の条件は、「新車から5年間または10万km走行時点のいずれか早い方まで」です。
最も新しいものでも2015年式である3代目プリウスは、この条件にあてはまりません。ハイブリッドシステムが故障した場合は、自費で修理することになります。
ハイブリッド専用の駆動用バッテリー交換には約17万円、ハイブリッドシステム全体を交換する場合は約30万円かかります。交換は、トヨタ自動車でしかできません。
メンテナンス費を確認する
プリウスは品質の高いです。とはいえ中古で購入するわけですから、安心して乗り続けるためには、きちんとメンテナンスをして品質を維持する必要があります。
メンテナンスにかかる費用には、車検代、オイル交換代、洗車代などがあります。駆動用バッテリーだけでなく、補機用バッテリーの交換もあります。車を良い状態に保つためには、屋根付きの駐車場も欲しいところ。その他、各種税金やタイヤ交換、消耗品の交換費用なども確認しておきましょう。
走行距離を確認する
走行距離は、中古車の状態を知る目安になります。プリウスに限らず、中古車を購入する際は走行距離を確認しましょう。大切なのは、年式や価格とのバランスです。単に「走行距離が短ければ良い」というわけではありません。
一般的には、「1年間で1万㎞」が目安です。3代目プリウスだと、2009年式なら11万㎞、2015年式なら5万㎞程度が妥当です。極端に走行距離が短く、価格が安い場合は放置なども考えられるため、販売業者に理由を尋ねてみましょう。
事故車に注意する
事故車には手を出さないようにしましょう。修理にかなりの費用がかかったり、すぐ廃車にしなければならなかったりすることがあるからです。価格が安かったとしても、結局は損をしてしまうでしょう。
事故車であることを隠して販売する悪質業者もあるので、注意してください。ボディの形状や各パーツのバランス、車内の臭いやシミなどから事故車であることがわかる場合もあります。やはり中古車は、信頼できる販売業者から購入するのがベストです。
まとめ
中古のハイブリッド車を考えているなら、3代目プリウスが狙い目です。燃費も良くデザインにも定評のある3代目プリウスは、中古車市場に数多く出回っています。
信頼できる販売店でお得な3代目プリウスを購入したい場合は、ぜひネクステージをご利用ください。全国3万台以上の在庫数を誇るネクステージでは、状態が良い3代目プリウスを数多く取り扱っています。
ネクステージでは、事故車は一切販売しておりません。販売する車は、国家資格を持つメカニックスタッフが徹底的に点検・整備しております。有償・無償の保証サービスも万全です。
価格も品質も納得できるプリウスをネクステージで見つけてください。